159 / 349
砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)
141【交換ついでに合同演習編46】訓練二日目:大穴三班
しおりを挟む
【パラディン大佐隊・第三班第一号ブリッジ】
クルーA
「何か、タイム計られるとか撮影されるとかいうと、すんごく緊張するんですけど……」
クルーB
「特にタイムは訓練で十一班と戦ったときからトラウマに……」
エリゴール
「ああ、あの五分以内に終了されたやつか」
副長・プライス
「うっ!」
クルーA
「あっ、班長……じゃなくて、今日だけ副長!」
エリゴール
「副長補佐、介抱してやれ」
副長補佐
「あ、はい!」
エリゴール
「まあ、気持ちはわかるが、タイムも撮影も気にするな。どこもうちを気にしてないから」
クルーA
「班長、ひどい……! けど、言われてみればそのとおり!」
クルーB
「そうだな、もう二回連続留守番決定済みだしな」
エリゴール
「〝最初から縦〟なら、うちはさっきの二班程度のタイムは出せる。〝魚〟で移動と〝開き〟の練習だけはさんざんやったじゃないか。最初から〝魚〟なら、突っ走って止まって開けばいい。〝移動しながら縦〟に比べたら笑えるほど簡単だろ」
クルーたち
「そうですね! 班長!」
エリゴール
「なら、まず『魚』!」
班長隊の艦長たち
『了解!』
エリゴール
「続けて『切りこみ』!」
班長隊の艦長たち
「了解!」
エリゴール
「よし、じゃあ……『ゴー』!」
***
【パラディン大佐隊・第八班第一号ブリッジ】
副長・ウィルスン
「え、何班? 三班、飛ばされた?」
八班長・ブロック
「信じられないが、その三班だ……」
ウィルスン
「ええっ!? さっきの二班より速くないか!?」
クルーA
「うわ、もう〝開き〟はじめてる!」
ウィルスン
「班長だけじゃなくて、班員も入れ替えたのか!?」
***
【パラディン大佐隊・第一班第一号ブリッジ】
フィリップス
「すごい……すごいよ、元四班長……二班の記録をあっさりと塗り替えて……〝先生〟の俺たちの立場なし……!」
ハワード
「いや、その元四班長が言っていたが、班にも個性があるんだから、最終的には、そこの班長に班員に合わせて物を教えられる能力があるかどうかなんじゃないか?」
フィリップス
「……調教能力?」
ハワード
「かもしれん」
***
【パラディン大佐隊・第十二班第一号ブリッジ】
ザボエス
「やっぱりすげえな、三班先生……あの三班を上の下程度までレベルアップさせた」
ヴァッサゴ
「上の下まで行ったか?」
ザボエス
「少なくとも、中は越えただろ」
ヴァッサゴ
「恐るべし、三班先生……」
***
【パラディン大佐隊・第四班第一号ブリッジ】
四班長・ワンドレイ
「〝三班待ち〟をしたかいが……!」
副長
「ええ。おかげで次にやる四班は、たぶん三班を超えられません」
***
【パラディン大佐隊・第六班第一号ブリッジ】
クルーA
「ダークホース出現!」
クルーB
「まあ……元四班長自体、ダークだけど」
六班長・ラムレイ
「さすがです! 元四班長! 思わず本気撮りしてしまいました!」
副長
「……今日、本気で編集しなくちゃならないのは、十一班の他に三班と」
***
【パラディン大佐隊・第十一班第一号ブリッジ】
ロノウェ
「さすが〝今日だけ三班長〟。たった数時間で、あそこまで三班を仕込んだぜ」
レラージュ
「……まさか、このまま本当に〝三班長〟になるつもりでは……」
ロノウェ
「いや、それはないだろ。あいつの本職は大佐の代行だから」
レラージュ
「……今日の対抗戦は何だか勝てそうな気がしてきました」
ロノウェ
「俺は昨日から勝つと思ってたけどな」
クルーA
「何か、タイム計られるとか撮影されるとかいうと、すんごく緊張するんですけど……」
クルーB
「特にタイムは訓練で十一班と戦ったときからトラウマに……」
エリゴール
「ああ、あの五分以内に終了されたやつか」
副長・プライス
「うっ!」
クルーA
「あっ、班長……じゃなくて、今日だけ副長!」
エリゴール
「副長補佐、介抱してやれ」
副長補佐
「あ、はい!」
エリゴール
「まあ、気持ちはわかるが、タイムも撮影も気にするな。どこもうちを気にしてないから」
クルーA
「班長、ひどい……! けど、言われてみればそのとおり!」
クルーB
「そうだな、もう二回連続留守番決定済みだしな」
エリゴール
「〝最初から縦〟なら、うちはさっきの二班程度のタイムは出せる。〝魚〟で移動と〝開き〟の練習だけはさんざんやったじゃないか。最初から〝魚〟なら、突っ走って止まって開けばいい。〝移動しながら縦〟に比べたら笑えるほど簡単だろ」
クルーたち
「そうですね! 班長!」
エリゴール
「なら、まず『魚』!」
班長隊の艦長たち
『了解!』
エリゴール
「続けて『切りこみ』!」
班長隊の艦長たち
「了解!」
エリゴール
「よし、じゃあ……『ゴー』!」
***
【パラディン大佐隊・第八班第一号ブリッジ】
副長・ウィルスン
「え、何班? 三班、飛ばされた?」
八班長・ブロック
「信じられないが、その三班だ……」
ウィルスン
「ええっ!? さっきの二班より速くないか!?」
クルーA
「うわ、もう〝開き〟はじめてる!」
ウィルスン
「班長だけじゃなくて、班員も入れ替えたのか!?」
***
【パラディン大佐隊・第一班第一号ブリッジ】
フィリップス
「すごい……すごいよ、元四班長……二班の記録をあっさりと塗り替えて……〝先生〟の俺たちの立場なし……!」
ハワード
「いや、その元四班長が言っていたが、班にも個性があるんだから、最終的には、そこの班長に班員に合わせて物を教えられる能力があるかどうかなんじゃないか?」
フィリップス
「……調教能力?」
ハワード
「かもしれん」
***
【パラディン大佐隊・第十二班第一号ブリッジ】
ザボエス
「やっぱりすげえな、三班先生……あの三班を上の下程度までレベルアップさせた」
ヴァッサゴ
「上の下まで行ったか?」
ザボエス
「少なくとも、中は越えただろ」
ヴァッサゴ
「恐るべし、三班先生……」
***
【パラディン大佐隊・第四班第一号ブリッジ】
四班長・ワンドレイ
「〝三班待ち〟をしたかいが……!」
副長
「ええ。おかげで次にやる四班は、たぶん三班を超えられません」
***
【パラディン大佐隊・第六班第一号ブリッジ】
クルーA
「ダークホース出現!」
クルーB
「まあ……元四班長自体、ダークだけど」
六班長・ラムレイ
「さすがです! 元四班長! 思わず本気撮りしてしまいました!」
副長
「……今日、本気で編集しなくちゃならないのは、十一班の他に三班と」
***
【パラディン大佐隊・第十一班第一号ブリッジ】
ロノウェ
「さすが〝今日だけ三班長〟。たった数時間で、あそこまで三班を仕込んだぜ」
レラージュ
「……まさか、このまま本当に〝三班長〟になるつもりでは……」
ロノウェ
「いや、それはないだろ。あいつの本職は大佐の代行だから」
レラージュ
「……今日の対抗戦は何だか勝てそうな気がしてきました」
ロノウェ
「俺は昨日から勝つと思ってたけどな」
1
お気に入りに追加
65
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる