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本編
99 転回1
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馬車が屋敷の前についたときには、イヴァンの症状は大分和らいでいた。呼吸も乱れていないし峠は越えた感じだ。媚薬は大抵すぐ効くイメージだが、摂取量が少ないわりに即効性があるということは、持続時間も長くないのかもしれない。
しっかりとした足取りで降り立つ姿は、もう普段と変わらない。
「この時間であれば、まだルーとラジウスは戻ってきていないだろう? もう少し話し相手になってくれないだろうか。」
わたしが下車するのに手を貸しながらイヴァンが言った。微妙に視線が逸らされているのは、きっと気のせいじゃない。
まともに目を合わせられないのは、無論わたしも同じだ。男性らしさのある固い手に触れただけで、馬車の中で触れられた感触や、興奮した息遣いを生々しく思い出すから。
正直、これ以上一緒にいるのは気恥ずかしい限りだが、アナスタシアと婚約した経緯やキリル公国の話など、聞きたいことは沢山ある。
それに。
思ったよりやさしくて、真面目で。今のわたしに対して好意を持ってくれている(と思う)相手のことを、もっと知りたいという気持ちもあった。
(あと、ちょっとだけ)
そう思ってイヴァンの誘いを受けようとしたタイミングで、ここにいるはずのない人物の姿が目に入った。
ひとりは輝く金の髪、空色の瞳。いつも比較的ラフな格好を見慣れているけど、今日はきちんとした格好をしている。襟の高いシャツにジャケット。遠目でも最高級の素材や仕立ての良さはごまかしようがない。決して華美な服装ではないのに、纏う空気が周りと違う。もうひとりは相変わらずの黒髪に黒づくめ、ぶれずにいつも同じ装いだ。
見慣れた姿を目にして、不覚にも安堵で目頭がじんわりと熱くなる。
「シア!」
「アレク! セイも、なんでここに!?」
両手を広げてわたしを迎えてくれたのは、アレクとセイのふたりだった。
「なんでって、愛しい妃を迎えにくるのは伴侶として当然じゃないか。それに君、国宝級のティアラを持ったまま行っちゃうんだもん、気が気じゃなかったよ。」
「!」
しまった、すっかり忘れていた。あんな大きなダイヤモンドがついたティアラを放置したままだった。慌てて振り返ると、イヴァンは至極落ち着いた顔で、「保管してあるから安心しろ」と言った。
ふたりに駆け寄ろうと足を踏み出す前に、右手首を掴まれた。有無を言わさず引き寄せられ、そのまま腰に腕が巻き付く。
「多忙な王がわざわざ訪問するとは大儀なことだな。」
がっしりとわたしの腰を掴んだまま、イヴァンが笑った。声は好意的なのに、わたしがそちらへ行くのは許してくれない。捕獲された子どもみたいな気持ちで目の前のふたりを見つめる。
「今回は我が妃が世話になったね。・・・そろそろ返してもらっても?」
「彼女はまだ俺の婚約者だ。」
硬い声でイヴァンが告げる。ある意味けんかを売っているかのような発言に、周りの空気がぴりっとした。
不穏な空気に、敏いアレクが気づかないわけはない。だけど綺麗にスルーして、何事もなかったかのような、のんびりした声で爆弾発言を投下した。
「残念だね、君が婚約したアナスタシア嬢はもうこの世には存在しないよ。」
(・・・・・え? ええええっ?)
どういうことか理解できず、その横にいるセイに視線で説明を求めた。しかしセイは頭を左右に振って、目だけで黙っているようわたしに伝えただけだった。
(だいたい死んでないし!)
