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12章:ルシオ・フェルナンデス消失事件

7話:手紙

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 翌朝、シウスはオスカルと共にカーライルの元を訪ねた。早朝ということでまだ格好を整えていないカーライルは、それでも至急ということで二人を通した。

「こんな早朝から私に用とは、よほどの事なのだろう。シウス、用件を」

 ゆったりと椅子に腰を下ろしたカーライルに頷き、シウスは事の次第を話し始めた。

「聖ユーミル祭を狙ったレンゼール派の動きが、徐々に明らかとなってきました。奴らは昨年末から少しずつ仲間を王都に入れていたようです。その数三百」
「三百……」

 カーライルは驚きながらも重く受け止めたようで、しばし黙った後でシウスを見た。

「民への被害がないようにしたい。どうなっている」
「近衛府と騎兵府が合同で事に当たる事となっております」
「そうか」

 静かに飲み込み頷いたカーライルに動揺はない。ただ真っ直ぐに見つめ、静かに覚悟をしたようだった。

「そればかりではありません。奴らは他国から違法に大量の火薬を仕入れているようです。その量四十トン」
「四十トン!」

 これには流石のカーライルも腰を浮かせる。表情は厳しいが、恐れているのとは違う。この人がいつも案じているのは、民の事で自分ではないのだ。

「戦でもしようというのか」
「これら全てが王都に入ってきているかは、まだ分かりません。ですが、小分けで持ち込む事は可能でしょう。最悪を想定し、対処いたします」
「私の事は後でもいい。人々と町に被害がないように」
「そのご配慮は大変に尊い事ですが、近衛府としては従えません」

 カーライルの言葉を遮るようにオスカルは前に出る。強く前を見たオスカルに、カーライルは困った顔をした。

「僕たち近衛府は陛下の御身が一番です。貴方を差し置いて他を守る事はできません」
「オスカル」
「これは使命であり、近衛府の誇り。騎士は誇りを胸に戦うもの。どうか、お忘れなきようお願いいたします」

 忠義の礼を取りながらも、オスカルの言葉は強い。それに、カーライルは困ったように笑って頷いた。

「陛下、ご心配には及びません。奴らの狙いが陛下であるなら、仕掛けた場所も自ずと分かります。後は我々で捜索し、必ず脅威を取り除きます。この祭りにおいて、奴らを一網打尽にいたします」
「シウス、自信があるのだね?」

 カーライルの言葉に、シウスは淀みなく頷いた。

「そこで陛下には、一つお願いがございます」
「なんだ」
「我らが思う存分動く為には、陛下の御身が安全である事が必須条件。陛下の安全を確保するため、儀式の見直しをお願いしたいのです」
「儀式の見直し?」

 カーライルは途端に眉根を寄せる。その瞳は事を飲めないと言っているようなものだった。

「教会との関係を保つ為には、ユーミル祭の成功がなくてはならない。見直しとは、何を指している」
「古く建国の時に儀式を戻す事は出来ないかと、申しております」

 丁寧に礼をして告げたシウスの口元は薄く笑みを浮かべている。そしてカーライルも、シウスが何を言いたいかを察した。目を丸くし、次には笑った。

「なるほど、そうか。古き儀式をと私が望めば、大司祭は喜んで受けてくれるだろう」
「はい、その通りでございます。そして陛下は儀式の間中城から出る事はありません。身の安全は確保されます」

 これが、シウスの妙案だった。カーライルを城から出さず、城から大聖堂までのパレードは身代わりを立てる。パレードは顔の認識までは難しいだろう。本当にカーライルかまでは敵方に分からない。

「それに伴い、陛下の職務を請け負う者が必要です。信頼出来る臣をできるだけ少ない数で話をしてください」
「分かった、今日の午後までに話をつけておく」
「私は大司祭だけにこの話をして、城に招きます。午後、打ち合わせと準備を」
「わかった」

 カーライルは頷き、シウスも頷く。一礼してそのまま、二人はこの場を去った。
 宿舎のシウスの部屋まで戻ったオスカルが、たまりかねた様子でシウスを問い詰める。まったく話が見えずに苛立っているのだ。

「そろそろ教えて。僕の協力だっているんでしょ? 自分一人で色々分かった顔するのって、ちょっとカチンとくる」

 迫るような勢いのオスカルに苦笑し、シウスは事を説明し始めた。

「現在のユーミル祭は簡易じゃ。大聖堂にて聖ユーミルが神の神託を受けた部分を再現しておる。が、古来のユーミル祭はもっと過酷であった」
「過酷って。ねぇ、何をするの?」
「聖ユーミルが神の神託を受けるまでを追体験するのじゃ。城の聖堂に籠もり、寝食を惜しんで七日七晩祈りを捧げる」
「七日七晩、寝食を惜しんでって……食べず寝ずってこと!」

 オスカルが怒ったように言うが、こればかりは仕方がない。本来祭りというのはそれなりに過酷な神事だ。特に王が行う祭りというのはそういうものなのだ。

「まったく食べないわけでも、眠らないわけでもない。それに、水分は十分摂取できる。それにこれなら城に留まっていられる。陛下の側にはエリオットについてもらおう。体調の管理などを頼む」
「それでも」
「オスカル、大丈夫じゃ。過酷じゃが、これなら陛下の命が危ぶまれる事もない。奴らの裏をかける。その間に我らで賊を討ち取るのじゃ。これが我らの使命じゃぞ。それに、エリオットがついておるのだ。あれも前線を離れたとはいえ、腕が鈍った訳ではない」

 勇を感じる力強いファウストの剣とは違い、エリオットの剣は技を感じる鋭い剣。人体というものを熟知しているからこその剣は一突きで確実に敵の動きを奪い命を取る事も可能なもの。彼のサーベルは未だこの騎士団で一番だろう。

「信じよ、オスカル。脅威を取り除くまたとない機会と思え」
「……分かった。僕も近衛府団長、腹は括る。陛下の影武者を立てる。僕がやりたいんだけど、陛下の側に僕が立たないと不審だからな」
「そうさの。信じよとしか言えぬのが申し訳ないが、信じよ」

 シウスの言葉に頷き、オスカルが出ていく。その背を、シウスは静かに見送った。

◆◇◆

 団長会議の翌日からファウストの補佐に入ったランバートは、久々に訪れた執務室を見て呆気にとられ足を止めた。

「これは、また……」

 一緒に来たファウストも遠い目をしている。それほどに執務室は惨状だった。
 大きな祭りを前にしたファウストは毎日を会議や調整、議論に費やさねばならない。その中でも隊で起こる諸々の事案に耳を傾け、深刻そうなら自ら出ていく。そうなると、当然日々の業務に支障が出る。特別な案件があるにも関わらず日々の業務も容赦なくあるのだ。

「悪い……」

 もうこれしか言えないのだろう。机の上やソファーセットのローテーブルの上まで溜まった紙の束が山のよう。これを前にして白くならないほど、危機感のない人ではない。

「やりますか」

 一つ気合いを入れたランバートは上着を脱いでシャツの腕をまくる。長い髪を後ろで適当に束ねたまま、ソファーに腰を下ろして目の前の書類を睨んだ。困難ならば余計に燃える、そういうタイプだ。

「悪いな」
「大丈夫です。一日とは言いませんが、二~三日あれば片付きます」
「本当か!」
「任せてください。でも、出来ればこうなる前に教えてください。俺でよければいくらでも手伝いますから」

