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炎の魔女 その2
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「ほっほっほ。アルス様は本当に良いお方だ。そんな若いアルス様に老いぼれが一つ。忠告してもよいかな?」
「そんな……、ウルドさんもまだまだ現役。有難く忠告承ります」
すると、ウルドはうんうんと頷き。
「アルス様はこれから何度も大きな壁や、乗り越えなければならない、辛い出来事がたくさんあるかと思います。そんな時、思い出してください。自分には大切な仲間がいる。仲間がいればどんな辛いことも乗り越えていける。ということに」
「はい。辛い時にウルドさんのお言葉を思い出し、励みにさせていただきます」
アルスが返事をし、ウルドが口を閉じようとした時。
「……アルス様」
「……はい?」
「ミネルヴァは戦いの中でしか生きていけない、か弱い女の子です。これまで幾度となく、戦場へと身を置き、大事なモノを一つずつ失ってきました。ですが……、貴方様なら」
ウルドは希望に満ちた表情で、アルスへと視線をもう一度向けると、直ぐに背中を見せ、元居たカウンターへと戻って行ってしまった。
戦いの中でしか生きていけない? 大事なモノを一つずつ失ってきた?
アルスはミネルヴァに視線を向ける。そこには、エバンを楽しそうに弄る、美しい女性の姿しか映らない。
「どうしたんだい?」
「い、いえ。なんでも……」
アルスはミネルヴァと視線が合い、動揺する。
「じゃあ行こうか、アルス」
そんなアルスの手をとり、館の外へ出ようとする。
「ミネルヴァさん? お別れとかの時間はいらないんですか? 私たちならいくらでも待ちますが……」
そんなミネルヴァが気になったのか、アルスはミネルヴァを止め言う。
「いや、いいんだ。じっさんとはもう喋ることは無いし、あいつらとはまたどこかで会うだろうしね。それまでお預けさ」
一瞬、ミネルヴァは自分がやってきた通路を見て、ニヤリと笑うと、再び動き出し、アルスを連れて、館を後にした。
~アルザニクス家~
それからアルス達は王都の屋敷に戻り、ミネルヴァをアルスの家族に紹介することとなった。
「ミネルヴァさん……、お父様とお母様に挨拶を」
「あんたらがアルスの両親か……、二人ともいい顔をしてるな。うん、気に入った!」
ミネルヴァはずかずかとサラとガイルがいる方へと歩いていき、二人の肩を叩く。
「ちょっとミネルヴァさん! 挨拶ぐらいしっかりするって来る時に話し合ったばっかじゃないか!」
アルスはこんな事が無いように、帰りの道でミネルヴァと話し合ったばかり。
『ミネルヴァさん。私の両親と会う時は決して粗相がないようにしてくださいね』
『あぁ。分かってるって』
『絶対に暴力を振るう。なんてことはしてはいけないですからね?』
『分かってるって。一体アルスは私の事をどんな野蛮人だと思ってるんだか』
「いいんだアルス。ミネルヴァさん……、と言ったかな?」
「あぁ、私がミネルヴァだが……」
ミネルヴァは場の空気が一変したことを瞬時に理解する。
「一つだけ約束してほしい。アルスを絶対に悲しませるような真似だけはしない……、という事を」
ガイルがアルスを手で制止し、落ち着かせ、ミネルヴァへ言う。
「そうね、ミネルヴァさん。アルスがあなたを信用しているようだから私達はこれ以上言わないわ……」
サラがいつもの優しそうな様子から。
「でもね、アルスを裏切ることだけは親として絶対に許さないわ。これさえ守ってくれれば私達からは何も言うことは無い」
子を思う母へと変貌させる。
すると、ミネルヴァは二人を交互に見やり、少し距離を取る。
「素晴らしい両親ね。うん。私が悪かったわ。もう一度挨拶させてもらってもいいかしら?」
ガイルとサラは何も言わず、ミネルヴァを見る。
「私の名はミネルヴァ・バンデスト。アルスを悲しませるようなことや、裏切ることはしないと私の名に誓うわ。だから、安心して頂戴」
ミネルヴァは二人の前で名の誓いをする。すると、サラはミネルヴァへ近づいて、じっと目を見つめる。そして、何か通ずる事があったのか、二人は一緒に顔を緩める。
「うん。貴方だったら信用できるわ。それに、名の誓いまでされては、信じない訳にはいかないわ」
「それにしても、アルスはどこでミネルヴァさんを見つけてきたんだ? 彼女、佇まいから見て、相当のやり手だろう?」
すると、先ほどまでとは打って変わり、ガイルは強い人が目の前にいる真実にいても立ってもいられなくなったのか、猛スピードで何処かへ駆けていったかと思うと。
「無理を承知でお願いするが……、一戦手合わせ願えないだろうか?」
自室から愛剣を腰にかけ、物凄い勢いで戻ってくると、早々に戦闘の手合わせを願い出た。
「多分、私と貴方が戦うと大変なことになるわよ? それでこそ命のやり取りにまで発展しかねないわ。それにね」
ミネルヴァは苦笑しながらガイルの横へと指さす。そんなミネルヴァの行動になんだ? といった表情で横へと視線を向けると。
「あーなーたー!」
そこには般若の姿写しとしか考えられない、サラの姿があった。
「そっ……、そ、それもそうだな! はっ、ははっ。そ、そうだった! 今日は用事があるんだった! ミネルヴァさん、すまない。また今度、機会があればお願いできるだろうか」
「えぇ、その時があれば喜んで」
ガイルとミネルヴァは二人とも通ずる物があるのか、それぞれ笑い始めた。
それから少しして、ガイルがアルスへと近づき。
「アルス。ミネルヴァさんをどこで見つけてきたんだ?」
「えっと、名前は分からないんですけど、エバンがセバスさんから教えてもらった場所で……」
「うん? あぁ、ウルドさんの所か。それなら納得だ。あとでお礼を言っておかなくちゃな」
ガイルは納得した様子で、アルスから離れていった。
こうして、ミネルヴァはサラとガイルに認められて、正式にアルスの仲間となったのだった。
「そんな……、ウルドさんもまだまだ現役。有難く忠告承ります」
すると、ウルドはうんうんと頷き。
「アルス様はこれから何度も大きな壁や、乗り越えなければならない、辛い出来事がたくさんあるかと思います。そんな時、思い出してください。自分には大切な仲間がいる。仲間がいればどんな辛いことも乗り越えていける。ということに」
「はい。辛い時にウルドさんのお言葉を思い出し、励みにさせていただきます」
アルスが返事をし、ウルドが口を閉じようとした時。
「……アルス様」
「……はい?」
「ミネルヴァは戦いの中でしか生きていけない、か弱い女の子です。これまで幾度となく、戦場へと身を置き、大事なモノを一つずつ失ってきました。ですが……、貴方様なら」
ウルドは希望に満ちた表情で、アルスへと視線をもう一度向けると、直ぐに背中を見せ、元居たカウンターへと戻って行ってしまった。
戦いの中でしか生きていけない? 大事なモノを一つずつ失ってきた?
アルスはミネルヴァに視線を向ける。そこには、エバンを楽しそうに弄る、美しい女性の姿しか映らない。
「どうしたんだい?」
「い、いえ。なんでも……」
アルスはミネルヴァと視線が合い、動揺する。
「じゃあ行こうか、アルス」
そんなアルスの手をとり、館の外へ出ようとする。
「ミネルヴァさん? お別れとかの時間はいらないんですか? 私たちならいくらでも待ちますが……」
そんなミネルヴァが気になったのか、アルスはミネルヴァを止め言う。
「いや、いいんだ。じっさんとはもう喋ることは無いし、あいつらとはまたどこかで会うだろうしね。それまでお預けさ」
一瞬、ミネルヴァは自分がやってきた通路を見て、ニヤリと笑うと、再び動き出し、アルスを連れて、館を後にした。
~アルザニクス家~
それからアルス達は王都の屋敷に戻り、ミネルヴァをアルスの家族に紹介することとなった。
「ミネルヴァさん……、お父様とお母様に挨拶を」
「あんたらがアルスの両親か……、二人ともいい顔をしてるな。うん、気に入った!」
ミネルヴァはずかずかとサラとガイルがいる方へと歩いていき、二人の肩を叩く。
「ちょっとミネルヴァさん! 挨拶ぐらいしっかりするって来る時に話し合ったばっかじゃないか!」
アルスはこんな事が無いように、帰りの道でミネルヴァと話し合ったばかり。
『ミネルヴァさん。私の両親と会う時は決して粗相がないようにしてくださいね』
『あぁ。分かってるって』
『絶対に暴力を振るう。なんてことはしてはいけないですからね?』
『分かってるって。一体アルスは私の事をどんな野蛮人だと思ってるんだか』
「いいんだアルス。ミネルヴァさん……、と言ったかな?」
「あぁ、私がミネルヴァだが……」
ミネルヴァは場の空気が一変したことを瞬時に理解する。
「一つだけ約束してほしい。アルスを絶対に悲しませるような真似だけはしない……、という事を」
ガイルがアルスを手で制止し、落ち着かせ、ミネルヴァへ言う。
「そうね、ミネルヴァさん。アルスがあなたを信用しているようだから私達はこれ以上言わないわ……」
サラがいつもの優しそうな様子から。
「でもね、アルスを裏切ることだけは親として絶対に許さないわ。これさえ守ってくれれば私達からは何も言うことは無い」
子を思う母へと変貌させる。
すると、ミネルヴァは二人を交互に見やり、少し距離を取る。
「素晴らしい両親ね。うん。私が悪かったわ。もう一度挨拶させてもらってもいいかしら?」
ガイルとサラは何も言わず、ミネルヴァを見る。
「私の名はミネルヴァ・バンデスト。アルスを悲しませるようなことや、裏切ることはしないと私の名に誓うわ。だから、安心して頂戴」
ミネルヴァは二人の前で名の誓いをする。すると、サラはミネルヴァへ近づいて、じっと目を見つめる。そして、何か通ずる事があったのか、二人は一緒に顔を緩める。
「うん。貴方だったら信用できるわ。それに、名の誓いまでされては、信じない訳にはいかないわ」
「それにしても、アルスはどこでミネルヴァさんを見つけてきたんだ? 彼女、佇まいから見て、相当のやり手だろう?」
すると、先ほどまでとは打って変わり、ガイルは強い人が目の前にいる真実にいても立ってもいられなくなったのか、猛スピードで何処かへ駆けていったかと思うと。
「無理を承知でお願いするが……、一戦手合わせ願えないだろうか?」
自室から愛剣を腰にかけ、物凄い勢いで戻ってくると、早々に戦闘の手合わせを願い出た。
「多分、私と貴方が戦うと大変なことになるわよ? それでこそ命のやり取りにまで発展しかねないわ。それにね」
ミネルヴァは苦笑しながらガイルの横へと指さす。そんなミネルヴァの行動になんだ? といった表情で横へと視線を向けると。
「あーなーたー!」
そこには般若の姿写しとしか考えられない、サラの姿があった。
「そっ……、そ、それもそうだな! はっ、ははっ。そ、そうだった! 今日は用事があるんだった! ミネルヴァさん、すまない。また今度、機会があればお願いできるだろうか」
「えぇ、その時があれば喜んで」
ガイルとミネルヴァは二人とも通ずる物があるのか、それぞれ笑い始めた。
それから少しして、ガイルがアルスへと近づき。
「アルス。ミネルヴァさんをどこで見つけてきたんだ?」
「えっと、名前は分からないんですけど、エバンがセバスさんから教えてもらった場所で……」
「うん? あぁ、ウルドさんの所か。それなら納得だ。あとでお礼を言っておかなくちゃな」
ガイルは納得した様子で、アルスから離れていった。
こうして、ミネルヴァはサラとガイルに認められて、正式にアルスの仲間となったのだった。
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