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穏やかな?晩餐
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あれから私はお義母様に頂いた服をアリーさんに見立てて頂いて着替えました。
その間にお義母様とお義姉様はお話をされたそうです。
そうです!本棚ですがとても素敵な本棚を頂いてしまいました!中には私の好きな本が収まっていて感動してしまいました。
皆さんにこんなに良くしていただけるなんて…私は幸せです。
だから早くサミュエル公爵家から出ていかなくてはいけないと思いました。
そうしなければ皆さんと離れるのが辛くなります…
ハル様に想い人が出来たら私は耐えられません…
だから公爵様にお伝えしようと思います。
夜会の招待状の件もありますので…そこは甘えさせて頂いてもいいでしょうか?
その代わり夜会が終わったらサミュエル公爵家を出ていきます。
私はそう決心しました。
そして晩餐の時間になりました!
皆さん揃っての晩餐も初めてですが、この場にお義姉様もいらっしゃるのは夢のようです!
誰かと食べる食事は本当に美味しいですね!
「ネイオウミ美味しいわね。」
「はいお義姉様!皆様とご一緒できる食事は美味しいですね!」
「イオは何が好きなんだ?」
ダニー様に難しい質問をされました。
どうお答えするのが正しいのでしょうか?
分からず首を傾げてしまいます。
「好きな料理はないの?」
好きな料理?と思いながらまた首を傾げます。
「イオはレナイト家にいる時には食事はどうしていたの?」
それなら答えられます!
「自分で作っていました!」
「えっ⁉︎自分で作っていたですって?」
お義姉様がものすごく驚かれてますが、私なにかしてしまったでしょうか?
「アリーどういう事?」
「…………」
お義姉様の質問にアリーさんが答えません…どうしたのでしょうか?
「アリーさん?」
「お嬢様…今の話はご冗談ではないのですよ…ね?」
「冗談ではないですよ。」
「シーラは知っていましたか?」
アリーさんはシーラさんに質問しています。
シーラさんは言葉にはせずにフルフルと首を振られます。
「お嬢様の所には毎日、食事が運ばれていたと思ったのですが…」
食事?は来てないですね…あっ!
「アリーさんたら食事ではなく食材ですよね?」
「食材?」
今度はアリーさんが首を傾げてしまわれました…何故でしょうか?
「本当にごめんなさいネイオウミ…まさか食事も碌に運ばれていないなんて思わなかったから…」
「運ばれてましたよ!美味しいお野菜とか…たまにフルーツもありました!」
「イオ!これも食べろ!行儀は悪いかもしれないが肉を食べろ!上手いぞ!」
「エ、エド様ありがとうございます。ですがこんなに食べきれません…」
「イオの食が細い事にそんな理由があったなんて…」
ハル様?お顔が……少々怖いですよ?
「イオはお菓子は好きか?」
「好きですが?」
ダニー様までどうしたのでしょう?
「ねぇネイオウミ確認なんだけど、料理はどういうものを作っていたの?」
「初めはそのまま食べていたのですが、流石に毎日そのままは辛くて…食材をお持ちくださる方にお願いしてキッチンの使い方を教わって焼いたりして食べてましたよ?」
「そう、よく分かったわ…美味しいわねネイオウミ。」
「はい!」
私は皆様が何に驚いておられるのか全く分かりませんでした。
その間にお義母様とお義姉様はお話をされたそうです。
そうです!本棚ですがとても素敵な本棚を頂いてしまいました!中には私の好きな本が収まっていて感動してしまいました。
皆さんにこんなに良くしていただけるなんて…私は幸せです。
だから早くサミュエル公爵家から出ていかなくてはいけないと思いました。
そうしなければ皆さんと離れるのが辛くなります…
ハル様に想い人が出来たら私は耐えられません…
だから公爵様にお伝えしようと思います。
夜会の招待状の件もありますので…そこは甘えさせて頂いてもいいでしょうか?
その代わり夜会が終わったらサミュエル公爵家を出ていきます。
私はそう決心しました。
そして晩餐の時間になりました!
皆さん揃っての晩餐も初めてですが、この場にお義姉様もいらっしゃるのは夢のようです!
誰かと食べる食事は本当に美味しいですね!
「ネイオウミ美味しいわね。」
「はいお義姉様!皆様とご一緒できる食事は美味しいですね!」
「イオは何が好きなんだ?」
ダニー様に難しい質問をされました。
どうお答えするのが正しいのでしょうか?
分からず首を傾げてしまいます。
「好きな料理はないの?」
好きな料理?と思いながらまた首を傾げます。
「イオはレナイト家にいる時には食事はどうしていたの?」
それなら答えられます!
「自分で作っていました!」
「えっ⁉︎自分で作っていたですって?」
お義姉様がものすごく驚かれてますが、私なにかしてしまったでしょうか?
「アリーどういう事?」
「…………」
お義姉様の質問にアリーさんが答えません…どうしたのでしょうか?
「アリーさん?」
「お嬢様…今の話はご冗談ではないのですよ…ね?」
「冗談ではないですよ。」
「シーラは知っていましたか?」
アリーさんはシーラさんに質問しています。
シーラさんは言葉にはせずにフルフルと首を振られます。
「お嬢様の所には毎日、食事が運ばれていたと思ったのですが…」
食事?は来てないですね…あっ!
「アリーさんたら食事ではなく食材ですよね?」
「食材?」
今度はアリーさんが首を傾げてしまわれました…何故でしょうか?
「本当にごめんなさいネイオウミ…まさか食事も碌に運ばれていないなんて思わなかったから…」
「運ばれてましたよ!美味しいお野菜とか…たまにフルーツもありました!」
「イオ!これも食べろ!行儀は悪いかもしれないが肉を食べろ!上手いぞ!」
「エ、エド様ありがとうございます。ですがこんなに食べきれません…」
「イオの食が細い事にそんな理由があったなんて…」
ハル様?お顔が……少々怖いですよ?
「イオはお菓子は好きか?」
「好きですが?」
ダニー様までどうしたのでしょう?
「ねぇネイオウミ確認なんだけど、料理はどういうものを作っていたの?」
「初めはそのまま食べていたのですが、流石に毎日そのままは辛くて…食材をお持ちくださる方にお願いしてキッチンの使い方を教わって焼いたりして食べてましたよ?」
「そう、よく分かったわ…美味しいわねネイオウミ。」
「はい!」
私は皆様が何に驚いておられるのか全く分かりませんでした。
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