しかもアレクの口ぶりは、「残念だけどリンゴは売り切れだよ」くらいの気軽さだ。ツッコミどころがありすぎる。
「どういうことだ?」
わたしの心の声をくみ取ってくれたのか、訝しげにイヴァンが問う。アレクは、さも当然というふうに答えた。
「どういうこともなにも。ただアナスタシア嬢は先日急に体調を崩して亡くなったことになっているだけだよ。」
「──なんだって?」
すぐ後ろから地の底から這うような低い声がした。自分が怒られたわけではないのに怖くてからだが強張る。
「さすがに葬儀はしていないけれどね。彼女の父親にもそう伝えたし、もう戸籍も死亡で処理済──いま君の隣にいるのはアナスタシア・ゴドノフ令嬢だ。よって君との婚約は成立しない。」
「ばかな、そんなこと許されると思っているのか。」
「思ってるよ、だって私は王だから。そもそもこんな面倒なことになったのは、君が無謀にもシアを拉致したからだ。おかげでせっかくの計画が、ずいぶん変更する羽目になっちゃったよ。」
首をすくめて、つまらなそうにアレクが苦笑する。そのまま言葉を続けた。
「過去の婚約を主張するのであれば、前提条件を潰せばいいだけでしょ。私はちゃんとした王様だからね、目的を達成するためにあらゆる手段を尽くすんだよ。」
イヴァンの腕が弱まったので、ふたりのところへ駆け寄る。アレクは珍しく感情を見せて笑い、わたしをぎゅうっと抱きしめた。
「「・・・よかった。」」
お互いに安堵の言葉が漏れる。抱きしめる腕は想像以上に強くて、アレクのジャケットに施されている刺繍が当たって地味に痛い。
「前に君に言ったよね、『国を捨てる覚悟はあるか』って。覚えてる?」
私を腕に捉えたまま、アレクがイヴァンに問いかけた。
「・・・ああ。」
「覚悟がないと、きっと欲しいものは手に入らないよ。」
断言するアレクの言葉に対して、悔しそうに唇を噛み締めたまま、イヴァンは何も答えなかった。
なんだか今日はいろんなことがありすぎた。情報量も多くて完全にキャパオーバー。そんななか、アレクに抱きしめられて気が緩んだせいか、ぐらりとめまいがした。
(あれ、なんか頭がガンガン響く。ぐらぐらする)
「シア!」
動転したようなセイの声が聞こえると頭の片隅で思いながら、わたしは意識を手放した。
しっかりとした足取りで降り立つ姿は、もう普段と変わらない。
「この時間であれば、まだルーとラジウスは戻ってきていないだろう? もう少し話し相手になってくれないだろうか。」
わたしが下車するのに手を貸しながらイヴァンが言った。微妙に視線が逸らされているのは、きっと気のせいじゃない。
まともに目を合わせられないのは、無論わたしも同じだ。男性らしさのある固い手に触れただけで、馬車の中で触れられた感触や、興奮した息遣いを生々しく思い出すから。
正直、これ以上一緒にいるのは気恥ずかしい限りだが、アナスタシアと婚約した経緯やキリル公国の話など、聞きたいことは沢山ある。
それに。
思ったよりやさしくて、真面目で。今のわたしに対して好意を持ってくれている(と思う)相手のことを、もっと知りたいという気持ちもあった。
(あと、ちょっとだけ)
そう思ってイヴァンの誘いを受けようとしたタイミングで、ここにいるはずのない人物の姿が目に入った。
ひとりは輝く金の髪、空色の瞳。いつも比較的ラフな格好を見慣れているけど、今日はきちんとした格好をしている。襟の高いシャツにジャケット。遠目でも最高級の素材や仕立ての良さはごまかしようがない。決して華美な服装ではないのに、纏う空気が周りと違う。もうひとりは相変わらずの黒髪に黒づくめ、ぶれずにいつも同じ装いだ。
見慣れた姿を目にして、不覚にも安堵で目頭がじんわりと熱くなる。
「シア!」
「アレク! セイも、なんでここに!?」
両手を広げてわたしを迎えてくれたのは、アレクとセイのふたりだった。
