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16. 理由なき理由-2
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イルミネーションに彩られた街並みには、幸せそうなカップルが溢れかえっている。
そんな雑踏の中を足をもたつかせながら歩いた。足にくるまで酔うとは不覚だ。
あの、マッチョめ……などと悪態をつく気はもうないが、急ぎたいのに言うことの利かない体は腹立たしい。早いとこタクシーを捕まえなければ。
はやる気持ちと反比例して、おぼつかない足を進めていたその俺を、聞き覚えのない女の声が呼び止める。
声のする方を見てみると、愛想良く笑う女が寒空の下で立っていた。それに吸い寄せられるようにフラフラと近付いて行く。近づいた場所で、ジーっと見下ろし考える俺に明るい声が掛けられた。
「こちらが一番人気になります」
吸い寄せられるように足を向けたのは、街頭にあるクリスマスケーキ販売。
間違っても、目の前で愛想を振り撒いているミニスカサンタの女に惹かれたわけじゃない。ケーキに惹かれただけだ。
そのケーキを売っているミニスカサンタが勧めるのは、ブッシュドノエルだった。
アイツ喰うかな?でも、クリスマスって言ったら、ケーキだよな?
「じゃ、それ下さい」
「ありがとうございます。良かったら、こちらも使って下さいね」
おまけに付けてくれたのは、クラッカーだ。
どうせなら、チキンとシャンパンも買って、クリスマスパーティーらしくするか。
そう思った俺はケーキを手にしながら、千鳥足であっちへフラフラこっちへとフラフラと店を渡り歩いてから、漸ようやくマンションへと辿り着いた。
何とかマンションに辿り着いたものの。繰り返し奈央の部屋のインターフォンを鳴らしても応答がない。
もしかして出掛けているのか?
焦る気持ちが、インターフォンを押す動作に表れてしまう。ピンポンダッシュの悪戯か? と疑われても仕方ないほどに、何度も何度も押さずにはいられなかった。
「煩いっ! バカ教師」
突然勢い良くドアが開かれた途端、怖い顔をした奈央に落とされた雷。
「奈央が出るの遅いからだろ」
「トイレ入ってたの」
「便秘か?」
「………さようなら」
声を低くした奈央がドアを閉めようとするのを慌てて手で止める。
「待てって! 悪かった。下痢だったか?」
今度は無言のまま、凄い力でドアを閉めようとするその隙間に足を割り入れ、何とか阻止には成功した。
「ちょっと何なのよ!」
「いいからこれ持ってろ!」
チキンとケーキとシャンパンが入った袋を無理矢理奈央に押し付け、ポケットに忍ばせていたものを取り出すと、その紐を引っ張った。
パンッ! と、乾いた音が響き渡り、玄関先には色とりどりの紙テープが飛び散っても、驚くどころか奈央は表情一つ変えやしない。
「敬介、何がしたいの? 近所迷惑でしょ!」
一段と怖い顔をして睨む奈央に、このフロアには俺とお前しかいないんだけど、という言葉は、2回目の落雷被害を避けるために呑み込んで、勝手に靴を脱いだ。
「奈央~、クリスマスパーティーするぞ~」
そそくさと部屋の中へと入って行く俺の背中に、奈央の冷たい視線がビシバシと突き刺さるのを感じても気にしちゃいけない。
いい加減慣れたし、酒の入ってる俺は気がでかくなってんだよ。諦めろ!
「あ、やっぱお前勉強してたのか。今夜はもうダメー。勉強終了!」
リビングに入るなり、机の上にあった開いたままの問題集やら参考書を見つけ、勝手に閉じては棚へとしまう。その様子を、壁にもたれながら怪訝な目で奈央が見つめている。
「勝手に決めないでよ」
「折角、色々買ってきたんだから、そう言わずに付き合えって」
呆れて言葉も出ないのか、もたれ掛かったまま動かない奈央の腕から持たせていた荷物を奪うと、それをテーブルに並べ始めた。
「ほら、ボケーッと突っ立ってんなよ。お前も座れ! あっ、その前にシャンパングラスってある? なきゃ何でもいいから持って来いよ」
やっと動いた奈央は、グラスを取りに行くかと思いきや、不機嫌な顔でソファーに腰を下ろす。
「敬介って、クリスマスとかで、はしゃぐタイプの人だったの?」
「だよなぁ?」
「だよなじゃない! 私が聞いてるの!」
それでなくても機嫌はあまり宜しくないのに、俺のとぼけた切り返しに、細められた視線はどこまでも冷たい。
「いや、俺もビックリ」
「………」
そんなに怒んなよ、と目で訴えたつもりが効果はなしで、何とか空気を変えようと、まだ持っていたクラッカーを鳴らしてはみたものの、反応無しの奈央の前では弾けた音がやけに虚しい。
「俺だってクリスマスなんて興味なかったよ。でもな……、」
「なによ」
「俺も楽しいんだわ……、お前といると」
「………」
何とか言ってくれ。恥ずかしいって自覚があるだけに、この無言は居たたまれないんだよ。
あまりの気まずさに、パン! と思わずラスト1個のクラッカーも鳴らしてしまう。
でもやっぱり、奈央は微動だにしせず瞬き一つしやしない。
「だからな、お前とならクリスマスパーティーも楽しめんのかなあ、って思ってよ。それにお前、あんま一人でいる事に慣れんな」
「………」
ことごとくスルーかよ。いつまでそうやって黙ってるつもりだ!
