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困惑
しおりを挟む「そうか!ありがとう。恩に着る」
だけどその男はそれだけ言うと足早に去ってしまった。
「なんなのよ」
「役所の方ですかねぇ。でもお若かったですね。」
「二十代くらいだったわよね」
まぁ行ってしまったし、気にしてもしょうがないわね。
それからマリッサと製品に使えそうな生地を見つけて、マダム向けの高級ブティックにうちの花を卸す契約をしてその日は帰った。
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