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よん『重度の微熱と甘え下手な絆創膏』
1 街角の幻影
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赤信号。交差点の向こう側。反対方向の歩道を歩くあの子の姿を見かけた。
照りつける西日がビルの窓に反射し、街がオレンジ色に染められていく。日中の疲労と暖色が相まって、夕暮れの涼しさを感じられずに、街行く人たちはみな暑苦しそうな顔をしているが、彼だけは違った。
彼の虚ろな眼差しに映っていたのは、三人組の男たちと歩いているサキと似た少女だった。
あれから季節は夏へと変わり、まだ夏の入り口だというのに連日の猛暑に体は悲鳴をあげ、頭もやられとうとう幻覚を見せるまでになってしまった。
見間違いだろうと思ったハルの頭に、ふと疑問がわく。
──なぜ見間違えたのか──
信号が青に変わり、人々は歩き出す。行き交う人の姿を見て歩きはじめたハルのその足は自然と少女を追っていた。
よくわからない胸の引っかかりを感じ、それを確かめたくて、ハルは人混みの合間を縫って少女の後を追うも、ずっと後ろ姿で顔がわからない。
表通りから離れるにつれ、少しずつ人通りが少なくなっていく。自ずとハルは距離を空けた。
入り組んだ路地へ、人目を避けるように四人は角を曲がる。
見失わないよう足早に追うと、曲がった先に小柄な男が一人待ち構えるように立っていて、ハルは思わず足を止めた。
パーカーのフードを被ったその男がハルを見上げる。あどけない顔つきの青年だった。年はハタチそこそこか未満。目元まで伸びた金色の前髪に、薄いグレーの瞳、両耳に非対称のピアス。口にくわえた白く細い棒を掴む指にはメリケンサックのようないかつい指輪が数個はめられている。
ジトリとした目をハルに向ける青年はニコリと笑い、甘えるような声色で言った。
「ボクたちににゃにかご用でしか?」
その声に、先を歩いていた仲間の二人が気づいて立ち止まった。二人が振り向くと、釣られるように少女もそっと後ろに視線を向けた。
(あっ……!)
ハルの姿に一瞬驚いた少女だったが、安堵するようにすぐにホッと柔らかな笑みを見せた。
「失礼。少しばかり気になったものですから」
「にゃにがでし?」
首をかしげるパーカー青年をよそに、ハルはチラリと少女に目をやった。ほころんだ顔で見つめる少女は、やはり彼女、サキだった。
「……いえ、もう結構です」
少女を見て引っかかりを消したハルは、元の道へ戻ろうと青年たちに背を向ける。
「ふぅん、つまんにゃいオッシャン」
なぜか行ってしまおうとするハルの背中に向かって、サキは慌てて叫んだ。
「待ってくださいっ……!」
だが、発せられたその声はとてもか細く、ハルには届かなかった。
「あっあの、わたし、もう駅に行かなくてもよくなったので……すみません、失礼します」
サキは青年たちに会釈をして急いでその場を離れようとしたが、腕を掴まれ引き止められてしまった。
「こらこらどこ行くの。オレたちと一緒に行くんだろぉ?」
「え、いや、もう駅は……」
「いいから」
ダークなブルーブラックカラーの短髪青年は掴んだサキの腕を離し、帽子を被った青年に向かって背中をトンと押すとその両手をポケットに突っ込んだ。少女を預けられた青年は顔を隠すように帽子を深く被り直す。
青年の手から逃れようと体を捻ったり押したり、一度外れてもすぐ掴まれてしまい離してくれない。その間にハルとの距離はどんどん遠くなっていく。
「待って……」
一刻も早くハルの下へ走りたいのに、そうさせてくれない青年たち。
見向きもせず行ってしまうハルの背を見つめるサキの視界はにじみ、体が震えはじめた。このまま目の前からハルがいなくなったら自分はどうなってしまうのか、不安と恐怖に襲われサキの頭はグラグラと揺れる。
──せっかく会えたのに……──
抵抗する気力を失っていくなかで、
──また会えなくなるなんて……──
彼への想いは強くなる。
──またさよならなんて……そんなの……──
サキは腕のなかでもがき、
「助けて……っ!」
気づけば叫んでいた。
自分でも驚くほど大きな声で……。
体を押さえ込む青年は目を丸くするサキの口を素早くふさぐと、ささやくように言った。
「勘違いされるようなこと言うんじゃねぇよ」
サキを捕らえる青年へ伸びる影。
深く被った帽子のせいかその影に気づけなかった青年はハッと見上げた。
「離しなさい」
抱きつく青年の肩を掴みサキの体から剥ぐようにグッと押した。その姿を見たサキの表情はまた晴れやかに。
(やっぱり助けに来てくれた……!)
