4 / 20
素顔を見せて
しおりを挟む
朝、目を覚ますとベッドにいた。
「ここは?・・・・」
くるりと辺りを見回す。
えっと、天幕つきのベッド?・・・・。思い出した!天使様の離宮だ!そっか、夢じゃなかったかぁ。異世界ねぇ。まあ、あのまま、あそこにいても碌なことにはならないから、どこでもいいか。それにしても、いつベッドに戻ったんだろう。夜中に眠れなくてテラスに出て・・・・。寝ぼけながら、ベッドに戻ったのかな?ちゃんと眠れてよかった。でも、不眠症の次が夢遊病なんてやだなぁ。
さあ、久しぶりに頭がスッキリしてるし、今日から天使様にお世話係だ!心機一転、頑張るぞ!
コンコン
「姫様。お目覚めでしょうか」
「・・・・、あっ、はい。起きてます!」
姫様呼びは慣れないなぁと思っていると、プリシラと他に2人の侍女がワゴンと共に入ってきた。
「よくお休みになれましたか?」
「ええ、とっても。久しぶりに頭がスッキリしてます」
「それは、ようございました。さあ、お茶をどうぞ。昨日、ご紹介できなかった侍女の紹介をよろしいでしょうか?」
「はい、お願いします」
「こちらが、ビアンカ」
「よろしくお願いいたします、姫様」
ビアンカは、紫の瞳とベージュの髪をした猫目の美人さん。爺やが白髪に碧眼、プリシラが茶色の髪に茶色の瞳で至って普通だったから、この髪色と目の色にビックリだ。
「こちらが、コーネル」
「よろしくお願いいたします、姫様」
コーネルは、ピンクの瞳に若葉色の髪をした少し年若い、といっても30歳は、越えているが、可愛い人だ。
「さあ、お召し替えと朝の支度をしたら、朝食に致しましょうね」
あれ?これって、私がミカエル様にすることなのでは?寝過ごした?サーっと顔が蒼くなる。
「あの、プリシラ。私、ミカエル様のお世話を任されながら、寝過ごしてしまいましたか?」
プリシラは、ビックリ顔で、私を凝視した。
「まあ、姫様は、本当に殿下のお世話をなさるつもりなのですね?大丈夫ですよ。朝の支度はハリーの役目です。そうですね。そろそろ殿下の朝の稽古が終わりますから、朝食のお世話からしていただきましょうか」
「はい!あっ、だったら、一緒に朝御飯食べてもいいですか?」
「!!!・・・・そうですねぇ。殿下に聞いてみないことにはなんとも。お食事は仮面もマントも外しますから・・・・。フフフ。ですが、姫様の分も用意しておしかけましょう」
そうかぁ。それにしても何で仮面なんてしてるんだろう?綺麗すぎで困るのかなぁ?あの完璧に均整のとれた正確無比な麗しいお顔は、確かに直視すると眩しすぎてくらくらするけど。
私が顔を洗っている間にプリシラは、昨日着たのとは違うドレスを用意していた。それは、サーモンピンクのエンパイアドレスなのだが、がっつりとデコルテを出すデザインだ。そんなものを着て、ミカエル様のお世話なんか出来ない。汚れるのを気にしていては、仕事にならないからと、侍女が着ているお仕着せを用意してもらった。これが意外と可愛い。紫紺のワンピース。白い襟と袖口の白いレース、ふんわりとした踝丈のスカートの裾にも白のレースが施されていて、とても清潔感があって可愛い。白いエプロンを着ければ、即席侍女の出来上がり。
厨房からリフトで2階の配膳室に送られてきた朝食をさっとワゴンに載せて、ミカエル様の元へ。なんと、ミカエル様の自室は、私の斜め向かいだった。昨日、引き上げていった部屋は、執務室だそうだ。
コンコンコン
「入れ」
「おはようございます、ミカエル様。朝食をお持ちしました」
「!・・・・」
相変わらず、仮面とマントを身につけたミカエル様が、驚いたようにこちらを凝視している・・・・ように感じる。手際よくテーブルに朝食を並べながら、硬直して動かないミカエル様を観察する。
それにしても、背、高いなぁ。190cmはなさそうだけど。155cmくらいの私には羨ましすぎる。体格もよかったよね。足も長かったし。
「ミカエル様、どうかしましたか?」
ツンツンとマントを引っ張ってみた。
「ああ、いや、何でもない。・・・・何故、二人分?の朝食があるのだ?」
「一緒に食べたいなぁと思いまして。迷惑でしたか?」
「・・・・?一緒に食べたいと言ったか?いや、すまない。聞き違いだ」
「?聞き違いじゃありませんよ。ご一緒してはダメですか?」
「な!・・・・」
やっぱり王族だとひとりで摂らないとダメとか、そういう規則でもあるんだろうか?ああ、毒とかを警戒しないとダメなのかな?
「王族は、ひとりで食べる規則があるんでしょうか?」
「いや、それはないが・・・・。私は、仮面を取らねばならないから、その・・・・」
「???えっと、お顔を見られたくないということですか?それなら、今更ですよね?昨日しっかり堪能させていただきました」
「!!!見ていないと、忘れていると思っていた・・・・。怖くはないのか?」
本当によくわからない。あんなに美麗な姿を早々簡単に忘れるはずがない。
「意味がわかりません。ああ、怖いほどの美しさということですか。それなら納得ですが、仮面を着けていても隠しきれていない気がしますよ。取ったらどうですか?まあ、多少の女性避けにはなるのかなぁ?」
素顔を晒して歩いたら、言い寄る女性が後を断たなくなるのは分かる。
「何を言っているのだ、貴女は。私のようなおぞましい者が素顔を晒せは、周りが迷惑するだろうに」
はあ?今、何て言った?
おぞましい?
いやいや、あれがおぞましいなら、何をもって美しいというのか?
「ちょっと仮面を取ってみてもらえますか?昨日私が見た天使様は、ミカエル様ですよね?」
「それは、出来ない・・・・」
何て苦しそうな声なんだろう。でも、ここで引いちゃいけない気がする。
マントを掴んでいた手をミカエル様の肩に置き直してぎゅっと掴み、反対の手をマスクへ伸ばす。身長差が40cm近くあるからギリギリだ。
「おい、やめんか!」
「あ」
ミカエル様に少し抵抗された拍子に、爪先立ちをしていた足が滑った。私は、運動神経が鈍い。更にずるっと滑り、絨毯とキスする!と思ったところで、抱き止められた。
「すまぬ」
ほら、やっぱり優しい。慌てて私を庇って、膝に私を乗せて座り込む形になったミカエル様の顔が私の目の前にある。
フフフ。
ていっと仮面を外した。
そこには・・・・。やはり、昨日と同じ完璧無比なご尊顔が姿を現した。
「み、るな・・・・」
仮面を外されたとわかったミカエル様は、恐怖と絶望に歪ませた顔を片手で覆い、俯いて、懇願するように呻く。
「見ないでくれ・・・・」
こちらが苦しくなってしまうほどの声音だ。昨日会ったばかりなのに、この人を苦しめたくないと、笑ってほしいと思ってしまった。軽度とはいえ、男性恐怖症の私にとって、恐怖を全く感じないこの天使様はとても貴重な存在だ。
よしよし、と頭を撫でる。あー、天使様は髪もさらさらつるつるだ。
「ごめんなさい。でも、昨日会った天使様があなたか確かめたかったの。だって、昨日の天使様はとても綺麗で、この世の者とは思えなかったから。おぞましいなんて言うから、別人だったのかと思って。貴方は間違いなく昨日、私を拾ってくれた天使様でした」
ミカエル様が私をしっかりと支えてくれているのをいいことに、顔を覆う手にそっと触れて、ゆっくりと外した。少しだけ抵抗されたけど、諦めたのかその手は簡単に退けることができた。
「フフフ。役得」
両手で顔をそっと挟み、すりすりする。お肌もつるつる。ふう、羨ましい限りです。
「貴女は・・・・、私のこの容姿が・・・・平気なのか」
驚いて目を見開いている顔まで美しいなんて反則だ。
「平気・・・・なのかな?あり得ないほど美しくて気後れはしてますよ?」
「それは、美しすぎるのは貴女だろう?」
ふたりして首をかしげておかしなことになっている。
「またまた、そんな冗談を。私は、ごくごく平凡で「ぐぅ~」・・・・」
何でこんな時に~!黙れ!私のお腹!
恥ずかしすぎて俯くしかないじゃない!