 まずは日報の整理。これが数としては一番多い。見た目の分量が減れば精神的にも楽になる。日にちを分けて内容を読み、これと言った問題がなさそうならそのまままとめて綴る。これを一ヶ月ごとに、日付の表を添えてタブをつけてファイルしていく。何か起こっているようなら、改めてファウストに出すために別のトレーに投げ込んでいく。
 備品のチェック結果などもある。週に一度持ち回りで行い、手入れの必要な備品や減ったものを確認する。これらは備品の整備費が月ごとに設定されているので、どのくらいかかるかを試算してファウストに提出し、よければこの通りに通る。この試算もランバートが行った。
 地方砦からの不定期な報告は大抵が何かしら困った事が起こっている証。それらを読み、過去に同じような報告がないかをチェックする。同じような事例があれば過去の事例を習って解決案を早く出せるし、そうでなければ議論して知らせ、細かくその後の経過を聞くことになる。また、大型の修繕などの提案は別件で予算をつけなければならないので、経理を行っている宰相府とも話し合いが必要だ。
 他にも隊員の個人的な要望や悩みも拾う。執務室の前には壁掛けの小さなポストのようなものがあり、悩みや相談があればそこに手紙を放り込む。「同室者とどうしても合わなくて辛い」「剣の稽古でこんな部分で詰まっている」というものから「食堂のメニューに肉を多くして欲しい」「楽しいイベントが欲しい」というものまで。
 これらは時に送り先の部署が違う場合もある。食堂のメニューについては料理府へ。イベントは保留。剣の稽古については師団長へも。同室者の問題は暗府の内部監査へ。
 これらがほぼ毎日のファウストの業務。これに加えて実際の訓練での指導。今は祭りもあるからその警備についても。しかもテロリストが狙っているのだから余計に神経が尖る。優先すべき事を行うだけで、日常の書類整理は手が回らない。

「ほんと、殺人的だ」

 シウスから貰ったペンが活用される。書き心地滑らかなペンはそのくせ強度もある。滑るようにペンを走らせ、それぞれ分けてトレーに放る。ただ放るわけではなく、読んで調べて抜粋し、抜粋に使用した資料も棚から出してページに印をつける。なかなか重労働で楽しい。
 そうした時間を昼まで過ごし、ローテーブルの上の書類は目に見えて減った。

「本当に、お前は優秀だ」

 目に見えて減った書類を前に、ファウストは感心した声を上げる。ランバートは満足に笑みを見せた。

「得意ですよ、こういうの」
「俺は不出来なのか?」
「人には得意不得意があるものですよ。俺はこうした細かな仕事が得意ですが、全体を見て冷静に指示を出す事は苦手です。だから、部隊の指揮などは自信がありません。ファウスト様は冷静に現場を見て指示を出したり、的確なタイミングで介入するでしょ? 俺にはそっちのほうが尊敬です」
「それほど難しくはないし、時にもどかしいが」
「もどかしさも耐えるでしょ? 俺なら耐えられなくて自分の事など二の次に走ってしまいます。仲間を信じていないわけじゃないんですが、どうしても」
「それは止めてくれ」

 呆れたように言われ、ランバートは苦笑する。ファイリングした分の日報を棚に収め、目を通してもらいたい書類だけをトレーに入れてファウストの机に置く。幸い、多くはなかった。

「適材適所、持ちつ持たれつ、協力が大事。そういうことですね」

 話をまとめると、そういうことで間違いがない。

 食堂で二人で昼食を取る。シウスもオスカルもクラウルも昨夜の事で忙しく動いている。ファウストは今日のうちに部隊の編成を考え、今夜の団長会議に出すのだろう。
 団長達の慌ただしさを除けば、騎士団の中はそれほど混乱はしていない。大きなイベントを前に気合いは入っているが、危機感などはない。

「おーい、ランバート!」
「チェスター?」

 食堂の入り口で声がかかる。チェスターがランバートを見て近づき、ファウストにも一礼した。

「どうしたんだ?」
「お前宛に青封届いてるって。めし終わったら取りに行ってこいよ」
「有り難う」

 表面上はにこやかに礼を言ったが、心臓はほんの僅か痛い。青封は緊急を示す。昨日の今日で二通目となると、自然悪い事を考えてしまう。
 ファウストも同じ事を思ったのだろう。表情が僅かに強ばるのが伝わった。誰が、何を伝えようというのか。ランバートは早めに食事を口に突っ込み、席を立った。
 青封は緊急の知らせ。なので受け取りには署名が必要だ。手紙や荷物を渡す窓口で署名して受け取った手紙は、意外な人物からだった。

