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砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)

57【異動編06】班長会議マイナス1

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【パラディン大佐隊・ミーティング室】

 ハワード、フィリップス、エリゴールは退室済み。
 班長九人はまだ帰らずに残っている。

四班長・ワンドレイ
「初めて〝親衛隊長〟……いや〝元親衛隊長〟を間近で見たが、ガチで男前だったな……」

三班長・プライス
「俺もびっくりした。声もよかった。声優もできそう」

五班長・ロング
「しかし、何と言っても頭がよかったな」

四班長・ワンドレイ
「はっきり言って、俺たちとは細胞レベルから違う気がする」

五班長・ロング
「そんな人間を、どうして親衛隊は追い出したんだろう?」

六班長・ラムレイ
「うーん……嫉妬?」

七班長・カットナー
「あー、ものすごくありそう」

三班長・プライス
「元四班長は元マクスウェル大佐隊からも追い出されたんだろ? そう考えると不遇だな」

四班長・ワンドレイ
「しかし、元四班長以外に、親衛隊で〝親衛隊長〟やれる人間なんているのかね? あの〝チンピラ〟と〝人外〟には無理だろ? 外見的に」

五班長・ロング
「いや、作戦説明室には来ていなかっただけで、実はいたのかもしれない」

四班長・ワンドレイ
「やっぱり、そいつも男前で頭がいいのか?」

五班長・ロング
「そうじゃなきゃ、大佐の〝親衛隊長〟にはなれないだろ」

四班長・ワンドレイ
「じゃあ、これからはそいつが大佐の護衛もすることになるのか?」

五班長・ロング
「ということになると思うが……何でだろうな……大佐が元四班長以外の人間を護衛にしている姿がまったく想像できない……」

七班長・カットナー
「わかりますわかります」

五班長・ロング
「ところで、俺たちはもう自分の班に帰って、とりあえず明日の訓練のことを班員たちに説明するべきじゃないのか?」

四班長・ワンドレイ
「そうだな。明日中に護衛隊形を習得できなかったら、元四班長にしばかれそうだ」

七班長・カットナー
「何か、それもいい……」

五班長・ロング
「見境ねえな!」
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