20 / 25
Execution
2
しおりを挟む
私が身に付けているのは、ターコイズブルーのブラジャーとショーツ、それに手首のブレスレットと首のチョーカーだけ。
私は首のチョーカーの真中に付いているハート形のチャームを引き出す。チャームとチョーカーは超軽量の特殊鋼材で作られたワイヤーで繋がっている。
私は、準備を整えるとバスルームの田崎に鈴が鳴るような声で呼び掛ける。
「ルームサービスは間違いだそうよ。田崎さん、バスタブにお湯溜まったかしら?」
バスルームから田崎の声が響く。
「ああ、ミヅキ。お湯溜まったよ。あ、そうだ、一緒に入ろっか」
言いながらバスルームを出ようとした田崎の首元を目掛けて、チョーカーのチャームを飛ばした。チャームは田崎の首を数回クルクルと回り、ワイヤーが首に巻き付く。
「う、うぐっ!」田崎は呻き声を上げた。
驚いた田崎は反射的に、バスルームの中へ駆け込む。
私がワイヤーを引くと、田崎は後ろに引っ張られバランスを崩し、バスルームのドアを自分の体で閉じた。
バスルームのドアは、内側にしか開かないようになっているため、ドアの向こうの田崎は身動きが出来ない。
バスルームのガラスドア越しに田崎の背中が見える。田崎は両手で首のワイヤーを取ろうとするが、首に食い込んだワイヤーが外れるはずもない。
私は首のチョーカーの真中に付いているハート形のチャームを引き出す。チャームとチョーカーは超軽量の特殊鋼材で作られたワイヤーで繋がっている。
私は、準備を整えるとバスルームの田崎に鈴が鳴るような声で呼び掛ける。
「ルームサービスは間違いだそうよ。田崎さん、バスタブにお湯溜まったかしら?」
バスルームから田崎の声が響く。
「ああ、ミヅキ。お湯溜まったよ。あ、そうだ、一緒に入ろっか」
言いながらバスルームを出ようとした田崎の首元を目掛けて、チョーカーのチャームを飛ばした。チャームは田崎の首を数回クルクルと回り、ワイヤーが首に巻き付く。
「う、うぐっ!」田崎は呻き声を上げた。
驚いた田崎は反射的に、バスルームの中へ駆け込む。
私がワイヤーを引くと、田崎は後ろに引っ張られバランスを崩し、バスルームのドアを自分の体で閉じた。
バスルームのドアは、内側にしか開かないようになっているため、ドアの向こうの田崎は身動きが出来ない。
バスルームのガラスドア越しに田崎の背中が見える。田崎は両手で首のワイヤーを取ろうとするが、首に食い込んだワイヤーが外れるはずもない。
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる