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本編
14.呪いとこれから(2)
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そういう可能性はもちろん考えていたが、いざ本当にそうだと言われると、気を失ってこの場から逃げ出したいくらいだ。
今までのルーチェの痴態も、自分がどんなことをしていたのかも、全部、知っているだなんて。
「でも、その……しょうがないこと、だったんじゃない? 呪いのせいでしょ?」
「……まあ、そう……だな」
「だったら……軽々しくいいわよ、とは言えないけど……レオが悪いわけじゃないし……」
だから、あまり自分を責めないで欲しい。
そんな想いで言うと、レオが勢いよく顔を上げた。
どこか不機嫌そうな表情に、ルーチェは肩を揺らす。
「俺を許すつもりなのか?」
「許す許さないじゃないっていうか……不可抗力ってことでしょ? どんな呪いだったのよ。それにもよるっていうか……」
ルーチェがそう言うと、レオは急にパン粥をかきこんで唸るように言った。
「それは……他のやつでも、そう言ってたのか?」
「は、はあ?」
怒っている雰囲気のレオに、なんでわたしが怒られてるのよ、とルーチェも苛立ってきた。
そんなたらればの話をしたって、しょうがないだろう。
想像だったらいくらでも言えるが、実際にそうなってみなければ、ルーチェが本当にどんな選択をするのかは分からない。
レオだって呪いの被害者だが、ルーチェもだ。
彼のためを思って身体まで差し出していたのに、なぜ怒られなければならないのだろう。
「なに? そんなこと話して意味ある? 今は、あなたの呪いの話しをしてるんでしょう?」
ルーチェが睨むと、レオはスープを飲んだ。
そして、皿を見つめたまま頷く。
「…………ああ、そうだな。すまない、感情の抑えがきかないというか、気が立ちやすいんだ」
「分かってくれればいいのよ。で? 呪いって?」
レオは、少しずつ食べたり飲んだりしながら話した。
「まず……魔王に呪われてから、俺はしばらく意識がまったくなかった。扉を封印しようとしたところであいつが現れ、その瘴気に包まれた。あいつは扉の向こうにいたからそのまま封印してしまった方が良いと判断して、続けた。ルーチェからもらった浄化石が割れ、瘴気が身体の中に流れ込み……扉の封印が終わったところで、力尽きた。俺はあのとき、自分はもう死ぬんだと思った」
「…………」
「だが、俺は目を覚ました。ここで」
「それは……いつの?」
「…………」
レオは、左腕の傷跡を掻いた。
「たぶん、最初のだ。……おそらく、俺は呪いに耐えられていなかった。あのままだったらきっと、そのまま死んでいた。それを、浄化してくれたんだろう? それで、ギリギリ体が耐えられる程度になって……あとは、ルーチェの知るとおりだ」
「……え。あのとき、意識があったってことでいいの?」
「それは、難しいんだが……誓って、ルーチェに酷いことをしようと思ったわけじゃない。ただ……すごく、人間らしさを欠いている状態だった。たとえば、少しでも何かが欲しいと思えば、現実的な方法では無理だとしても、誰かを傷つけて迷惑をかけようとも、何がなんでも手にしようとするような……何か、今まで俺の中になかった衝動に支配されていた。それを覚えてはいるが、俺自身の行動のつもりはないんだ」
――それって……。
今考えることではないのかもしれないが、そのたとえだと、やっぱり、レオの中にわずかでもルーチェを求める気持ちがあったということなのではないだろうか?
喜ぶべきなのか、だからってあんなことをして、と怒るべきか。
ルーチェがどう反応したらいいのか困っていると、レオが続けた。
「まあ……早く呪いを解きたかった、ということだ、な」
――あ、そっちか。
早く浄化して楽になりたかった、という方向らしい。
ルーチェは拍子抜けして、ふう、と息をついた。
浄化のためだったらしょうがない、と流せる程度を超えてはいたが、先ほどルーチェが自分でも言ったように、不可抗力だ。
レオを責めたってしょうがない。
たらればなんて意味がないとは言ったが、こう思えるのも、相手がレオだったから……なのだろう。
「それって、今はどうなの?」
「理性で抑えられる程度にはなった。だから俺も俺の意思で喋り、動くことができている。けれどやはり欲求は以前より強い。今も、とりあえず食欲を満たしているところだ」
「ふうん。それって、やっぱり食べ物なくなったら暴れちゃう可能性があるってこと?」
「……あんまりにも飢えると、そうなってしまう可能性はあると思う」
「わたしは、呪いで魔族になっちゃったんだと思ったんだけど……自分ではどう? ああ、鏡持ってくればよかったわね。今、レオの目の色も変わっちゃってるんだけど……」
レオは口に含んでいた粥を飲み込んで、頷いた。
「なるほど。魔族にされた、というのもあり得ると思う。ルーチェは会ったことがないだろうが、俺が戦った魔族たちは、みんなそんな感じだった。とにかく自分の欲を満たすために生きているような……瘴気を使えれば分かりやすいんだが、使い方も分からないしな」
レオは目を閉じ、しばらく集中しているようだったが、何の変化もなかった。
「うん。見よう見まねでやってみようと思ったが、無駄だったな」
「みたいね」
二人で苦笑する。
「でもその、理性が戻ってきたってことは、人間に近づいてるってことよね? このままいけば……」
「治るんじゃないか? ああ、浄化はもう、普通のやり方で大丈夫だ」
「そっ……れは、良かったわ」
ルーチェは顔を赤くして答えた。
普通のレオと性交なんて、とてもできない。
「今まで、本当に悪かった。今は難しいだろうから……終わったら、ちゃんと責任取る」
「せっ……!」
責任を取るとは、どういうつもりなのだろうか。
ルーチェの頭の中で、様々な考えがぐるぐると巡る。
結婚という文字が浮かんで、急いで頭を振った。
よく責任取って結婚する、なんて聞くが、そういうつもりで言ったのではないかもしれないし、ルーチェとしては、そういう罪滅ぼしとして一緒になりたいわけではない。
なにより早とちりだったらとんでもなく恥ずかしい。
もちろん、呪いのせいとはいえあれだけのことをしておいて、何もなしというのもどうかとは思うが。
ああでも、昔助けてもらったお礼だったということで、良いのかもしれない。
狼に襲われたとき、レオが庇ってくれなかったら、ルーチェは死んでいたのかもしれないし……。
でもだとしたら、ルーチェにもレオを傷物にした責任があるのでは……?
今考えても、話が変な方向に行きそうだ。
「責任っていうか……そういうのは、ちゃんと治ってからまた考えましょ」
何だか照れくさくて顔を背けて言うと、レオは「……そうだな」と頷いた。
今までのルーチェの痴態も、自分がどんなことをしていたのかも、全部、知っているだなんて。
「でも、その……しょうがないこと、だったんじゃない? 呪いのせいでしょ?」
「……まあ、そう……だな」
「だったら……軽々しくいいわよ、とは言えないけど……レオが悪いわけじゃないし……」
だから、あまり自分を責めないで欲しい。
そんな想いで言うと、レオが勢いよく顔を上げた。
どこか不機嫌そうな表情に、ルーチェは肩を揺らす。
「俺を許すつもりなのか?」
「許す許さないじゃないっていうか……不可抗力ってことでしょ? どんな呪いだったのよ。それにもよるっていうか……」
ルーチェがそう言うと、レオは急にパン粥をかきこんで唸るように言った。
「それは……他のやつでも、そう言ってたのか?」
「は、はあ?」
怒っている雰囲気のレオに、なんでわたしが怒られてるのよ、とルーチェも苛立ってきた。
そんなたらればの話をしたって、しょうがないだろう。
想像だったらいくらでも言えるが、実際にそうなってみなければ、ルーチェが本当にどんな選択をするのかは分からない。
レオだって呪いの被害者だが、ルーチェもだ。
彼のためを思って身体まで差し出していたのに、なぜ怒られなければならないのだろう。
「なに? そんなこと話して意味ある? 今は、あなたの呪いの話しをしてるんでしょう?」
ルーチェが睨むと、レオはスープを飲んだ。
そして、皿を見つめたまま頷く。
「…………ああ、そうだな。すまない、感情の抑えがきかないというか、気が立ちやすいんだ」
「分かってくれればいいのよ。で? 呪いって?」
レオは、少しずつ食べたり飲んだりしながら話した。
「まず……魔王に呪われてから、俺はしばらく意識がまったくなかった。扉を封印しようとしたところであいつが現れ、その瘴気に包まれた。あいつは扉の向こうにいたからそのまま封印してしまった方が良いと判断して、続けた。ルーチェからもらった浄化石が割れ、瘴気が身体の中に流れ込み……扉の封印が終わったところで、力尽きた。俺はあのとき、自分はもう死ぬんだと思った」
「…………」
「だが、俺は目を覚ました。ここで」
「それは……いつの?」
「…………」
レオは、左腕の傷跡を掻いた。
「たぶん、最初のだ。……おそらく、俺は呪いに耐えられていなかった。あのままだったらきっと、そのまま死んでいた。それを、浄化してくれたんだろう? それで、ギリギリ体が耐えられる程度になって……あとは、ルーチェの知るとおりだ」
「……え。あのとき、意識があったってことでいいの?」
「それは、難しいんだが……誓って、ルーチェに酷いことをしようと思ったわけじゃない。ただ……すごく、人間らしさを欠いている状態だった。たとえば、少しでも何かが欲しいと思えば、現実的な方法では無理だとしても、誰かを傷つけて迷惑をかけようとも、何がなんでも手にしようとするような……何か、今まで俺の中になかった衝動に支配されていた。それを覚えてはいるが、俺自身の行動のつもりはないんだ」
――それって……。
今考えることではないのかもしれないが、そのたとえだと、やっぱり、レオの中にわずかでもルーチェを求める気持ちがあったということなのではないだろうか?
喜ぶべきなのか、だからってあんなことをして、と怒るべきか。
ルーチェがどう反応したらいいのか困っていると、レオが続けた。
「まあ……早く呪いを解きたかった、ということだ、な」
――あ、そっちか。
早く浄化して楽になりたかった、という方向らしい。
ルーチェは拍子抜けして、ふう、と息をついた。
浄化のためだったらしょうがない、と流せる程度を超えてはいたが、先ほどルーチェが自分でも言ったように、不可抗力だ。
レオを責めたってしょうがない。
たらればなんて意味がないとは言ったが、こう思えるのも、相手がレオだったから……なのだろう。
「それって、今はどうなの?」
「理性で抑えられる程度にはなった。だから俺も俺の意思で喋り、動くことができている。けれどやはり欲求は以前より強い。今も、とりあえず食欲を満たしているところだ」
「ふうん。それって、やっぱり食べ物なくなったら暴れちゃう可能性があるってこと?」
「……あんまりにも飢えると、そうなってしまう可能性はあると思う」
「わたしは、呪いで魔族になっちゃったんだと思ったんだけど……自分ではどう? ああ、鏡持ってくればよかったわね。今、レオの目の色も変わっちゃってるんだけど……」
レオは口に含んでいた粥を飲み込んで、頷いた。
「なるほど。魔族にされた、というのもあり得ると思う。ルーチェは会ったことがないだろうが、俺が戦った魔族たちは、みんなそんな感じだった。とにかく自分の欲を満たすために生きているような……瘴気を使えれば分かりやすいんだが、使い方も分からないしな」
レオは目を閉じ、しばらく集中しているようだったが、何の変化もなかった。
「うん。見よう見まねでやってみようと思ったが、無駄だったな」
「みたいね」
二人で苦笑する。
「でもその、理性が戻ってきたってことは、人間に近づいてるってことよね? このままいけば……」
「治るんじゃないか? ああ、浄化はもう、普通のやり方で大丈夫だ」
「そっ……れは、良かったわ」
ルーチェは顔を赤くして答えた。
普通のレオと性交なんて、とてもできない。
「今まで、本当に悪かった。今は難しいだろうから……終わったら、ちゃんと責任取る」
「せっ……!」
責任を取るとは、どういうつもりなのだろうか。
ルーチェの頭の中で、様々な考えがぐるぐると巡る。
結婚という文字が浮かんで、急いで頭を振った。
よく責任取って結婚する、なんて聞くが、そういうつもりで言ったのではないかもしれないし、ルーチェとしては、そういう罪滅ぼしとして一緒になりたいわけではない。
なにより早とちりだったらとんでもなく恥ずかしい。
もちろん、呪いのせいとはいえあれだけのことをしておいて、何もなしというのもどうかとは思うが。
ああでも、昔助けてもらったお礼だったということで、良いのかもしれない。
狼に襲われたとき、レオが庇ってくれなかったら、ルーチェは死んでいたのかもしれないし……。
でもだとしたら、ルーチェにもレオを傷物にした責任があるのでは……?
今考えても、話が変な方向に行きそうだ。
「責任っていうか……そういうのは、ちゃんと治ってからまた考えましょ」
何だか照れくさくて顔を背けて言うと、レオは「……そうだな」と頷いた。
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