むしゃくしゃして思わず後頭部を掻きむしる。
「いいからお前は俺と楽しめ! それとも何か? 文句でもあんのか?」
「あるわよ」
「っ!」
喋ったと思ったら、文句のオンパレードで俺を追い詰める気か? 何を言われるんだ、俺は……。
「な、何だよ」
「さっきから煩い。無駄にクラッカー鳴らさないでくれる?」
「奈央がいつまでも黙ってるから悪──」
俺の話の途中で、奈央がいきなり立ち上がり背を向け歩き出す。
「奈央、コラッ! お前どこ行く気だ!」
立ち止まった奈央は、俺を見ずに無愛想に答えた。
「シャンパングラス、いるんでしょ?」
「へ?……お、おぅ」
何を言われるか構えていただけに、気の抜けた声を漏らしてしまう。
全く可愛げのない女だ。ミニスカサンタとは大違いだ! 俺が誘ってやってんだから、もう少し喜べっつうの!
一人悪態つきながらも自然と緩んでしまう頬は、どう頑張っても抑えることは出来なかった。
「敬介、しまりのない顔してる」
戻って来た奈央は、失礼なことをサラッと言ってのけ、グラスを二つテーブルに置いた。
「お前はもう少し笑えー!」
ふん! とばかりに顔を少しだけ横にずらし、反抗的な態度を取られる。
「ったく、可愛くねぇなぁ!」
手にしたシャンパンの栓を向け脅してみても
「やれるもんなら、やってみたら?」
動じるどころか挑戦的な奈央にあっさりと負け、天井に向けて栓を開ければ、“ポンッ” と、軽快な音が響いた。
「はい、可愛くない奈央にはこんだけ~」
「ケチ、少ない」
「お子ちゃまの癖に生意気言うな」
奈央のグラスには、3分の1にも満たないほどの量だけだ。いくらクリスマスとは言っても未成年だ。俺達以外、誰も見ていないとは言え、堂々とアルコールを飲ませるわけにはいかない。
「テイスティングにもならないじゃん!」
小さな赤い唇を尖らせ不満を漏らす奈央は、
「……じゃ、あとちょっとだけだぞ」
本気で不貞腐れてるのだろうが、その顔が可愛く見えて、つい甘やかしまう。
「さぞかし美味しいでしょうね」
シャンパンを一気に飲み干してはまた注ぐ俺を見て、奈央は空になった自分のグラスを指でカチンと弾きながら不服そうに言う。
「まあな」
忘年会で飲んでいた時とは大違いだ。
既に此処に来るまでに相当の量を飲んでいたと言うのに、奈央を前にして飲む酒は、喉越し良くドンドンと入ってしまう。
「奈央はこれでも食べてろよ」
もっと飲みたそうな顔をしている奈央だけれど、例えどんな可愛い顔されてもこれ以上酒は飲ませられない。代わりに、テーブルに二つ並んだ箱の一つを開け差し出した。
「何これ、大きすぎない?」
「一番でかいの買ってきた」
箱から取り出したターキーの姿を見て、奈央は「見ただけでお腹一杯」と、呟いている。
「いいから遠慮せずに食えって」
「私、夕飯だって食べたのに」
「何食ったんだよ」
「……サラダ」
夕飯にサラダ? 前も昼飯サラダだけだったよな? きちんとメシくらい摂れよ。
「お前はベジタリアンか? それとも青虫か? 葉っぱばっか食ってんじゃねぇよ。ほら、これ全部食え」
「全部なんて食べられるはずないでしょ!」
「無理なら、3日かかってもいいから食えよ?」
「何それ、カレーの仕返し? ガキ!」
言い合いをしながら進む奈央との会話。
いつしか奈央も笑顔を見せるようになり、弾む会話をつまみにしながら、俺の飲むペースは一段と速くなっていった。
そのせいか、段々と頭から思考能力は奪われ……。
「奈央ちゃ~~ん」
「気持ち悪い! 甘えないで!」
いつしか、奈央の冷たい言葉も耳に入らなくなっていった。
どうやらこの辺りから酒にやられた俺の脳は、記憶すると言う機能を完全に放棄していったらしい。
そんな雑踏の中を足をもたつかせながら歩いた。足にくるまで酔うとは不覚だ。
あの、マッチョめ……などと悪態をつく気はもうないが、急ぎたいのに言うことの利かない体は腹立たしい。早いとこタクシーを捕まえなければ。
はやる気持ちと反比例して、おぼつかない足を進めていたその俺を、聞き覚えのない女の声が呼び止める。
声のする方を見てみると、愛想良く笑う女が寒空の下で立っていた。それに吸い寄せられるようにフラフラと近付いて行く。近づいた場所で、ジーっと見下ろし考える俺に明るい声が掛けられた。
「こちらが一番人気になります」
吸い寄せられるように足を向けたのは、街頭にあるクリスマスケーキ販売。
間違っても、目の前で愛想を振り撒いているミニスカサンタの女に惹かれたわけじゃない。ケーキに惹かれただけだ。
そのケーキを売っているミニスカサンタが勧めるのは、ブッシュドノエルだった。
アイツ喰うかな?でも、クリスマスって言ったら、ケーキだよな?
