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chrono-24:影響力は、マグネット……誘引力の変わらない唯一つの!の巻
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相手の残弾数は分からない。こちらは残り「八」。能力の使用は絞った方がいいに決まっている。いるけど。
「【精力】【筋力】は【ガッツボンバー】ッ!!」
名前はどうにも締まらないけれども、両腕に力を漲らせるイメージ。途端に見事にパンプアップする三角筋・上腕二頭/三頭筋・前腕屈/伸筋群。よーしよしよし、こいつで近接肉弾戦に持ち込むッ!! そしてこの絡ませ方なら「一発パンチを放って終わり」とかじゃなく、ある程度の時間発現し続けられるはずだッ!!(たぶん)
「……」
動け。とにかく動いて打開しろ打破しろ、いろいろ考えてしまうのはダメだ。この、「人格」にまつわる諸々が始まった時から、僕の奥底にくすぶるようにして消えそうになりながらも確かに存在していた……
「……!!」
「疑念」について考えてしまってはダメだ。深く考えては……ダメな気がした。だから。
「うわああああああああああッ!!」
上空から急降下するイメージ。そしてこれまた締まらない、しかも想定外の「筋力」に自分が振り回されるかたちの腕ぐるぐる回しに近い拳撃連打になってしまったけど、一気にこれで寄り切る!! 諸々のことは、「全統合」してからでも遅くない!! ……はず。
フン、と鼻から一息つきながら、シャドーはその身に纏わせていた乳白色のマントをこちらの視界を遮るように脱ぎ広げる。ベタな回避方法とは思ったけど、それだけに効果は絶大。構わずめちゃくちゃにその布を突き破らんばかりに両拳を打ち込んでいった僕だったけれど、案の定手ごたえは無し。スカされた……あと「六発」。
刹那、だった。
「!?」
向かって左方向の奥面へと下がったと思われたシャドーの姿を目で追っていた僕の視界を遮るようにして無数のちっちゃな「泡」が空中に沸いていた。ん? 「波の花」かな、とか思ってた僕は迂闊に過ぎた。
その泡たちはぶわと先ほどのマントのように広がると、僕の身体の前面にふわと接触した。痛みは無かった。触れたという感触も無く、それらは次の瞬間弾けて消えていったわけだけど。だけども何らかの能力であることは確かだ。
「【読解力07】……突き詰めれば、人のその記憶とかも読めんじゃね? とか思ってやってみたらうまくいった。『自分のも』、いや『自分らのも』。いやぃやぃやぃ能力ってのは、はは万能無敵だねぇ……それとも他ならぬ『自分自身』の中で終始やっていることだからなのか? くく、まあいいだろ。どうせそのひとり相撲もそろそろ終わる……」
僕の記憶を読まれた、ってことか……図らずも僕も【分析】で探ろうとしていたことだしね……相手を知るということがまずはの一手であることは間違いない。が、でも僕は本当に知ろうとしているのか? 他ならぬ、「自分」のことを。
「自分」? 自分って……何だ? どれだ? 誰……だ?
「くっ……!!」
思わず中空でよろけてしまう。脳を鋭利な刃物で割られるかのような頭の痛みはこの場においても僕を苛んでくるようになった。胸の奥の方でゆらゆらと熾火のように「疑念」もだんだん鮮明に浮かび上がってくるようだよもう限界かもだよ……ッ!! 視界が、安定しなくなってきた。耳を通して聴こえる音も、それが何であるかの判別も、難しく……なって……きた。「僕」という意識体が……揺らいでいるからなのか? このままじゃあ、「統合」も何もそれ以前に消滅とかしちゃうんじゃないか……?
「……【気力】【活力】は【ヒートファイヤー】……ッ!!」
必死で自分の中に、何かを燃やす。存在を焼き付けるように。自分を……見失わないように。呼吸を整えろ。いや、意識なんだから意識を平常に保つんだ。視線の先には「泡」からの僕の記憶情報を得てそれを吟味でもしているのか分からないけど、何てことは無い普通の乳白色のTシャツと同色のチノパンみたいな軽装になったシャドーの、腕組みしつつ微笑んでいる姿が。と、
「くく、なーんだやっぱりもう掴んでんじゃねえかよぉ、その上でなに必死こいて抗ってんだよ、お前の真意はどっちなんだっての。いや、もう既に示されてんのか。なるほどなるほど、そういう仕掛けを既に打ってたと、そいつぁ上手いやり方かもなあ、冴えてる冴えてる……」
僕の意識が定まらないからか? シャドーの言ってる言葉の逐一の意味が分からなくなっている……ッ!! さっきから何をひとりで納得してるんだよ……ッ!!
