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エピローグ 歌声
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「えっと……あなたと私はわかるけど…これってどうするんだ?」
圭は両手を奇妙な角度でパラパラと動かす。
「いや、こうだよさっき言ったじゃん」
僕は圭の手を動かしながら手話を教えた。
あの日、ホノカが去っていった日のちょうど次の日、ホノカの聴力は低下に低下を重ねてついに聞こえなくなった。
施設は移されて今は手話をメモを書きながら覚える日々だと言う。
今はメモ帳で意思疎通をしているがいつかは手話でコミュニケーションをとるらしい。
声だけでなく自分の足音や水道の水の音など彼女から音と言う概念が消えて介護施設に移された時はかなり苦労したらしい。なんでも体の平衡感覚が狂ってうまく立てなかったりしたのでリハビリ場で歩く練習から始めたらしい。
今は杖で歩けるようになり散歩程度なら同伴者込みで外出可能だとか。
僕は彼女とのコミュニケーション手段である手話を必死になって覚えた。
学校の宿題なんて気にしない、先生の小言なんて気にしない、周りの目なんて気にしない。
僕はひたすら手話を覚えた。そのせいかあやとりが上手になって学校でみんなに自慢した。
想定外の結果である。
そしてきになるマイはというとその次の日風邪でマスク姿でやってきた僕を見て呆れ顔で傘を返してくれ、
少し赤い顔になりながら
「やっぱりヒカルとホノカがお揃いだわ」
と言った。
僕の耳には彼女の声は聞こえなかった。
これは彼女の本心であることを悟った僕は彼女に恋されたことを誇りに思った。
なんだか変だけどね。
今は僕の家でマイと圭が必死に指を動かしてる。
僕が買ってきた手話入門の本を二人で睨めっこしながら読んでいた。
「実は二人、結構お似合いじゃない?」
「そんなわけないだろ?」
「そんなわけないでしょ?」
あぁー、シンクロしちゃった。
当の二人は顔を赤らめてそれぞれ違う方向を見ていた。
僕は耐えきれずお腹を抱えて笑った。
「ハハハハハハ、ハァー!」
笑いすぎて甲高い声の息をする。
「おいおい、笑いすぎだっつーの」
「むせるよ?」
元々僕しかいなかったこの部屋に他人が二人も入って一緒に笑いあっている。
できればあいつもこの部屋に入れたかった。
風邪の状態で学校に行くとホノカの話題で持ちきりだった。
二週間だけの伝説の転校生として様々な噂話が飛んでいた。
全国を渡り歩いてる説や両親が転勤族説、中には親がサーカス団でもやっててその移動のための転校だという奴もいた。
噂話とは厄介なやつでありとあらゆる噂を統合したものが真実だって思われがちだ。
単純に自分が信じたくないものは信じない。それでいいと思う。
わざわざ必要のないゴミを自分宛にする必要などないのだ。
そんなことを教えたかったのかな?この能力は。
神様は僕に対してこんなことを学ばせてくれたんだ。
普通の人は絶対に体験できないこの恋を。
彼女に出会えたことは僕にとっての宝であり誇りでもある。
僕はここに生きてていいという目印になる。
今日の世の中は心によって苦しんでいる人が多い。
学校の人のふとした言動や態度、会社なら上司の言葉や後輩の馴れ馴れしい態度。
ふとしたことでイライラしたり傷ついたりする。
昔はそれが嫌だった。だから人間関係って何?と聞かれたら僕は間違いなく人に嫌われなくて自分も嫌ってない状態と
言っていただろう。それは違う。
人なんて脆いものだ。体にしろ心にしろ。
そんな人でも個性をむき出しにして孤立をしている人も少なからずいるはずだ。
周りから冷ややかな視線を向けられながらも自分のやりたいことをやっている人。
そういう人こそが人間関係を理解してる人だ。
孤独は辛い。人はすがるものがないと生きていくことはできない、絶対に。
そんな中でもいつか自分をよく思ってくれる、自分がしたいことを応援してくれる人に出会えるはずだ。
それをしている先輩に出会えるはずだ。
そして一緒にいて本当に楽しめる人との日常が始まって行くのだ。
