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後日談 リーナストーリー ピンクエンド - ⅩⅡ

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硬くなった蕾をブラウスの上から口に含み、舌でコロコロともてあぶ。

「ぁっ・・ぁっん・・」

さらに唾液で湿った蕾を指でつまむと、短い吐息が漏れた。

「んっ・・・ふぅ・・」

顔を背ける彼女の耳元で「リーナ・・」と囁くと、彼女の肩がピクッと震え、頬が染まる。

蕾を指で攻めながら、身体をよじって力のない抵抗を見せるリーナの首筋に唇を落とすと、そのまま舌を這わせる。唇を押さえて声を我慢するリーナがセドリックの欲望を煽った。

再びブラウスの裾から彼女の肌の上を這う指が、締まった腰から上の膨らみを目指してたどり着いたのは、唾液で湿った蕾。十分硬くなったそれを指で挟み、キュッと締める。そして硬くなった尖端を指で弾く。

「・・・んぁっ・・!」

そしてセドリックの愛欲を煽る膨らみを乱暴に揉むと、たわわな膨らみはグニャッと形を変えた。少し汗ばんだ肌は、彼女の身体を這う指に吸い付いてくる。

胸の柔らかな感触を名残惜しそうに手放した指は、下へ下りていく。ゆっくりと内腿へと手を移動させれば、リーナの口から小さな吐息が漏れた。

「はぁ・・・セドリック様・・・」

吐息と一緒に漏れた声は、リーナの口から初めて漏れたセドリックを求める声だった。

顕になったリーナの太腿をツーッと撫でる。滑らかな太腿から、柔らかいふくらはぎ、そして足首まで手を滑らせる。そのまま足を持ち上げて乱暴に靴を脱がせると、ガーターベルトを取り、足首に向かって舌を這わせる。そして今度は足首から上へとチュッチュッと音をさせながら、キスをする。

太腿まで戻ったセドリックの唇は、太腿の付け根で止まると、言葉を発した。

「この辺りだったか?火傷をしたのは」

火傷とはシリウスを石にした時、ポケットに入れていた魔力の石が熱くなった時のものだ。

「・・そんなの・・・ない・・」

途切れ途切れに紡ぎ出したリーナの言葉も、セドリックを煽る材料となる。

「強がるな。治療が必要だろう?」

そう言って太腿の付け根を舌で攻められ、リーナの身体が小さく震えた。

リーナは、秘所がジュクジュクと疼くのを感じる。しかし、いくら待ってもその先に進まない。焦れたリーナがセドリックを見上げると、そこには意地の悪い笑みを浮かべている彼の顔があった。思わず顔を背けると、今度は耳元で囁かれる。

「言っただろう。私の婚約者は純潔が条件だと」

リーナは、その言葉に現実へと引き戻される。与えられる快感で忘れていた。いくらこうして触れ合っても、正式に彼の妻となるまで一線を超えることはないのだ。ここまでやっておいて、セドリックは大丈夫なんだろうかと思ったリーナだったが、そんな考えは吹っ飛んだ。

ここまでかと思っていたリーナの脳は、再び快楽へと引きずり込まれる。

セドリックの指が、内腿から彼女の秘所へ移動したのだ。すでに下着を湿らせたそこは彼の指を一瞬で湿らせる。覆い隠す布の上から撫でると、更にジワリと布越しにも潤っていくのが分かる。

クチュクチュと水音をさせほぐしていくと、リーナの腕がセドリックの背中に回る。身体を密着させると、お互いの荒い息づかいが耳にかかった。

そして下着の上から花芽を探り当てたセドリックは、そこばかりを執拗に攻め始めた。その度に腰が跳ね上がるリーナは、セドリックの耳元で色香を爆発させる。

奥から絶えることなく蜜が溢れ、グショグショになった秘所へと下着の隙間から指を入れ動かすと、彼女の身体はすぐにビクビクッとのけ反った。

セドリックを捕らえていた腕の力が抜けると、快感に溺れたリーナを見下ろす。乱れた呼吸と潤んだ瞳で見つめるリーナにセドリックは、優しい口づけを送る。そして名残惜しそうに湿った唇を離すと、リーナの耳元で囁いた。

「さすがにこれ以上は、ダメだな」
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