A級ギルドから追放された回復術師、無自覚なだけで元から最強の回復能力を有していた

 回復術師のラフェルは、祝賀会の真っただ中でギルドマスターに追放を言い渡されてしまう。お前の代わりなんていくらでもいるからという理由だった。屈辱をばねに再出発を図ろうとしていたところ、ならず者たちに絡まれていたポーション屋の少女を助けたことがきっかけとなり、旅団ギルド【悠久の風】を発足することになる。ラフェルが無自覚のまま各地で異常な回復能力を見せつけて仲間を増やしていく中、元所属ギルドは自分たちがいかに普段からラフェルに助けられていたかを徐々に痛感していくことになるのであった。
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