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<発情>
2☆
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オレが分泌した体液で中がぬるぬるで、本当にイイ。
「ぐっ……!? 凜……!」
――!!
叶さんが目を覚ましてしまった。
怒られる、殴られる、軽蔑される。
汚してごめんなさい。
それでも腰が止まらない。
乱暴にシャツを掴まれた。
いやだ。やめないで。もう少し、させてください。
哀願するより早く、体を引っ張られて下から突きあげられた。ゴリュ、と酷い音を立てて根元まで埋まった。
これ以上入らないと思ったはずなのに、限界以上まで貫かれて悲鳴も出なかった。
「あ、あ……あっ」
とどめを刺されたみたいに声が短く切れる。
ぶわっと波が全身に広がり、それが快感だと理解するまでにタイムラグがあった。
「は、ひっ、ひぁあああ――――!」
「……!」
指先まで痙攣する絶頂と、尿道が痺れるぐらいの激しい射精が同時に襲いかかって来る。
のけぞりすぎて後ろに倒れそうになる体を叶さんが支えてくれているみたいだけど、何もわからないぐらい頭が真っ白だった。
「あ……あ……」
涎と涙を零して溺れたみたいに喘ぐ。
叶さんが体を起こして、繋がったまま抱え上げられた。
「ぎゃう……!?」
先端がますます奥の奥まで食い込んで、めりめりと音がした。
このまま動かされたら死ぬ。
我を忘れて逃げ出そうとするより早くベッドに寝かされた。
「凜……お前の相手は俺だったんだな」
叶さんがジャケットを脱いでストレッチャーに投げた。
薄い胸を上下させて喘ぐことしか出来ないオレからもまるでパーカーでも脱がせるみたいにシャツを取り払う。
視界が叶さんで一杯だ。
中に叶さんが居る。
視覚から益々興奮が高まった。
「かの……さ……」
腰を掴まれて、また、奥まで貫かれた。
「やぁああ…………!」
「興奮状態を沈めるためには免疫情報の違う相手の体液の摂取が必要なんだろう? ……すぐに、楽にしてやるから」
え?
ちゅ、っと、耳の下にキスされた。
まるで、恋人同士みたいに。
それから、瞼に。
それから、唇に。
ぬるりと、舌が入り込んで来て、オレの舌を舐めた。
あ。
叶さんに貫かれて、叶さんにキスされてる。
気持ち良い、興奮し過ぎて訳がわからない。
「ぐっ……!? 凜……!」
――!!
叶さんが目を覚ましてしまった。
怒られる、殴られる、軽蔑される。
汚してごめんなさい。
それでも腰が止まらない。
乱暴にシャツを掴まれた。
いやだ。やめないで。もう少し、させてください。
哀願するより早く、体を引っ張られて下から突きあげられた。ゴリュ、と酷い音を立てて根元まで埋まった。
これ以上入らないと思ったはずなのに、限界以上まで貫かれて悲鳴も出なかった。
「あ、あ……あっ」
とどめを刺されたみたいに声が短く切れる。
ぶわっと波が全身に広がり、それが快感だと理解するまでにタイムラグがあった。
「は、ひっ、ひぁあああ――――!」
「……!」
指先まで痙攣する絶頂と、尿道が痺れるぐらいの激しい射精が同時に襲いかかって来る。
のけぞりすぎて後ろに倒れそうになる体を叶さんが支えてくれているみたいだけど、何もわからないぐらい頭が真っ白だった。
「あ……あ……」
涎と涙を零して溺れたみたいに喘ぐ。
叶さんが体を起こして、繋がったまま抱え上げられた。
「ぎゃう……!?」
先端がますます奥の奥まで食い込んで、めりめりと音がした。
このまま動かされたら死ぬ。
我を忘れて逃げ出そうとするより早くベッドに寝かされた。
「凜……お前の相手は俺だったんだな」
叶さんがジャケットを脱いでストレッチャーに投げた。
薄い胸を上下させて喘ぐことしか出来ないオレからもまるでパーカーでも脱がせるみたいにシャツを取り払う。
視界が叶さんで一杯だ。
中に叶さんが居る。
視覚から益々興奮が高まった。
「かの……さ……」
腰を掴まれて、また、奥まで貫かれた。
「やぁああ…………!」
「興奮状態を沈めるためには免疫情報の違う相手の体液の摂取が必要なんだろう? ……すぐに、楽にしてやるから」
え?
ちゅ、っと、耳の下にキスされた。
まるで、恋人同士みたいに。
それから、瞼に。
それから、唇に。
ぬるりと、舌が入り込んで来て、オレの舌を舐めた。
あ。
叶さんに貫かれて、叶さんにキスされてる。
気持ち良い、興奮し過ぎて訳がわからない。
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