25 / 27
第2章 ファリドに捧ぐ
第6話 俺は誰だ
しおりを挟む
管制室からの誘導灯は、自分の距離感で考えても離れた場所まで点灯していた。そして、ある扉の前に立った時自動でそれが開いた。
俺は人の弔いに立ち会ったことがなかった。あんな退廃的な故郷ですら、そこらじゅうに死体が転がっているわけではない。親も、またその親もわからない俺にとって、死とは友人や、知り合いといった他人事以外に他ならなかった。
エントランスよりは狭いが、しかしやけに広い空間の端で、ソラがカプセル型の容器にしがみついて震えている。その物々しい雰囲気に、俺は声をかけることもできず、ゆっくりと歩いて行く。
ソラに近づくにつれ、その痛々しさが伝わってくる。カプセル状の容器は透明だったが、ソラはその上蓋を地面に投げ捨て、遺体にしがみついていた。彼が震えながら触る遺体が視界に入った時、俺はその圧倒的な違和感に歩みを止めた。
さっき聞き及んだ情報で、自分自身の遺体があることは予想していた。しかし俺はソラがしがみついている遺体を、自分自身だと判断ができなかったのだ。
俺の故郷にドッペルゲンガーという怪談がある。自分に酷似した者に出会うことは死の予兆だという俗説。しかし今はそれが、全くのフィクションだとわかる。なぜならば、自分に似た他者を、自分に似ていると判断ができないからだ。鏡が存在しないところに自分に酷似した他者が存在した場合、それが自分なのではないだろうかなどという疑問を持たないのだ。
「ソラ……」
恐る恐るソラに話しかけるが、彼はもう1人の俺にしがみついているだけで顔すら上げない。昨日ソラはパーソナルスペースを出てからずっとここで悲しんでいたのだろうか。遺体の胸に顔を埋め、悲しむソラに愛おしさが暴れ出す。人は皆死ぬが、愛する人が自分の死に悲しむ様を見ることはできない。
「ソラ……もう、悲しまないで。俺は気にしていないし、管制室の人からも特に制限がないって言われた……」
俺の言葉にソラの体がビクッと痙攣する。そして殺気に似た緊張感が走る。ソラが顔を上げて俺を見るその目は、真っ赤に充血して、そこから涙がとめどなく流れていた。
「ソラ……昨日から寝ていないの? 今日はパーソナルスペースに戻ってゆっくり休もう?」
「こっちに来るな!」
ソラに近寄ろうとした俺は、その動きを封じられる。
「な、ソラ。昨日からなんで……俺がソラを怒らせるようなことをしたなら謝るから……もう帰ろう……」
涙で濡れた頬が痛々しくて、つい手を伸ばす。しかし昨日と同じ拒絶で手を払われた。その音が広い部屋に高く響く。
「つらいんです……だからもう……僕に……会いに来ないでください……」
ソラは鼻をすすりながら、途切れ途切れに声を振り絞る。ゆっくり言葉を落とされたのにも関わらず、俺はソラの意図がよくわからなかった。
「ソラ……昨日から俺は、ソラがなぜそんなに怒ったり、悲しんでいるのかが本当にわからないんだ……俺の態度に問題があるのなら、はっきり言ってほしい……」
ソラは更に涙をボタボタと落とし、その綺麗な瞳が瞼に隠れた。
「僕は……ファリドを愛している……これからもずっと。僕が……ファリドを地球に連れて行くんだ……!」
「ソラ……俺も同じ気持ちだよ。ソラを愛して」
「あなたはファリドじゃない!」
愛している、その言葉を遮って、ソラは俺を否定する。混乱も通り越して、意味のない笑いが込み上げてきた。
「なにを……なにを言っているんだ、俺はファリドだ……」
「ファリドが教えてくれたんだ! 僕が感じることさえできなかった、体からの信号を! ファリドがっ、教えてくれたんだこの体で! 愛することを! 生きることを! この世界に存在する意味を! あなたはファリドじゃないんだ!」
心の中でなにか割れる音がして、そして唐突に思い出したことがあった。それはソラが大切にしていた皿。人をもてなすために選んだという大切な皿。大切なのにも関わらず、捨てても複製でも構わないという皿。俺はその感覚が理解できなかった。
でも今まさに、ソラが言っていることとはそういうことなのだ。
「じゃあ……俺は誰なんだ……?」
ソラの主張はよくわかった。でもそれを理解した時から足元がフワフワして落ち着かない。むしろ焦燥に駆られ、少し浮いているかのようだった。俺は自分を自分だと思っている。しかしソラは違うとだけ主張して平行線のままだった。
俺は一体何者で、俺が俺だと思うことは誰かの許可が必要なのか? 俺が俺だと証明するには、ソラ以外適任者がいないというのに、ソラはそれを放棄して遺体から離れない。
「ソラ、地球に連れて行くって……どういうこと……?」
ソラは答えなかった。その時に考えたくもないことが脳裏に浮かぶ。
「ソラ……まさか後を追うつもりじゃ……ないよね……? 検査はしたって聞いたけど、潜伏期間が長いとも言っていた。ソラ……ソラは検査をしてなんらかの治療をしたんだよね?」
ソラは俺を見つめながらもなにも答えない。強情もここまでくると手に負えない。
「俺を残してソラは死ぬつもりなのか! 俺が持ち込んだウィルスで死ぬなんて、そんなこと、誰も! 誰も望んでいない!」
俺は両手を伸ばす。それを何度もソラに払われたが、強引に両腕を掴んだ。
「俺が俺じゃないというなら、他人のように生きる! ソラが見るのがつらいと思うなら俺はバレーナから出て行く! でも! ソラは生きなければダメだ! ソラがあと追うようなことをすれば、ファリドだって地球に帰れない! そうだろ、ソラ!」
ソラを失うくらいだったらどんな手でも使う。そしてソラを失うことの前では、俺が俺だという主張などどうでもいい問題に思えた。
ソラはしばらく俺を見つめたと思ったら、フイと顔を背けうめくように声を振り絞った。
「ファリドが感染したウィルスは、地球では500年前にワクチンができていた……発症前に打てば重篤な症状にはならない……僕は昨日……打たれたから大丈夫……だから……」
だから、目の前から消えてくれ。
言い終わったあと、申し訳なさそうに見上げるソラの瞳がそう訴えていた。
その瞳を直視できず、今度は俺が顔を背けた先に、自分自身の遺体があった。この遺体はこれからソラの手によって弔われるのだろうか。
俺の視線を勘違いしたのか、ソラは手を振り払い、さっきのように遺体にしがみついた。
それで気づいたのだ。俺は3日前の複製だという。昨日ルルーはクリニックに入れられ、俺は追い出された。それに、室長及びお偉方の発言の違和感。
そして、ソラの頑なな態度。
俺は明日、正確には明後日の明朝、死ぬ。
そう考えると何もかも納得のいくことばかりだった。
固く禁じられた複製が行われたのにも関わらず、バレーナが秘匿を強要せずに俺を野放しになんかするわけがない。クリニックも、管制室から連絡があったならば、ルルーにだけワクチンを打つだろう。
ソラにしてもそうだ。俺にこの先付き纏われるかもしれない可能性を考えたなら、俺が納得するまで話し合ってくれただろう。しかし自分が愛したと信じる者を弔うことを優先して、俺にとりあうつもりもない。
どうせ偽物は明日死ぬのだから。
さっき、俺が皿に抱いた感情を、ソラも俺に感じてくれているのかと思った。半分は当たっていたが半分は間違っていた。
彼の愛したファリドは、皿のようには扱えなかった。でも偽物の俺は皿と同じなのだ。
俺は皿のように抹消されればいいのだ。
ソラが遺体にしがみつく光景に既視感を覚える。誰の葬儀にも参列したことがないのだからきっとこれは勘違いだろう。でも心の奥底で理解しているのだ。
「息絶える直前、なにを思ったか教えてほしい?」
ソラの肩が少しだけ動いた。それが偽物は黙って去れという怒りなのか、話への興味なのかはわからない。
「バレーナに来る前、死の淵を彷徨ったことがあって。その時、たった1人でいいから、俺の死を肯定してくれる人が欲しいと思っていた。だから……」
声が震え出し言葉に詰まる。でも偽物なりにソラに愛を伝えたかった。
「これで地球に帰れる、ソラがいてくれたから」
もっと言いたいことは沢山あった。でも言葉にならなかった。この期に及んで自分自身に嫉妬していたのだ。
「ソラ……ありがとう……最後に……キスをしてほしいって言ったら……怒るかな?」
ソラは微動だにしなかった。だから俺は踵を返し、出口に向かった。ソラは俺がどこで死のうと知ったことではないかもしれない。でも俺の心情からソラに2度も絶望を味あわせるわけにはいかないし、ソラが悲しんでくれるという幻想の中で死にたかった。
だから俺はたった1人で死に場所を探さなければならない。
俺は人の弔いに立ち会ったことがなかった。あんな退廃的な故郷ですら、そこらじゅうに死体が転がっているわけではない。親も、またその親もわからない俺にとって、死とは友人や、知り合いといった他人事以外に他ならなかった。
エントランスよりは狭いが、しかしやけに広い空間の端で、ソラがカプセル型の容器にしがみついて震えている。その物々しい雰囲気に、俺は声をかけることもできず、ゆっくりと歩いて行く。
ソラに近づくにつれ、その痛々しさが伝わってくる。カプセル状の容器は透明だったが、ソラはその上蓋を地面に投げ捨て、遺体にしがみついていた。彼が震えながら触る遺体が視界に入った時、俺はその圧倒的な違和感に歩みを止めた。
さっき聞き及んだ情報で、自分自身の遺体があることは予想していた。しかし俺はソラがしがみついている遺体を、自分自身だと判断ができなかったのだ。
俺の故郷にドッペルゲンガーという怪談がある。自分に酷似した者に出会うことは死の予兆だという俗説。しかし今はそれが、全くのフィクションだとわかる。なぜならば、自分に似た他者を、自分に似ていると判断ができないからだ。鏡が存在しないところに自分に酷似した他者が存在した場合、それが自分なのではないだろうかなどという疑問を持たないのだ。
「ソラ……」
恐る恐るソラに話しかけるが、彼はもう1人の俺にしがみついているだけで顔すら上げない。昨日ソラはパーソナルスペースを出てからずっとここで悲しんでいたのだろうか。遺体の胸に顔を埋め、悲しむソラに愛おしさが暴れ出す。人は皆死ぬが、愛する人が自分の死に悲しむ様を見ることはできない。
「ソラ……もう、悲しまないで。俺は気にしていないし、管制室の人からも特に制限がないって言われた……」
俺の言葉にソラの体がビクッと痙攣する。そして殺気に似た緊張感が走る。ソラが顔を上げて俺を見るその目は、真っ赤に充血して、そこから涙がとめどなく流れていた。
「ソラ……昨日から寝ていないの? 今日はパーソナルスペースに戻ってゆっくり休もう?」
「こっちに来るな!」
ソラに近寄ろうとした俺は、その動きを封じられる。
「な、ソラ。昨日からなんで……俺がソラを怒らせるようなことをしたなら謝るから……もう帰ろう……」
涙で濡れた頬が痛々しくて、つい手を伸ばす。しかし昨日と同じ拒絶で手を払われた。その音が広い部屋に高く響く。
「つらいんです……だからもう……僕に……会いに来ないでください……」
ソラは鼻をすすりながら、途切れ途切れに声を振り絞る。ゆっくり言葉を落とされたのにも関わらず、俺はソラの意図がよくわからなかった。
「ソラ……昨日から俺は、ソラがなぜそんなに怒ったり、悲しんでいるのかが本当にわからないんだ……俺の態度に問題があるのなら、はっきり言ってほしい……」
ソラは更に涙をボタボタと落とし、その綺麗な瞳が瞼に隠れた。
「僕は……ファリドを愛している……これからもずっと。僕が……ファリドを地球に連れて行くんだ……!」
「ソラ……俺も同じ気持ちだよ。ソラを愛して」
「あなたはファリドじゃない!」
愛している、その言葉を遮って、ソラは俺を否定する。混乱も通り越して、意味のない笑いが込み上げてきた。
「なにを……なにを言っているんだ、俺はファリドだ……」
「ファリドが教えてくれたんだ! 僕が感じることさえできなかった、体からの信号を! ファリドがっ、教えてくれたんだこの体で! 愛することを! 生きることを! この世界に存在する意味を! あなたはファリドじゃないんだ!」
心の中でなにか割れる音がして、そして唐突に思い出したことがあった。それはソラが大切にしていた皿。人をもてなすために選んだという大切な皿。大切なのにも関わらず、捨てても複製でも構わないという皿。俺はその感覚が理解できなかった。
でも今まさに、ソラが言っていることとはそういうことなのだ。
「じゃあ……俺は誰なんだ……?」
ソラの主張はよくわかった。でもそれを理解した時から足元がフワフワして落ち着かない。むしろ焦燥に駆られ、少し浮いているかのようだった。俺は自分を自分だと思っている。しかしソラは違うとだけ主張して平行線のままだった。
俺は一体何者で、俺が俺だと思うことは誰かの許可が必要なのか? 俺が俺だと証明するには、ソラ以外適任者がいないというのに、ソラはそれを放棄して遺体から離れない。
「ソラ、地球に連れて行くって……どういうこと……?」
ソラは答えなかった。その時に考えたくもないことが脳裏に浮かぶ。
「ソラ……まさか後を追うつもりじゃ……ないよね……? 検査はしたって聞いたけど、潜伏期間が長いとも言っていた。ソラ……ソラは検査をしてなんらかの治療をしたんだよね?」
ソラは俺を見つめながらもなにも答えない。強情もここまでくると手に負えない。
「俺を残してソラは死ぬつもりなのか! 俺が持ち込んだウィルスで死ぬなんて、そんなこと、誰も! 誰も望んでいない!」
俺は両手を伸ばす。それを何度もソラに払われたが、強引に両腕を掴んだ。
「俺が俺じゃないというなら、他人のように生きる! ソラが見るのがつらいと思うなら俺はバレーナから出て行く! でも! ソラは生きなければダメだ! ソラがあと追うようなことをすれば、ファリドだって地球に帰れない! そうだろ、ソラ!」
ソラを失うくらいだったらどんな手でも使う。そしてソラを失うことの前では、俺が俺だという主張などどうでもいい問題に思えた。
ソラはしばらく俺を見つめたと思ったら、フイと顔を背けうめくように声を振り絞った。
「ファリドが感染したウィルスは、地球では500年前にワクチンができていた……発症前に打てば重篤な症状にはならない……僕は昨日……打たれたから大丈夫……だから……」
だから、目の前から消えてくれ。
言い終わったあと、申し訳なさそうに見上げるソラの瞳がそう訴えていた。
その瞳を直視できず、今度は俺が顔を背けた先に、自分自身の遺体があった。この遺体はこれからソラの手によって弔われるのだろうか。
俺の視線を勘違いしたのか、ソラは手を振り払い、さっきのように遺体にしがみついた。
それで気づいたのだ。俺は3日前の複製だという。昨日ルルーはクリニックに入れられ、俺は追い出された。それに、室長及びお偉方の発言の違和感。
そして、ソラの頑なな態度。
俺は明日、正確には明後日の明朝、死ぬ。
そう考えると何もかも納得のいくことばかりだった。
固く禁じられた複製が行われたのにも関わらず、バレーナが秘匿を強要せずに俺を野放しになんかするわけがない。クリニックも、管制室から連絡があったならば、ルルーにだけワクチンを打つだろう。
ソラにしてもそうだ。俺にこの先付き纏われるかもしれない可能性を考えたなら、俺が納得するまで話し合ってくれただろう。しかし自分が愛したと信じる者を弔うことを優先して、俺にとりあうつもりもない。
どうせ偽物は明日死ぬのだから。
さっき、俺が皿に抱いた感情を、ソラも俺に感じてくれているのかと思った。半分は当たっていたが半分は間違っていた。
彼の愛したファリドは、皿のようには扱えなかった。でも偽物の俺は皿と同じなのだ。
俺は皿のように抹消されればいいのだ。
ソラが遺体にしがみつく光景に既視感を覚える。誰の葬儀にも参列したことがないのだからきっとこれは勘違いだろう。でも心の奥底で理解しているのだ。
「息絶える直前、なにを思ったか教えてほしい?」
ソラの肩が少しだけ動いた。それが偽物は黙って去れという怒りなのか、話への興味なのかはわからない。
「バレーナに来る前、死の淵を彷徨ったことがあって。その時、たった1人でいいから、俺の死を肯定してくれる人が欲しいと思っていた。だから……」
声が震え出し言葉に詰まる。でも偽物なりにソラに愛を伝えたかった。
「これで地球に帰れる、ソラがいてくれたから」
もっと言いたいことは沢山あった。でも言葉にならなかった。この期に及んで自分自身に嫉妬していたのだ。
「ソラ……ありがとう……最後に……キスをしてほしいって言ったら……怒るかな?」
ソラは微動だにしなかった。だから俺は踵を返し、出口に向かった。ソラは俺がどこで死のうと知ったことではないかもしれない。でも俺の心情からソラに2度も絶望を味あわせるわけにはいかないし、ソラが悲しんでくれるという幻想の中で死にたかった。
だから俺はたった1人で死に場所を探さなければならない。
0
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
人気アイドルが義理の兄になりまして
雨田やよい
BL
柚木(ゆずき)雪都(ゆきと)はごくごく普通の高校一年生。ある日、人気アイドル『Shiny Boys』のリーダー・碧(あおい)と義理の兄弟となり……?
【完結】運命さんこんにちは、さようなら
ハリネズミ
BL
Ωである神楽 咲(かぐら さき)は『運命』と出会ったが、知らない間に番になっていたのは別の人物、影山 燐(かげやま りん)だった。
とある誤解から思うように優しくできない燐と、番=家族だと考え、家族が欲しかったことから簡単に受け入れてしまったマイペースな咲とのちぐはぐでピュアなラブストーリー。
==========
完結しました。ありがとうございました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる