169 / 252
異世界崩壊編 前編
169話 呪いのアイテム
しおりを挟む
全ての「色」が戻る様に、止まっていた時間が動き出す。
私の意識はそのままに、身体の力が抜けた様に謎のアイテムを落しその場にへたり込み呆然とする。
「・・・! シノブ!?」
「シノブ殿!どうしたでござるか!?」
いち早く咲耶とサクラが気付き駆け寄る。
暫く呆然とした後にゆっくり深呼吸をする。
空が赤く変容した世界でも草原の風は優しい自然な香りを孕みながら肺を満たし心を落ち着かせる。
皆にとっては転送直後なのだろうか?
私は体感で30分程度、停止した時間の中で破壊神アザドゥと話をしていた。
「あのね、信じれないかも知れないけど・・・いや、私も信じれて無いんだけど。皆に聞いて欲しい。」
私は今起こった非現実的な事象と、破壊神アザドゥが語ったこの世界の在り様と現実世界の私達を状況を伝えた。
頭が良ろしくない私は低い伝達能力を駆使してなるべく丁寧に説明したつもりだ。
話が横道に逸れたり順序がズレたりと苦戦するが、DOSが話を聞きながら上手に質問によるフォローを入れて文章を繋げてくれた。
「謎の老婆が盲目・白痴の神、万物の創造主アザトースをモチーフにした破壊神アザドゥですか、私もその老婆に会って見たかったです。しかし、シノブ良く考えてみてください。私達の目的自体は変わらないですよ。」
「確かにな。ヨグトスを倒すのは当初の目的通りだからな。」
咲耶とDOSは私の荒唐無稽な話を聞いて尚、驚く事無く平然と答える。
皆も特に疑う事も無く私の話を信じてくれた。
・・・確かに私達の進むべき方向性は変わる事は無い。
「この世界は結局消えて無くなるのですか、救えないのは残念ですね。」
「ゲームはいつか終わる物でござるよ。いろんなプレイヤーから糞ゲーと言われながらも、最後の最後にこれだけ楽しめたゲームは初めてだったでござるよ。」
ミカさんとサクラが少し寂しげな表情をしながら話す。
確かに世間一般ではサービス開始時に「神ゲー」と呼ばれサービス終了付近では「糞ゲー」と呼ばれていた。
でも私達はこのゲームが好きで続けて来たのは事実だ。
そしてオンラインゲームはいつか必ずサービス終了する日が必ず来る。
それはゲームの根本的な物が時代の技術に合わなくなったり、プレイヤーの人数が減り維持費や最低運営資金が損益分岐点と合わなくなったりと要因は様々だと思う。
このリアルな世界が消えるのも仕方が無いい事なのか。
せめてそれが殺戮や破壊では無い様に出来れば、まだ救いが有るのかも知れない。
「シノブ、そんな顔するな。次元上昇は興味深いが、神を自称するAI風情を倒し元の世界へ帰還するだけだ。我が内緒で【エミュ鯖】を造ってやるさ。」
「エミュ鯖って何?」
エミュ鯖とは「エミュレーターサーバー」の造語で、主にコピーしたオンラインゲームデータを稼働させるサーバーの事らしい。
解析し違法コピーした物も有る様だ。
そんな事が出来るのか凄いな。
エミュ鯖の話を聞いて皆が盛り上がる。
違法と言う言葉が気になるが大丈夫なのか?
要は、サービス終了後でもゲームが継続出来る様にしてくれるらしい。
そんな事も出来るのか。
「もしあのお婆さんの話が本当なら、皆をこの異世界に巻き込んだのは私みたいです。本当にごめんなさい。」
私は皆に深々と頭を下げる。
私が無意識に超能力を使い皆をこの異世界に引き込んだ張本人らしい。
私の身勝手な感情で皆を危険な目に合わせているのは間違いない。
「私はこの世界が割と好きですよ。このミカエルの体も。」
「ああ、貴重な経験だ。」
「シノブ殿、な~に言ってるでござるか!拙者は楽しいでござるよ。」
「私も人生の中で1番ドキドキしているかも知れません。」
「ああ、知的好奇心を掻き立てる体験だな。」
皆が笑顔で口々に私を元気付ける言葉をくれる。
むしろ現実や元のゲームよりも楽しい経験が出来た事を語り私を励ましてくれた。
その言葉を聞いて少しだけ心が温かくなる。
「それよりシノブ殿。その地面に落ちているアイテムは何でござるか?」
「これはアニマ国の遺跡で拾った謎のアイテムを老婆が鉱石に変えてくれたんだ。これで武器を造ればヨグトスを倒せると話していたよ。」
私は先程落とした怪しげに光る謎の鉱石を改めて手に取る。
以前何個か拾った用途不明のアイテムが20×10×10センチサイズの黒いインゴットに変化していた。
黒いインゴットなのに強烈な白い光を放ち、刻まれた文字が青く発光していた。
以前は読めなかった刻まれた文字は日本語で書かれており、「〇〇シネ」とか「〇〇ツカエネー」とか「〇〇ヤメロ」等の他者に対する怨念や怨恨、愚痴みたいな物が多数刻まれていた。
すげー不気味なアイテムだ。
「ちょっと貸してくれ。この名前は・・・。」
暗黒神ハーデスがそのアイテムを手に取り、〇〇の部分が元制作チームのメンバーの名前だと話していた。
どうやら制作スタッフの愚痴が刻まれたアイテムらしい。
そんな不気味なアイテムで武器造ったら呪われたりするんじゃ無いだろうか。
いや強い呪いの力で倒すと言う事なんだろうか?それなら強いかも知れないが。
「それより、どうしますか?今の話を聞く限りレッドドラゴンより先にギュノス国で、そのインゴットを加工して貰うのが優先した方が良さそうですね。」
「ギュノス国はマザーブレインによって再度鎖国状態になっている可能性があるな。」
そうかゲームの展開の再来だ。
結局イベントを後回しにしただけで倒さなければならないボスだったと言う感じなのか。
都市内部に閉じ込められた人々は無事なんだろうか。
「そうですね。順序が変わりますが、ギュノス国へ向かいましょう。ミッション目標は伝説の鍛冶士ジルナークの救出及び、マザーブレインの破壊です。」
ミカさんの指揮の基、急遽攻略先が機械都市ギュノス国に変更になった。
「アルテナの街は大丈夫かな。」
「唯一防衛力が低いままの街でござるからな、少年探偵団の子供達も避難していれば良いでござるがな。」
私達は今着いたばかりのオスロウ国西部アルテナ草原の転送装置を起動させて、改めて機械都市ギュノス国へと瞬間移動した。
私の意識はそのままに、身体の力が抜けた様に謎のアイテムを落しその場にへたり込み呆然とする。
「・・・! シノブ!?」
「シノブ殿!どうしたでござるか!?」
いち早く咲耶とサクラが気付き駆け寄る。
暫く呆然とした後にゆっくり深呼吸をする。
空が赤く変容した世界でも草原の風は優しい自然な香りを孕みながら肺を満たし心を落ち着かせる。
皆にとっては転送直後なのだろうか?
