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本編
19.レオ?
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ルーチェが浄化の間に戻ると、レオが残った食器たちをワゴンの上に移動させていた。
「ああ、ありがとう、レオ」
「いいや、こちらこそありがとう。久しぶりにあいつらに会えて、楽しかったよ」
笑うレオに、今回のお茶会を開催できて本当によかったなと、ルーチェの胸が温かくなる。
「もしまた会いたくなったら、言ってね。浄化も、このペースだといつ終わるのか分からないし……みんなに聞いてみるから」
言いながら、先ほど考えたことが思い浮かんだ。
レオの自我が戻ったことで満足していた――というわけではないが、気が緩んでいたのは間違いない。
やはり手段を選ばず、とにかく解呪をするべきだ、と改めて思ったのだ。
だから、それをレオに伝えなければいけないのだが……。
『浄化はもう、普通のやり方で大丈夫だ』
『今の状態、では無理だな』
ルーチェは、もう二回も、あの浄化はしないということをレオに言われている。
そこからさらに自分から言うというのは、かなりの勇気がいることだった。
目的は浄化ではあるのだが、年頃の娘が性交に誘う、ということになる。
そう簡単に言えることではない。
もう断られているのだから、尚更だ。
「ああ、ありがとう。たぶん大丈夫だと思うが……またルーチェに心配かける前に言うよ」
笑顔のレオに、ルーチェも笑い返す。
ルーチェの中にあった、言わなければいけない、という気持ちが萎んでいった。
言わなければいけないとしても、今じゃなくて良いのではないだろうか。
せっかくレオが楽しい気持ちなのに、困らせてしまう。
そんな言い訳が思い浮かんだ。
「そうよ。あまり無理しすぎないで、ちゃんと言ってよね」
そうだ。とりあえず、今日じゃなくても良い。
もう夕方だし、このまま一日を終えよう。
明日には、ちゃんと言う。
ルーチェはそう思い、この日は浄化のことを言わなかった。
*
翌日。
ルーチェはいつもどおりワゴンに食事を乗せて、浄化の間に行った。
扉を開けると、椅子に座って本を開いているレオと目が合う。
「おはよう、レオ」
「おはよう。そろそろだと思ったよ」
ルーチェが食事をテーブルに並べていると、レオが言った。
「今日はちょっと疲れていて……浄化はなしでいいか?」
「分かったわ。昨日はしゃいじゃったものね」
「……ああ、そうだな」
――どうせ浄化しないってことは……今日も言わなくて良いわね。また明日にしよう。
ルーチェはまた浄化方法の話を先延ばしにすることにして、食卓についた。
「それでね、デメトリオさんも結構なこと言うじゃないって見てたんだけど、本人は気づかなくって……。そしたらコスタンツォさんが、二人とも天然ちゃんなんだ~なんて言ったのよ。あの時は普通に聞いてたんだけど、今思うと面白くって……」
食事をしながら、ルーチェは昨日のことについて話していた。
しかし、レオは微笑んで聞いてはくれるものの、彼自身はあまり話してくれない。
相槌も少ないような気がして、それだけ疲れちゃったのかな、と口を閉じた。
――そうよね。本人も疲れたって言ってたし、浄化もしないくらいなんだもの……。
「ご、ごめんね。疲れてるのにうるさくしちゃって」
ルーチェが謝ると、レオは目を見開いた。
「ああいや、そんなことはない。……君が話しているのを見るのは楽しい」
「そ、そう?」
「ああ」
ルーチェは照れながらも、それならよかったと息をついた。
ただ、もうあまりうるさくしないようにしようと、食事に集中する。
そうして、もうすぐ食べ終わりそうな頃だった。
レオが水を飲んでいたグラスが落ちて、パリンと鋭い音を立てて割れた。
「だ、大丈夫!?」
「ああ。割れてしまった」
ルーチェは慌てて立ち上がって、レオの方に回った。
指を切らないように、ハンカチを使って破片を集めていく。
そして、違和感を覚えて顔を上げた。
レオは、ルーチェに割れた物の片づけをさせない。それは、昨日もそうだった。
昨日はたしかに、こうやって片付けようとしたルーチェを止めて、代わりにやってくれたのだ。
けれど今のレオは、座ったまま、ルーチェを見下ろすだけだった。
ここでやっとルーチェは、目の前のレオが、自分の知るレオじゃないかもしれないことに気付いたのだった。
ぞっとして、手足が震えそうになる。
それでもなんとか破片を片付けたルーチェは、疲れたと言い訳をして、逃げるように浄化の間を出て行った。
*
ルーチェはその後、昼も夜もご飯はレオと共に食べたが、その他は自室で休んだ。
あまり避けると向こうにも疑われるかと思ったが、今日のところはルーチェを心配するそぶりを見せるだけだったので、大丈夫だと思う。
むしろ一緒に過ごす時間が長かった方が、ルーチェがレオに違和感を持っていることを気付かれる確率が高かっただろう。
正直なところ、ルーチェはまた何事もなかったかのように接することができる自信がなかったのだ。
レオに成りすましている相手に、ルーチェが疑問を持っていることを知られるのは避けた方が良いだろう。
「明日からどうしよう……」
夜、ルーチェは一人で頭を抱えた。
ルーチェが違和感を持ったきっかけ……割れた破片を掃除するか否かという基準からすれば、昨日仲間たちと過ごしたレオは、ルーチェの知るレオだという判断で良い……はずだ。
つまり、本物のレオの日と、今日みたいな、別の誰かの日がある。
そういえば、たまに昔の話をしたがらない時があった。
そういうときは、きっと本物のレオじゃなかったから、ぼろを出す可能性があって話さなかったのだろう。
あの誰かはレオのことを何でもかんでも知っているわけではない、ということだ。
そもそも知っていたら、今日も破片の掃除をしただろう。
今でも、浄化の間の外では神官が常に交代で立っているので、昨日の仲間と、ルーチェ以外が出入りしていないのは確実だ。
だから、レオの体を模倣した何かが物理的に入れ替わっているのではない。
おそらくレオの中に別の人格? があって、日々入れ替わっているのだ。
思い返せば、ルーチェがレオのことを、会っていない間に変わったなあ……と思ったときは、浄化をしない日だった気がする。
毎日のことを事細かに覚えているわけではないが、たぶんそうだった。
つまり、レオの中の何かは浄化を嫌がっていて――ということはやはり、あれは呪いによるものなのだろう。
――やっぱり、一刻も早く解呪しないと……。
レオの命が助かって、自我が戻って。
このままゆっくりと浄化を続けて、それで解呪すれば終わりだと思っていた。
でも、そうじゃなかったのだ。
レオの中には呪いによる何かがいて、今のところそれがなにを目的としているのかは分からないけれど、少なくとも浄化を拒み、自身の延命をしようとしている。
――そういえば、部屋の外にも出たがってたっけ……。
今のところはあの部屋で大人しくしているが、外に出て何かをしようとしている。
レオの体を使って何かを……。
――もしかして、扉の封印を解く、とか……?
一番、嫌な可能性を思いついた。
魔王があの何かにレオの体を乗っ取らせる目的で呪いをかけていたとしたら……レオの体じゃないとできないことといえば、魔の扉の鍵を扱うことだ。
レオだけが、鍵に選ばれた勇者だから。
だとしたらやはり、早く解呪をしなければ。
でも、あの人格がレオの体を動かしている時では、だめだろう。
本物のときのレオに、この謎の存在のことと、解呪が必要なことを伝えなければ……。
「できる、かな……」
上手くやらなければ、きっと大変なことになってしまう。
この日、ルーチェは寝ようとしても、なかなか寝付けなかった。
「ああ、ありがとう、レオ」
「いいや、こちらこそありがとう。久しぶりにあいつらに会えて、楽しかったよ」
笑うレオに、今回のお茶会を開催できて本当によかったなと、ルーチェの胸が温かくなる。
「もしまた会いたくなったら、言ってね。浄化も、このペースだといつ終わるのか分からないし……みんなに聞いてみるから」
言いながら、先ほど考えたことが思い浮かんだ。
レオの自我が戻ったことで満足していた――というわけではないが、気が緩んでいたのは間違いない。
やはり手段を選ばず、とにかく解呪をするべきだ、と改めて思ったのだ。
だから、それをレオに伝えなければいけないのだが……。
『浄化はもう、普通のやり方で大丈夫だ』
『今の状態、では無理だな』
ルーチェは、もう二回も、あの浄化はしないということをレオに言われている。
そこからさらに自分から言うというのは、かなりの勇気がいることだった。
目的は浄化ではあるのだが、年頃の娘が性交に誘う、ということになる。
そう簡単に言えることではない。
もう断られているのだから、尚更だ。
「ああ、ありがとう。たぶん大丈夫だと思うが……またルーチェに心配かける前に言うよ」
笑顔のレオに、ルーチェも笑い返す。
ルーチェの中にあった、言わなければいけない、という気持ちが萎んでいった。
言わなければいけないとしても、今じゃなくて良いのではないだろうか。
せっかくレオが楽しい気持ちなのに、困らせてしまう。
そんな言い訳が思い浮かんだ。
「そうよ。あまり無理しすぎないで、ちゃんと言ってよね」
そうだ。とりあえず、今日じゃなくても良い。
もう夕方だし、このまま一日を終えよう。
明日には、ちゃんと言う。
ルーチェはそう思い、この日は浄化のことを言わなかった。
*
翌日。
ルーチェはいつもどおりワゴンに食事を乗せて、浄化の間に行った。
扉を開けると、椅子に座って本を開いているレオと目が合う。
「おはよう、レオ」
「おはよう。そろそろだと思ったよ」
ルーチェが食事をテーブルに並べていると、レオが言った。
「今日はちょっと疲れていて……浄化はなしでいいか?」
「分かったわ。昨日はしゃいじゃったものね」
「……ああ、そうだな」
――どうせ浄化しないってことは……今日も言わなくて良いわね。また明日にしよう。
ルーチェはまた浄化方法の話を先延ばしにすることにして、食卓についた。
「それでね、デメトリオさんも結構なこと言うじゃないって見てたんだけど、本人は気づかなくって……。そしたらコスタンツォさんが、二人とも天然ちゃんなんだ~なんて言ったのよ。あの時は普通に聞いてたんだけど、今思うと面白くって……」
食事をしながら、ルーチェは昨日のことについて話していた。
しかし、レオは微笑んで聞いてはくれるものの、彼自身はあまり話してくれない。
相槌も少ないような気がして、それだけ疲れちゃったのかな、と口を閉じた。
――そうよね。本人も疲れたって言ってたし、浄化もしないくらいなんだもの……。
「ご、ごめんね。疲れてるのにうるさくしちゃって」
ルーチェが謝ると、レオは目を見開いた。
「ああいや、そんなことはない。……君が話しているのを見るのは楽しい」
「そ、そう?」
「ああ」
ルーチェは照れながらも、それならよかったと息をついた。
ただ、もうあまりうるさくしないようにしようと、食事に集中する。
そうして、もうすぐ食べ終わりそうな頃だった。
レオが水を飲んでいたグラスが落ちて、パリンと鋭い音を立てて割れた。
「だ、大丈夫!?」
「ああ。割れてしまった」
ルーチェは慌てて立ち上がって、レオの方に回った。
指を切らないように、ハンカチを使って破片を集めていく。
そして、違和感を覚えて顔を上げた。
レオは、ルーチェに割れた物の片づけをさせない。それは、昨日もそうだった。
昨日はたしかに、こうやって片付けようとしたルーチェを止めて、代わりにやってくれたのだ。
けれど今のレオは、座ったまま、ルーチェを見下ろすだけだった。
ここでやっとルーチェは、目の前のレオが、自分の知るレオじゃないかもしれないことに気付いたのだった。
ぞっとして、手足が震えそうになる。
それでもなんとか破片を片付けたルーチェは、疲れたと言い訳をして、逃げるように浄化の間を出て行った。
*
ルーチェはその後、昼も夜もご飯はレオと共に食べたが、その他は自室で休んだ。
あまり避けると向こうにも疑われるかと思ったが、今日のところはルーチェを心配するそぶりを見せるだけだったので、大丈夫だと思う。
むしろ一緒に過ごす時間が長かった方が、ルーチェがレオに違和感を持っていることを気付かれる確率が高かっただろう。
正直なところ、ルーチェはまた何事もなかったかのように接することができる自信がなかったのだ。
レオに成りすましている相手に、ルーチェが疑問を持っていることを知られるのは避けた方が良いだろう。
「明日からどうしよう……」
夜、ルーチェは一人で頭を抱えた。
ルーチェが違和感を持ったきっかけ……割れた破片を掃除するか否かという基準からすれば、昨日仲間たちと過ごしたレオは、ルーチェの知るレオだという判断で良い……はずだ。
つまり、本物のレオの日と、今日みたいな、別の誰かの日がある。
そういえば、たまに昔の話をしたがらない時があった。
そういうときは、きっと本物のレオじゃなかったから、ぼろを出す可能性があって話さなかったのだろう。
あの誰かはレオのことを何でもかんでも知っているわけではない、ということだ。
そもそも知っていたら、今日も破片の掃除をしただろう。
今でも、浄化の間の外では神官が常に交代で立っているので、昨日の仲間と、ルーチェ以外が出入りしていないのは確実だ。
だから、レオの体を模倣した何かが物理的に入れ替わっているのではない。
おそらくレオの中に別の人格? があって、日々入れ替わっているのだ。
思い返せば、ルーチェがレオのことを、会っていない間に変わったなあ……と思ったときは、浄化をしない日だった気がする。
毎日のことを事細かに覚えているわけではないが、たぶんそうだった。
つまり、レオの中の何かは浄化を嫌がっていて――ということはやはり、あれは呪いによるものなのだろう。
――やっぱり、一刻も早く解呪しないと……。
レオの命が助かって、自我が戻って。
このままゆっくりと浄化を続けて、それで解呪すれば終わりだと思っていた。
でも、そうじゃなかったのだ。
レオの中には呪いによる何かがいて、今のところそれがなにを目的としているのかは分からないけれど、少なくとも浄化を拒み、自身の延命をしようとしている。
――そういえば、部屋の外にも出たがってたっけ……。
今のところはあの部屋で大人しくしているが、外に出て何かをしようとしている。
レオの体を使って何かを……。
――もしかして、扉の封印を解く、とか……?
一番、嫌な可能性を思いついた。
魔王があの何かにレオの体を乗っ取らせる目的で呪いをかけていたとしたら……レオの体じゃないとできないことといえば、魔の扉の鍵を扱うことだ。
レオだけが、鍵に選ばれた勇者だから。
だとしたらやはり、早く解呪をしなければ。
でも、あの人格がレオの体を動かしている時では、だめだろう。
本物のときのレオに、この謎の存在のことと、解呪が必要なことを伝えなければ……。
「できる、かな……」
上手くやらなければ、きっと大変なことになってしまう。
この日、ルーチェは寝ようとしても、なかなか寝付けなかった。
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