絶対零度女学園

ミカ塚原

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氷晶華繚乱篇

マントラ

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「あたしが名乗ったんだ。そっちも名乗っちゃどうなんだ」
 ヒオウギはまるで臆する様子を見せず、それどころか一歩踏み出して、絵の中の不気味な天使の少年に扇を向けた。
『ふうん。今から殺されるわりには偉そうなのが気に食わないけど、まあいいや』
 いつの間にか再び、絵を護るように3つの首が宙を漂っている。額縁のなかで少年の口が動いた。
『僕の名はアルタネイト。死んだら、黄泉の国の仲間に伝えるといい。最後に戦ったのはこういう名前の相手だった、とね』「薄っぺらいくせに、よくしゃべる奴だ!」
 ヒオウギは、驚くべき速度の踏み込みで、百合香と戦った時のようにアルタネイトとの距離を詰めた。百合香が叫ぶ。
「気を付けて!そいつは私達の力を―――」
 百合香が言い終わる前に、ヒオウギは百合香に食らわせた、二段構えの突きをくらわせた。あまりにも速く、アルタネイトも百合香の時のようにはいかない。
 だがヒオウギの突きは、3つの首の瞳から放たれた衝撃波によって、身体ごと弾かれてしまった。
「ぐあっ!」
 弾き飛ばされたヒオウギは、長椅子とともに壁に叩きつけられる。折れた椅子の脚が、バラバラと床に散乱した。
「ヒオウギさん!」
 ダリアが慌てて駆け寄るも、ヒオウギは腕でそれを制した。
「お前は百合香をたのむ。それと、ルテニカやリベルタを捜して、この薄っぺらい額縁野郎のことを伝えるんだ」
「でっ、でも」
「レジスタンスなら覚悟決めろ!」
 それだけ言い捨てると、ヒオウギは再びアルタネイトに向かって突撃した。
『見苦しいな!さっさと負けを認めたらどうなんだい』
 再び、3つの首から衝撃波が放たれ、ヒオウギを直撃したかに見えた。しかし、ヒオウギの姿はまたしても、一瞬で消えてしまった。
 そして次の瞬間、ヒオウギが取った行動は、その場にいた全員の予想を超えたものだった。
「えっ!?」
 ふいを突かれた百合香が間の抜けた声を上げるひまもなく、アルタネイトの攻撃をかわしたヒオウギは百合香の傍らに一瞬で移動し、その身体を支えた。
「走れるか?逃げるぞ!」
「ちょっ、ちょっと!」
「お前けっこう重いな!ほら、立て!」
「なんですってー!」
 それは分厚い鎧のせいだ、と百合香は抗議したかったが、考えてみたら今の状況では、逃げる事が最善である。百合香もエネルギーこそ奪われたが、動けないというわけでもない。
「ダリア、いくぞ!」
「えっ!?はっ、はい!」
 百合香同様にヒオウギの行動に驚いたダリアだったが、逃げるという選択に迷いはない。ヒオウギとともに百合香の背中を支えると、出口めがけて全力で走った。このまま脱出して、他のメンバーと合流するのだ。
 だが、ヒオウギの意表をついた戦術に感心する余裕は与えてもらえなかった。
「あっ!」
 逃げようとする3人の前で、ドアは容赦なく音を立てて閉じられてしまう。だが、ヒオウギは予想していたように扇を突き出した。
「でやぁーっ!」
 一直線の衝撃波がドアのど真ん中を直撃すると、ドアは一撃でバラバラに粉砕されてしまった。迷うことなく、3人は破片を踏みつけつつ礼拝堂の外に出た。

