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2部 焼け落ちる瑞鳥の止まり木
第60話 ノア(アシュレイ視点)※
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ノアをベッドに沈める時に夜着の下を剥いて、残った胸のボタンは横たわらせてから外していく。ノアの体は白く小さい。そんな体の中心で、ひと口で飲み込める小さな陰茎が固く震えている。それが俺の情欲を焚きつけ、胸を燻すのだ。
「ノア、今日は俺のわがままをしてもいいか?」
「はい、はい。お手柔らかに……お願いします……」
腰を下から持ち上げると、陰茎同様、小さな桃色の窄まりが震えている。小さな体で俺を欲してくれている。それが愛おしくて仕方がない。
窄まりに唇を寄せれば、ノアは息を飲み、声を我慢する。我慢できる程度の刺激しか与えられない。しかし俺はこうやって下の蕾を舌で解さずにはいられない。グジュグジュと音を立てても気にならないくらい熱中してしまう。可愛くて可愛くて仕方がないのだ。
「ぁ……あぁっ、アシュレイ、そんなにしては……」
ノアはどこに隠していたのか、軟膏を取り出す。それを持った手がつっと俺に差し出された。
「ルイスが手配してくれたのか?」
「ぁ……はい……」
「怒っているのではない。嬉しくてどうにかなりそうだ。今度ノアからルイスにお礼の品を渡してくれ」
「ぼ、僕から?」
「こんなに喜んだことをルイスに知られたくない」
ノアを愛することを祝福してくれる友がいる、それが嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。自身に軟膏を塗りながら、腰を折る。そうしてほころびかけた小さな蕾のうちの1つに吸い付いた。
「この蕾は俺のものだ。2度と他の者に触らせてはならない」
蕾を舌で転がしながら、ノアに念を押す。国王のあの口ぶりだと、ノアは意味もわからず触れさせたのだろう。
「もう、もう、いたしません」
「ああ、ノア。もう」
自分の陰茎を手で固定して、ノアの窄まりに合図を送る。
「もう、迎えに来てください」
その言葉が心を夕焼けで照らす。西日で照らされた心はぐちゃぐちゃで、本性を暴かれるような焦燥感に駆られる。
ノアの窄まりは少し湿っていて、とても柔らかい。ゆっくり挿入しなければと思うのに、鼓動が耳元で激しく鳴って、自分の声すらも聞こえなくなる。
「ああ、ああ。ノア、ダメだ」
腰に力を入れてなんとか自分を制御しようと試みる。
「ぁぁああ……!」
ノアの細く高い声が俺を制御不能にする。途中までゆっくり差し入れたそれを、奥まで突きつけてしまった。ノアの声で我にかえる。
「ああぁ……アシュレイ……!」
「ノア、痛くないか? 今日の水温はどうだ?」
「痛くない……今日は……とても熱い……!」
「ああ、そうだ。今日1日、我慢したのだから!」
ノアは行為に及ぶ時、俺の器に入るという。昨日まではなにを言っているのかよくわからなかった。しかし、王に自分の魔力を利用されてわかったのだ。ノアはここで泳いでいるのだと。
「ああ……あっ……」
腰をノアの太腿に深く沈めると、ノアは慌てて自分の陰茎を握った。人目も憚らず、俺だけのために必死に我慢するノアの姿に、腰の奥の熾火に風が吹き込み燃え上がる。
ノアの手を握りそのまま倒れ込む。そして耳たぶを食み、耳の稜線に沿って舌を這わせた。
「この耳を1日中こうしたかった。今日は結っていてとても凛々しかったからな」
ノアは喉から変な音を出して黙った。きっとまたあの顔をしているのだろう。限界だった。
「ぁあああああっ! アシュレイだめっ! 握らせて!」
少しだけ上体を起こして、ノアの陰茎を手で包む。ノアは少し安心したのか、体を弛緩させた。だからノアが1番細く高く鳴く場所に自分を押し込んだ。
「ノア、今日は俺のわがままをしてもいいか?」
「はい、はい。お手柔らかに……お願いします……」
腰を下から持ち上げると、陰茎同様、小さな桃色の窄まりが震えている。小さな体で俺を欲してくれている。それが愛おしくて仕方がない。
窄まりに唇を寄せれば、ノアは息を飲み、声を我慢する。我慢できる程度の刺激しか与えられない。しかし俺はこうやって下の蕾を舌で解さずにはいられない。グジュグジュと音を立てても気にならないくらい熱中してしまう。可愛くて可愛くて仕方がないのだ。
「ぁ……あぁっ、アシュレイ、そんなにしては……」
ノアはどこに隠していたのか、軟膏を取り出す。それを持った手がつっと俺に差し出された。
「ルイスが手配してくれたのか?」
「ぁ……はい……」
「怒っているのではない。嬉しくてどうにかなりそうだ。今度ノアからルイスにお礼の品を渡してくれ」
「ぼ、僕から?」
「こんなに喜んだことをルイスに知られたくない」
ノアを愛することを祝福してくれる友がいる、それが嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。自身に軟膏を塗りながら、腰を折る。そうしてほころびかけた小さな蕾のうちの1つに吸い付いた。
「この蕾は俺のものだ。2度と他の者に触らせてはならない」
蕾を舌で転がしながら、ノアに念を押す。国王のあの口ぶりだと、ノアは意味もわからず触れさせたのだろう。
「もう、もう、いたしません」
「ああ、ノア。もう」
自分の陰茎を手で固定して、ノアの窄まりに合図を送る。
「もう、迎えに来てください」
その言葉が心を夕焼けで照らす。西日で照らされた心はぐちゃぐちゃで、本性を暴かれるような焦燥感に駆られる。
ノアの窄まりは少し湿っていて、とても柔らかい。ゆっくり挿入しなければと思うのに、鼓動が耳元で激しく鳴って、自分の声すらも聞こえなくなる。
「ああ、ああ。ノア、ダメだ」
腰に力を入れてなんとか自分を制御しようと試みる。
「ぁぁああ……!」
ノアの細く高い声が俺を制御不能にする。途中までゆっくり差し入れたそれを、奥まで突きつけてしまった。ノアの声で我にかえる。
「ああぁ……アシュレイ……!」
「ノア、痛くないか? 今日の水温はどうだ?」
「痛くない……今日は……とても熱い……!」
「ああ、そうだ。今日1日、我慢したのだから!」
ノアは行為に及ぶ時、俺の器に入るという。昨日まではなにを言っているのかよくわからなかった。しかし、王に自分の魔力を利用されてわかったのだ。ノアはここで泳いでいるのだと。
「ああ……あっ……」
腰をノアの太腿に深く沈めると、ノアは慌てて自分の陰茎を握った。人目も憚らず、俺だけのために必死に我慢するノアの姿に、腰の奥の熾火に風が吹き込み燃え上がる。
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ノアは喉から変な音を出して黙った。きっとまたあの顔をしているのだろう。限界だった。
「ぁあああああっ! アシュレイだめっ! 握らせて!」
少しだけ上体を起こして、ノアの陰茎を手で包む。ノアは少し安心したのか、体を弛緩させた。だからノアが1番細く高く鳴く場所に自分を押し込んだ。
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