精一杯叫んだ涙混じりのサキの声は、ハルの足を引き止めていた。
「おいおい何してんだぁ」
ハルに気後れする帽子の青年に見かねた短髪青年は、肩を掴むハルの手首を握りギリギリと締め上げる。
「オメェが離せよ」
「……そうしよう」
呆気なく言い放ったハルは、掴まれた手首を手のひらが上を向くように回転させ肘をクッと素早く曲げると、
「おぁ?」
いとも簡単に青年の手を外した。その隙にハルはサキの腕を引き離れようとしたが、立ちすくむサキの足は上手く動かず、またも捕まってしまう。
「勝手に連れてくんじゃねぇよ」
青年はハルの胸をドンと押し、突き放されるハルはその手を瞬時に掴んだ。
「へへへ……やんの?」
サキがふとハルの背の向こうに目をやると、その様子を電柱に寄っかかって黙って見物していたパーカー青年が動いた。
首が垂れユタユタとゆっくり近づいてきたかと思えば、突然走り出し、
「あっ!」
サキは声を上げる。その視線に後ろを振り向こうとしたハルは、飛びかかってきたパーカー青年に頬を殴られよろめいた。
弾むようにストンと着地したパーカー青年は目元を押さえるハルを蔑むように見据え、「一度見放したくせに」と呟くとニカッと笑った。
パーカー青年は振り返る。
「先行ってて、俺この人と遊ぶわぁ」
その言葉に短髪青年は「ヒュウ」と口笛を吹いて囃し立て、怖じ気づくケツを蹴った。
帽子の青年はハッとして、へたり込むサキの腕を引き上げ、声を上げようとする口をふさぐ。
「……っ離しなさい……」
ハルは手を伸ばしサキに近づこうとするが、
「ダァーメ」
パーカー青年の拳が邪魔をする。
「オッシャンは俺と遊ぶんだよ」
訴えるサキの眼差しにハルは見つめ返すことしかできず、抵抗力のない少女は青年たちの手によって路地裏へと連れていかれた。
「これで俺に集中できうね」
青年はウォーミングアップするようにその場で軽く飛び跳ね、ハルが手提げ鞄を両手で持ち、盾のように構えると青年は首をひねった。
「しょれってニャニ流?」
いきなり右ストレートを仕掛ける。ハルは鞄を突き出し青年の動きに合わせ、繰り出されるパンチを打ち落とす。
飛びかかる拳を鞄を使い上手く防いでいくが、涼しい顔で打ち込んでくるパンチはいちいち重い。
息もつかせぬ青年の機敏な動きに対応するも、徐々に体が追いつかなくなる。
軽い身のこなしから放たれるパンチの衝撃にハルは怯んだ。
「ヘッ」
あざ笑う青年の蹴り上げたかかとがハルの腹にヒット。
体勢が崩れ引き下がる体。続けざまに回し蹴りを食らわせると、足がもつれそのまま地面に倒れ込んだ。
「あ~やだやだぁ~」
青年は横たわるハルの周りを軽快なステップでクルクル回る。
地べたに手をつき体を起こしたが、そこから立ち上がれず、滴り落ちる汗が日中熱せられたアスファルトに染み込んでいくのを見ていると、不意に舌打ちが聞こえた。
「にゃんで遊んでくれにゃいの? オッシャン結構ヤえるでしょ? そーゆーの俺わかるよ。違うにゃら、ただ死にたいだけ? 案外ソッチだったりして」
ケラケラ楽しそうに笑う青年は、苦しそうに息するハルの前でしゃがんだ。
舐めている棒つきキャンディを下品なリップ音を立てながら口から出すと、そのどぎついピンク色をしたキャンディをマイクのようにハルの口元へ向ける。
「俺と取引しようよ」
「なに……?」
「オッサン賢そうだし、わかるよね?」
「……どういう意味だ?」
青年はシニカルに笑う。
「オ・カ・ネ。オッサンさーお金持ってそうだよねぇ? お金くれんなら許してあげてもいいよー?」
膝に手をあてフラフラと腰を上げるハルを、青年は頬杖ついて見上げた。
「……あの子は?」
「さあね。つかどうでもよくねー? 俺はあんたを許すっつってんの。今のは見なかったってことでいーじゃん? リスクしょって他人助ける必要ないっしょ」
青年はカエルのようにピョンと立ち上がると、ハルの腕を引き、前屈みによろける耳元でささやく。
「賢く生きようぜ……?」
怪しい笑みを浮かべ、出したベロにキャンディを乗せると舐め上げるように口に含んだ。
「ねぇ……」
口のなかで転がるキャンディが歯に当たりカラカラと音を立てる。
「オッシャン……?」
口元の棒が左右に振れる様子を、ハルは無言で見つめた。
照りつける西日がビルの窓に反射し、街がオレンジ色に染められていく。日中の疲労と暖色が相まって、夕暮れの涼しさを感じられずに、街行く人たちはみな暑苦しそうな顔をしているが、彼だけは違った。
彼の虚ろな眼差しに映っていたのは、三人組の男たちと歩いているサキと似た少女だった。
あれから季節は夏へと変わり、まだ夏の入り口だというのに連日の猛暑に体は悲鳴をあげ、頭もやられとうとう幻覚を見せるまでになってしまった。
見間違いだろうと思ったハルの頭に、ふと疑問がわく。
──なぜ見間違えたのか──
信号が青に変わり、人々は歩き出す。行き交う人の姿を見て歩きはじめたハルのその足は自然と少女を追っていた。
よくわからない胸の引っかかりを感じ、それを確かめたくて、ハルは人混みの合間を縫って少女の後を追うも、ずっと後ろ姿で顔がわからない。
表通りから離れるにつれ、少しずつ人通りが少なくなっていく。自ずとハルは距離を空けた。
入り組んだ路地へ、人目を避けるように四人は角を曲がる。
見失わないよう足早に追うと、曲がった先に小柄な男が一人待ち構えるように立っていて、ハルは思わず足を止めた。
パーカーのフードを被ったその男がハルを見上げる。あどけない顔つきの青年だった。年はハタチそこそこか未満。目元まで伸びた金色の前髪に、薄いグレーの瞳、両耳に非対称のピアス。口にくわえた白く細い棒を掴む指にはメリケンサックのようないかつい指輪が数個はめられている。
ジトリとした目をハルに向ける青年はニコリと笑い、甘えるような声色で言った。
「ボクたちににゃにかご用でしか?」
その声に、先を歩いていた仲間の二人が気づいて立ち止まった。二人が振り向くと、釣られるように少女もそっと後ろに視線を向けた。
(あっ……!)
ハルの姿に一瞬驚いた少女だったが、安堵するようにすぐにホッと柔らかな笑みを見せた。
「失礼。少しばかり気になったものですから」
「にゃにがでし?」
首をかしげるパーカー青年をよそに、ハルはチラリと少女に目をやった。ほころんだ顔で見つめる少女は、やはり彼女、サキだった。
「……いえ、もう結構です」
少女を見て引っかかりを消したハルは、元の道へ戻ろうと青年たちに背を向ける。
「ふぅん、つまんにゃいオッシャン」
なぜか行ってしまおうとするハルの背中に向かって、サキは慌てて叫んだ。
「待ってくださいっ……!」
だが、発せられたその声はとてもか細く、ハルには届かなかった。
「あっあの、わたし、もう駅に行かなくてもよくなったので……すみません、失礼します」
サキは青年たちに会釈をして急いでその場を離れようとしたが、腕を掴まれ引き止められてしまった。
「こらこらどこ行くの。オレたちと一緒に行くんだろぉ?」
「え、いや、もう駅は……」
「いいから」
ダークなブルーブラックカラーの短髪青年は掴んだサキの腕を離し、帽子を被った青年に向かって背中をトンと押すとその両手をポケットに突っ込んだ。少女を預けられた青年は顔を隠すように帽子を深く被り直す。
青年の手から逃れようと体を捻ったり押したり、一度外れてもすぐ掴まれてしまい離してくれない。その間にハルとの距離はどんどん遠くなっていく。
「待って……」
一刻も早くハルの下へ走りたいのに、そうさせてくれない青年たち。
見向きもせず行ってしまうハルの背を見つめるサキの視界はにじみ、体が震えはじめた。このまま目の前からハルがいなくなったら自分はどうなってしまうのか、不安と恐怖に襲われサキの頭はグラグラと揺れる。
──せっかく会えたのに……──
抵抗する気力を失っていくなかで、
──また会えなくなるなんて……──
彼への想いは強くなる。
──またさよならなんて……そんなの……──
サキは腕のなかでもがき、
「助けて……っ!」
気づけば叫んでいた。
自分でも驚くほど大きな声で……。
体を押さえ込む青年は目を丸くするサキの口を素早くふさぐと、ささやくように言った。
「勘違いされるようなこと言うんじゃねぇよ」
サキを捕らえる青年へ伸びる影。
深く被った帽子のせいかその影に気づけなかった青年はハッと見上げた。
「離しなさい」
抱きつく青年の肩を掴みサキの体から剥ぐようにグッと押した。その姿を見たサキの表情はまた晴れやかに。
(やっぱり助けに来てくれた……!)
精一杯叫んだ涙混じりのサキの声は、ハルの足を引き止めていた。
「おいおい何してんだぁ」
ハルに気後れする帽子の青年に見かねた短髪青年は、肩を掴むハルの手首を握りギリギリと締め上げる。
「オメェが離せよ」
「……そうしよう」
呆気なく言い放ったハルは、掴まれた手首を手のひらが上を向くように回転させ肘をクッと素早く曲げると、
「おぁ?」
いとも簡単に青年の手を外した。その隙にハルはサキの腕を引き離れようとしたが、立ちすくむサキの足は上手く動かず、またも捕まってしまう。
「勝手に連れてくんじゃねぇよ」
青年はハルの胸をドンと押し、突き放されるハルはその手を瞬時に掴んだ。
「へへへ……やんの?」
サキがふとハルの背の向こうに目をやると、その様子を電柱に寄っかかって黙って見物していたパーカー青年が動いた。
首が垂れユタユタとゆっくり近づいてきたかと思えば、突然走り出し、
「あっ!」
サキは声を上げる。その視線に後ろを振り向こうとしたハルは、飛びかかってきたパーカー青年に頬を殴られよろめいた。
弾むようにストンと着地したパーカー青年は目元を押さえるハルを蔑むように見据え、「一度見放したくせに」と呟くとニカッと笑った。
パーカー青年は振り返る。
「先行ってて、俺この人と遊ぶわぁ」
その言葉に短髪青年は「ヒュウ」と口笛を吹いて囃し立て、怖じ気づくケツを蹴った。
帽子の青年はハッとして、へたり込むサキの腕を引き上げ、声を上げようとする口をふさぐ。
「……っ離しなさい……」
ハルは手を伸ばしサキに近づこうとするが、
「ダァーメ」
パーカー青年の拳が邪魔をする。
「オッシャンは俺と遊ぶんだよ」
訴えるサキの眼差しにハルは見つめ返すことしかできず、抵抗力のない少女は青年たちの手によって路地裏へと連れていかれた。
「これで俺に集中できうね」
青年はウォーミングアップするようにその場で軽く飛び跳ね、ハルが手提げ鞄を両手で持ち、盾のように構えると青年は首をひねった。
「しょれってニャニ流?」
いきなり右ストレートを仕掛ける。ハルは鞄を突き出し青年の動きに合わせ、繰り出されるパンチを打ち落とす。
飛びかかる拳を鞄を使い上手く防いでいくが、涼しい顔で打ち込んでくるパンチはいちいち重い。
息もつかせぬ青年の機敏な動きに対応するも、徐々に体が追いつかなくなる。
軽い身のこなしから放たれるパンチの衝撃にハルは怯んだ。
「ヘッ」
あざ笑う青年の蹴り上げたかかとがハルの腹にヒット。
体勢が崩れ引き下がる体。続けざまに回し蹴りを食らわせると、足がもつれそのまま地面に倒れ込んだ。
「あ~やだやだぁ~」
青年は横たわるハルの周りを軽快なステップでクルクル回る。
地べたに手をつき体を起こしたが、そこから立ち上がれず、滴り落ちる汗が日中熱せられたアスファルトに染み込んでいくのを見ていると、不意に舌打ちが聞こえた。
「にゃんで遊んでくれにゃいの? オッシャン結構ヤえるでしょ? そーゆーの俺わかるよ。違うにゃら、ただ死にたいだけ? 案外ソッチだったりして」
ケラケラ楽しそうに笑う青年は、苦しそうに息するハルの前でしゃがんだ。
舐めている棒つきキャンディを下品なリップ音を立てながら口から出すと、そのどぎついピンク色をしたキャンディをマイクのようにハルの口元へ向ける。
「俺と取引しようよ」
「なに……?」
「オッサン賢そうだし、わかるよね?」
「……どういう意味だ?」
青年はシニカルに笑う。
「オ・カ・ネ。オッサンさーお金持ってそうだよねぇ? お金くれんなら許してあげてもいいよー?」
膝に手をあてフラフラと腰を上げるハルを、青年は頬杖ついて見上げた。
「……あの子は?」
「さあね。つかどうでもよくねー? 俺はあんたを許すっつってんの。今のは見なかったってことでいーじゃん? リスクしょって他人助ける必要ないっしょ」
青年はカエルのようにピョンと立ち上がると、ハルの腕を引き、前屈みによろける耳元でささやく。
「賢く生きようぜ……?」
怪しい笑みを浮かべ、出したベロにキャンディを乗せると舐め上げるように口に含んだ。
「ねぇ……」
口のなかで転がるキャンディが歯に当たりカラカラと音を立てる。
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口元の棒が左右に振れる様子を、ハルは無言で見つめた。
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