35 / 53
裸族の常識と生態調査について
寝込みを襲った代償
しおりを挟む
夜中汗をかいて、朝はびっちゃびちゃで起きた。でもその甲斐あってか体がすごい軽い。時計をみると朝5時、昨日一日中寝てたからものすごく早起きだった。
このまま汗溜まりで寝ると体調が悪化しそうだったから、風呂に入ることにする。昨日の地獄の風呂とは違いすごく気持ちよかった。ああ、風邪が治ってきたんだなという実感する。
風呂から上がって真っ直ぐ長谷さんの部屋に向かう。長谷さんはスヤスヤ寝ていた。
昨日俺に尽くしてくれて疲れているところ申し訳ないんだが、長谷さんの中に突っ込みたかった。いや、それが叶わなくとも、せめて長谷さんを抱きしめたい。
長谷さんの寝ているベッドにそーっと近づき、布団を剥がす。長谷さんは裸で寝ていた。横を向いてたから肩を引っ張って仰向けにした。
俺は着ていたものを全部脱ぎ、ベッド下の収納スペースからローションボトルを取り出した。試しにキスをしてみたが、長谷さんは起きない。
これは流石に怒るかな……。
でも嫌われることを恐れずに……いやでも限度というものが……。
俺が迷っていたら、長谷さんがくしゃみをした。これで迷いが吹っ切れて、ローションを手にたっぷり垂らす。
長谷さんの後ろにそっと指を這わせて長谷さんに覆いかぶさる。長谷さんの入り口をほぐしながら、キスをした。
指を1本、2本と慎重に挿入していく。挿入できたところで、長谷さんの弱点をゆっくり押したり引いたりすると息が短く浅くなってきた。
ここで突然長谷さんが目を覚ました。
「な……なにしてるの……」
その言葉を唇ごと覆った。舌で長谷さんの口の中を味わう。長谷さんは俺の肩を押して引き剥がそうとする。
「すみません、我慢ができなくて……」
そう言いながらも手は止めなかった。
声はガサガサだったが、昨日ほどではなかった。
「いやだ……やるならちゃんと抱いてよ……」
長谷さんがかわいいことを言う。俺は指を引き抜いてローションボトルに手を伸ばした。長谷さんは起き上がりその手を掴んだ。
「すおーにもしたい」
俺は固まる。昨日の今日なのに、長谷さんはもう忘れちゃったのかな?
長谷さんそんなポンコツじゃないですよね?
俺がフリーズして黙っていたら、長谷さんが口を開けて迫ってきた。
「手加減してください……」
うん、そう返事しながら長谷さんは俺のモノを咥えた。ゆっくり輪郭をなぞるように長谷さんは俺のものを飲み込んでいく。しかし一往復、二往復目で、完全にあかんかった。
急いで長谷さんの肩を掴んで上体を引き上げる。長谷さんは優しく微笑んだ。満足してもらえただろうか。
しかし情けない。長谷さんと付き合う前に何人かと体の関係はあったが、こんなことは初めてだった。むしろ口なんかで全然満足できないくらいだったのに……。
「すおー、口の方が気持ちいい?」
確かに気持ちいい。でも長谷さんの中の方が数段気持ちいいのになぜ……? 自分でもよくわからなかったし、何を言っても言い訳に聞こえるだろうから率直に答えた。
「口は……気持ちいいんですが罪悪感が……長谷さんと気持ちよくなりたいです……」
うん、長谷さんはそう言って俺にキスをしてくれる。長谷さんは唇を離すときに囁く。
「もうひとつしてみたいことがあるんだけど、してみていい? 嫌だったら今みたいに言って」
尿道開発とか言い出すんじゃないだろうな……。
でもこの時感じた。長谷さんに嫌われないようにテンプレに従い今までやり過ごしてきたけど、それは長谷さんも同じだったのかもしれない。俺に嫌われるのを恐れて遠慮してきたのかもしれない、と。
このまま汗溜まりで寝ると体調が悪化しそうだったから、風呂に入ることにする。昨日の地獄の風呂とは違いすごく気持ちよかった。ああ、風邪が治ってきたんだなという実感する。
風呂から上がって真っ直ぐ長谷さんの部屋に向かう。長谷さんはスヤスヤ寝ていた。
昨日俺に尽くしてくれて疲れているところ申し訳ないんだが、長谷さんの中に突っ込みたかった。いや、それが叶わなくとも、せめて長谷さんを抱きしめたい。
長谷さんの寝ているベッドにそーっと近づき、布団を剥がす。長谷さんは裸で寝ていた。横を向いてたから肩を引っ張って仰向けにした。
俺は着ていたものを全部脱ぎ、ベッド下の収納スペースからローションボトルを取り出した。試しにキスをしてみたが、長谷さんは起きない。
これは流石に怒るかな……。
でも嫌われることを恐れずに……いやでも限度というものが……。
俺が迷っていたら、長谷さんがくしゃみをした。これで迷いが吹っ切れて、ローションを手にたっぷり垂らす。
長谷さんの後ろにそっと指を這わせて長谷さんに覆いかぶさる。長谷さんの入り口をほぐしながら、キスをした。
指を1本、2本と慎重に挿入していく。挿入できたところで、長谷さんの弱点をゆっくり押したり引いたりすると息が短く浅くなってきた。
ここで突然長谷さんが目を覚ました。
「な……なにしてるの……」
その言葉を唇ごと覆った。舌で長谷さんの口の中を味わう。長谷さんは俺の肩を押して引き剥がそうとする。
「すみません、我慢ができなくて……」
そう言いながらも手は止めなかった。
声はガサガサだったが、昨日ほどではなかった。
「いやだ……やるならちゃんと抱いてよ……」
長谷さんがかわいいことを言う。俺は指を引き抜いてローションボトルに手を伸ばした。長谷さんは起き上がりその手を掴んだ。
「すおーにもしたい」
俺は固まる。昨日の今日なのに、長谷さんはもう忘れちゃったのかな?
長谷さんそんなポンコツじゃないですよね?
俺がフリーズして黙っていたら、長谷さんが口を開けて迫ってきた。
「手加減してください……」
うん、そう返事しながら長谷さんは俺のモノを咥えた。ゆっくり輪郭をなぞるように長谷さんは俺のものを飲み込んでいく。しかし一往復、二往復目で、完全にあかんかった。
急いで長谷さんの肩を掴んで上体を引き上げる。長谷さんは優しく微笑んだ。満足してもらえただろうか。
しかし情けない。長谷さんと付き合う前に何人かと体の関係はあったが、こんなことは初めてだった。むしろ口なんかで全然満足できないくらいだったのに……。
「すおー、口の方が気持ちいい?」
確かに気持ちいい。でも長谷さんの中の方が数段気持ちいいのになぜ……? 自分でもよくわからなかったし、何を言っても言い訳に聞こえるだろうから率直に答えた。
「口は……気持ちいいんですが罪悪感が……長谷さんと気持ちよくなりたいです……」
うん、長谷さんはそう言って俺にキスをしてくれる。長谷さんは唇を離すときに囁く。
「もうひとつしてみたいことがあるんだけど、してみていい? 嫌だったら今みたいに言って」
尿道開発とか言い出すんじゃないだろうな……。
でもこの時感じた。長谷さんに嫌われないようにテンプレに従い今までやり過ごしてきたけど、それは長谷さんも同じだったのかもしれない。俺に嫌われるのを恐れて遠慮してきたのかもしれない、と。
0
お気に入りに追加
185
あなたにおすすめの小説
社畜くんの甘々癒やされ極上アクメ♡
掌
BL
一週間働き詰めだった激しめ好きのお疲れマゾ社畜リーマンくんが、使用したデリヘルで爽やかお兄さんから甘々の褒められプレイを受けて甘やかされ開眼し、愛撫やラブハメで心身ともにとろっとろに蕩かされて癒やされアクメしまくる話。
受け攻めはふたりとも名前がなくネームレスです。
中日祝日、癒やされましょう!
