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砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)
225【交換ついでに合同演習編130】合同演習二日目:実質班長不在
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【パラディン大佐隊・第六班第一号ブリッジ】
クルーA
「本当に〝レフト〟が〝横泳ぎ〟してる!」
クルーB
「何か楽しそう……」
副長
「いつもだったら班長がいちばん反応してそうなのに、昨日の班長会議からずっと落ちこんだままだ……」
クルーA
「昨日、七班長と九班長に確認しなかったら、今日の作戦変更もわからないままになっていましたね」
副長
「そうだな。でも、班長があんなに落ちこんでる理由は、結局わからずじまいだったな」
クルーA
「〝先生〟も最後までいたし、うちの班長もそんなに怒られなかったそうなのに、いったいどうして……」
副長
「何にせよ、うちが〝ライト〟で本当によかった。実質班長不在でも何とかなる。……たぶん」
クルーA
「今回の〝横泳ぎ〟もですが、〝魚〟横一列とか、〝ファイアー・ウォール〟で〝縦走り〟とか、〝レフト〟はいつも新しいことに挑戦しつづけますね」
副長
「まあ、馬鹿と紙一重的なところもあるけどな」
クルーA
「どれも八班長が提案して、一班……というか、フィリップス副長が採用してるんでしょう? どちらも実は変わり者だったんですね」
副長
「変わり者……まあ、うちも人のことは言えないが、そうなんだろうな」
クルーC
「でも、うちは昨日、その変わり者な〝レフト〟に三回とも全滅させられたぞ。そのうち二回は一班だ」
クルーA
「ああ、そうだった!」
クルーB
「延長戦で〝ライト〟が勝ったから、なかったことにしてた!」
クルーC
「うちの班長か。……それに、その延長戦の勝利は、〝先生〟が独力でもぎとったようなもんだ」
クルーB
「そのとおりだ! 延長戦でうちが落としたのは、八班八隻だけだった!」
副長
「……改めて考えてみると、何であのとき、八班全滅させられなかったんだろうな?」
クルーA
「最初から、班長艦と副班長艦だけを生き残らせるつもりだった……とか?」
副長
「もし本当にそうだったとしたら、ただの変わり者ではなかったんだな、八班長」
クルーA
「そのあたりも班長に訊いてみたいんですが、今は無理そうですね……」
副長
「もしかしたら、演習終わっても無理かもしれないぞ……」
クルーC
「これなら基地で編集作業してもらってたほうがよかったですかね……」
副長
「そうだな……今日だけはそのほうがよかったかもしれないな……」
クルーA
「本当に〝レフト〟が〝横泳ぎ〟してる!」
クルーB
「何か楽しそう……」
副長
「いつもだったら班長がいちばん反応してそうなのに、昨日の班長会議からずっと落ちこんだままだ……」
クルーA
「昨日、七班長と九班長に確認しなかったら、今日の作戦変更もわからないままになっていましたね」
副長
「そうだな。でも、班長があんなに落ちこんでる理由は、結局わからずじまいだったな」
クルーA
「〝先生〟も最後までいたし、うちの班長もそんなに怒られなかったそうなのに、いったいどうして……」
副長
「何にせよ、うちが〝ライト〟で本当によかった。実質班長不在でも何とかなる。……たぶん」
クルーA
「今回の〝横泳ぎ〟もですが、〝魚〟横一列とか、〝ファイアー・ウォール〟で〝縦走り〟とか、〝レフト〟はいつも新しいことに挑戦しつづけますね」
副長
「まあ、馬鹿と紙一重的なところもあるけどな」
クルーA
「どれも八班長が提案して、一班……というか、フィリップス副長が採用してるんでしょう? どちらも実は変わり者だったんですね」
副長
「変わり者……まあ、うちも人のことは言えないが、そうなんだろうな」
クルーC
「でも、うちは昨日、その変わり者な〝レフト〟に三回とも全滅させられたぞ。そのうち二回は一班だ」
クルーA
「ああ、そうだった!」
クルーB
「延長戦で〝ライト〟が勝ったから、なかったことにしてた!」
クルーC
「うちの班長か。……それに、その延長戦の勝利は、〝先生〟が独力でもぎとったようなもんだ」
クルーB
「そのとおりだ! 延長戦でうちが落としたのは、八班八隻だけだった!」
副長
「……改めて考えてみると、何であのとき、八班全滅させられなかったんだろうな?」
クルーA
「最初から、班長艦と副班長艦だけを生き残らせるつもりだった……とか?」
副長
「もし本当にそうだったとしたら、ただの変わり者ではなかったんだな、八班長」
クルーA
「そのあたりも班長に訊いてみたいんですが、今は無理そうですね……」
副長
「もしかしたら、演習終わっても無理かもしれないぞ……」
クルーC
「これなら基地で編集作業してもらってたほうがよかったですかね……」
副長
「そうだな……今日だけはそのほうがよかったかもしれないな……」
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