「話しは、食事をしながらにしよう」
優しいミカエル様は、クスクスと笑いながらではあるが、私を立たせてくれたくれただけでなく、席までエスコートしてくれた。
「ここは?・・・・」
くるりと辺りを見回す。
えっと、天幕つきのベッド?・・・・。思い出した!天使様の離宮だ!そっか、夢じゃなかったかぁ。異世界ねぇ。まあ、あのまま、あそこにいても碌なことにはならないから、どこでもいいか。それにしても、いつベッドに戻ったんだろう。夜中に眠れなくてテラスに出て・・・・。寝ぼけながら、ベッドに戻ったのかな?ちゃんと眠れてよかった。でも、不眠症の次が夢遊病なんてやだなぁ。
さあ、久しぶりに頭がスッキリしてるし、今日から天使様にお世話係だ!心機一転、頑張るぞ!
コンコン
「姫様。お目覚めでしょうか」
「・・・・、あっ、はい。起きてます!」
姫様呼びは慣れないなぁと思っていると、プリシラと他に2人の侍女がワゴンと共に入ってきた。
「よくお休みになれましたか?」
「ええ、とっても。久しぶりに頭がスッキリしてます」
「それは、ようございました。さあ、お茶をどうぞ。昨日、ご紹介できなかった侍女の紹介をよろしいでしょうか?」
「はい、お願いします」
「こちらが、ビアンカ」
「よろしくお願いいたします、姫様」
ビアンカは、紫の瞳とベージュの髪をした猫目の美人さん。爺やが白髪に碧眼、プリシラが茶色の髪に茶色の瞳で至って普通だったから、この髪色と目の色にビックリだ。
「こちらが、コーネル」
「よろしくお願いいたします、姫様」
コーネルは、ピンクの瞳に若葉色の髪をした少し年若い、といっても30歳は、越えているが、可愛い人だ。
「さあ、お召し替えと朝の支度をしたら、朝食に致しましょうね」
あれ?これって、私がミカエル様にすることなのでは?寝過ごした?サーっと顔が蒼くなる。
「あの、プリシラ。私、ミカエル様のお世話を任されながら、寝過ごしてしまいましたか?」
プリシラは、ビックリ顔で、私を凝視した。
「まあ、姫様は、本当に殿下のお世話をなさるつもりなのですね?大丈夫ですよ。朝の支度はハリーの役目です。そうですね。そろそろ殿下の朝の稽古が終わりますから、朝食のお世話からしていただきましょうか」
「はい!あっ、だったら、一緒に朝御飯食べてもいいですか?」
「!!!・・・・そうですねぇ。殿下に聞いてみないことにはなんとも。お食事は仮面もマントも外しますから・・・・。フフフ。ですが、姫様の分も用意しておしかけましょう」
そうかぁ。それにしても何で仮面なんてしてるんだろう?綺麗すぎで困るのかなぁ?あの完璧に均整のとれた正確無比な麗しいお顔は、確かに直視すると眩しすぎてくらくらするけど。
私が顔を洗っている間にプリシラは、昨日着たのとは違うドレスを用意していた。それは、サーモンピンクのエンパイアドレスなのだが、がっつりとデコルテを出すデザインだ。そんなものを着て、ミカエル様のお世話なんか出来ない。汚れるのを気にしていては、仕事にならないからと、侍女が着ているお仕着せを用意してもらった。これが意外と可愛い。紫紺のワンピース。白い襟と袖口の白いレース、ふんわりとした踝丈のスカートの裾にも白のレースが施されていて、とても清潔感があって可愛い。白いエプロンを着ければ、即席侍女の出来上がり。
厨房からリフトで2階の配膳室に送られてきた朝食をさっとワゴンに載せて、ミカエル様の元へ。なんと、ミカエル様の自室は、私の斜め向かいだった。昨日、引き上げていった部屋は、執務室だそうだ。
コンコンコン
「入れ」
「おはようございます、ミカエル様。朝食をお持ちしました」
「!・・・・」
相変わらず、仮面とマントを身につけたミカエル様が、驚いたようにこちらを凝視している・・・・ように感じる。手際よくテーブルに朝食を並べながら、硬直して動かないミカエル様を観察する。
それにしても、背、高いなぁ。190cmはなさそうだけど。155cmくらいの私には羨ましすぎる。体格もよかったよね。足も長かったし。
「ミカエル様、どうかしましたか?」
ツンツンとマントを引っ張ってみた。
「ああ、いや、何でもない。・・・・何故、二人分?の朝食があるのだ?」
「一緒に食べたいなぁと思いまして。迷惑でしたか?」
「・・・・?一緒に食べたいと言ったか?いや、すまない。聞き違いだ」
「?聞き違いじゃありませんよ。ご一緒してはダメですか?」
「な!・・・・」
やっぱり王族だとひとりで摂らないとダメとか、そういう規則でもあるんだろうか?ああ、毒とかを警戒しないとダメなのかな?
