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第四章
願いの水晶
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「はぁ、はぁ、、、」
俺たちは魔物と騎士団に存在がバレぬようコソコソと隠れながら何とか森の中腹にやってきた。
走り回りすぎて、俺の体力はもうほぼない。
「本当にこの先に行けるのか、、、?」
「大丈夫、、、きっと、、、」
俺は、立ち止まり息を落ち着かせる。
そして、目を瞑り一生懸命心の中で森に語りかけ、願う。
(お願いします。
俺たちを泉の元まで連れて行って下さい。
村の人を守りたいんです。
どうか、、、!!!)
「え、エーデル!!!」
「ん?」
願っている最中、アルに肩を叩かれ何があったんだ?と思いながら目を開くと、目の前で木々が動き一本の道を作っていた。
「や、、、やった!!成功した!!
森に認められたんだ!!」
「エーデル凄いぞ!!
よくやった!!」
アルは興奮気味に俺に抱きつき、頭をわしゃわしゃと撫でてくる。
「もう、くすぐったいよ~
ほら、行くよ!!」
俺たちは森に導かれるようにまっすぐ道を歩いて行く。
少し歩いていると、俺は前方に見えるそれに自然と足が止まる。
「?どうしたんだ、、、?」
「ねぇ、あれ、、、」
俺は目の前に広がる泉に指を刺す。
「あれ、例の泉じゃない!?
アル、早く、早く行こう!?」
俺は泉を見つけた事に喜びアルを置いて走り出す。泉の目の前に行くと、真ん中に男を模った石像が立ち、その手にはキラキラと光る水晶玉が見える。
「あれだ、、、」
俺は意を決して泉へと足を踏み入れる。
「え、、、?」
「エーデル~大丈夫か~?」
「アル!!凄いよ!!
水面の上に俺、立ってる!!」
俺は驚きながらも水面の上を歩き、石像が持つ水晶を手に取る。
すると突然、
「エーデル!!危ない!!!」
俺の名を呼ぶ声と同時に思い切りアルに突き飛ばされ倒れる。
俺たちは魔物と騎士団に存在がバレぬようコソコソと隠れながら何とか森の中腹にやってきた。
走り回りすぎて、俺の体力はもうほぼない。
「本当にこの先に行けるのか、、、?」
「大丈夫、、、きっと、、、」
俺は、立ち止まり息を落ち着かせる。
そして、目を瞑り一生懸命心の中で森に語りかけ、願う。
(お願いします。
俺たちを泉の元まで連れて行って下さい。
村の人を守りたいんです。
どうか、、、!!!)
「え、エーデル!!!」
「ん?」
願っている最中、アルに肩を叩かれ何があったんだ?と思いながら目を開くと、目の前で木々が動き一本の道を作っていた。
「や、、、やった!!成功した!!
森に認められたんだ!!」
「エーデル凄いぞ!!
よくやった!!」
アルは興奮気味に俺に抱きつき、頭をわしゃわしゃと撫でてくる。
「もう、くすぐったいよ~
ほら、行くよ!!」
俺たちは森に導かれるようにまっすぐ道を歩いて行く。
少し歩いていると、俺は前方に見えるそれに自然と足が止まる。
「?どうしたんだ、、、?」
「ねぇ、あれ、、、」
俺は目の前に広がる泉に指を刺す。
「あれ、例の泉じゃない!?
アル、早く、早く行こう!?」
俺は泉を見つけた事に喜びアルを置いて走り出す。泉の目の前に行くと、真ん中に男を模った石像が立ち、その手にはキラキラと光る水晶玉が見える。
「あれだ、、、」
俺は意を決して泉へと足を踏み入れる。
「え、、、?」
「エーデル~大丈夫か~?」
「アル!!凄いよ!!
水面の上に俺、立ってる!!」
俺は驚きながらも水面の上を歩き、石像が持つ水晶を手に取る。
すると突然、
「エーデル!!危ない!!!」
俺の名を呼ぶ声と同時に思い切りアルに突き飛ばされ倒れる。
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