「……【集中】【統率】【協力】【コミュ力】……ッ!! はッ!! 【ダイブファラオリングダスト】ぉぉぉッ!!」
残る力すべてを束ね合わせる。まばゆく白く輝く「光弾」が天高く掲げた僕の右手の掌からシュボと発現し、それを投げてぶち当てるイメージを描いたと思った瞬間、それは爆ぜるようにしてシャドーの身体向けて吹っ飛んでいっていた。けど、
予想外のことが起こった。
「……ククク、そういうことなら」
何を考えたのかは全く分からなかったけれど、僕と相対した僕は、ゆらり両腕を広げると、まるで「光弾」を招き入れるかのようにその軌道のただなかに立ち尽くしたまま、そんな言葉を残し、
「……ッ!?」
包み込まれ、かき消えていったのだった……
<YOU GOT 15PIECES……>
間抜けに思えるほど唐突に空に浮かんだその活字体に目をやる間も無く、無数の光の玉になったシャドー……達の、おそらく意識体らが、僕の身体に吸い込まれてきた。
「……」
終わった……の? 全てを取り戻したはずの僕だったけど、いかんせん、解せない感じはこの意識体全域をずろずろと漂っているようで。静寂。次の瞬間、海上に浮遊していたはずの僕の身体は、真っ白い、先も見渡すことが出来ないほどにそれは白い空間に、ぽつりおかれていたわけで。
「ロビー」も、消え去ったということなのかな……ふと自分の身体を見下ろしてみると、「現実」の世界でも着ていた、色あせたパーカーとジーンズ姿になっていた。つまりは、僕が全部、「僕」になったと、そういうことだろうか……記憶はどうだろう? 三十一人分全部が集まったから、一日いちにち細切れになっていた記憶がつながって、正常なものに……?
「あいたぁッ!!」
思わず声が出てしまう。記憶にアクセスしようとしたらまたもあの頭痛だよ……まだ容量がでか過ぎて咀嚼しきれてないとかそういうことかな……まあ焦ることは無いか。徐々にゆっくりと繋いでいけばいいよ。それよりここに引き込まれる前に、頭打ったことを思い出した。大丈夫かな僕のリアルボディ……と、ひとまずはどうやったらいいか分からないけど、意識を本体に戻そう戻そうと試みるけれど。
「……」
あれ戻らんな……まあそもそも意識を取り戻すなんてこと自分自身では出来ないもんね……気長に待つとしようかな……とか呑気こいて真っ白な果てしない大空間の地面みたいなところに胡坐をかいて座ろうとした、
刹那、だった……
「……取りまとめ御苦労」
背後からそんな声が……ッ!! 慌てて中腰の中途半端な姿勢から振り返ろうとするもののままならず、そのまま尻もちをついてしまう。けど誰だ……? もう全員揃ったはずじゃあ……
そこまで考えが至って、そして自分の「中」を浚うようにして改めて確認して思い至った。
……三十人しかいない。
次の瞬間、僕の身体は動かなくなる。
「……いい仕上がりだ。これなら万全の『来野アシタカ』として固定できるかもな」
落ち着いた声色はでも、僕のものじゃないように感じた……気のせいか? それともこの身体の自由を奪っている能力、みたいなものがそうさせているとでも言うの?
「き……みは誰だ……」
肺に残った空気を絞り出すようにして、そう問う。三十一人目の誰かとは薄々わかってはいるけれど。そういう意味だけじゃなく、何のための何者かっていう意味合いも込めて。
はたして、
「『来野サーティワン』とでも名乗ればいいのか? 【無力】の31……そして……」
こいつ今まで単独で動いていたのか? そして確かに「ひとり」であるはずなのにこの強力なプレッシャーはなにッ!!
