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砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)

132【交換ついでに合同演習編37】訓練一日目:護衛隊長すぐに退場

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【パラディン大佐隊・ミーティング室】

エリゴール
「何だ、ずいぶん人減ってるな。諦めてもう帰ったか?」

十一班長・ロノウェ
「エリゴール、おまえ、帰ってくるの遅すぎ。もうチーム分けもして、もう一方は会議室で作戦立ててる。こっちは〝ライト〟で作戦も立て終わった。ちなみに三班はこっちだ」

エリゴール
「へえ、作戦まで。予想外に早かったな。で、その作戦っていうのは?」

十一班長・ロノウェ
「えーと……六班、説明してやれ」

六班長・ラムレイ
「え、俺ですか? ……では、僭越ながら、説明させていただきます……」




エリゴール
「……なるほど。ロノウェ。おまえ、俺がいない間にレラージュをここに呼びつけたな?」

十一班長・ロノウェ
「何でわかったっ!?」

エリゴール
「おまえらから〝護衛隊〟を一班だけにするなんて発想が出るはずがない!」

十一班長・ロノウェ
「うお、断言!」

六班長・ラムレイ
「でも、そのとおり!」

エリゴール
「おまけに、中央に十一班一班だけっていうのも、いかにもあいつらしい」

六班長・ラムレイ
「〝先生〟……いやレラージュ副長は、元四班長が変更するならそれに従うって言ってましたよ?」

エリゴール
「いや、俺はこのとおりでいい。明日は三班の班長艦でおとなしくしてるよ」

九班長・ビショップ
「おとなしく……それは絶対ない」

七班長・カットナー
「レラージュ副長が俺たちと目を合わせて話してくれること以上に絶対ない」

エリゴール
「じゃあ、〝ライト〟はもうお開きだな。……三班長、明日はよろしく。ただし、俺はあくまで〝ペナルティ〟だからな」

三班長・プライス
「あ、ああ……」

エリゴール
「じゃあな、お疲れー」

六班長・七班長・九班長
「お疲れ様でした!」




十一班長・ロノウェ
「……ずいぶんあっさり帰っていったな」

六班長・ラムレイ
「元四班長もさすがに今日は疲れたんじゃないんですか? そうでなくても、毎日疲れてそうですし」

四班長・ワンドレイ
「プライス……元四班長があんなに強調してったってことは、きっと明日何かがあるぞ」

三班長・プライス
「何かって……これ以上何が?」

四班長・ワンドレイ
「さあ……そこは元四班長だから」

三班長・プライス
「正直言って……俺は元四班長が怖い……」

四班長・ワンドレイ
「えっ!?」

十一班長・ロノウェ
「三班長、あんたは正しい。そうだ、あの男は恐ろしい! あいつに一度弱みを握られたら、もう二度と逆らえねえ!」

七班長・カットナー
「十一班長……ものすごく実感こもってる……」

九班長・ビショップ
「十一班長が握られてる弱みっていったい……」

四班長・ワンドレイ
「いや……もしかしたら、俺たちももう握られてるかも……」

三班長・六班長・七班長・九班長
「……え!?」
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