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chrono-01:創造力は、クラッシュだ!の巻
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「やーめ↑ーろーよぉぉぉぉぉ……ッ!! か↑ーえーせーよぉぉぉぉぉぉ……!!」
桜の開花が迫り、肌寒さからもたらされる物悲しさも薄らぐ季節が到来しているというのに、僕はいったい何をやっているのだろう……
中二にもなって人の革靴の片方をいたずらに持ち去るクラスメイトもクラスメイトだけど、それを片足けんけんで追いかけつつ甲高く引き攣れた声を上げる僕も僕なのだろう……
仲代と市村。土煙るグラウンドの横を、後ろの僕がよたってコケそうになっているのを横目で振り返りながら、にやにや笑いを貼り付かせ、つかず離れず逃げている同じクラスの……友達、じゃ無くて、ただの、そう級友たちの、
「……」
魂胆はとっくに分かっているのだけれど。もちろん僕をからかったりイジったり……いじ……め、たり、じゃ無い、と思う。うぅん……それも多分に含まれているのかもだけど。うん……あ、ヤバい、なんか泣きそう……
刹那、だった……
「こらぁーっ!! おにいちゃんを、イジメるなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
背後からそんな、間延びしながらも凛々しくそして可憐な声が響く。嗚呼。振り向く必要も無くその声の主は分かったし、何ならその可愛らしい右拳を頭上に振り上げながら、少し内股気味でパタパタとそれは可愛らしく走っている姿も見ずとも浮かんできたけど。でもさぁ、僕が必死で直視を避けていた心を刺す三文字を高らかに張り上げつつってさぁ……やさしさは時に心を貫くアイスピックのようだね……
なんか、よく分からないのだけれど滲んできた視界の中で、前を行く二人の輩の顔がぼやけ、にやける。嗚呼やっぱりだよねやっぱりだよ……こいつらはただ、美少女に追いかけるという黄金体験をしたいだけなのだろう……
「うわぁー、ブラコン女が来たぁ~」
「やっべえし!! まじやっべえし!!」
テンションが小四男子か。いろいろな欲望を煮出したかのようなニキビ面を歪めてはしゃぐ同い年男子のあまりの稚拙さと醜さに目を覆いたくなるけど。
「返しなさぁぁいッ!!」
可愛らしい声の主はその二人の背中に追いつくと、可愛らしくポカポカと、それはもうポカポカという文字が中空に生み出されそうなほどポカポカと、紺色ブレザーと赤いチェックのスカートに包まれた百五十六センチの華奢な身体を精一杯伸び切らかせて、にやつく二人の馬鹿の後頭部や背中を叩いていってるよお前も何歳児だよ……
「……」
周囲を一斉下校中の人らから生温かい視線を浴びながら、まだ人類が表情を会得し間もない頃、罠にかかった獲物を見下ろす時に生じた初めての「薄笑い」のような、そんな心中で渦巻く感情をうまく表情筋に伝達できてないような顔つきで立ち尽くすことしか出来ない僕の前に、投げたボールを拾ってきたことを褒めてもらいたくて息を荒げている犬のような顔つきで、我が妹ながら間近で見つめられるとクラと来てしまいそうなほどの愛くるしい小顔を上気させながら、ふんわりとした肩までの黒髪をたなびかせ、明日奈は黒目がちな大きな瞳を何故か潤ませつつ僕に革靴の片割れを差し出すのだけれど。
「……」
無言でそれを掴み取り、結局地面に突きまくって灰色に汚れた爪先を捻じり込むようにして履く。おせっかいな奴だ。本当に「おせっかい」という言葉がぴったりくるほどのおせっかいさだよ。
「おにいちゃんっ……?」
「『おにいちゃんっ』て呼ぶのはやめろ。双子なんだから」
でも何で僕はこんなにも邪険に扱ってしまうのだろう。明日奈は、ただ本当に僕のことを思ってくれているだけなのに。中二だからだろうか……中二男子だからだろうか……っ?
「……おにいちゃんはおにいちゃんだよ? 私のおにいちゃんだもん……」
でも、舌ったらずなその鈴の音のような声も、昔なら可愛いなとか思っていたけれど、この年になってそれは無い。いい加減、そこにはうんざりしてるんだ。衆人環境において兄妹でべたべたしてるっていうのだけでも、もぁうっ恥ずかしくて迷惑なのに。
「……」
でも……黙って泣きそうになってしまっているその顔を横目で窺ってしまうともうダメだってことは、僕はもう、脊髄反射レベルで把握してしまっているわけであって。
「帰るぞ、今日は部活ないんだろ」
ことさら素っ気なく、でも傍から見たら大分わざとらしいほどに、くわ、と校門の方を顎でしゃくり、さらに殊更に足を左右に蹴り出しながら不自然に大股で歩き出す、僕もまた僕なんだろう……それでも嬉しそうな足音を奏でながらついてくる気配……小五女子の妹から蛇蝎の如く嫌われている細谷の自虐話とか聞くと、僕は随分と恵まれている、とは思うんだけれど。
「うんっ、じゃ、ええと……今日は手つないで……帰ろっか……?」
「いやそれは無い」
ルックスに全振りしたかのようなこの一見天然モノの大トロそうな妹が、本当にトロいだけなら、僕もここまで冷たくあしらわないだろう。かえって愛おしいくらいだろうよ、多分。
勉強……出来る(学年二位)、スポーツ……ソフトテニス県大会シングルス準優勝、ピアノはろくに習ってないのに何か難しそうな曲を弾いてるのを見た、料理……筑前煮とかがすっと作れてさらに絶品(ごはんが三杯進む筑前煮って何)、うん……まあこれ以上挙げると何かいたたまれなくなってくるからやめよう……とにかく諸々才能に溢れているんだ、
……この僕とは真逆に。そして、
双子とは言え、男女二卵性だから瓜二つってわけでは勿論無いけれど、超絶庇護欲を刺激してくる天性のプリティ妹フェイスを持ちし明日奈と、パーツパーツは似ているのだけれど、その配置が微妙に歪んでいて対面する者の三半規管でも揺さぶるのか、僕のフェイスは「笑顔がキモい/真顔もキモい」とよく面と向かって評される。面と向かって言う女子たちも女子たちだけれど。
あ、また鼻の奥がツンとしてきた何だろう花粉かな……身長だけは百五十六センチ同士でぴったりお揃なんだけど、そこが似たとて。
とにかく僕は何をやっても駄目なダメ人間を地で行き地を這う存在でしかないわけで。「ダメ人間コンテスト」というものがあったとしたら、最下層の六組から駆け上がって「溜王」の称号をかっさらえるほどの人材だよ多分……
嬉しそうに何事かを語りかけて来る、隣の明日奈の鈴の音のような声を聞き流しながら、少しひんやりとしてきた風を受けつつ、駅までの並木道をとぼとぼと歩く。明日奈と一緒にいると自分のダメなところが綺麗に浮き彫りにされていくようで、いつも右肺と左肺の間が熱くひりつくような感覚を受け取ってしまうんだよ……
悪いのはそこから踏み出し、変わろうとしない自分、それは分かっているのだけれど。
でもダメなんだ。いくら努力しても、勉強もスポーツも音楽も美術も、ゲームでさえも。
ひと晩寝て起きると、軽くリセットしたかのように身についてない感覚に襲われるんだよね……タイムリープでもしてるのかな、とか思ったけど周りは何事も無く移ろっていくのだからこれはひとりタイムリープいやさ成長性が皆無リープ……
また喉奥から何かが込み上げてきそうだったから、大通りの信号待ちで佇む僕は少し上を見上げて変な呼吸のまま、この世のすべてのことから意識を逸らそう逸らそうと強く意識することに努めるのだけれど。
それがいけなかった。
「おにいちゃんッ!!」
明日奈の珍しく鋭く注意を喚起する声……が聴こえたかと思った瞬間、僕の左手方向から、黒いセダンが対向車線を割りながら、歩道の、こちらに、ノーブレーキで、突っ込んでくるのを、固まった、身体と、視線の、まま、
ただ見ていた。……それでも、
明日奈だけは助けないと、と反射するように思った僕は、意外と冷静に右手だけ動くことを確認すると、その先にいる柔らかな身体を向こう側へと押しやる。でも、
キギ、とタイヤを軋ませながら、白髪の老人が運転していたそのセダンはバランスを崩しついに横倒しになって僕らの視界を塞ぎ切ってきたのだった……あ、ヤバ……
刹那、だった……
「……!?」
これは、走馬燈だろうか。一面深い紺色の大空間に、いきなり投げ出されたような感じを覚えた僕は、その宇宙空間のような見慣れない奥行き感に総毛立つけれど。さらに、
多分「下」と思う方向に目をやった僕の視界にいつの間に入っていたのかは分からないけれど、余裕の笑みを浮かべた「僕」が浮かぶようにして立っていて。その首から下がラメる真紫な全身タイツであることが娑婆感をあっけなく吹っ飛ばし、これは死後の世界なのかあるいは転生か転移か分からないけど異世界なのか……との思考を大脳に差し込んで来た。でも、
「ようやく気付いてくれたね……来野サーティーン」
そんな、録音した自分の声みたいな声でニヒルに言ってくることに思考の波がついに大脳をオーバーフローしだして……そして、僕は、叫ぶ。と思ったら意外に冷静な声が出てた。
「……え、なにこれ」
いや何だよこれぇぇぇぇぇぇぇえええええあああああああああッ!?
桜の開花が迫り、肌寒さからもたらされる物悲しさも薄らぐ季節が到来しているというのに、僕はいったい何をやっているのだろう……
中二にもなって人の革靴の片方をいたずらに持ち去るクラスメイトもクラスメイトだけど、それを片足けんけんで追いかけつつ甲高く引き攣れた声を上げる僕も僕なのだろう……
仲代と市村。土煙るグラウンドの横を、後ろの僕がよたってコケそうになっているのを横目で振り返りながら、にやにや笑いを貼り付かせ、つかず離れず逃げている同じクラスの……友達、じゃ無くて、ただの、そう級友たちの、
「……」
魂胆はとっくに分かっているのだけれど。もちろん僕をからかったりイジったり……いじ……め、たり、じゃ無い、と思う。うぅん……それも多分に含まれているのかもだけど。うん……あ、ヤバい、なんか泣きそう……
刹那、だった……
「こらぁーっ!! おにいちゃんを、イジメるなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
背後からそんな、間延びしながらも凛々しくそして可憐な声が響く。嗚呼。振り向く必要も無くその声の主は分かったし、何ならその可愛らしい右拳を頭上に振り上げながら、少し内股気味でパタパタとそれは可愛らしく走っている姿も見ずとも浮かんできたけど。でもさぁ、僕が必死で直視を避けていた心を刺す三文字を高らかに張り上げつつってさぁ……やさしさは時に心を貫くアイスピックのようだね……
なんか、よく分からないのだけれど滲んできた視界の中で、前を行く二人の輩の顔がぼやけ、にやける。嗚呼やっぱりだよねやっぱりだよ……こいつらはただ、美少女に追いかけるという黄金体験をしたいだけなのだろう……
「うわぁー、ブラコン女が来たぁ~」
「やっべえし!! まじやっべえし!!」
テンションが小四男子か。いろいろな欲望を煮出したかのようなニキビ面を歪めてはしゃぐ同い年男子のあまりの稚拙さと醜さに目を覆いたくなるけど。
「返しなさぁぁいッ!!」
可愛らしい声の主はその二人の背中に追いつくと、可愛らしくポカポカと、それはもうポカポカという文字が中空に生み出されそうなほどポカポカと、紺色ブレザーと赤いチェックのスカートに包まれた百五十六センチの華奢な身体を精一杯伸び切らかせて、にやつく二人の馬鹿の後頭部や背中を叩いていってるよお前も何歳児だよ……
「……」
周囲を一斉下校中の人らから生温かい視線を浴びながら、まだ人類が表情を会得し間もない頃、罠にかかった獲物を見下ろす時に生じた初めての「薄笑い」のような、そんな心中で渦巻く感情をうまく表情筋に伝達できてないような顔つきで立ち尽くすことしか出来ない僕の前に、投げたボールを拾ってきたことを褒めてもらいたくて息を荒げている犬のような顔つきで、我が妹ながら間近で見つめられるとクラと来てしまいそうなほどの愛くるしい小顔を上気させながら、ふんわりとした肩までの黒髪をたなびかせ、明日奈は黒目がちな大きな瞳を何故か潤ませつつ僕に革靴の片割れを差し出すのだけれど。
「……」
無言でそれを掴み取り、結局地面に突きまくって灰色に汚れた爪先を捻じり込むようにして履く。おせっかいな奴だ。本当に「おせっかい」という言葉がぴったりくるほどのおせっかいさだよ。
「おにいちゃんっ……?」
「『おにいちゃんっ』て呼ぶのはやめろ。双子なんだから」
でも何で僕はこんなにも邪険に扱ってしまうのだろう。明日奈は、ただ本当に僕のことを思ってくれているだけなのに。中二だからだろうか……中二男子だからだろうか……っ?
「……おにいちゃんはおにいちゃんだよ? 私のおにいちゃんだもん……」
でも、舌ったらずなその鈴の音のような声も、昔なら可愛いなとか思っていたけれど、この年になってそれは無い。いい加減、そこにはうんざりしてるんだ。衆人環境において兄妹でべたべたしてるっていうのだけでも、もぁうっ恥ずかしくて迷惑なのに。
「……」
でも……黙って泣きそうになってしまっているその顔を横目で窺ってしまうともうダメだってことは、僕はもう、脊髄反射レベルで把握してしまっているわけであって。
「帰るぞ、今日は部活ないんだろ」
ことさら素っ気なく、でも傍から見たら大分わざとらしいほどに、くわ、と校門の方を顎でしゃくり、さらに殊更に足を左右に蹴り出しながら不自然に大股で歩き出す、僕もまた僕なんだろう……それでも嬉しそうな足音を奏でながらついてくる気配……小五女子の妹から蛇蝎の如く嫌われている細谷の自虐話とか聞くと、僕は随分と恵まれている、とは思うんだけれど。
「うんっ、じゃ、ええと……今日は手つないで……帰ろっか……?」
「いやそれは無い」
ルックスに全振りしたかのようなこの一見天然モノの大トロそうな妹が、本当にトロいだけなら、僕もここまで冷たくあしらわないだろう。かえって愛おしいくらいだろうよ、多分。
勉強……出来る(学年二位)、スポーツ……ソフトテニス県大会シングルス準優勝、ピアノはろくに習ってないのに何か難しそうな曲を弾いてるのを見た、料理……筑前煮とかがすっと作れてさらに絶品(ごはんが三杯進む筑前煮って何)、うん……まあこれ以上挙げると何かいたたまれなくなってくるからやめよう……とにかく諸々才能に溢れているんだ、
……この僕とは真逆に。そして、
双子とは言え、男女二卵性だから瓜二つってわけでは勿論無いけれど、超絶庇護欲を刺激してくる天性のプリティ妹フェイスを持ちし明日奈と、パーツパーツは似ているのだけれど、その配置が微妙に歪んでいて対面する者の三半規管でも揺さぶるのか、僕のフェイスは「笑顔がキモい/真顔もキモい」とよく面と向かって評される。面と向かって言う女子たちも女子たちだけれど。
あ、また鼻の奥がツンとしてきた何だろう花粉かな……身長だけは百五十六センチ同士でぴったりお揃なんだけど、そこが似たとて。
とにかく僕は何をやっても駄目なダメ人間を地で行き地を這う存在でしかないわけで。「ダメ人間コンテスト」というものがあったとしたら、最下層の六組から駆け上がって「溜王」の称号をかっさらえるほどの人材だよ多分……
嬉しそうに何事かを語りかけて来る、隣の明日奈の鈴の音のような声を聞き流しながら、少しひんやりとしてきた風を受けつつ、駅までの並木道をとぼとぼと歩く。明日奈と一緒にいると自分のダメなところが綺麗に浮き彫りにされていくようで、いつも右肺と左肺の間が熱くひりつくような感覚を受け取ってしまうんだよ……
悪いのはそこから踏み出し、変わろうとしない自分、それは分かっているのだけれど。
でもダメなんだ。いくら努力しても、勉強もスポーツも音楽も美術も、ゲームでさえも。
ひと晩寝て起きると、軽くリセットしたかのように身についてない感覚に襲われるんだよね……タイムリープでもしてるのかな、とか思ったけど周りは何事も無く移ろっていくのだからこれはひとりタイムリープいやさ成長性が皆無リープ……
また喉奥から何かが込み上げてきそうだったから、大通りの信号待ちで佇む僕は少し上を見上げて変な呼吸のまま、この世のすべてのことから意識を逸らそう逸らそうと強く意識することに努めるのだけれど。
それがいけなかった。
「おにいちゃんッ!!」
明日奈の珍しく鋭く注意を喚起する声……が聴こえたかと思った瞬間、僕の左手方向から、黒いセダンが対向車線を割りながら、歩道の、こちらに、ノーブレーキで、突っ込んでくるのを、固まった、身体と、視線の、まま、
ただ見ていた。……それでも、
明日奈だけは助けないと、と反射するように思った僕は、意外と冷静に右手だけ動くことを確認すると、その先にいる柔らかな身体を向こう側へと押しやる。でも、
キギ、とタイヤを軋ませながら、白髪の老人が運転していたそのセダンはバランスを崩しついに横倒しになって僕らの視界を塞ぎ切ってきたのだった……あ、ヤバ……
刹那、だった……
「……!?」
これは、走馬燈だろうか。一面深い紺色の大空間に、いきなり投げ出されたような感じを覚えた僕は、その宇宙空間のような見慣れない奥行き感に総毛立つけれど。さらに、
多分「下」と思う方向に目をやった僕の視界にいつの間に入っていたのかは分からないけれど、余裕の笑みを浮かべた「僕」が浮かぶようにして立っていて。その首から下がラメる真紫な全身タイツであることが娑婆感をあっけなく吹っ飛ばし、これは死後の世界なのかあるいは転生か転移か分からないけど異世界なのか……との思考を大脳に差し込んで来た。でも、
「ようやく気付いてくれたね……来野サーティーン」
そんな、録音した自分の声みたいな声でニヒルに言ってくることに思考の波がついに大脳をオーバーフローしだして……そして、僕は、叫ぶ。と思ったら意外に冷静な声が出てた。
「……え、なにこれ」
いや何だよこれぇぇぇぇぇぇぇえええええあああああああああッ!?
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