「じゃ、それ下さい」
「ありがとうございます。良かったら、こちらも使って下さいね」
おまけに付けてくれたのは、クラッカーだ。
どうせなら、チキンとシャンパンも買って、クリスマスパーティーらしくするか。
そう思った俺はケーキを手にしながら、千鳥足であっちへフラフラこっちへとフラフラと店を渡り歩いてから、漸ようやくマンションへと辿り着いた。
何とかマンションに辿り着いたものの。繰り返し奈央の部屋のインターフォンを鳴らしても応答がない。
もしかして出掛けているのか?
焦る気持ちが、インターフォンを押す動作に表れてしまう。ピンポンダッシュの悪戯か? と疑われても仕方ないほどに、何度も何度も押さずにはいられなかった。
「煩いっ! バカ教師」
突然勢い良くドアが開かれた途端、怖い顔をした奈央に落とされた雷。
「奈央が出るの遅いからだろ」
「トイレ入ってたの」
「便秘か?」
「………さようなら」
声を低くした奈央がドアを閉めようとするのを慌てて手で止める。
「待てって! 悪かった。下痢だったか?」
今度は無言のまま、凄い力でドアを閉めようとするその隙間に足を割り入れ、何とか阻止には成功した。
「ちょっと何なのよ!」
「いいからこれ持ってろ!」
チキンとケーキとシャンパンが入った袋を無理矢理奈央に押し付け、ポケットに忍ばせていたものを取り出すと、その紐を引っ張った。
パンッ! と、乾いた音が響き渡り、玄関先には色とりどりの紙テープが飛び散っても、驚くどころか奈央は表情一つ変えやしない。
「敬介、何がしたいの? 近所迷惑でしょ!」
一段と怖い顔をして睨む奈央に、このフロアには俺とお前しかいないんだけど、という言葉は、2回目の落雷被害を避けるために呑み込んで、勝手に靴を脱いだ。
「奈央~、クリスマスパーティーするぞ~」
そそくさと部屋の中へと入って行く俺の背中に、奈央の冷たい視線がビシバシと突き刺さるのを感じても気にしちゃいけない。
いい加減慣れたし、酒の入ってる俺は気がでかくなってんだよ。諦めろ!
「あ、やっぱお前勉強してたのか。今夜はもうダメー。勉強終了!」
リビングに入るなり、机の上にあった開いたままの問題集やら参考書を見つけ、勝手に閉じては棚へとしまう。その様子を、壁にもたれながら怪訝な目で奈央が見つめている。
「勝手に決めないでよ」
「折角、色々買ってきたんだから、そう言わずに付き合えって」
呆れて言葉も出ないのか、もたれ掛かったまま動かない奈央の腕から持たせていた荷物を奪うと、それをテーブルに並べ始めた。
「ほら、ボケーッと突っ立ってんなよ。お前も座れ! あっ、その前にシャンパングラスってある? なきゃ何でもいいから持って来いよ」
やっと動いた奈央は、グラスを取りに行くかと思いきや、不機嫌な顔でソファーに腰を下ろす。
「敬介って、クリスマスとかで、はしゃぐタイプの人だったの?」
「だよなぁ?」
「だよなじゃない! 私が聞いてるの!」
それでなくても機嫌はあまり宜しくないのに、俺のとぼけた切り返しに、細められた視線はどこまでも冷たい。
「いや、俺もビックリ」
「………」
そんなに怒んなよ、と目で訴えたつもりが効果はなしで、何とか空気を変えようと、まだ持っていたクラッカーを鳴らしてはみたものの、反応無しの奈央の前では弾けた音がやけに虚しい。
「俺だってクリスマスなんて興味なかったよ。でもな……、」
「なによ」
「俺も楽しいんだわ……、お前といると」
「………」
何とか言ってくれ。恥ずかしいって自覚があるだけに、この無言は居たたまれないんだよ。
あまりの気まずさに、パン! と思わずラスト1個のクラッカーも鳴らしてしまう。
でもやっぱり、奈央は微動だにしせず瞬き一つしやしない。
「だからな、お前とならクリスマスパーティーも楽しめんのかなあ、って思ってよ。それにお前、あんま一人でいる事に慣れんな」
「………」
ことごとくスルーかよ。いつまでそうやって黙ってるつもりだ!
むしゃくしゃして思わず後頭部を掻きむしる。
「いいからお前は俺と楽しめ! それとも何か? 文句でもあんのか?」
「あるわよ」
「っ!」
喋ったと思ったら、文句のオンパレードで俺を追い詰める気か? 何を言われるんだ、俺は……。
「な、何だよ」
「さっきから煩い。無駄にクラッカー鳴らさないでくれる?」
「奈央がいつまでも黙ってるから悪──」
俺の話の途中で、奈央がいきなり立ち上がり背を向け歩き出す。
「奈央、コラッ! お前どこ行く気だ!」
立ち止まった奈央は、俺を見ずに無愛想に答えた。
「シャンパングラス、いるんでしょ?」
「へ?……お、おぅ」
何を言われるか構えていただけに、気の抜けた声を漏らしてしまう。
全く可愛げのない女だ。ミニスカサンタとは大違いだ! 俺が誘ってやってんだから、もう少し喜べっつうの!
一人悪態つきながらも自然と緩んでしまう頬は、どう頑張っても抑えることは出来なかった。
「敬介、しまりのない顔してる」
戻って来た奈央は、失礼なことをサラッと言ってのけ、グラスを二つテーブルに置いた。
「お前はもう少し笑えー!」
ふん! とばかりに顔を少しだけ横にずらし、反抗的な態度を取られる。
「ったく、可愛くねぇなぁ!」
手にしたシャンパンの栓を向け脅してみても
「やれるもんなら、やってみたら?」
動じるどころか挑戦的な奈央にあっさりと負け、天井に向けて栓を開ければ、“ポンッ” と、軽快な音が響いた。
「はい、可愛くない奈央にはこんだけ~」
「ケチ、少ない」
「お子ちゃまの癖に生意気言うな」
奈央のグラスには、3分の1にも満たないほどの量だけだ。いくらクリスマスとは言っても未成年だ。俺達以外、誰も見ていないとは言え、堂々とアルコールを飲ませるわけにはいかない。
「テイスティングにもならないじゃん!」
小さな赤い唇を尖らせ不満を漏らす奈央は、
「……じゃ、あとちょっとだけだぞ」
本気で不貞腐れてるのだろうが、その顔が可愛く見えて、つい甘やかしまう。
「さぞかし美味しいでしょうね」
シャンパンを一気に飲み干してはまた注ぐ俺を見て、奈央は空になった自分のグラスを指でカチンと弾きながら不服そうに言う。
「まあな」
忘年会で飲んでいた時とは大違いだ。
既に此処に来るまでに相当の量を飲んでいたと言うのに、奈央を前にして飲む酒は、喉越し良くドンドンと入ってしまう。
「奈央はこれでも食べてろよ」
もっと飲みたそうな顔をしている奈央だけれど、例えどんな可愛い顔されてもこれ以上酒は飲ませられない。代わりに、テーブルに二つ並んだ箱の一つを開け差し出した。
「何これ、大きすぎない?」
「一番でかいの買ってきた」
箱から取り出したターキーの姿を見て、奈央は「見ただけでお腹一杯」と、呟いている。
「いいから遠慮せずに食えって」
「私、夕飯だって食べたのに」
「何食ったんだよ」
「……サラダ」
夕飯にサラダ? 前も昼飯サラダだけだったよな? きちんとメシくらい摂れよ。
「お前はベジタリアンか? それとも青虫か? 葉っぱばっか食ってんじゃねぇよ。ほら、これ全部食え」
「全部なんて食べられるはずないでしょ!」
「無理なら、3日かかってもいいから食えよ?」
「何それ、カレーの仕返し? ガキ!」
言い合いをしながら進む奈央との会話。
いつしか奈央も笑顔を見せるようになり、弾む会話をつまみにしながら、俺の飲むペースは一段と速くなっていった。
そのせいか、段々と頭から思考能力は奪われ……。
「奈央ちゃ~~ん」
「気持ち悪い! 甘えないで!」
いつしか、奈央の冷たい言葉も耳に入らなくなっていった。
どうやらこの辺りから酒にやられた俺の脳は、記憶すると言う機能を完全に放棄していったらしい。
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