「誰からだった?」

 先に執務室に戻っていたファウストが固い声で問いかける。それに、ランバートはなんて返していいか分からない。
 差出人はアネットだ。東花街の娼婦でランバートの友人で、ルシオを知っている女性。だがランバートは彼女から手紙というものを貰った事がない。苦手だと彼女自身が言っていた。だから、きっとこれを書いたのは。

「ランバート」

 知られているから隠せないし、隠せば余計に怪しまれる。意を決して開けるしかない。ドキドキと不安に心臓が悲鳴を上げるなか、ランバートは中身を取り出した。

『至急、知らせたい事ができた。君一人で来てほしい。待っているよ』

 文面はこれだけ。だが、女性の書く文面ではない。それに文字が整っていて、とても流暢だ。間違いなく、ルシオが書いたものだ。
 隣でファウストもそれを見ている。当然変に思っただろう。女性の睦言ではないのだから。

「あの」
「行ってこい」
「え?」

 てっきり誰が書いたとか、行くなとか言われると思っていた。だからこそ拍子抜けだ。あっさりと認められて、逆に首を傾げてしまった。

「この件について、表に立っているのはレンゼール派だ。だが、ルシオ派の影もちらついている。お前、クラウルを庇っているだろ」
「ファウスト様」

 難しい顔ではある。複雑そうでもある。だが全てを含めて、ファウストもクラウルの味方のようだった。

「ルシオ・フェルナンデスの影があれば、あいつは冷静ではない。なんとしても助けたいと思っているだろう。そんなあいつの苦悩を知ってしまえば助けたいと思うのが、お前だろ」
「ファウスト様……」
「あいつは、今王都にいるんだな?」

 確信を持つ言葉に、ランバートは躊躇いながら頷いた。隠し通す事が無理だと思えたのだ。

「お前に情報を流しているのは、あの男だな」
「……はい」
「どうりで。あいつは諜報に長ける。あれほど詳細なテロリストの潜伏先の情報なんて、簡単には手に入らないからな。おかしいとは思っていた」
「どこで不審に思いました?」
「シウスがお前を連れて東地区へ行くと言った事。そして、本来クラウルから話させればいい事をお前に報告させたこと。クラウルが冷静さを欠いてボロを出すのを防ぎたかったんだろう」

 この人も伊達に団長などしていない。友人達の不審を感じていたんだ。

「ファウスト様は、ルシオをどう思っていますか? クラウル様の事は?」
「ルシオについてはこれといった感情はない。だが、クラウルの事は心配している。クラウルにとってルシオは十年以上の友人だ、簡単に割り切れるものじゃない。あいつがどうにかしてルシオを守りたいと思っているのも知っている。そして、陛下の思いも」

 助けたい。その命だけでもいいから、助けたい。もう共に歩けないのだとしても、命だけでもいいからと。切ないくらいの願いをランバートも知っている。そして、ルシオがカーライルを思い起こした反乱。その裏にある思いは、憶測の中で理解した。

「ランバート、ルシオを俺の前に連れてくるな。事件が起こる前に、離れる事を言っておけ」
「え?」
「あいつが行ってきた事の数々は、裏にどんな理由があるにしても許されない。どんな弁明をしても、あいつはA級の犯罪者だ。俺の前に出てきたら、周囲に他者がいれば、俺は立場上捕らえなければならない。それは、あいつの死を意味している」

 ファウストも辛い顔をする。クラウルを思う友の顔だ。

「俺はクラウルに恨まれるのは嫌だ。剣を持って向かってきたら、応戦しなければならない。友の友を斬るというのは、いい気持ちのしないものだ」
「ファウスト様」
「陛下と国と民は騎士団が必ず守る。だから離れろと、言っておけ。俺にしてやれることはこれだけだ」

 話を終えたファウストはランバートの手から手紙を奪い、暖炉の中に放り込んで火をつけた。薪も何もない暖炉の中で手紙だけが燃え上がり、やがて灰に変わっていった。
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