・web拍手
http://bit.ly/38kXFb0
・X垢
https://twitter.com/show1write
俺☆彼 [♡♡俺の彼氏が突然エロ玩具のレビューの仕事持ってきて、散々実験台にされまくる件♡♡]
ピンクくらげ
BL
ドエッチな短編エロストーリーが約200話!
ヘタレイケメンマサト(隠れドS)と押弱真面目青年ユウヤ(隠れドM)がおりなすラブイチャドエロコメディ♡
売れないwebライターのマサトがある日、エロ玩具レビューの仕事を受けおってきて、、。押しに弱い敏感ボディのユウヤ君が実験台にされて、どんどんエッチな体験をしちゃいます☆
その他にも、、妄想、凌辱、コスプレ、玩具、媚薬など、全ての性癖を網羅したストーリーが盛り沢山!
****
攻め、天然へたれイケメン
受け、しっかりものだが、押しに弱いかわいこちゃん
な成人済みカップル♡
ストーリー無いんで、頭すっからかんにしてお読み下さい♡
性癖全開でエロをどんどん量産していきます♡
手軽に何度も読みたくなる、愛あるドエロを目指してます☆
pixivランクイン小説が盛り沢山♡
よろしくお願いします。
ゆるふわメスお兄さんを寝ている間に俺のチンポに完全屈服させる話
さくた
BL
攻め:浩介(こうすけ)
奏音とは大学の先輩後輩関係
受け:奏音(かなと)
同性と付き合うのは浩介が初めて
いつも以上に孕むだのなんだの言いまくってるし攻めのセリフにも♡がつく
くまさんのマッサージ♡
はやしかわともえ
BL
ほのぼの日常。ちょっとえっちめ。
2024.03.06
閲覧、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
もう一本書く予定です。時間が掛かりそうなのでお気に入りして頂けると便利かと思います。よろしくお願い致します。
2024.03.10
完結しました!読んで頂きありがとうございます。m(_ _)m
今月25日(3/25)のピクトスクエア様のwebイベントにてこの作品のスピンオフを頒布致します。詳細はまたお知らせ致します。
2024.03.19
https://pictsquare.net/skaojqhx7lcbwqxp8i5ul7eqkorx4foy
イベントページになります。
25日0時より開始です!
※補足
サークルスペースが確定いたしました。
一次創作2: え5
にて出展させていただいてます!
2024.10.28
11/1から開催されるwebイベントにて、新作スピンオフを書いています。改めてお知らせいたします。
2024.11.01
https://pictsquare.net/4g1gw20b5ptpi85w5fmm3rsw729ifyn2
本日22時より、イベントが開催されます。
よろしければ遊びに来てください。
マッサージはお好きですか?
浅上秀
BL
マッサージ師×サラリーマン ※R18
仕事に疲れたサラリーマンの佐藤が同僚の女性社員におすすめされ癒しを求めて訪れたマッサージ店。
そこでマッサージ師の渡辺に出会い、気持ちよくさせられてしまうお話。
本編 四話
番外編 更新中
完結済み
…
短編 BL
なお作者には専門知識等はございません。全てフィクションです。
アプリで恐怖のマッチング〜上司がネコなんて聞いてない!〜
おもちDX
BL
とあるベンチャー企業に勤めるサラリーマン、朝霧 涼大はゲイであることを隠さず生きている。
容姿端麗な彼は人気者だが、同僚の勧めもあってゲイ向けのマッチングアプリを始めてみることにした。不思議と心惹かれる相手と会う約束をした彼は、衝撃の事実を知る。
その相手は……自分の上司だった!?
美形×平凡、秘密のサラリーマンラブ。
どこかにいそうなふたりです。職場での顔とプライベートでの顔が、まるっきり違ったら。しかもそれを自分だけが知ってたら。そんな「特別」を楽しむお話。すれ違いもありますが、甘め。エロ多めです。
R18。性描写のある章には※つけます。
初投稿。拙い文章ですが楽しんでいただけますように。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる