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2部 焼け落ちる瑞鳥の止まり木
第24話 アシュレイの本気 ※
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アシュレイは僕の手を引っ張り、奥深くを何度も突く。アシュレイが快感を感じているのを文字通り全身で浴びる。
「あっ、あっ、あっ、ダメ、まだ、こうして、いたい!」
「ああ、俺が、もたない、ノア、吐き出すんだ」
「ダメ、だめぇ、はっ、あ、あああっ!」
グチュグチュと泡が僕の全身を撫で回し、呆気なく僕は湖の外に流される。湖の浅瀬に放り出されながら僕は性液を吹き出し、それが空中に消えていく。
「ああ、ああ、アシュレイ、少しだけ、待ってください、おかしくなって、しまいます」
息も絶え絶えに懇願すると、アシュレイは動きを止めた。彼の汗が体中を伝い、僕の股間に水たまりを作っていく。
「アシュレイ……アシュレイは……」
快感に溺れて朦朧とする中、自分自身驚くようなことを聞こうとしていた。慌てて口を噤んで視線を逸らす。
「俺はノアと違って、責務でするわけではない。ノアの白い肌を思い出して手が伸びてしまう。早く会いに行きたい。そうしたらノアが俺を求めてくれる、そういう想像をして、する」
アシュレイが荒い息で打ち明ける。僕は驚くとともに、喜びで舞い上がる。そんな余韻も束の間、アシュレイの大きな手が、僕の胸を這う。辿ったところがヒリヒリするほど熱い。その手が僕の胸の2つの蕾を避けて、やわやわと辺りを揉むのだ。
「ノアに求められたい、俺でなければならないと、俺だけしかいらないと」
アシュレイの両手の指がゆっくり閉じて、僕の2つの蕾をキュッと摘む。
「んんっ……もっと……もっとしてぇ……」
グニグニと僕の蕾を摘んでもみしだく。アシュレイの指遣いに僕は翻弄され、自然と腰を上げてしまう。
「どうしてほしいのだ」
アシュレイの器の中は快感で泡立っていた。
「奥に……ほしい……アシュレイ……ください……アシュレイ……」
「ああ、あぁ」
アシュレイの色の違う両眼はもはやどこをみているのかわからなかった。僕はその様子で腰の奥からまたムズムズとした快感が湧き出すのを感じる。
アシュレイはさっき囁いた約束を果たした。あまりの快感に耐えきれず悲鳴をあげても、少し待ってほしいという願いも聞き届けられず、アシュレイはひたすら僕の体を獣のように貪った。
前からも後ろからも上からも下からも突かれ、僕が自分の体を支えていられなくなっても、アシュレイはやめなかった。声が枯れてアシュレイの名を呼べなくなったら、今度はアシュレイが僕の名を呼び続けてくれた。アシュレイは本気だった。
3回目の吐精から記憶がない。意識を保っていられなかった。
わがままを言ってほしいなどと、自分の身の丈に合わないことを言うものではないと思った。アシュレイの欲望を僕は見誤っていたのだ。
「ノア、大丈夫か?」
夜中に一度、意識を取り戻した時に、アシュレイが僕の体を拭いてくれていた。
「あ、アシュ……」
「声が枯れてしまったな。すまなかった」
アシュレイが僕のお腹を濡れた布で拭いたら、僕に服を着せようとした。
「一緒に……」
「一緒に寝る。だが冷えるから着たほうがいい」
「アシュレイは優しい」
「声をあまり出さないほうがいい。明日喋れなくなるぞ。何か飲むか?」
「今度」
「今度?」
「アシュレイの飲みたい」
アシュレイは息を漏らして僕に抱きつく。
「今度は最後まで、覚えていたいから、またしてほしい。今日みたいにしても大丈夫なように、練習したい」
「ああ、わかった」
「アシュレイ、どうしたらわかってくれる?」
「なにを……?」
「僕がこんなに嬉しいこと」
