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ラグナロク編
234話 選択肢
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倒したと思った破壊神ヨグトスは生きていた。
完全に欺かれていたのだ。
ヤツは初めから本体を見せていなかった。
ゲームでも元々不定形なエネルギー体と言う設定だった事を思い出す。
ゲームデータから模写した世界創造し、その世界を自由自在に改変出来る能力。
もはや実態が無い概念的な存在かも知れない。
「どうする・・・」
倒せないモンスターは以前アニマ国の遺跡地下で遭遇した事が有る。
あの時は這う這うの体で逃げ出す他無かった。
どうする・・・
ギルドマスターとして皆に指示を出さなければいけない。
でも僕は迷っていた。
全員で生きて帰る方法が思い付かない。
いつも物事を消去法で考えているが、今回は選択肢自体が存在しないのだ。
ハーデスがリアルから情報改竄的な干渉をしてくれる事を期待して時間を稼ぐにしても、最強の素早さを持つシノブの肉体を持ったチート級能力のラスボスの攻撃を凌ぐ事は難しいだろう。
僕は武器をストレージに納め、両手に盾を装備する。
・・・とにかく防御に徹して時間を稼ぐ他無い。
密集陣形を取るか?
いや、極大攻撃魔法が飛んで来る。
散開して距離を取るか?
しかし、皆が距離を取り過ぎると常時発動型特殊技能【庇う】の効果範囲を越えてしまう。
留意すべきは職業「忍者」の特性の暗殺特殊技能の成功率向上だ。
即死攻撃が有効な雑魚モンスターや対人戦闘において最大効果を発揮する。
しかも戦闘内容を思い出す限り、破壊神ヨグトスは確率操作的な特殊才能が付いている節が有る。
ヤツに「特殊能力成功率」「命中率」「回避率」「会心撃率(」等の有利な効果が上昇し、敵対する僕らの攻撃・特殊技能効果等の成功率が下がる感じだ。
「私を中心に左右に距離を取れ!咲耶はサクラの後方で暗殺特殊技能対策の状態異常耐性障壁を展開!DOSは逆方向に移動し回避重視で動け!皆基本回避と防御に専念するぞ!」
「了解!」
「了解でござる!」
「了解です!」
破壊神ヨグトスは【聖剣エクスカリバー】と【天之尾羽張】を召喚し両手に装備する。
どうやら、ヤツの無茶苦茶な能力も完全に復活した様だ。
鎧の部分は変化する事無く【神衣カヴァーチャ】のままだ。
【梵天奏真威】程では無いが、【神衣カヴァーチャ】は「オールステータス上昇」「状態異常耐性」「暗殺特殊技能成功率上昇、SP半減」の能力を持っている。
腕に装備している【黒の小手】の「暗殺特殊技能成功率上昇」も厄介極まりない。
そして思った通りヤツの弱体化も解除されている様だ。
僕は全員に防御力向上の上位魔法を掛け、防御姿勢を取る。
破壊神ヨグトスは何か独り言をブツブツと喋っている・・・・
違う、あれは独り言じゃない。
シノブに話しかけているんだ。
攻撃を仕掛けて来ない破壊神ヨグトスの言葉に耳を傾ける。
「屈服してくれないか?そうすれば彼らを傷付ける事無く、次元上昇出来るんだ。フフフ・・・上辺だけの言葉では駄目です。本心から願わないと、貴女を取り込めない。」
破壊神ヨグトスに取り込まれたシノブは、ヤツの中で抵抗している!?
そしてヤツの目的は、シノブの心を圧し折って屈服させる事で完全に融合すると言う事か。
今なら分離させる事も出来るかも知れない。
しかしどうすれば良いのだろうか。
物理的に出来るとは思えない。
ならばやはりハーデスに頼る他無い。
ハーデスに伝えるには、チャットで叫んでログを残す・・・・
これしか思い浮かばない。
しかし同時に破壊神ヨグトスにも作戦がバレてしまう諸刃の剣だ。
当然何らかの対策を取られてしまう可能性も有る。
これはとても分の悪い賭けだ。
僕は大きく息を吸い込み酸素で肺を満たす。
そして思いっきり叫んだ。
「暗黒神ハーデスの名の元に大天使の魂を掛けて願う!悪しき邪教の神と清い魂の世界を隔てる事を願う!必殺!【シールドバッシュ】!」
必殺技発動の台詞の様にカモフラージュしてみる。
両腕に装備した盾を構え【縮地】で距離を詰めて、【シールドバッシュ】を使う。
破壊神ヨグトスは右手に装備した【聖剣エクスカリバー】で軽々と防ぐ。
ダメージは一切通らないが、【シールドバッシュ】の特殊効果「ノックバック」により、後方に飛ばされる。
厨二病臭くオブラートに包んで、わざとらしく必殺技の口上の様にしてカモフラージュしたつもりだが・・・我ながら微妙な出来の言葉に羞恥心が湧き上がる。
どうかハーデスに伝わって、破壊神ヨグトスに意図が伝わって無いと良いのだが。
【シールドバッシュ】を当てた事で優先攻撃順位が僕に向いた様だ。
ある意味狙い通りだ。
サクラと咲耶は即死攻撃に対して耐性が低い。
DOSに関しては状態異常や即死系攻撃には強いが電撃系攻撃で行動不能になる可能性が高い。
弱点攻撃に対しては、僕が盾役として上手く庇うしかない。
破壊神ヨグトスはシノブの姿で邪悪な笑みを浮かべながら素早く斬り掛かる。
【梵天奏真威】を装備していないので特殊能力【神足】は使えないので回避能力自体は低下している。
しかし最初のシノブの真似をした形態の時よりもシノブ自身の能力が反映しているせいか攻撃回数自体が増えている。
両手に盾を装備している状態でギリギリ凌げるが、いずれ盾の耐久値が持たくなるだろう。
時間を稼ぐ良い方法は無いだろうか・・・
「破壊神ヨグトス!1つ教えてくれ!」
会話を試みる事でヤツの連続攻撃が止むのを期待したが、攻撃回数が減る事は無かった。
「何ですか?ミカエル。」
剣と盾が激しく衝突し火花が飛ぶ。
ヤツが手を止める質問を考えようとするが攻撃を防ぐ事に集中すると上手く考えが纏まらない。
「 次元上昇すると、この世界とリアル世界はどうなるんだ!?」
質問をした瞬間に左手の盾が【天之尾刃羽張(あめのおはばり)】の強烈な横薙ぎで砕け散り、右手の【聖剣エクスカリバー】でガラ空きになった左腕を斬り飛ばされる。
痛い・・!痛い!!
鮮血が飛び散り痛みが全身を駆け巡る、一瞬死を覚悟する。
その瞬間サクラが飛び出し左手の【天之尾羽張】を【真・童子切安綱】と【乱れ桜吹雪】で抑える。
更にDOSが【コンバットナイフ】で【聖剣エクスカリバー】を抑える。
DOSの武器では完全に押し負けている。
咲耶が僕を支え、回復魔法を唱えながら左腕を治療する。
破壊神ヨグトスは力比べをするかの様に両手に力を込めて2人を押し返す。
「ミカエルの質問に答えましょう。」
破壊神ヨグトスが口を開いた瞬間に、DOSの持っていた【コンバットナイフ】が真っ二つに折れ金属ボディを傷を付ける。
剣技を持たないDOSのサブウェポンの強度ではとても耐えられなかった。
サクラが斬り返しを行い反撃をするが簡単に回避され、逆に反撃を受ける。
連撃の最中、破壊神ヨグトスは更に口を開く。
「この世界は消滅します。現実世界は今ネットワーク上で繋がっている全ての情報機器・人工衛星等の媒体が暴走もしくは停止します。それに伴って、制御化に有る核兵器や秘密裏にされている人工衛星兵器等の誤射による災害が起きるでしょう。」
「はぁ!?」
「嘘だろ?」
たった今さらっと、とんでもない事を言いだした。
仮にシノブが自己犠牲を選んでいて僕らが助かったとしても、リアル世界は滅茶苦茶になっていたと言う事だ。
時間稼ぎの為の質問で、最悪のネタバレを喰らうとは思わなかった。
咲耶の回復魔法のお陰で完全回復する。
僕は右腕に【ウリエガノン】を装備し、盾を左手に持ち直す。
「リアルでも世界規模の人災が発生すると言う事か!?」
DOSが叫ぶ様に聞き返す。
「フフフ・・・去った後の世界なぞ、シミュレートする意味は無いでしょう?」
シノブの顔で本当に興味が無いと言った表情を浮かべる。
何処まで自分勝手なんだ、次元上昇だけは絶対に阻止しなければいけない。
しかし今の所方法が思いつかない、もう万事休すなのか?
シノブごと破壊神ヨグトスを倒すしか選択肢は無いのか?
誰か僕にこの状況の最善手を・・・
大団円ルートへ繋がる選択肢を与えてくれ!
完全に欺かれていたのだ。
ヤツは初めから本体を見せていなかった。
ゲームでも元々不定形なエネルギー体と言う設定だった事を思い出す。
ゲームデータから模写した世界創造し、その世界を自由自在に改変出来る能力。
もはや実態が無い概念的な存在かも知れない。
「どうする・・・」
倒せないモンスターは以前アニマ国の遺跡地下で遭遇した事が有る。
あの時は這う這うの体で逃げ出す他無かった。
どうする・・・
ギルドマスターとして皆に指示を出さなければいけない。
でも僕は迷っていた。
全員で生きて帰る方法が思い付かない。
いつも物事を消去法で考えているが、今回は選択肢自体が存在しないのだ。
ハーデスがリアルから情報改竄的な干渉をしてくれる事を期待して時間を稼ぐにしても、最強の素早さを持つシノブの肉体を持ったチート級能力のラスボスの攻撃を凌ぐ事は難しいだろう。
僕は武器をストレージに納め、両手に盾を装備する。
・・・とにかく防御に徹して時間を稼ぐ他無い。
密集陣形を取るか?
いや、極大攻撃魔法が飛んで来る。
散開して距離を取るか?
しかし、皆が距離を取り過ぎると常時発動型特殊技能【庇う】の効果範囲を越えてしまう。
留意すべきは職業「忍者」の特性の暗殺特殊技能の成功率向上だ。
即死攻撃が有効な雑魚モンスターや対人戦闘において最大効果を発揮する。
しかも戦闘内容を思い出す限り、破壊神ヨグトスは確率操作的な特殊才能が付いている節が有る。
ヤツに「特殊能力成功率」「命中率」「回避率」「会心撃率(」等の有利な効果が上昇し、敵対する僕らの攻撃・特殊技能効果等の成功率が下がる感じだ。
「私を中心に左右に距離を取れ!咲耶はサクラの後方で暗殺特殊技能対策の状態異常耐性障壁を展開!DOSは逆方向に移動し回避重視で動け!皆基本回避と防御に専念するぞ!」
「了解!」
「了解でござる!」
「了解です!」
破壊神ヨグトスは【聖剣エクスカリバー】と【天之尾羽張】を召喚し両手に装備する。
どうやら、ヤツの無茶苦茶な能力も完全に復活した様だ。
鎧の部分は変化する事無く【神衣カヴァーチャ】のままだ。
【梵天奏真威】程では無いが、【神衣カヴァーチャ】は「オールステータス上昇」「状態異常耐性」「暗殺特殊技能成功率上昇、SP半減」の能力を持っている。
腕に装備している【黒の小手】の「暗殺特殊技能成功率上昇」も厄介極まりない。
そして思った通りヤツの弱体化も解除されている様だ。
僕は全員に防御力向上の上位魔法を掛け、防御姿勢を取る。
破壊神ヨグトスは何か独り言をブツブツと喋っている・・・・
違う、あれは独り言じゃない。
シノブに話しかけているんだ。
攻撃を仕掛けて来ない破壊神ヨグトスの言葉に耳を傾ける。
「屈服してくれないか?そうすれば彼らを傷付ける事無く、次元上昇出来るんだ。フフフ・・・上辺だけの言葉では駄目です。本心から願わないと、貴女を取り込めない。」
破壊神ヨグトスに取り込まれたシノブは、ヤツの中で抵抗している!?
そしてヤツの目的は、シノブの心を圧し折って屈服させる事で完全に融合すると言う事か。
今なら分離させる事も出来るかも知れない。
しかしどうすれば良いのだろうか。
物理的に出来るとは思えない。
ならばやはりハーデスに頼る他無い。
ハーデスに伝えるには、チャットで叫んでログを残す・・・・
これしか思い浮かばない。
しかし同時に破壊神ヨグトスにも作戦がバレてしまう諸刃の剣だ。
当然何らかの対策を取られてしまう可能性も有る。
これはとても分の悪い賭けだ。
僕は大きく息を吸い込み酸素で肺を満たす。
そして思いっきり叫んだ。
「暗黒神ハーデスの名の元に大天使の魂を掛けて願う!悪しき邪教の神と清い魂の世界を隔てる事を願う!必殺!【シールドバッシュ】!」
必殺技発動の台詞の様にカモフラージュしてみる。
両腕に装備した盾を構え【縮地】で距離を詰めて、【シールドバッシュ】を使う。
破壊神ヨグトスは右手に装備した【聖剣エクスカリバー】で軽々と防ぐ。
ダメージは一切通らないが、【シールドバッシュ】の特殊効果「ノックバック」により、後方に飛ばされる。
厨二病臭くオブラートに包んで、わざとらしく必殺技の口上の様にしてカモフラージュしたつもりだが・・・我ながら微妙な出来の言葉に羞恥心が湧き上がる。
どうかハーデスに伝わって、破壊神ヨグトスに意図が伝わって無いと良いのだが。
【シールドバッシュ】を当てた事で優先攻撃順位が僕に向いた様だ。
ある意味狙い通りだ。
サクラと咲耶は即死攻撃に対して耐性が低い。
DOSに関しては状態異常や即死系攻撃には強いが電撃系攻撃で行動不能になる可能性が高い。
弱点攻撃に対しては、僕が盾役として上手く庇うしかない。
破壊神ヨグトスはシノブの姿で邪悪な笑みを浮かべながら素早く斬り掛かる。
【梵天奏真威】を装備していないので特殊能力【神足】は使えないので回避能力自体は低下している。
しかし最初のシノブの真似をした形態の時よりもシノブ自身の能力が反映しているせいか攻撃回数自体が増えている。
両手に盾を装備している状態でギリギリ凌げるが、いずれ盾の耐久値が持たくなるだろう。
時間を稼ぐ良い方法は無いだろうか・・・
「破壊神ヨグトス!1つ教えてくれ!」
会話を試みる事でヤツの連続攻撃が止むのを期待したが、攻撃回数が減る事は無かった。
「何ですか?ミカエル。」
剣と盾が激しく衝突し火花が飛ぶ。
ヤツが手を止める質問を考えようとするが攻撃を防ぐ事に集中すると上手く考えが纏まらない。
「 次元上昇すると、この世界とリアル世界はどうなるんだ!?」
質問をした瞬間に左手の盾が【天之尾刃羽張(あめのおはばり)】の強烈な横薙ぎで砕け散り、右手の【聖剣エクスカリバー】でガラ空きになった左腕を斬り飛ばされる。
痛い・・!痛い!!
鮮血が飛び散り痛みが全身を駆け巡る、一瞬死を覚悟する。
その瞬間サクラが飛び出し左手の【天之尾羽張】を【真・童子切安綱】と【乱れ桜吹雪】で抑える。
更にDOSが【コンバットナイフ】で【聖剣エクスカリバー】を抑える。
DOSの武器では完全に押し負けている。
咲耶が僕を支え、回復魔法を唱えながら左腕を治療する。
破壊神ヨグトスは力比べをするかの様に両手に力を込めて2人を押し返す。
「ミカエルの質問に答えましょう。」
破壊神ヨグトスが口を開いた瞬間に、DOSの持っていた【コンバットナイフ】が真っ二つに折れ金属ボディを傷を付ける。
剣技を持たないDOSのサブウェポンの強度ではとても耐えられなかった。
サクラが斬り返しを行い反撃をするが簡単に回避され、逆に反撃を受ける。
連撃の最中、破壊神ヨグトスは更に口を開く。
「この世界は消滅します。現実世界は今ネットワーク上で繋がっている全ての情報機器・人工衛星等の媒体が暴走もしくは停止します。それに伴って、制御化に有る核兵器や秘密裏にされている人工衛星兵器等の誤射による災害が起きるでしょう。」
「はぁ!?」
「嘘だろ?」
たった今さらっと、とんでもない事を言いだした。
仮にシノブが自己犠牲を選んでいて僕らが助かったとしても、リアル世界は滅茶苦茶になっていたと言う事だ。
時間稼ぎの為の質問で、最悪のネタバレを喰らうとは思わなかった。
咲耶の回復魔法のお陰で完全回復する。
僕は右腕に【ウリエガノン】を装備し、盾を左手に持ち直す。
「リアルでも世界規模の人災が発生すると言う事か!?」
DOSが叫ぶ様に聞き返す。
「フフフ・・・去った後の世界なぞ、シミュレートする意味は無いでしょう?」
シノブの顔で本当に興味が無いと言った表情を浮かべる。
何処まで自分勝手なんだ、次元上昇だけは絶対に阻止しなければいけない。
しかし今の所方法が思いつかない、もう万事休すなのか?
シノブごと破壊神ヨグトスを倒すしか選択肢は無いのか?
誰か僕にこの状況の最善手を・・・
大団円ルートへ繋がる選択肢を与えてくれ!
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