私は体感で30分程度、停止した時間の中で破壊神アザドゥと話をしていた。
「あのね、信じれないかも知れないけど・・・いや、私も信じれて無いんだけど。皆に聞いて欲しい。」
私は今起こった非現実的な事象と、破壊神アザドゥが語ったこの世界の在り様と現実世界の私達を状況を伝えた。
頭が良ろしくない私は低い伝達能力を駆使してなるべく丁寧に説明したつもりだ。
話が横道に逸れたり順序がズレたりと苦戦するが、DOSが話を聞きながら上手に質問によるフォローを入れて文章を繋げてくれた。
「謎の老婆が盲目・白痴の神、万物の創造主アザトースをモチーフにした破壊神アザドゥですか、私もその老婆に会って見たかったです。しかし、シノブ良く考えてみてください。私達の目的自体は変わらないですよ。」
「確かにな。ヨグトスを倒すのは当初の目的通りだからな。」
咲耶とDOSは私の荒唐無稽な話を聞いて尚、驚く事無く平然と答える。
皆も特に疑う事も無く私の話を信じてくれた。
・・・確かに私達の進むべき方向性は変わる事は無い。
「この世界は結局消えて無くなるのですか、救えないのは残念ですね。」
「ゲームはいつか終わる物でござるよ。いろんなプレイヤーから糞ゲーと言われながらも、最後の最後にこれだけ楽しめたゲームは初めてだったでござるよ。」
ミカさんとサクラが少し寂しげな表情をしながら話す。
確かに世間一般ではサービス開始時に「神ゲー」と呼ばれサービス終了付近では「糞ゲー」と呼ばれていた。
でも私達はこのゲームが好きで続けて来たのは事実だ。
そしてオンラインゲームはいつか必ずサービス終了する日が必ず来る。
それはゲームの根本的な物が時代の技術に合わなくなったり、プレイヤーの人数が減り維持費や最低運営資金が損益分岐点と合わなくなったりと要因は様々だと思う。
このリアルな世界が消えるのも仕方が無いい事なのか。
せめてそれが殺戮や破壊では無い様に出来れば、まだ救いが有るのかも知れない。
「シノブ、そんな顔するな。次元上昇は興味深いが、神を自称するAI風情を倒し元の世界へ帰還するだけだ。我が内緒で【エミュ鯖】を造ってやるさ。」
「エミュ鯖って何?」
エミュ鯖とは「エミュレーターサーバー」の造語で、主にコピーしたオンラインゲームデータを稼働させるサーバーの事らしい。
解析し違法コピーした物も有る様だ。
そんな事が出来るのか凄いな。
エミュ鯖の話を聞いて皆が盛り上がる。
違法と言う言葉が気になるが大丈夫なのか?
要は、サービス終了後でもゲームが継続出来る様にしてくれるらしい。
そんな事も出来るのか。
「もしあのお婆さんの話が本当なら、皆をこの異世界に巻き込んだのは私みたいです。本当にごめんなさい。」
私は皆に深々と頭を下げる。
私が無意識に超能力を使い皆をこの異世界に引き込んだ張本人らしい。
私の身勝手な感情で皆を危険な目に合わせているのは間違いない。
「私はこの世界が割と好きですよ。このミカエルの体も。」
「ああ、貴重な経験だ。」
「シノブ殿、な~に言ってるでござるか!拙者は楽しいでござるよ。」
「私も人生の中で1番ドキドキしているかも知れません。」
「ああ、知的好奇心を掻き立てる体験だな。」
皆が笑顔で口々に私を元気付ける言葉をくれる。
むしろ現実や元のゲームよりも楽しい経験が出来た事を語り私を励ましてくれた。
その言葉を聞いて少しだけ心が温かくなる。
「それよりシノブ殿。その地面に落ちているアイテムは何でござるか?」
「これはアニマ国の遺跡で拾った謎のアイテムを老婆が鉱石に変えてくれたんだ。これで武器を造ればヨグトスを倒せると話していたよ。」
私は先程落とした怪しげに光る謎の鉱石を改めて手に取る。
以前何個か拾った用途不明のアイテムが20×10×10センチサイズの黒いインゴットに変化していた。
黒いインゴットなのに強烈な白い光を放ち、刻まれた文字が青く発光していた。
以前は読めなかった刻まれた文字は日本語で書かれており、「〇〇シネ」とか「〇〇ツカエネー」とか「〇〇ヤメロ」等の他者に対する怨念や怨恨、愚痴みたいな物が多数刻まれていた。
すげー不気味なアイテムだ。
「ちょっと貸してくれ。この名前は・・・。」
暗黒神ハーデスがそのアイテムを手に取り、〇〇の部分が元制作チームのメンバーの名前だと話していた。
どうやら制作スタッフの愚痴が刻まれたアイテムらしい。
そんな不気味なアイテムで武器造ったら呪われたりするんじゃ無いだろうか。
いや強い呪いの力で倒すと言う事なんだろうか?それなら強いかも知れないが。
「それより、どうしますか?今の話を聞く限りレッドドラゴンより先にギュノス国で、そのインゴットを加工して貰うのが優先した方が良さそうですね。」
「ギュノス国はマザーブレインによって再度鎖国状態になっている可能性があるな。」
そうかゲームの展開の再来だ。
結局イベントを後回しにしただけで倒さなければならないボスだったと言う感じなのか。
都市内部に閉じ込められた人々は無事なんだろうか。
「そうですね。順序が変わりますが、ギュノス国へ向かいましょう。ミッション目標は伝説の鍛冶士ジルナークの救出及び、マザーブレインの破壊です。」
ミカさんの指揮の基、急遽攻略先が機械都市ギュノス国に変更になった。
「アルテナの街は大丈夫かな。」
「唯一防衛力が低いままの街でござるからな、少年探偵団の子供達も避難していれば良いでござるがな。」
私達は今着いたばかりのオスロウ国西部アルテナ草原の転送装置を起動させて、改めて機械都市ギュノス国へと瞬間移動した。
0
お気に入りに追加
83
あなたにおすすめの小説
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
いらないスキル買い取ります!スキル「買取」で異世界最強!