「王族は、ひとりで食べる規則があるんでしょうか?」
「いや、それはないが・・・・。私は、仮面を取らねばならないから、その・・・・」
「???えっと、お顔を見られたくないということですか?それなら、今更ですよね?昨日しっかり堪能させていただきました」
「!!!見ていないと、忘れていると思っていた・・・・。怖くはないのか?」
本当によくわからない。あんなに美麗な姿を早々簡単に忘れるはずがない。
「意味がわかりません。ああ、怖いほどの美しさということですか。それなら納得ですが、仮面を着けていても隠しきれていない気がしますよ。取ったらどうですか?まあ、多少の女性避けにはなるのかなぁ?」
素顔を晒して歩いたら、言い寄る女性が後を断たなくなるのは分かる。
「何を言っているのだ、貴女は。私のようなおぞましい者が素顔を晒せは、周りが迷惑するだろうに」
はあ?今、何て言った?
おぞましい?
いやいや、あれがおぞましいなら、何をもって美しいというのか?
「ちょっと仮面を取ってみてもらえますか?昨日私が見た天使様は、ミカエル様ですよね?」
「それは、出来ない・・・・」
何て苦しそうな声なんだろう。でも、ここで引いちゃいけない気がする。
マントを掴んでいた手をミカエル様の肩に置き直してぎゅっと掴み、反対の手をマスクへ伸ばす。身長差が40cm近くあるからギリギリだ。
「おい、やめんか!」
「あ」
ミカエル様に少し抵抗された拍子に、爪先立ちをしていた足が滑った。私は、運動神経が鈍い。更にずるっと滑り、絨毯とキスする!と思ったところで、抱き止められた。
「すまぬ」
ほら、やっぱり優しい。慌てて私を庇って、膝に私を乗せて座り込む形になったミカエル様の顔が私の目の前にある。
フフフ。
ていっと仮面を外した。
そこには・・・・。やはり、昨日と同じ完璧無比なご尊顔が姿を現した。
「み、るな・・・・」
仮面を外されたとわかったミカエル様は、恐怖と絶望に歪ませた顔を片手で覆い、俯いて、懇願するように呻く。
「見ないでくれ・・・・」
こちらが苦しくなってしまうほどの声音だ。昨日会ったばかりなのに、この人を苦しめたくないと、笑ってほしいと思ってしまった。軽度とはいえ、男性恐怖症の私にとって、恐怖を全く感じないこの天使様はとても貴重な存在だ。
よしよし、と頭を撫でる。あー、天使様は髪もさらさらつるつるだ。
「ごめんなさい。でも、昨日会った天使様があなたか確かめたかったの。だって、昨日の天使様はとても綺麗で、この世の者とは思えなかったから。おぞましいなんて言うから、別人だったのかと思って。貴方は間違いなく昨日、私を拾ってくれた天使様でした」
ミカエル様が私をしっかりと支えてくれているのをいいことに、顔を覆う手にそっと触れて、ゆっくりと外した。少しだけ抵抗されたけど、諦めたのかその手は簡単に退けることができた。
「フフフ。役得」
両手で顔をそっと挟み、すりすりする。お肌もつるつる。ふう、羨ましい限りです。
「貴女は・・・・、私のこの容姿が・・・・平気なのか」
驚いて目を見開いている顔まで美しいなんて反則だ。
「平気・・・・なのかな?あり得ないほど美しくて気後れはしてますよ?」
「それは、美しすぎるのは貴女だろう?」
ふたりして首をかしげておかしなことになっている。
「またまた、そんな冗談を。私は、ごくごく平凡で「ぐぅ~」・・・・」
何でこんな時に~!黙れ!私のお腹!
恥ずかしすぎて俯くしかないじゃない!
「話しは、食事をしながらにしよう」
優しいミカエル様は、クスクスと笑いながらではあるが、私を立たせてくれたくれただけでなく、席までエスコートしてくれた。
10
お気に入りに追加
799
あなたにおすすめの小説
(完結)私より妹を優先する夫
青空一夏
恋愛
私はキャロル・トゥー。トゥー伯爵との間に3歳の娘がいる。私達は愛し合っていたし、子煩悩の夫とはずっと幸せが続く、そう思っていた。
ところが、夫の妹が離婚して同じく3歳の息子を連れて出戻ってきてから夫は変わってしまった。
ショートショートですが、途中タグの追加や変更がある場合があります。
えっと、幼馴染が私の婚約者と朝チュンしました。ドン引きなんですけど……
百谷シカ
恋愛
カメロン侯爵家で開かれた舞踏会。
楽しい夜が明けて、うららかな朝、幼馴染モイラの部屋を訪ねたら……
「えっ!?」
「え?」
「あ」
モイラのベッドに、私の婚約者レニー・ストックウィンが寝ていた。
ふたりとも裸で、衣服が散乱している酷い状態。
「どういう事なの!?」
楽しかった舞踏会も台無し。
しかも、モイラの部屋で泣き喚く私を、モイラとレニーが宥める始末。
「触らないで! 気持ち悪い!!」
その瞬間、私は幼馴染と婚約者を失ったのだと気づいた。
愛していたはずのふたりは、裏切り者だ。
私は部屋を飛び出した。
そして、少し頭を冷やそうと散歩に出て、美しい橋でたそがれていた時。
「待て待て待てぇッ!!」
人生を悲観し絶望のあまり人生の幕を引こうとしている……と勘違いされたらしい。
髪を振り乱し突進してくるのは、恋多き貴公子と噂の麗しいアスター伯爵だった。
「早まるな! オリヴィア・レンフィールド!!」
「!?」
私は、とりあえず猛ダッシュで逃げた。
だって、失恋したばかりの私には、刺激が強すぎる人だったから……
♡内気な傷心令嬢とフェロモン伯爵の優しいラブストーリー♡
完)嫁いだつもりでしたがメイドに間違われています
オリハルコン陸
恋愛
嫁いだはずなのに、格好のせいか本気でメイドと勘違いされた貧乏令嬢。そのままうっかりメイドとして馴染んで、その生活を楽しみ始めてしまいます。
◇◇◇◇◇◇◇
「オマケのようでオマケじゃない〜」では、本編の小話や後日談というかたちでまだ語られてない部分を補完しています。
14回恋愛大賞奨励賞受賞しました!
これも読んでくださったり投票してくださった皆様のおかげです。
ありがとうございました!
ざっくりと見直し終わりました。完璧じゃないけど、とりあえずこれで。
この後本格的に手直し予定。(多分時間がかかります)
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
気弱な公爵夫人様、ある日発狂する〜使用人達から虐待された結果邸内を破壊しまくると、何故か公爵に甘やかされる〜
下菊みこと
恋愛
狂犬卿の妻もまた狂犬のようです。
シャルロットは狂犬卿と呼ばれるレオと結婚するが、そんな夫には相手にされていない。使用人たちからはそれが理由で舐められて虐待され、しかし自分一人では何もできないため逃げ出すことすら出来ないシャルロット。シャルロットはついに壊れて発狂する。
小説家になろう様でも投稿しています。
リィナ・カンザーの美醜逆転恋愛譚
譚音アルン
ファンタジー
ぽっちゃり娘のリィナ・カンザーこと神崎里奈はある日突然異世界トリップ。放り出された先はブリオスタという王国。着の身着のままでそれなりに苦労もしたが、異世界人は総じて親切な人が多く、運良く住み込みで食堂のウェイトレスの職を得ることが出来た。
しかしそんなある日の事。
彼女は常連さんである冒険者、魔法剣士カイル・シャン・イグレシアに厳めしい表情で呼び出される。
自分が何か粗相をしたのかと戦々恐々としながらテーブルに行くと――。
※2018-08-09より小説家になろうで連載、本編完結済。
※アルファポリスでの掲載も2020-03-25で完結しました。
幼なじみの親が離婚したことや元婚約者がこぞって勘違いしていようとも、私にはそんなことより譲れないものが1つだけあったりします
珠宮さくら
恋愛
最近、色々とあったシュリティ・バッタチャルジーは何事もなかったように話しかけてくる幼なじみとその兄に面倒をかけられながら、一番手にしたかったもののために奮闘し続けた。
シュリティがほしかったものを幼なじみがもっていて、ずっと羨ましくて仕方がなかったことに気づいている者はわずかしかいなかった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる