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おいでませ昭和ファンタジー
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「なに…これ?」
社会人になったばかりのあかりは、目を覚ますと見知らぬ場所にいた。
明るく自然が豊かな…昭和を思わせる街並みがあり、墓地が並んでいた。少しばかり田舎のような雰囲気もある。あたりは晴れていて静けさがあった。
「元に戻るには、頂上をめざすのじゃ」
おじいさんのような口調で話したのは、マスコットキャラクターのように愛くるしいうさぎだった。
「そうなの?」
「うむ、先へ進むと鬼のような妖怪が出る。この木刀を持って行くがよい」
「ゲームみたいな展開だなあー。ありがとう」
あかりはうさぎから木刀を受け取ると、頂上を目指して走り出した。
あたりは坂のようになっていて、墓跡が立ち並んでいる。上にはお寺のような建物が見える。
「なんだなんだ?お前はもうここで一生暮らすしかないんだぞ?諦めろ」
走って上の方まで着くと、鬼のような妖怪が棍棒を振り下ろす。
しかし、あかりはそれをサッとかわし、木刀を鬼のような妖怪に振り下ろした
「負けるわけにはいかないのよ!」
「なんだこの女めちゃくちゃ強いぞ!」
あかりはどんどん鬼のような妖怪を木刀で倒して行く。あかりは、元々剣道を習っていたから武術の心得があった。
鬼のような妖怪が怯えて退散していった。
「ようやく頂上ね」
お寺のような建物の頂上に着いたところで、景色が変わった。
目が覚めると、元の世界に戻っていた。
いつもの部屋。いつものベッド。いつもの目覚まし時計。
「とにかく、帰れた。良かったー」
あかりは安心して、日常生活に戻ったのだった。
社会人になったばかりのあかりは、目を覚ますと見知らぬ場所にいた。
明るく自然が豊かな…昭和を思わせる街並みがあり、墓地が並んでいた。少しばかり田舎のような雰囲気もある。あたりは晴れていて静けさがあった。
「元に戻るには、頂上をめざすのじゃ」
おじいさんのような口調で話したのは、マスコットキャラクターのように愛くるしいうさぎだった。
「そうなの?」
「うむ、先へ進むと鬼のような妖怪が出る。この木刀を持って行くがよい」
「ゲームみたいな展開だなあー。ありがとう」
あかりはうさぎから木刀を受け取ると、頂上を目指して走り出した。
あたりは坂のようになっていて、墓跡が立ち並んでいる。上にはお寺のような建物が見える。
「なんだなんだ?お前はもうここで一生暮らすしかないんだぞ?諦めろ」
走って上の方まで着くと、鬼のような妖怪が棍棒を振り下ろす。
しかし、あかりはそれをサッとかわし、木刀を鬼のような妖怪に振り下ろした
「負けるわけにはいかないのよ!」
「なんだこの女めちゃくちゃ強いぞ!」
あかりはどんどん鬼のような妖怪を木刀で倒して行く。あかりは、元々剣道を習っていたから武術の心得があった。
鬼のような妖怪が怯えて退散していった。
「ようやく頂上ね」
お寺のような建物の頂上に着いたところで、景色が変わった。
目が覚めると、元の世界に戻っていた。
いつもの部屋。いつものベッド。いつもの目覚まし時計。
「とにかく、帰れた。良かったー」
あかりは安心して、日常生活に戻ったのだった。
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