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障害編
49話【off duty】新條 浩平:「させてあげる」(藍原編)④
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新條くんが溜まらないという顔であたしの左足をぐいと持ち上げた。そのままあたしの体を横に倒す。繋がったままあたしを横向きにすると、そこからぐいとあたしの腰を持ち上げた。不意打ちでお尻を突き出す形にさせられ、あたしは図らずも犬のように四つん這いにさせられる。
「あっ、や、は、恥ずかしい……ッ」
こんな格好でお尻を見られるのは初めてだ。やだ、これじゃあお尻の穴まで見られちゃう。恥ずかしくてソファに顔をうずめると、背中が反り返ってますます腰を突き出すことになってしまった。
「恥ずかしくないよ。すごいそそられる……。ああ、エロいな、先生。エロ過ぎるよ……。きれいなお尻も、背中も、震える体も、全部。先生、最高だよ……」
いうなり、新條くんがおもむろに腰を振り始めた。
「……あっ! ……は……っ! ……ああッ!」
もどかしいくらいにゆっくりの抽送で、あたしはイヤでもその動きを追ってしまう。ほしいほしいと体の奥が叫んで、奥を一突きされるたびに、歓喜の声が漏れる。
「……藍原さん」
目の前に西園寺先生がひざまずいて、あたしは顔をあげた。突かれるたびに体が揺れてぶれる視界の中で、西園寺先生が、絹のガウンをそっと脱いだ。形のいい上向きの乳房がふたつあらわになって……驚いたことに、先生ははじめから、下着を履いていなかった。黒々とした深い三角の茂みが、どうしようもなく淫靡だ。
「ねえ、もう我慢できないわ。……舐めて?」
目の前に、つんと尖った乳首が曝された。少しだけ濃い茶色の、ぷっくりと膨らんだ突起。突然それが、とてつもなく美味しい果実のように思えてきた。
いわれるがままに、右の果実を口に含む。
「ああ……ッ、藍原さん、素敵よ……たくさん舐めて?」
ちゅうと吸って、口の中で舌を使って転がす。女性の胸を舐めるなんて、初めてだ。抵抗なくこんなことをしている自分に驚く。でも、先生が気持ちよさそうに身悶えると、それがうれしくて、あたしは一生懸命先生の乳首を愛撫した。
「ああっ、いいわ、もっと、もっとよ……」
西園寺先生の声がみるみる甘ったるい湿気を帯びて、上ずっていく。それを聞いて、あたしの中がヒクヒクと疼いた。
「ああ、先生っ、すごいよ、中がもう、びしょびしょだ……」
新條くんの腰の動きはどんどん速くなって、結合部から奏でられる水音は、もう洪水のような音量になってる。必死で西園寺先生の胸を愛撫しているうちに、新條くんのモノがみるみる大きくなった。突然、カリの突起で奥の後ろの壁を引っかかれて、足元から太い電流が駆けあがってきた。
「ひゃあっ、ああっ、すごいっ、奥が、後ろがっ、すごいの……ッ」
思わず口を離して叫ぶ。あたしに呼応するように、新條くんの腰がパンパンと打ちつけられて、あたしはその衝撃にガクガクと頭を揺らした。
「あ、は、すご、いのっ、ああっ、いいっ、あああっ!」
じゅぷじゅぷと水音をたてるあたしの目の前で、いつの間にか西園寺先生が、さっきのバイブを持っていた。あたしの目の前で大きく股を開く。あらわになった2枚の花弁はたっぷりと濡れて蠢いていて、その割れ目に、まだあたしの蜜で光ってるバイブを、差し込んだ。ずぶずぶとバイブが吸い込まれ、西園寺先生が白いうなじを見せながらうっとりと微笑む。
「ああ、藍原さんの愛液にまみれたこのバイブ、いいわぁ……もう、すぐにでも、イケそう……」
四つん這いのあたしの目の前でM字に大きく足を開き、見せつけるように、バイブを抜き差しする。低い振動音が卑猥な姿を増幅して、先生は自分の乳首を捻りながら小刻みに腰を揺らし始めた。いやらしく下の口を開いてオモチャを咥え、隙間からはよだれのように透明の蜜を溢れさせる。なまめかしく動く先生の体は身震いするほど淫らで、それでいて西園寺先生の切れ長の目は、妖しい光を宿してただじっと、あたしを見つめてる。うっすらと微笑んだままの唇は、動いてもいないのにあたしを遠くから愛撫しているような錯覚に陥る。向こう側の読めない深い瞳に見つめられて、それだけであたしは、先生の操り人形のように従順なペットになって、思うがままに犯されてる気持ちになる。甘くて濃い先生の匂いが漂って、あたしの腰が震えた。
「ああっ、先生っ、締まってる……!」
新條くんが呻いた。西園寺先生の口角がきゅっと上がって、満足そうに目が細まる。武者震いのように、全身が震えた。
「……っあ、いっ、ああっ、また、イク――ッ!」
激しく打ちつけられる下半身から、また津波のように快感が押し寄せ、あたしは背中をのけ反らせてイッた。
「ああっ、いいわ、藍原さんっ、あっ、イクッ、ああ……ッ!」
内側で跳ねる新條くんをたっぷりと感じながら、目の前で、西園寺先生がバイブとクリへの刺激で果てるのを見た。
倒錯的で、どう見ても異常な夜だった。その日、あたしは新條くんと結ばれた。ううん、それ以上の、性の深淵を見た。心と体は別物だと、西園寺先生はいう。確かにそうだ。でも、心次第で、体は変わる。そのどちらともが真実だからこそ、あたしは新條くんと最後までできたんだと思う。そして、西園寺先生との関係も……。
やっぱり、あたしは異常なんだ。気を失うまで何度も新條くんと西園寺先生に攻められながら、あたしは自覚した。そして、あたしとならいくらでも変態になれるっていった新條くんの言葉は、嘘じゃなかった。激しく乱れて、西園寺先生にまでイカされてるあたしを見ても、新條くんはそれを、全力で受け止めてくれて。異常なほどに興奮した新條くんを、愛おしいと思った。汗だくの肌を幾度となく合わせながら、あたしは心も体も満たされるのを感じた。妄想とも罪悪感とも無縁の、制御する必要のない快感。すべてを解き放った快感が、こんなにも気持ちのいいものだったなんて。
新條くんの腕の中でまどろみながら、漠然と思った。とうとう、禁断の扉を開けてしまった。もうあたし、止まれなくなるかも――。
「あっ、や、は、恥ずかしい……ッ」
こんな格好でお尻を見られるのは初めてだ。やだ、これじゃあお尻の穴まで見られちゃう。恥ずかしくてソファに顔をうずめると、背中が反り返ってますます腰を突き出すことになってしまった。
「恥ずかしくないよ。すごいそそられる……。ああ、エロいな、先生。エロ過ぎるよ……。きれいなお尻も、背中も、震える体も、全部。先生、最高だよ……」
いうなり、新條くんがおもむろに腰を振り始めた。
「……あっ! ……は……っ! ……ああッ!」
もどかしいくらいにゆっくりの抽送で、あたしはイヤでもその動きを追ってしまう。ほしいほしいと体の奥が叫んで、奥を一突きされるたびに、歓喜の声が漏れる。
「……藍原さん」
目の前に西園寺先生がひざまずいて、あたしは顔をあげた。突かれるたびに体が揺れてぶれる視界の中で、西園寺先生が、絹のガウンをそっと脱いだ。形のいい上向きの乳房がふたつあらわになって……驚いたことに、先生ははじめから、下着を履いていなかった。黒々とした深い三角の茂みが、どうしようもなく淫靡だ。
「ねえ、もう我慢できないわ。……舐めて?」
目の前に、つんと尖った乳首が曝された。少しだけ濃い茶色の、ぷっくりと膨らんだ突起。突然それが、とてつもなく美味しい果実のように思えてきた。
いわれるがままに、右の果実を口に含む。
「ああ……ッ、藍原さん、素敵よ……たくさん舐めて?」
ちゅうと吸って、口の中で舌を使って転がす。女性の胸を舐めるなんて、初めてだ。抵抗なくこんなことをしている自分に驚く。でも、先生が気持ちよさそうに身悶えると、それがうれしくて、あたしは一生懸命先生の乳首を愛撫した。
「ああっ、いいわ、もっと、もっとよ……」
西園寺先生の声がみるみる甘ったるい湿気を帯びて、上ずっていく。それを聞いて、あたしの中がヒクヒクと疼いた。
「ああ、先生っ、すごいよ、中がもう、びしょびしょだ……」
新條くんの腰の動きはどんどん速くなって、結合部から奏でられる水音は、もう洪水のような音量になってる。必死で西園寺先生の胸を愛撫しているうちに、新條くんのモノがみるみる大きくなった。突然、カリの突起で奥の後ろの壁を引っかかれて、足元から太い電流が駆けあがってきた。
「ひゃあっ、ああっ、すごいっ、奥が、後ろがっ、すごいの……ッ」
思わず口を離して叫ぶ。あたしに呼応するように、新條くんの腰がパンパンと打ちつけられて、あたしはその衝撃にガクガクと頭を揺らした。
「あ、は、すご、いのっ、ああっ、いいっ、あああっ!」
じゅぷじゅぷと水音をたてるあたしの目の前で、いつの間にか西園寺先生が、さっきのバイブを持っていた。あたしの目の前で大きく股を開く。あらわになった2枚の花弁はたっぷりと濡れて蠢いていて、その割れ目に、まだあたしの蜜で光ってるバイブを、差し込んだ。ずぶずぶとバイブが吸い込まれ、西園寺先生が白いうなじを見せながらうっとりと微笑む。
「ああ、藍原さんの愛液にまみれたこのバイブ、いいわぁ……もう、すぐにでも、イケそう……」
四つん這いのあたしの目の前でM字に大きく足を開き、見せつけるように、バイブを抜き差しする。低い振動音が卑猥な姿を増幅して、先生は自分の乳首を捻りながら小刻みに腰を揺らし始めた。いやらしく下の口を開いてオモチャを咥え、隙間からはよだれのように透明の蜜を溢れさせる。なまめかしく動く先生の体は身震いするほど淫らで、それでいて西園寺先生の切れ長の目は、妖しい光を宿してただじっと、あたしを見つめてる。うっすらと微笑んだままの唇は、動いてもいないのにあたしを遠くから愛撫しているような錯覚に陥る。向こう側の読めない深い瞳に見つめられて、それだけであたしは、先生の操り人形のように従順なペットになって、思うがままに犯されてる気持ちになる。甘くて濃い先生の匂いが漂って、あたしの腰が震えた。
「ああっ、先生っ、締まってる……!」
新條くんが呻いた。西園寺先生の口角がきゅっと上がって、満足そうに目が細まる。武者震いのように、全身が震えた。
「……っあ、いっ、ああっ、また、イク――ッ!」
激しく打ちつけられる下半身から、また津波のように快感が押し寄せ、あたしは背中をのけ反らせてイッた。
「ああっ、いいわ、藍原さんっ、あっ、イクッ、ああ……ッ!」
内側で跳ねる新條くんをたっぷりと感じながら、目の前で、西園寺先生がバイブとクリへの刺激で果てるのを見た。
倒錯的で、どう見ても異常な夜だった。その日、あたしは新條くんと結ばれた。ううん、それ以上の、性の深淵を見た。心と体は別物だと、西園寺先生はいう。確かにそうだ。でも、心次第で、体は変わる。そのどちらともが真実だからこそ、あたしは新條くんと最後までできたんだと思う。そして、西園寺先生との関係も……。
やっぱり、あたしは異常なんだ。気を失うまで何度も新條くんと西園寺先生に攻められながら、あたしは自覚した。そして、あたしとならいくらでも変態になれるっていった新條くんの言葉は、嘘じゃなかった。激しく乱れて、西園寺先生にまでイカされてるあたしを見ても、新條くんはそれを、全力で受け止めてくれて。異常なほどに興奮した新條くんを、愛おしいと思った。汗だくの肌を幾度となく合わせながら、あたしは心も体も満たされるのを感じた。妄想とも罪悪感とも無縁の、制御する必要のない快感。すべてを解き放った快感が、こんなにも気持ちのいいものだったなんて。
新條くんの腕の中でまどろみながら、漠然と思った。とうとう、禁断の扉を開けてしまった。もうあたし、止まれなくなるかも――。
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