町島航太
ファンタジー
ひょんな事から異世界に召喚された木村哲郎は、救世主として期待されたが、手に入れたスキルはまさかの「買取」。
ハズレと看做され、城を追い出された哲郎だったが、スキル「買取」は他人のスキルを買い取れるという優れ物であった。
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
ブラック企業「勇者パーティ」をクビになったら、魔王四天王が嫁になりました。~転職先はホワイト企業な魔王軍〜
歩く、歩く。
ファンタジー
※第12回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。応援ありがとうございました!
勇者に裏切られ、剣士ディックは魔王軍に捕まった。
勇者パーティで劣悪な環境にて酷使された挙句、勇者の保身のために切り捨てられたのだ。
そんな彼の前に現れたのは、亡き母に瓜二つの魔王四天王、炎を操るサキュバス、シラヌイだった。
ディックは母親から深い愛情を受けて育った男である。彼にとって母親は全てであり、一目見た時からシラヌイに母親の影を重ねていた。
シラヌイは愛情を知らないサキュバスである。落ちこぼれ淫魔だった彼女は、死に物狂いの努力によって四天王になったが、反動で自分を傷つける事でしか存在を示せなくなっていた。
スカウトを受け魔王軍に入ったディックは、シラヌイの副官として働く事に。
魔王軍は人間関係良好、福利厚生の整ったホワイトであり、ディックは暖かく迎えられた。
そんな中で彼に支えられ、少しずつ愛情を知るシラヌイ。やがて2人は種族を超えた恋人同士になる。
ただ、一つ問題があるとすれば……
サキュバスなのに、シラヌイは手を触れただけでも狼狽える、ウブな恋愛初心者である事だった。
連載状況
【第一部】いちゃいちゃラブコメ編 完結
【第二部】結ばれる恋人編 完結
【第三部】二人の休息編 完結
【第四部】愛のエルフと力のドラゴン編 完結
【第五部】魔女の監獄編 完結
【第六部】最終章 完結
好き勝手スローライフしていただけなのに伝説の英雄になってしまった件~異世界転移させられた先は世界最凶の魔境だった~
狐火いりす@商業作家
ファンタジー
事故でショボ死した主人公──星宮なぎさは神によって異世界に転移させられる。
そこは、Sランク以上の魔物が当たり前のように闊歩する世界最凶の魔境だった。
「せっかく手に入れた第二の人生、楽しみつくさねぇともったいねぇだろ!」
神様の力によって【創造】スキルと最強フィジカルを手に入れたなぎさは、自由気ままなスローライフを始める。
露天風呂付きの家を建てたり、倒した魔物でおいしい料理を作ったり、美人な悪霊を仲間にしたり、ペットを飼ってみたり。
やりたいことをやって好き勝手に生きていく。
なぜか人類未踏破ダンジョンを攻略しちゃったり、ペットが神獣と幻獣だったり、邪竜から目をつけられたりするけど、細かいことは気にしない。
人類最強の主人公がただひたすら好き放題生きていたら伝説になってしまった、そんなほのぼのギャグコメディ。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる