現実(いま)を感じて

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第一章 仲間

あれから・・・

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あれから三年―――。
長かったのか、短かったのか・・・

自由と平和の王国、グラッセル。
今は、どこにも存在しない王国・・・

あの戦乱の中。
王国関係者は、ことごとく抹殺され、また、多くの民もその犠牲となった。
 かつて反映を見せた港街も、軍船の行き交う拠点と化している。
そして、新帝国の領土となってからは、常に兵士が徘徊し、反乱の目を確実に粉砕していった。

 傷跡残るこの土地で、人々は、除々に自らの生活を取り戻しつつある。
しかし、若者達の多くが、他国へ流出したのも、また事実。

 人々は、何を望み、何を願い生きてゆくのか・・・・・・
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