 ◇

 百合香が全力で走れない事もあり、決して速いとはいえないペースで3人は、暗い通路を移動していた。
「なんなんだ、あいつは」
 走りながらヒオウギは後ろを警戒した。今のところ、追ってくる様子はない。
「いったい、何が起きた?あの額縁野郎もそうだが、あたしと百合香が手合わせした、あの場所で何が起きたんだ」
「わからない。一瞬、周囲が暗闇に包まれたと思ったら、気を失ったみたい」
 ある程度走ったところで、3人はさすがに疲労がきて、いったん立ち止まった。ダリアが気配を探り、不安を浮かべた様子で今逃げてきた通路をにらむ。
「そういや、最初にあの気配に気付いたのもダリア、お前だったな」
 少し感心したように、ヒオウギは壁に背を預けて腕組みした。ダリアはビクビクしながら、まだ周囲を警戒している。
「きっ、気付いただけです…そのあとは皆さんにお任せっきりで」
「お任せしようが何だろうが、お前が気付いたのは事実だ。自分に何ができるのか、きっちり認識するのは重要だろう。そこで訊くけど、今はどうだ。あの薄っぺらい野郎が、追ってくる気配はあるか」
 ヒオウギは、ダリアの左肩を叩いて促した。相変わらずオドオドしているが、今何をすべきかは心得たようである。
「いっ、今はさっき礼拝堂にいたような気配は感じません…追って来てはいないかと」
「そうか。なら、とにかく他の奴らを捜しに行くぞ」
 臨戦態勢のまま、ヒオウギが歩き出そうとした時だった。わずかだが調子を取り戻した百合香が、ヒオウギの手を引いた。
「待って」
「なに?」
「何かおかしい」
 神妙に百合香が通路の奥を睨みつけると、ヒオウギは怪訝そうに訊ねた。
「おかしいって、何が」
「なぜ、あいつは私達を追って来ないの?」
「そんなの、トロいからに決まってるだろ。あいつはあの壁に張り付いてるのが精一杯って事だよ」
 ヒオウギは額縁におさまったアルタネイトの姿を思い起こし、皮肉っぽく笑う。だが百合香は真剣だった。
「そうじゃない。あいつは追って来れないのでも、追って来ないのでもない、としたら」
 百合香は、アグニシオンをしっかりと握って臨戦態勢を取った。その様子に、ダリアがビクリと背筋を伸ばす。
「じゃあ、なんだってんだ」
 問いかけるヒオウギに、百合香は静かに答えた。
「もし、追ってくる必要がない、としたら?」
 
 ◇

 ここは、どこだ。リベルタは、誰もいない通路を忌々しげに睨んだ。
「くそっ」
 弓は背負っているのを確認したものの、ショートソードを紛失したらしい。氷魔個人の武器や装備は時間をかければ生成できるが、5分や10分で出来る事でもない。リベルタは右手で拳を握って、もし接近戦になったら徒手空拳で戦うか、手早く武器を奪うしかない、と覚悟を決めた。
「ここ、どこなんだろ」
 わずかな間の事だったようだが、自分が意識を失ってどこかに飛ばされたらしい、という事はリベルタもようやく理解した。通路はやや雑然とした造りで、氷巌城第2層で見られる、適度に装飾が施され、整った空間ではない。そこで、リベルタは考えたくない結論に思い至った。
「ひょっとして、百合香たちが最初に向かった”例のエリア”かな」
 例のエリアとは、要するに幽霊が出る、とレジスタンスの間でも言われているエリアだ。リベルタはあまり奥まで入り込んだことがないので知らないが、通路の造りが雑だという話は聞いている。そうなると、なぜ自分はここに飛ばされたのか、という話になる。
「確か、真っ黒な影が私たちを覆って…」
 そこで改めて、他のメンバーがいない事を考えた。
「みんなはどこだろう」
 大声で呼びかけてみるか、と思ったが、もしそのせいで敵が大挙してきたら厄介だ。そうなったら、接近される前に通路いっぱいに遠慮なく必殺技を放って、敵をまとめて粉砕する以外ない。リベルタは背負った弓を展開すると、いつでも技を放てる態勢を取りつつ、足音を立てないようにゆっくりと通路を進んだ。

 ◇

 氷巌城皇帝ラハヴェ側近ヒムロデ直属の隠密、エレクトラは4名の部下を従えて氷巌城第2層へと降りていた。だが、第3層からの階段を降り切ったところで、エレクトラは突然立ち止まると、長い通路の奥を睨んだ。
「どうかされましたか」
 エレクトラの後ろにいた、同じようなタイトスーツ風の装束をまとった女氷魔が訊ねた。エレクトラは振り向かずに答える。
「何かおかしい」
「おかしい、とは」
 エレクトラに対してへりくだる様子を一切見せない女氷魔は、警戒して湾曲した刀を構え、周囲に気を配った。だが、エレクトラは落ち着くよう手で示した。
「危険という意味ではない。だが、気のせいかもしれないが、わずかに第2層の雰囲気が変わったような気がするのだ」
「雰囲気、ですか」
「さきほど、ヒムロデ様が何かの気配を感じたと仰っていた。それに関する何かが起きた、という事なのかも知れぬ」
 エレクトラは、横顔だけを向けて4人に言った。
「以前、ヒムロデ様が雑談で言われた事だ。氷巌城には”未知の要素”がある、と」
「未知の要素?」
「そうだ。何が起きるかわからない。レジスタンスどもと交戦する事より、そちらを警戒する必要があるかも知れん」
 それだけ言うと、エレクトラは再び無言で歩き出し、4人もそれに続いた。

 ◇

「追ってくる必要がない?」
 ヒオウギは、百合香の目を見てたずねた。
「どういう意味だ」
 その問いに百合香が答える前に、黙っていたダリアが意見した。
「…一連の幽霊騒動は、あのアルタネイトによるものだった。そういうことですか」
「なんだと?」
 そうなのか、という視線をヒオウギが送ると、百合香はこくりと頷いた。
「それ以外考えられない。奴はあの礼拝堂にいながらにして、奴の能力で様々な霊現象を起こしていたのよ。多数の霊を使役していれば、自分で動く必要なんてない」
 なるほど、とヒオウギもダリアも頷く。起きている出来事を合わせると、おのずと導かれる結論ではある。
「じゃあ、奴を倒せば薄気味悪い幽霊どもも黙らせられる、って事か」
 ヒオウギの結論もいささか短絡的にすぎると思えたが、百合香もそれに同意した。
「今はそう考えるほかない」
「じゃあどうする、隊長さん。やっぱり引き返して、あの額縁野郎を粉々の粗大ゴミにしてやるか」
 どうも今まで会ってきたレジスタンスとはノリが違うなと眉にシワを寄せつつ、百合香は声をひそめた。
「瑠魅香、さっきから黙ってるけど、なんか作戦はないの」
『そこまでカッコつけといて、最後私に振る?』
 百合香の背後から、小さくため息が聞こえた。
『うん。百合香の言うとおりあいつが追って来ないということは、何らかの手段であいつは、私達の動向を把握している可能性がある。私は、それに対処するのが先決だと思う』
「具体的には?」
 もう完全に瑠魅香に丸投げである。ヒオウギも呆れ、ダリアは困惑している。こんどは瑠魅香の咳払いが聞こえた。
『対策はないかも知れない。もし私達の行動が、あいつに筒抜けだっていうのなら』
「諦めが早すぎる」
 自分で丸投げしておいてその返しもどうか、と百合香も自分で思うものの、確かに得体の知れない能力に対して、取れる対策があるかどうかは不明だった。そこで、瑠魅香はひとつ提案した。
『百合香。試しに、オブラを呼んでみて。あいつに、ルテニカ達を捜してもらえるか』
「え?あっ、そうだ!」
 百合香は、こんなときの頼もしい猫レジスタンスの存在を、すっかり忘れていた自分に呆れつつ、オブラ呼び出し用のペンを取り出した。凹凸のある壁面に猫のマークを描く。ヒオウギが怪訝そうな顔をした。
「なんだ、そりゃあ」
「まだヒオウギには見せてなかったか。これが、猫レジスタンスを呼び出すサインなの」
 百合香は胸を張る。しかし、待てど暮らせどオブラが駆けつける気配はなかった。通路に気まずい沈黙が流れる。
「いつ来るんだ」
「おっかしいな、そろそろ来ても…」
 すると、瑠魅香がぽつりと言った。
『やっぱりか』
「何それ。知ってました、みたいな」
『ダリア、あなたもわかるんじゃない?今、このエリア一帯が、得体の知れない霊気に覆われていること』
 突然自分に話を振られ、ダリアは自信なさげに小さくうなずいた。
「…なんとなく、ですけど」
『うん』
「私たちを襲った、あの黒い霧のような何か。あれと同じにおいが、エリア一帯に広がっているように感じます」
 少しずつ、ダリアにも自信らしきものが見えてきた。ヒオウギはそれを認め、なるほど、と頷く。
「つまり、その霊気のせいで、いつもなら飛んでくるはずの猫レジスタンスとやらに連絡がつかない。そういうことか、瑠魅香」
『たぶんね。そして、それはあのアルタネイトっていう、いけすかない額縁の天使の坊やのしわざに違いない』
 苦々しげに瑠魅香がぼやく。百合香も不満そうに、壁に書いた猫マークを消去した。
「やっぱり、あの坊やを片づける以外にないか」
『作戦あり?』
「そんなものはない」
 百合香は、アグニシオンを両手で構えた。
「あの礼拝堂に、全員で技を放ちながら突進する。礼拝堂にあるもの全部、壁も床も天井も、額縁ごと力任せにぶち壊してしまおう」
『そんなんで倒せるわけ!?さっき勢いまかせに突進して、こてんぱんにやられたじゃない!』
 あんたはバカか、とでも言わんばかりに瑠魅香がまくし立てる。だが、ヒオウギはケラケラと笑い出した。
「百合香お前、思ったより気が合いそうだな。賢そうに見えて意外と馬鹿じゃねえか」
「なんですって!」
「いいぜ、もう面倒くさいのは考えないことにした。どうせやつの居場所はわかってるんだ。取って返して、一気呵成に叩きのめす。それでいいな」
 ヒオウギが突き出した拳に、百合香もニヤリと笑って拳を返した。瑠魅香とダリアがため息をつく。だがそこへ、空間全体にカンに障るような笑いが響いた。
『どこまで逃げたかと思ったら、そんなところでバカな作戦を立てていたようだね』
 それは紛れもなく、礼拝堂で戦った額縁の中の天使、アルタネイトの声だった。
「てめえ!」
「お姉さん達の話を盗み聞きなんて、ちょっとしつけが出来てないみたいね」
 ヒオウギと百合香は、見えないアルタネイトを何処ともなく睨みつける。
『できればウロチョロしないでもらえると助かるな。こっちだって、お姉さん達が思っているほど態勢が整っているわけじゃないんだ。正直に言ってしまうけどね』
「なら、今すぐそっちに向かってあげるわよ!手間を省いてあげるから、感謝しなさい!」
 百合香はヒオウギに合図すると、二人で剣を構えて来たルートを逆方向に走り出した。そのあとに慌ててダリアが続く。だが、3人は再び、背筋を震わせるような悪寒に立ち止まってしまう。
「こっ…これは!」
「くそっ、またあの霧だ!」
 3人の視界を、またしてもあの黒い霧が覆い始めた。どうするべきか百合香は一瞬悩んだが、ヒオウギは違った。
「ダッシュして突き抜けるぞ!さっきだって一瞬ってわけじゃなかっただろ!」
 そう叫ぶと、ヒオウギが霧に構わず通路の奥にダッシュした。百合香とダリアもそれに倣う。アルタネイトの舌打ちがかすかに響いた。
『甘いよ!』
 今度は、ものすごい勢いで黒い霧が凝縮を始めた。しかも、百合香たちを追うような動きで。このままでは、また先刻と同じように、また全員どこかに飛ばされてしまう。
 だがその時、まったく意外な人物が、意外な行動に出た。ダリアは立ち止まり、握っていたショートソードを投げ捨てると、まるで人が変わったような表情で、両手で印のようなものを結び始めた。
「ダリア!」
「何してる!」
 百合香たちは慌てて振り返る。だが、もう凝縮して闇そのものとなった霧が、3人を呑み込み始めていた。もうだめだ、と二人が思った、その時だった。
『オン・アロリキヤ・ソワカ!』
 ダリアの声は、それまでのオドオドしていたダリアのものではなかった。地面に根をおろした大樹のような重みと真のある呪文が詠唱されると、3人を一瞬、真っ白な光が包み、ガラスが割れるような音とともに弾けた。
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