「なんでって、愛しい妃を迎えにくるのは伴侶として当然じゃないか。それに君、国宝級のティアラを持ったまま行っちゃうんだもん、気が気じゃなかったよ。」
「!」
しまった、すっかり忘れていた。あんな大きなダイヤモンドがついたティアラを放置したままだった。慌てて振り返ると、イヴァンは至極落ち着いた顔で、「保管してあるから安心しろ」と言った。
ふたりに駆け寄ろうと足を踏み出す前に、右手首を掴まれた。有無を言わさず引き寄せられ、そのまま腰に腕が巻き付く。
「多忙な王がわざわざ訪問するとは大儀なことだな。」
がっしりとわたしの腰を掴んだまま、イヴァンが笑った。声は好意的なのに、わたしがそちらへ行くのは許してくれない。捕獲された子どもみたいな気持ちで目の前のふたりを見つめる。
「今回は我が妃が世話になったね。・・・そろそろ返してもらっても?」
「彼女はまだ俺の婚約者だ。」
硬い声でイヴァンが告げる。ある意味けんかを売っているかのような発言に、周りの空気がぴりっとした。
不穏な空気に、敏いアレクが気づかないわけはない。だけど綺麗にスルーして、何事もなかったかのような、のんびりした声で爆弾発言を投下した。
「残念だね、君が婚約したアナスタシア嬢はもうこの世には存在しないよ。」
(・・・・・え? ええええっ?)
どういうことか理解できず、その横にいるセイに視線で説明を求めた。しかしセイは頭を左右に振って、目だけで黙っているようわたしに伝えただけだった。
(だいたい死んでないし!)
しかもアレクの口ぶりは、「残念だけどリンゴは売り切れだよ」くらいの気軽さだ。ツッコミどころがありすぎる。
「どういうことだ?」
わたしの心の声をくみ取ってくれたのか、訝しげにイヴァンが問う。アレクは、さも当然というふうに答えた。
「どういうこともなにも。ただアナスタシア嬢は先日急に体調を崩して亡くなったことになっているだけだよ。」
「──なんだって?」
すぐ後ろから地の底から這うような低い声がした。自分が怒られたわけではないのに怖くてからだが強張る。
「さすがに葬儀はしていないけれどね。彼女の父親にもそう伝えたし、もう戸籍も死亡で処理済──いま君の隣にいるのはアナスタシア・ゴドノフ令嬢だ。よって君との婚約は成立しない。」
「ばかな、そんなこと許されると思っているのか。」
「思ってるよ、だって私は王だから。そもそもこんな面倒なことになったのは、君が無謀にもシアを拉致したからだ。おかげでせっかくの計画が、ずいぶん変更する羽目になっちゃったよ。」
首をすくめて、つまらなそうにアレクが苦笑する。そのまま言葉を続けた。
「過去の婚約を主張するのであれば、前提条件を潰せばいいだけでしょ。私はちゃんとした王様だからね、目的を達成するためにあらゆる手段を尽くすんだよ。」
イヴァンの腕が弱まったので、ふたりのところへ駆け寄る。アレクは珍しく感情を見せて笑い、わたしをぎゅうっと抱きしめた。
「「・・・よかった。」」
お互いに安堵の言葉が漏れる。抱きしめる腕は想像以上に強くて、アレクのジャケットに施されている刺繍が当たって地味に痛い。
「前に君に言ったよね、『国を捨てる覚悟はあるか』って。覚えてる?」
私を腕に捉えたまま、アレクがイヴァンに問いかけた。
「・・・ああ。」
「覚悟がないと、きっと欲しいものは手に入らないよ。」
断言するアレクの言葉に対して、悔しそうに唇を噛み締めたまま、イヴァンは何も答えなかった。
なんだか今日はいろんなことがありすぎた。情報量も多くて完全にキャパオーバー。そんななか、アレクに抱きしめられて気が緩んだせいか、ぐらりとめまいがした。
(あれ、なんか頭がガンガン響く。ぐらぐらする)
「シア!」
動転したようなセイの声が聞こえると頭の片隅で思いながら、わたしは意識を手放した。
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