アシュレイは僕を起こして、服をすっぽり着せた。そうして僕を抱きしめたまま横たわり毛布を被る。僕をあっためるためか、強めに全身を摩って首筋に熱い息を吐きかける。僕がアシュレイの頭を胸に引き寄せたら、アシュレイの呼吸が寝息に変わった。
「あっ、あっ、あっ、ダメ、まだ、こうして、いたい!」
「ああ、俺が、もたない、ノア、吐き出すんだ」
「ダメ、だめぇ、はっ、あ、あああっ!」
グチュグチュと泡が僕の全身を撫で回し、呆気なく僕は湖の外に流される。湖の浅瀬に放り出されながら僕は性液を吹き出し、それが空中に消えていく。
「ああ、ああ、アシュレイ、少しだけ、待ってください、おかしくなって、しまいます」
息も絶え絶えに懇願すると、アシュレイは動きを止めた。彼の汗が体中を伝い、僕の股間に水たまりを作っていく。
「アシュレイ……アシュレイは……」
快感に溺れて朦朧とする中、自分自身驚くようなことを聞こうとしていた。慌てて口を噤んで視線を逸らす。
「俺はノアと違って、責務でするわけではない。ノアの白い肌を思い出して手が伸びてしまう。早く会いに行きたい。そうしたらノアが俺を求めてくれる、そういう想像をして、する」
アシュレイが荒い息で打ち明ける。僕は驚くとともに、喜びで舞い上がる。そんな余韻も束の間、アシュレイの大きな手が、僕の胸を這う。辿ったところがヒリヒリするほど熱い。その手が僕の胸の2つの蕾を避けて、やわやわと辺りを揉むのだ。
「ノアに求められたい、俺でなければならないと、俺だけしかいらないと」
アシュレイの両手の指がゆっくり閉じて、僕の2つの蕾をキュッと摘む。
「んんっ……もっと……もっとしてぇ……」
グニグニと僕の蕾を摘んでもみしだく。アシュレイの指遣いに僕は翻弄され、自然と腰を上げてしまう。
「どうしてほしいのだ」
アシュレイの器の中は快感で泡立っていた。
「奥に……ほしい……アシュレイ……ください……アシュレイ……」
「ああ、あぁ」
アシュレイの色の違う両眼はもはやどこをみているのかわからなかった。僕はその様子で腰の奥からまたムズムズとした快感が湧き出すのを感じる。
アシュレイはさっき囁いた約束を果たした。あまりの快感に耐えきれず悲鳴をあげても、少し待ってほしいという願いも聞き届けられず、アシュレイはひたすら僕の体を獣のように貪った。
前からも後ろからも上からも下からも突かれ、僕が自分の体を支えていられなくなっても、アシュレイはやめなかった。声が枯れてアシュレイの名を呼べなくなったら、今度はアシュレイが僕の名を呼び続けてくれた。アシュレイは本気だった。
3回目の吐精から記憶がない。意識を保っていられなかった。
わがままを言ってほしいなどと、自分の身の丈に合わないことを言うものではないと思った。アシュレイの欲望を僕は見誤っていたのだ。
「ノア、大丈夫か?」
夜中に一度、意識を取り戻した時に、アシュレイが僕の体を拭いてくれていた。
「あ、アシュ……」
「声が枯れてしまったな。すまなかった」
アシュレイが僕のお腹を濡れた布で拭いたら、僕に服を着せようとした。
「一緒に……」
「一緒に寝る。だが冷えるから着たほうがいい」
「アシュレイは優しい」
「声をあまり出さないほうがいい。明日喋れなくなるぞ。何か飲むか?」
「今度」
「今度?」
「アシュレイの飲みたい」
アシュレイは息を漏らして僕に抱きつく。
「今度は最後まで、覚えていたいから、またしてほしい。今日みたいにしても大丈夫なように、練習したい」
「ああ、わかった」
「アシュレイ、どうしたらわかってくれる?」
「なにを……?」
「僕がこんなに嬉しいこと」
アシュレイは僕を起こして、服をすっぽり着せた。そうして僕を抱きしめたまま横たわり毛布を被る。僕をあっためるためか、強めに全身を摩って首筋に熱い息を吐きかける。僕がアシュレイの頭を胸に引き寄せたら、アシュレイの呼吸が寝息に変わった。
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