「……『来野アシタカ』を統括する存在、とも言っておこうか」
この余裕……僕の身体がままならなくてその姿は確認出来ていないけど、とにかく凄い自信と圧力だ……
ど、どうするッ!?
「【精力】【筋力】は【ガッツボンバー】ッ!!」
名前はどうにも締まらないけれども、両腕に力を漲らせるイメージ。途端に見事にパンプアップする三角筋・上腕二頭/三頭筋・前腕屈/伸筋群。よーしよしよし、こいつで近接肉弾戦に持ち込むッ!! そしてこの絡ませ方なら「一発パンチを放って終わり」とかじゃなく、ある程度の時間発現し続けられるはずだッ!!(たぶん)
「……」
動け。とにかく動いて打開しろ打破しろ、いろいろ考えてしまうのはダメだ。この、「人格」にまつわる諸々が始まった時から、僕の奥底にくすぶるようにして消えそうになりながらも確かに存在していた……
「……!!」
「疑念」について考えてしまってはダメだ。深く考えては……ダメな気がした。だから。
「うわああああああああああッ!!」
上空から急降下するイメージ。そしてこれまた締まらない、しかも想定外の「筋力」に自分が振り回されるかたちの腕ぐるぐる回しに近い拳撃連打になってしまったけど、一気にこれで寄り切る!! 諸々のことは、「全統合」してからでも遅くない!! ……はず。
フン、と鼻から一息つきながら、シャドーはその身に纏わせていた乳白色のマントをこちらの視界を遮るように脱ぎ広げる。ベタな回避方法とは思ったけど、それだけに効果は絶大。構わずめちゃくちゃにその布を突き破らんばかりに両拳を打ち込んでいった僕だったけれど、案の定手ごたえは無し。スカされた……あと「六発」。
刹那、だった。
「!?」
向かって左方向の奥面へと下がったと思われたシャドーの姿を目で追っていた僕の視界を遮るようにして無数のちっちゃな「泡」が空中に沸いていた。ん? 「波の花」かな、とか思ってた僕は迂闊に過ぎた。
その泡たちはぶわと先ほどのマントのように広がると、僕の身体の前面にふわと接触した。痛みは無かった。触れたという感触も無く、それらは次の瞬間弾けて消えていったわけだけど。だけども何らかの能力であることは確かだ。
「【読解力07】……突き詰めれば、人のその記憶とかも読めんじゃね? とか思ってやってみたらうまくいった。『自分のも』、いや『自分らのも』。いやぃやぃやぃ能力ってのは、はは万能無敵だねぇ……それとも他ならぬ『自分自身』の中で終始やっていることだからなのか? くく、まあいいだろ。どうせそのひとり相撲もそろそろ終わる……」
僕の記憶を読まれた、ってことか……図らずも僕も【分析】で探ろうとしていたことだしね……相手を知るということがまずはの一手であることは間違いない。が、でも僕は本当に知ろうとしているのか? 他ならぬ、「自分」のことを。
「自分」? 自分って……何だ? どれだ? 誰……だ?
「くっ……!!」
思わず中空でよろけてしまう。脳を鋭利な刃物で割られるかのような頭の痛みはこの場においても僕を苛んでくるようになった。胸の奥の方でゆらゆらと熾火のように「疑念」もだんだん鮮明に浮かび上がってくるようだよもう限界かもだよ……ッ!! 視界が、安定しなくなってきた。耳を通して聴こえる音も、それが何であるかの判別も、難しく……なって……きた。「僕」という意識体が……揺らいでいるからなのか? このままじゃあ、「統合」も何もそれ以前に消滅とかしちゃうんじゃないか……?
「……【気力】【活力】は【ヒートファイヤー】……ッ!!」
必死で自分の中に、何かを燃やす。存在を焼き付けるように。自分を……見失わないように。呼吸を整えろ。いや、意識なんだから意識を平常に保つんだ。視線の先には「泡」からの僕の記憶情報を得てそれを吟味でもしているのか分からないけど、何てことは無い普通の乳白色のTシャツと同色のチノパンみたいな軽装になったシャドーの、腕組みしつつ微笑んでいる姿が。と、
「くく、なーんだやっぱりもう掴んでんじゃねえかよぉ、その上でなに必死こいて抗ってんだよ、お前の真意はどっちなんだっての。いや、もう既に示されてんのか。なるほどなるほど、そういう仕掛けを既に打ってたと、そいつぁ上手いやり方かもなあ、冴えてる冴えてる……」
僕の意識が定まらないからか? シャドーの言ってる言葉の逐一の意味が分からなくなっている……ッ!! さっきから何をひとりで納得してるんだよ……ッ!!
「……【集中】【統率】【協力】【コミュ力】……ッ!! はッ!! 【ダイブファラオリングダスト】ぉぉぉッ!!」
残る力すべてを束ね合わせる。まばゆく白く輝く「光弾」が天高く掲げた僕の右手の掌からシュボと発現し、それを投げてぶち当てるイメージを描いたと思った瞬間、それは爆ぜるようにしてシャドーの身体向けて吹っ飛んでいっていた。けど、
予想外のことが起こった。
「……ククク、そういうことなら」
何を考えたのかは全く分からなかったけれど、僕と相対した僕は、ゆらり両腕を広げると、まるで「光弾」を招き入れるかのようにその軌道のただなかに立ち尽くしたまま、そんな言葉を残し、
「……ッ!?」
包み込まれ、かき消えていったのだった……
<YOU GOT 15PIECES……>
間抜けに思えるほど唐突に空に浮かんだその活字体に目をやる間も無く、無数の光の玉になったシャドー……達の、おそらく意識体らが、僕の身体に吸い込まれてきた。
「……」
終わった……の? 全てを取り戻したはずの僕だったけど、いかんせん、解せない感じはこの意識体全域をずろずろと漂っているようで。静寂。次の瞬間、海上に浮遊していたはずの僕の身体は、真っ白い、先も見渡すことが出来ないほどにそれは白い空間に、ぽつりおかれていたわけで。
「ロビー」も、消え去ったということなのかな……ふと自分の身体を見下ろしてみると、「現実」の世界でも着ていた、色あせたパーカーとジーンズ姿になっていた。つまりは、僕が全部、「僕」になったと、そういうことだろうか……記憶はどうだろう? 三十一人分全部が集まったから、一日いちにち細切れになっていた記憶がつながって、正常なものに……?
「あいたぁッ!!」
思わず声が出てしまう。記憶にアクセスしようとしたらまたもあの頭痛だよ……まだ容量がでか過ぎて咀嚼しきれてないとかそういうことかな……まあ焦ることは無いか。徐々にゆっくりと繋いでいけばいいよ。それよりここに引き込まれる前に、頭打ったことを思い出した。大丈夫かな僕のリアルボディ……と、ひとまずはどうやったらいいか分からないけど、意識を本体に戻そう戻そうと試みるけれど。
「……」
あれ戻らんな……まあそもそも意識を取り戻すなんてこと自分自身では出来ないもんね……気長に待つとしようかな……とか呑気こいて真っ白な果てしない大空間の地面みたいなところに胡坐をかいて座ろうとした、
刹那、だった……
「……取りまとめ御苦労」
背後からそんな声が……ッ!! 慌てて中腰の中途半端な姿勢から振り返ろうとするもののままならず、そのまま尻もちをついてしまう。けど誰だ……? もう全員揃ったはずじゃあ……
そこまで考えが至って、そして自分の「中」を浚うようにして改めて確認して思い至った。
……三十人しかいない。
次の瞬間、僕の身体は動かなくなる。
「……いい仕上がりだ。これなら万全の『来野アシタカ』として固定できるかもな」
落ち着いた声色はでも、僕のものじゃないように感じた……気のせいか? それともこの身体の自由を奪っている能力、みたいなものがそうさせているとでも言うの?
「き……みは誰だ……」
肺に残った空気を絞り出すようにして、そう問う。三十一人目の誰かとは薄々わかってはいるけれど。そういう意味だけじゃなく、何のための何者かっていう意味合いも込めて。
はたして、
「『来野サーティワン』とでも名乗ればいいのか? 【無力】の31……そして……」
こいつ今まで単独で動いていたのか? そして確かに「ひとり」であるはずなのにこの強力なプレッシャーはなにッ!!
「……『来野アシタカ』を統括する存在、とも言っておこうか」
この余裕……僕の身体がままならなくてその姿は確認出来ていないけど、とにかく凄い自信と圧力だ……
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