これを人間関係って言うんだと思う。
しっかりと自分を持ってコツコツ頑張ることで人から認められ、愛されていく。
ただ嫌われてないことだけが人間関係じゃあないんだ。
孤独を経験した人が本当の仲間を見つける。その足跡を人間関係って言うんだ。
そして足跡は永遠に続いていく。
また辛くなったとしても、その涙を誰よりも知ってる仲間がいるから、自分がいるから人は立ち上がれるんだ。
過去の自分がそっと今を押してくれるんだ。
僕は圭が言っていた言葉を思い出す。
「きっかけなんてそこらへんの石ころなんかよりも沢山転がってるぞ?」
そうだよ、そのとうりだよ。
人が動き出すきっかけなんて見つけるものじゃあないんだ。
見つかるものなんだ。ふとした時に動き出すものなんだ。
現に僕はホノカと会うきっかけ、母さんの一言がなければ今の状態にはならないだろう。
ホノカがいとことしていても何の関心も示さなかっただろう。
そう思えば怖かった。
小さなことではあるがきっかけなんてこの世で一番すごいことだと思う。
だから人は上を見て歩けるんだ。
自分を愛すること、人に愛することができるんだ。
きっかけは未来への片道切符だった。
僕は目の前の二人を見てそう思った。
「何にやけてるんだ?」
顔に出てたのだろう。最近は自分の置かれてる環境に感謝しすぎて僕ににやけ顔という一種の職業病を生み出した。
止めるのには大変そうだ。その大変な気持ちにも感謝したいんだけどね。
「そろそろ、面会時間だ。行こうぜ」
「おう、ホノカちゃん元気かな?」
「きっと元気よ!」
僕らはガシャン!と勢いよく外へ駆け出して行った。
最近僕が学校へ行く時の扉の開け閉めが荒すぎると母さんから文句を言われたぐらいだ。
それぐらい毎日が楽しい。昨日が恋しい。
「施設ってどこなんだ?」
「ここから電車で五分!」
「うえ!?俺運賃あるかなぁ?」
「え!?僕ちゃんと連絡したじゃん!」
圭は気恥ずかしそうに頭を掻いた。
「いやぁ行きしに美味しそうな駄菓子があってよお。買いだめしてしもた」
「下手な関西弁はダメだよ。しょうがないなぁ、今日だけ貸してやる」
「やた!ありがとうヒカル様ー!」
「忘れないようにメモしとくね」
「サンキュー、マイ」
それを見て圭はう!という顔をする。やっぱりうまくいって返さないつもりだったな?
やっぱりマイにはかなわない。
「ほらほら電車もうすぐ来るってよ。急がないとここらは本数少ないから乗り過ごしたら大変だぞ!」
「わかってらぁ!よし!駅まで競争、スタート!」
「は!?速い!」
僕と圭は駅の方向に全速力で走る。マイも後ろからついてきていた。
『全くしょうがないなぁ、圭は』
少し呆れた声が聞こえて来るがその中に優しい響きがある。
僕はさらにスピードを上げて走った。
今日は7月3日の土曜日、うだるような夏である。
それでも僕は心地よく思えた。
僕はこの約四週間で変わった。
人の言葉に人の仕草に人の心に動かされた。
同じことをしたい。本来苦しむはずのない苦しみを持ってる人を勇気付ける人になりたい。
作文の内容はそれだった。
先生は僕の目を見て力強く頷いたのを覚えている。
『お前も立派になったな』
僕は聞こえてることなんて先生は知りやしないのに軽くお辞儀をしていた。
言葉は歌だ。言葉に意味がないなんてありえない。なんらかの意味が込められてるんだ。
その意味はその人自身で響き方が変わってくる。
まるで好きな歌を聴いてるのとそうでないのを聴いてるかのように。
無理に聞く必要はない。好きな歌を聴けばいい。
それでも嫌な歌を聴いてしまうことなんてある。
自分の意図してない歌を聴いてしまう時がある。
けどね、そんな時は思い出すといいよ。君が聴いていた歌を。僕らを、思い出したらいいよ。
きっとどんなオーケストラよりも素晴らしい音楽で包まれるさ。
だからホノカ、君にもそんな歌を送り続けたい。一度聴いたらもう一度聴きたくなるような歌を送りたい。
聞こえないなんて考え忘れてしまうような。
だから言葉以外の歌を君に送り届けたい。
忘れられない歌を伝えたい。君にだけの特別な歌を、僕にしか歌えないかけがえのない歌を。
だからこれからは自身を持って答えるよ。
あの時の歌が聞こえるってね
「あの時の歌が聞こえる」完
圭は両手を奇妙な角度でパラパラと動かす。
「いや、こうだよさっき言ったじゃん」
僕は圭の手を動かしながら手話を教えた。
あの日、ホノカが去っていった日のちょうど次の日、ホノカの聴力は低下に低下を重ねてついに聞こえなくなった。
施設は移されて今は手話をメモを書きながら覚える日々だと言う。
今はメモ帳で意思疎通をしているがいつかは手話でコミュニケーションをとるらしい。
声だけでなく自分の足音や水道の水の音など彼女から音と言う概念が消えて介護施設に移された時はかなり苦労したらしい。なんでも体の平衡感覚が狂ってうまく立てなかったりしたのでリハビリ場で歩く練習から始めたらしい。
今は杖で歩けるようになり散歩程度なら同伴者込みで外出可能だとか。
僕は彼女とのコミュニケーション手段である手話を必死になって覚えた。
学校の宿題なんて気にしない、先生の小言なんて気にしない、周りの目なんて気にしない。
僕はひたすら手話を覚えた。そのせいかあやとりが上手になって学校でみんなに自慢した。
想定外の結果である。
そしてきになるマイはというとその次の日風邪でマスク姿でやってきた僕を見て呆れ顔で傘を返してくれ、
少し赤い顔になりながら
「やっぱりヒカルとホノカがお揃いだわ」
と言った。
僕の耳には彼女の声は聞こえなかった。
これは彼女の本心であることを悟った僕は彼女に恋されたことを誇りに思った。
なんだか変だけどね。
今は僕の家でマイと圭が必死に指を動かしてる。
僕が買ってきた手話入門の本を二人で睨めっこしながら読んでいた。
「実は二人、結構お似合いじゃない?」
「そんなわけないだろ?」
「そんなわけないでしょ?」
あぁー、シンクロしちゃった。
当の二人は顔を赤らめてそれぞれ違う方向を見ていた。
僕は耐えきれずお腹を抱えて笑った。
「ハハハハハハ、ハァー!」
笑いすぎて甲高い声の息をする。
「おいおい、笑いすぎだっつーの」
「むせるよ?」
元々僕しかいなかったこの部屋に他人が二人も入って一緒に笑いあっている。
できればあいつもこの部屋に入れたかった。
風邪の状態で学校に行くとホノカの話題で持ちきりだった。
二週間だけの伝説の転校生として様々な噂話が飛んでいた。
全国を渡り歩いてる説や両親が転勤族説、中には親がサーカス団でもやっててその移動のための転校だという奴もいた。
噂話とは厄介なやつでありとあらゆる噂を統合したものが真実だって思われがちだ。
単純に自分が信じたくないものは信じない。それでいいと思う。
わざわざ必要のないゴミを自分宛にする必要などないのだ。
そんなことを教えたかったのかな?この能力は。
神様は僕に対してこんなことを学ばせてくれたんだ。
普通の人は絶対に体験できないこの恋を。
彼女に出会えたことは僕にとっての宝であり誇りでもある。
僕はここに生きてていいという目印になる。
今日の世の中は心によって苦しんでいる人が多い。
学校の人のふとした言動や態度、会社なら上司の言葉や後輩の馴れ馴れしい態度。
ふとしたことでイライラしたり傷ついたりする。
昔はそれが嫌だった。だから人間関係って何?と聞かれたら僕は間違いなく人に嫌われなくて自分も嫌ってない状態と
言っていただろう。それは違う。
人なんて脆いものだ。体にしろ心にしろ。
そんな人でも個性をむき出しにして孤立をしている人も少なからずいるはずだ。
周りから冷ややかな視線を向けられながらも自分のやりたいことをやっている人。
そういう人こそが人間関係を理解してる人だ。
孤独は辛い。人はすがるものがないと生きていくことはできない、絶対に。
そんな中でもいつか自分をよく思ってくれる、自分がしたいことを応援してくれる人に出会えるはずだ。
それをしている先輩に出会えるはずだ。
そして一緒にいて本当に楽しめる人との日常が始まって行くのだ。
これを人間関係って言うんだと思う。
しっかりと自分を持ってコツコツ頑張ることで人から認められ、愛されていく。
ただ嫌われてないことだけが人間関係じゃあないんだ。
孤独を経験した人が本当の仲間を見つける。その足跡を人間関係って言うんだ。
そして足跡は永遠に続いていく。
また辛くなったとしても、その涙を誰よりも知ってる仲間がいるから、自分がいるから人は立ち上がれるんだ。
過去の自分がそっと今を押してくれるんだ。
僕は圭が言っていた言葉を思い出す。
「きっかけなんてそこらへんの石ころなんかよりも沢山転がってるぞ?」
そうだよ、そのとうりだよ。
人が動き出すきっかけなんて見つけるものじゃあないんだ。
見つかるものなんだ。ふとした時に動き出すものなんだ。
現に僕はホノカと会うきっかけ、母さんの一言がなければ今の状態にはならないだろう。
ホノカがいとことしていても何の関心も示さなかっただろう。
そう思えば怖かった。
小さなことではあるがきっかけなんてこの世で一番すごいことだと思う。
だから人は上を見て歩けるんだ。
自分を愛すること、人に愛することができるんだ。
きっかけは未来への片道切符だった。
僕は目の前の二人を見てそう思った。
「何にやけてるんだ?」
顔に出てたのだろう。最近は自分の置かれてる環境に感謝しすぎて僕ににやけ顔という一種の職業病を生み出した。
止めるのには大変そうだ。その大変な気持ちにも感謝したいんだけどね。
「そろそろ、面会時間だ。行こうぜ」
「おう、ホノカちゃん元気かな?」
「きっと元気よ!」
僕らはガシャン!と勢いよく外へ駆け出して行った。
最近僕が学校へ行く時の扉の開け閉めが荒すぎると母さんから文句を言われたぐらいだ。
それぐらい毎日が楽しい。昨日が恋しい。
「施設ってどこなんだ?」
「ここから電車で五分!」
「うえ!?俺運賃あるかなぁ?」
「え!?僕ちゃんと連絡したじゃん!」
圭は気恥ずかしそうに頭を掻いた。
「いやぁ行きしに美味しそうな駄菓子があってよお。買いだめしてしもた」
「下手な関西弁はダメだよ。しょうがないなぁ、今日だけ貸してやる」
「やた!ありがとうヒカル様ー!」
「忘れないようにメモしとくね」
「サンキュー、マイ」
それを見て圭はう!という顔をする。やっぱりうまくいって返さないつもりだったな?
やっぱりマイにはかなわない。
「ほらほら電車もうすぐ来るってよ。急がないとここらは本数少ないから乗り過ごしたら大変だぞ!」
「わかってらぁ!よし!駅まで競争、スタート!」
「は!?速い!」
僕と圭は駅の方向に全速力で走る。マイも後ろからついてきていた。
『全くしょうがないなぁ、圭は』
少し呆れた声が聞こえて来るがその中に優しい響きがある。
僕はさらにスピードを上げて走った。
今日は7月3日の土曜日、うだるような夏である。
それでも僕は心地よく思えた。
僕はこの約四週間で変わった。
人の言葉に人の仕草に人の心に動かされた。
同じことをしたい。本来苦しむはずのない苦しみを持ってる人を勇気付ける人になりたい。
作文の内容はそれだった。
先生は僕の目を見て力強く頷いたのを覚えている。
『お前も立派になったな』
僕は聞こえてることなんて先生は知りやしないのに軽くお辞儀をしていた。
言葉は歌だ。言葉に意味がないなんてありえない。なんらかの意味が込められてるんだ。
その意味はその人自身で響き方が変わってくる。
まるで好きな歌を聴いてるのとそうでないのを聴いてるかのように。
無理に聞く必要はない。好きな歌を聴けばいい。
それでも嫌な歌を聴いてしまうことなんてある。
自分の意図してない歌を聴いてしまう時がある。
けどね、そんな時は思い出すといいよ。君が聴いていた歌を。僕らを、思い出したらいいよ。
きっとどんなオーケストラよりも素晴らしい音楽で包まれるさ。
だからホノカ、君にもそんな歌を送り続けたい。一度聴いたらもう一度聴きたくなるような歌を送りたい。
聞こえないなんて考え忘れてしまうような。
だから言葉以外の歌を君に送り届けたい。
忘れられない歌を伝えたい。君にだけの特別な歌を、僕にしか歌えないかけがえのない歌を。
だからこれからは自身を持って答えるよ。
あの時の歌が聞こえるってね
「あの時の歌が聞こえる」完
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