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武闘大会編
012話 黄金色の瞳の巨大赤龍
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洞窟最下層。
5メートル以上は有る大扉の中にはレイドボスの巨大レッドドラゴンが鎮座している。
基本レイドボスが発生する場所は大地のマナが豊富でSP自然回復量が上昇する。
それはレイドボスモンスターにも適応される分、相手が大技を繰り出す頻度も上がる。
しかも難易度はゲーム以上に上がっている様子で厄介極まりない。
「いよいよ赤龍でござるね。」
いつになく神妙な面持ちでサクラが呟く。
全長5メートル以上有ると予想される巨大レッドドラゴンと生身で戦闘など経験した事が有る訳がない。
今までの雑魚モンスターとは比べ物にならない位に苛烈な戦闘が容易に予想される。
下手したら全滅を経験するかも知れない。
その場合私達はどうなるのだろうか?
「じゃ、開けるでござるよ」
石と金属を擦り合わせるような大きな音を立てながら、大扉は見た目とは裏腹に容易に開く。
岩に囲まれた洞窟の中で最も広大な空間がそこにあった。
中央に警戒色を思わせる赤黒い鏡の様な輝きを放つ鱗に覆われた巨大なレッドドラゴンが横たわっていた。
世界各地に伝説として存在する爬虫類型の巨大生物は、モンスターと呼ぶには違和感が有る程の神々しさを放っていた。
不意に爬虫類特有の瞼の開き方とでも言うのだろうか、大きい瞼の内側の薄い膜がスライドし黄金色に輝く水晶体の奥の瞳孔が鋭く此方を睨む。
今までに感じた事の無い威圧感に襲われる。
レッドドラゴンはゆっくりと立ち上がり私達2人の前に立ちはだかる。
でかい。
全長10メートル位は有るんじゃないか?ゲームで対峙した時とは違った感覚だ。
そして威圧感が半端ない。
『・・・何用だ人の子よ。うん?少し違うな。』
不意に脳内に直接言葉が聞こえた様な感覚。
これが・・・「コ、コイツ脳に直接!」ってヤツか!?
超ビックリした。
声帯を介さずに話し掛けられたのは初めてだ。
レッドドラゴンは鋭い眼付で静かにコチラを見据える。
声帯が無く喋れないからテレパス?の様な手段で会話しているのだろうか?
そもそもゲームでは会話イベントなど無く問答無用で戦闘開始されていた。
ココも何か違うのか?
「あの、えーと私達はオスロウ国へ行く為にココを通らせて欲しいのですが。」
「道を阻むのであれば殺す。拙者達は無用な殺生は避けたいでござる。」
馬鹿かコイツは!?
戦闘狂じゃないのに発言に棘が有るぞ!
空気の読めないサクラは若干挑発めいた発言をレッドドラゴンに向けて放つ。
内心イラッと来てサクラの方を睨む、意思疎通出来る相手に喧嘩腰とか有り得ない。
そもそもこのレッドドラゴンの寝ぐらに土足で立ち入っているのは我々な訳で、このドラゴンは悪く無いじゃん。
ゲームでも街や村を襲ったとかそういう描写は無かったはずだし、もしかしてこの戦闘回避出来るかもと淡い期待を抱いていたのに台無しじゃん!
『恐れる必要は無い。戦う意思が無いのであれば・・・通るが良い。』
ドラゴンは先程まで感じていた威圧感はもう無く猫が昼寝をする様に体を丸め、その場に座り直し静かに目を閉じた。
なんだか家猫みたいだな。
少し可愛い。
どうやら無理に戦闘をする必要は無い様だ。
私達2人はそっとレッドドラゴンの避け大広間の様な洞窟の端を静かに進む。
入口の扉と対照的な場所に有るもう一方の扉を開き、そしてゆっくりと閉めた。
・
・
・
扉を閉め終わると、私達のその場に座り込む。
へたり込むと言った様相で力なく安堵の溜息を付いた。
大きさにも驚いたが生物的な生々しさと言うか、ゲームとは違った巨大なリアル爬虫類を間近で見ると流石に恐い。
「あれはヤバかった!、絶対強いし!2人じゃ無理でござる。」
「いや、あんた挑発してたじゃん!超ハラハラしたし!」
あの威圧感は半端無い、あれがレイドボスの迫力。
確かに2人ではギリギリ勝てるかどうか、むしろ恐怖で足が竦む感覚さえ有った。
精神的圧迫はゲーム内のソレとは比では無い。
SAN値というステータスはゲームには無かったがこの世界では大いに影響が有りそうだ。
「恐怖」「混乱」等の精神耐性が重要視されるかも・・・
それにしても戦闘を回避出来たのはラッキーだ、もしかしてこの世界の物語自体は私達の手で書き換えることが可能なのかな?
例えばオスロウ国とハイメス国の戦争を止めるとかマザーブレインを破壊せず都市を解放するとか・・・
要は暗黒神を復活させなければ世界の平和は保たれる。
そうすると、このゲームがクリア出来ず元の世界に帰還する事が出来ない可能性が・・・
この議題を考えると結論が出ない悩みとなる。
そして考えても無駄だと悟り考えるのを止める。
・
・
・
少しの休憩後、私達はオスロウ国へ向け歩き出す。
出口へは1本道になっており約3階層分の距離を登る様に歩く必要が有るが、オスロウ国の巡回警備兵やオスロウ国の労働組合で依頼を受けた冒険者によって定期的に討伐されているらしくモンスターは殆ど見当たらなかった。
すんなり洞窟を抜けた先には切り立った崖になっており、遠くに巨大なオスロウ国の都が見えた。
周囲には大きな森林地帯が広がり、豊かな運河が流れていた。
崖の脇には下山出来そうな山道が有り、途中からオスロウ国までの整備された街道が続いていた。
この地下洞窟攻略までがゲームの基本的な要素を全て知る為のチュートリアルなのだ。
簡単な依頼を受け報酬を受け取りながらプレイヤースキルと装備を整えてレイドボスを倒す。
ここからは言ってみれば本番と言う訳だ。
私達は山道を歩き出す。
魔物が王に成り代わり悪政を強いている武装国家オスロウ国へと。
5メートル以上は有る大扉の中にはレイドボスの巨大レッドドラゴンが鎮座している。
基本レイドボスが発生する場所は大地のマナが豊富でSP自然回復量が上昇する。
それはレイドボスモンスターにも適応される分、相手が大技を繰り出す頻度も上がる。
しかも難易度はゲーム以上に上がっている様子で厄介極まりない。
「いよいよ赤龍でござるね。」
いつになく神妙な面持ちでサクラが呟く。
全長5メートル以上有ると予想される巨大レッドドラゴンと生身で戦闘など経験した事が有る訳がない。
今までの雑魚モンスターとは比べ物にならない位に苛烈な戦闘が容易に予想される。
下手したら全滅を経験するかも知れない。
その場合私達はどうなるのだろうか?
「じゃ、開けるでござるよ」
石と金属を擦り合わせるような大きな音を立てながら、大扉は見た目とは裏腹に容易に開く。
岩に囲まれた洞窟の中で最も広大な空間がそこにあった。
中央に警戒色を思わせる赤黒い鏡の様な輝きを放つ鱗に覆われた巨大なレッドドラゴンが横たわっていた。
世界各地に伝説として存在する爬虫類型の巨大生物は、モンスターと呼ぶには違和感が有る程の神々しさを放っていた。
不意に爬虫類特有の瞼の開き方とでも言うのだろうか、大きい瞼の内側の薄い膜がスライドし黄金色に輝く水晶体の奥の瞳孔が鋭く此方を睨む。
今までに感じた事の無い威圧感に襲われる。
レッドドラゴンはゆっくりと立ち上がり私達2人の前に立ちはだかる。
でかい。
全長10メートル位は有るんじゃないか?ゲームで対峙した時とは違った感覚だ。
そして威圧感が半端ない。
『・・・何用だ人の子よ。うん?少し違うな。』
不意に脳内に直接言葉が聞こえた様な感覚。
これが・・・「コ、コイツ脳に直接!」ってヤツか!?
超ビックリした。
声帯を介さずに話し掛けられたのは初めてだ。
レッドドラゴンは鋭い眼付で静かにコチラを見据える。
声帯が無く喋れないからテレパス?の様な手段で会話しているのだろうか?
そもそもゲームでは会話イベントなど無く問答無用で戦闘開始されていた。
ココも何か違うのか?
「あの、えーと私達はオスロウ国へ行く為にココを通らせて欲しいのですが。」
「道を阻むのであれば殺す。拙者達は無用な殺生は避けたいでござる。」
馬鹿かコイツは!?
戦闘狂じゃないのに発言に棘が有るぞ!
空気の読めないサクラは若干挑発めいた発言をレッドドラゴンに向けて放つ。
内心イラッと来てサクラの方を睨む、意思疎通出来る相手に喧嘩腰とか有り得ない。
そもそもこのレッドドラゴンの寝ぐらに土足で立ち入っているのは我々な訳で、このドラゴンは悪く無いじゃん。
ゲームでも街や村を襲ったとかそういう描写は無かったはずだし、もしかしてこの戦闘回避出来るかもと淡い期待を抱いていたのに台無しじゃん!
『恐れる必要は無い。戦う意思が無いのであれば・・・通るが良い。』
ドラゴンは先程まで感じていた威圧感はもう無く猫が昼寝をする様に体を丸め、その場に座り直し静かに目を閉じた。
なんだか家猫みたいだな。
少し可愛い。
どうやら無理に戦闘をする必要は無い様だ。
私達2人はそっとレッドドラゴンの避け大広間の様な洞窟の端を静かに進む。
入口の扉と対照的な場所に有るもう一方の扉を開き、そしてゆっくりと閉めた。
・
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・
扉を閉め終わると、私達のその場に座り込む。
へたり込むと言った様相で力なく安堵の溜息を付いた。
大きさにも驚いたが生物的な生々しさと言うか、ゲームとは違った巨大なリアル爬虫類を間近で見ると流石に恐い。
「あれはヤバかった!、絶対強いし!2人じゃ無理でござる。」
「いや、あんた挑発してたじゃん!超ハラハラしたし!」
あの威圧感は半端無い、あれがレイドボスの迫力。
確かに2人ではギリギリ勝てるかどうか、むしろ恐怖で足が竦む感覚さえ有った。
精神的圧迫はゲーム内のソレとは比では無い。
SAN値というステータスはゲームには無かったがこの世界では大いに影響が有りそうだ。
「恐怖」「混乱」等の精神耐性が重要視されるかも・・・
それにしても戦闘を回避出来たのはラッキーだ、もしかしてこの世界の物語自体は私達の手で書き換えることが可能なのかな?
例えばオスロウ国とハイメス国の戦争を止めるとかマザーブレインを破壊せず都市を解放するとか・・・
要は暗黒神を復活させなければ世界の平和は保たれる。
そうすると、このゲームがクリア出来ず元の世界に帰還する事が出来ない可能性が・・・
この議題を考えると結論が出ない悩みとなる。
そして考えても無駄だと悟り考えるのを止める。
・
・
・
少しの休憩後、私達はオスロウ国へ向け歩き出す。
出口へは1本道になっており約3階層分の距離を登る様に歩く必要が有るが、オスロウ国の巡回警備兵やオスロウ国の労働組合で依頼を受けた冒険者によって定期的に討伐されているらしくモンスターは殆ど見当たらなかった。
すんなり洞窟を抜けた先には切り立った崖になっており、遠くに巨大なオスロウ国の都が見えた。
周囲には大きな森林地帯が広がり、豊かな運河が流れていた。
崖の脇には下山出来そうな山道が有り、途中からオスロウ国までの整備された街道が続いていた。
この地下洞窟攻略までがゲームの基本的な要素を全て知る為のチュートリアルなのだ。
簡単な依頼を受け報酬を受け取りながらプレイヤースキルと装備を整えてレイドボスを倒す。
ここからは言ってみれば本番と言う訳だ。
私達は山道を歩き出す。
魔物が王に成り代わり悪政を強いている武装国家オスロウ国へと。
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