21 / 167
1章:騎兵府襲撃事件
8話:もう一人のテロリスト
しおりを挟む
ラーク迎賓館はこの日、ひときわ華やかだった。
敷地を真っ直ぐに門から建物へと伸びる赤い絨毯。その上を華やかな装いの紳士淑女が行く。
ただ少し違和感があるのは、その敷地や門の入口に、明らかに雰囲気の違う者が多いからだ。
正装である白の軍服はかっちりと肩が凝りそう。胸元には所属を示すエンブレムがある。上質な白の生地に、金糸の刺繍は気品と同時に威厳を示している。ただその腰に剣がないのが余計におかしく思えた。
「せっかくのパーティーに皇帝の犬がいるなんて、興醒めですわ」
鼻が曲がりそうなほど香水を匂わす中年女性が扇で口元を隠しながらそんな事を言う。もちろん隠すつもりなんてないので陰湿さが凄い。
会場の中はそれこそ、色と香水の洪水状態だった。様々な匂いに加えて食べ物の匂いだ。具合の悪い人間なら気持ち悪くなるだろう。
本日の主催である侯爵の傍にファウストはいた。制服を脱ぎ、代わりに黒のドレスローブ姿の彼を、誰が『皇帝の犬』などと呼ぶだろう。そこにいる彼は間違いなく、シュトライザー家の人間だ。
人間、化けっぷりはすごいものだ。
客人に酒を振る舞い、時には愛想笑いを浮かべ、臭いとしか言えない臭いの洪水にもポーカーフェイスを崩さないランバートは、そんなファウストの姿を見て感心した。
「リフ、そろそろ花を配ってくれ」
ゆったりとした音楽が奏でられる中、男女が規則正しいダンスを踊る。色とりどりのドレスが花咲くようだ。
ランバートはその間を泳ぐようにして、婦人たちへ花を差し出す。最初は意にも介さない様子の婦人も、ランバートの端正すぎる顔立ちと黄金の髪を目にすると態度を変え、隣に旦那がいるにも関わらず胸に飾ってとせがむ。
こういう人間は苦手だ。
そういう気持ちは露ほどにも出さず、黙々と要求に応えるランバートは気配と視線で今回のターゲットを追っていた。
三人の男も同じように給仕に精を出している。今のところは、何も問題ない。
そうするうちに、音楽はアップテンポのものに変わった。若い男女が手に手を取って踊りだす。視界が一瞬さえぎられた間に、ランバートはターゲットの一人を見失っていた。
すぐさまランバートは動いた。人の動きを見切り、難なく人の波を泳ぎ切る。気付けば他の二人もどこかへ移動を始めている。奴らを逃せば何が起こるか分からない。
ランバートはターゲットを追いつつ、ファウストに視線を向けた。
二人は裏へと移動している。そこには厨房の者と配膳の者が忙しくしている。二人のターゲットはそこを強引に通り、通用口へと向かっている。人にぶつかり、物が落ちる音と怒声が響く。それにもお構いなしだ。
ランバートの目には一本道の通用口へ走る二人の姿は見える。だが最初に見失った一人が見つけられない。嫌な予感がする。味方の姿を探すけれどいるはずがない。焦っていたその目に、夜が映りこむ。
「ファウスト様」
「何があった」
人ごみを縫うようにして進むすぐ後ろにファウストがくる。
「一人を見失いました。二人は通用口へ。すみません、俺のミスです」
「一人は俺が探す。お前は通用口へ向かえ」
ファウストが離れて行く。その背を見て、何故か胸騒ぎが強くなった。だがここで二人を逃がすわけにはいかない。心の中で彼の無事を祈りながら、ランバートは二人を追った。
◆◇◆
二人のターゲットはそのまま通用口を出た。そしてそこで、警備をしている第四師団の面々とぶつかった。
「なんだお前たちは。ここのスタッフならすぐに戻れ」
警備をしていた騎士の一人が硬い口調で言うのと、建物の中で何かが爆発したのはほぼ同時だった。
建物の奥で起こった爆発は小規模なものだった。だがその煙と衝撃と音は、人々をパニックにするには十分だった。
突如起こった爆発に悲鳴が響きパニックを起こした客が、一斉に出入口に殺到する。通用口から出てきた二人のテロリストが混乱に乗じて扉を開けたものだから、場は大混乱となった。
長くずるずるしたドレスに足を取られて転倒する人間を、警備の騎士はすぐさま立たせる。出ようとする波に逆らって中に入り込んだ騎士は、すぐにでも貴族たちの脱出と怪我の有無を確かめに回る。同じようにスタッフも逃げるが、そこにファウストの姿は見つけられない。
「団長は!」
騎士の中から声が上がったが、誰もが首を横に振る。それ以上に、彼らはやらなければならない事がある。この爆発を起こした犯人の捜索だ。
だが、なかなかそうはいかない。貴族たちは半狂乱になりながらも偉そうに「我々の警備は誰がする」だの「転んで足を痛めた」だのと喚き散らす。まずはこれをどうにかしない事には、動くことが出来なかった。
苦々しい表情を浮かべる騎士団の中に、言いようのない焦燥感が生まれていた。
◆◇◆
爆発が起こったのは、スタッフルームを通り過ぎた食材貯蔵庫だった。見失った一人はここで壁を壊すために爆薬を仕掛けたのだろう。かなり派手に壁に穴が開いている。
この場所は裏通りに隣接している。昔はこの裏通りに馬車を止め、直接食材や備品を運び込んでいた。その名残だった。
ランバートが駆けつけた時、ファウストはぐったりと意識がなく、数人の男に担がれていた。その額からは血が滲んでいる。爆発に巻き込まれ、飛散した瓦礫の直撃を受けたのだろう。そうなれば意識はなかなか戻らない。
そのまま男達がファウストを表に連れ出そうとする。ランバートはカードを手にし、次々に投げつけた。
「ぎゃぁぁぁぁ!」
「何事だ!」
この場を取り仕切っている男がこちらを見る。その男にも、ランバートは容赦なくカードを投げた。
「その人を離せ」
低く威嚇するランバートは、周囲の状況を改めて確認する。細かな瓦礫や埃が舞って視界が悪い。だが、複数の気配がしている。多勢に無勢。しかもファウストを人質に取られては手が出せない。
そんな焦りを悟られないように努めて表情を消したランバートは、胸ポケットから更に新しいカードを取り出した。
「リフ」
名を呼ばれ、ランバートは目を凝らす。彼らの後ろから悠然と現れた男に、ランバートは見覚えがあった。一緒に談笑していた男の一人だと気づくのにややしばらく時間がかかる。それほど男は大人しく、普段はあまり目立たなかった。それが、実に忌々しい。
おそらく他の三人は囮兼捨て駒だったのだろう。こいつが今回の事件を操っていたのだ。それに気づかず、敵は三人だと思い込んでしまった事が憎らしい。
「リフ、お前はこいつとは関係ないだろ。何を必死になっているんだ。なぁ、見なかった事にしないか?」
そう言って男が放り投げたのは金の束だった。それが足元に転がった瞬間に、ランバートの頭に血が上った。
「ふざけるな! ファウスト、あんた何やってんだ! 目を覚ませ!」
たとえ素手だって、目を覚ましさえすればこの人は負けない。だが、爆発の衝撃はそう簡単に彼の意識を戻したりはしないようだ。焦りがランバートを包んだ。
「サイラス、お前が全て仕組んでいたのか」
「そういうリフ、君は彼の部下のようだな。まったく気づかなかったよ」
ニッと口の端を上げる男の顔を睨み付けながらも、ランバートの意識はファウストに向かっている。この人だけは自由にされるわけにはいかない。けれど、頼れる人は誰もいない。
その時ふと、背後が暗くなった。ファウストに気を取られすぎて、背後から近づく人物に気付かなかったのだ。
振り返る間もなく羽交い絞めにされてそのまま冷たい床に押し付けられる。睨み上げたランバートを見下しながら、サイラスは勝ち誇ったように笑った。
「殺しますか?」
「いや、それには惜しい。何かの役に立つかもしれないからな」
途端、後頭部に強い衝撃を受けてランバートは呻いた。意識が徐々に霞んでいく。揺れながら消える視界の中で、ファウストは男達に担がれてどこかへと運ばれていた。
敷地を真っ直ぐに門から建物へと伸びる赤い絨毯。その上を華やかな装いの紳士淑女が行く。
ただ少し違和感があるのは、その敷地や門の入口に、明らかに雰囲気の違う者が多いからだ。
正装である白の軍服はかっちりと肩が凝りそう。胸元には所属を示すエンブレムがある。上質な白の生地に、金糸の刺繍は気品と同時に威厳を示している。ただその腰に剣がないのが余計におかしく思えた。
「せっかくのパーティーに皇帝の犬がいるなんて、興醒めですわ」
鼻が曲がりそうなほど香水を匂わす中年女性が扇で口元を隠しながらそんな事を言う。もちろん隠すつもりなんてないので陰湿さが凄い。
会場の中はそれこそ、色と香水の洪水状態だった。様々な匂いに加えて食べ物の匂いだ。具合の悪い人間なら気持ち悪くなるだろう。
本日の主催である侯爵の傍にファウストはいた。制服を脱ぎ、代わりに黒のドレスローブ姿の彼を、誰が『皇帝の犬』などと呼ぶだろう。そこにいる彼は間違いなく、シュトライザー家の人間だ。
人間、化けっぷりはすごいものだ。
客人に酒を振る舞い、時には愛想笑いを浮かべ、臭いとしか言えない臭いの洪水にもポーカーフェイスを崩さないランバートは、そんなファウストの姿を見て感心した。
「リフ、そろそろ花を配ってくれ」
ゆったりとした音楽が奏でられる中、男女が規則正しいダンスを踊る。色とりどりのドレスが花咲くようだ。
ランバートはその間を泳ぐようにして、婦人たちへ花を差し出す。最初は意にも介さない様子の婦人も、ランバートの端正すぎる顔立ちと黄金の髪を目にすると態度を変え、隣に旦那がいるにも関わらず胸に飾ってとせがむ。
こういう人間は苦手だ。
そういう気持ちは露ほどにも出さず、黙々と要求に応えるランバートは気配と視線で今回のターゲットを追っていた。
三人の男も同じように給仕に精を出している。今のところは、何も問題ない。
そうするうちに、音楽はアップテンポのものに変わった。若い男女が手に手を取って踊りだす。視界が一瞬さえぎられた間に、ランバートはターゲットの一人を見失っていた。
すぐさまランバートは動いた。人の動きを見切り、難なく人の波を泳ぎ切る。気付けば他の二人もどこかへ移動を始めている。奴らを逃せば何が起こるか分からない。
ランバートはターゲットを追いつつ、ファウストに視線を向けた。
二人は裏へと移動している。そこには厨房の者と配膳の者が忙しくしている。二人のターゲットはそこを強引に通り、通用口へと向かっている。人にぶつかり、物が落ちる音と怒声が響く。それにもお構いなしだ。
ランバートの目には一本道の通用口へ走る二人の姿は見える。だが最初に見失った一人が見つけられない。嫌な予感がする。味方の姿を探すけれどいるはずがない。焦っていたその目に、夜が映りこむ。
「ファウスト様」
「何があった」
人ごみを縫うようにして進むすぐ後ろにファウストがくる。
「一人を見失いました。二人は通用口へ。すみません、俺のミスです」
「一人は俺が探す。お前は通用口へ向かえ」
ファウストが離れて行く。その背を見て、何故か胸騒ぎが強くなった。だがここで二人を逃がすわけにはいかない。心の中で彼の無事を祈りながら、ランバートは二人を追った。
◆◇◆
二人のターゲットはそのまま通用口を出た。そしてそこで、警備をしている第四師団の面々とぶつかった。
「なんだお前たちは。ここのスタッフならすぐに戻れ」
警備をしていた騎士の一人が硬い口調で言うのと、建物の中で何かが爆発したのはほぼ同時だった。
建物の奥で起こった爆発は小規模なものだった。だがその煙と衝撃と音は、人々をパニックにするには十分だった。
突如起こった爆発に悲鳴が響きパニックを起こした客が、一斉に出入口に殺到する。通用口から出てきた二人のテロリストが混乱に乗じて扉を開けたものだから、場は大混乱となった。
長くずるずるしたドレスに足を取られて転倒する人間を、警備の騎士はすぐさま立たせる。出ようとする波に逆らって中に入り込んだ騎士は、すぐにでも貴族たちの脱出と怪我の有無を確かめに回る。同じようにスタッフも逃げるが、そこにファウストの姿は見つけられない。
「団長は!」
騎士の中から声が上がったが、誰もが首を横に振る。それ以上に、彼らはやらなければならない事がある。この爆発を起こした犯人の捜索だ。
だが、なかなかそうはいかない。貴族たちは半狂乱になりながらも偉そうに「我々の警備は誰がする」だの「転んで足を痛めた」だのと喚き散らす。まずはこれをどうにかしない事には、動くことが出来なかった。
苦々しい表情を浮かべる騎士団の中に、言いようのない焦燥感が生まれていた。
◆◇◆
爆発が起こったのは、スタッフルームを通り過ぎた食材貯蔵庫だった。見失った一人はここで壁を壊すために爆薬を仕掛けたのだろう。かなり派手に壁に穴が開いている。
この場所は裏通りに隣接している。昔はこの裏通りに馬車を止め、直接食材や備品を運び込んでいた。その名残だった。
ランバートが駆けつけた時、ファウストはぐったりと意識がなく、数人の男に担がれていた。その額からは血が滲んでいる。爆発に巻き込まれ、飛散した瓦礫の直撃を受けたのだろう。そうなれば意識はなかなか戻らない。
そのまま男達がファウストを表に連れ出そうとする。ランバートはカードを手にし、次々に投げつけた。
「ぎゃぁぁぁぁ!」
「何事だ!」
この場を取り仕切っている男がこちらを見る。その男にも、ランバートは容赦なくカードを投げた。
「その人を離せ」
低く威嚇するランバートは、周囲の状況を改めて確認する。細かな瓦礫や埃が舞って視界が悪い。だが、複数の気配がしている。多勢に無勢。しかもファウストを人質に取られては手が出せない。
そんな焦りを悟られないように努めて表情を消したランバートは、胸ポケットから更に新しいカードを取り出した。
「リフ」
名を呼ばれ、ランバートは目を凝らす。彼らの後ろから悠然と現れた男に、ランバートは見覚えがあった。一緒に談笑していた男の一人だと気づくのにややしばらく時間がかかる。それほど男は大人しく、普段はあまり目立たなかった。それが、実に忌々しい。
おそらく他の三人は囮兼捨て駒だったのだろう。こいつが今回の事件を操っていたのだ。それに気づかず、敵は三人だと思い込んでしまった事が憎らしい。
「リフ、お前はこいつとは関係ないだろ。何を必死になっているんだ。なぁ、見なかった事にしないか?」
そう言って男が放り投げたのは金の束だった。それが足元に転がった瞬間に、ランバートの頭に血が上った。
「ふざけるな! ファウスト、あんた何やってんだ! 目を覚ませ!」
たとえ素手だって、目を覚ましさえすればこの人は負けない。だが、爆発の衝撃はそう簡単に彼の意識を戻したりはしないようだ。焦りがランバートを包んだ。
「サイラス、お前が全て仕組んでいたのか」
「そういうリフ、君は彼の部下のようだな。まったく気づかなかったよ」
ニッと口の端を上げる男の顔を睨み付けながらも、ランバートの意識はファウストに向かっている。この人だけは自由にされるわけにはいかない。けれど、頼れる人は誰もいない。
その時ふと、背後が暗くなった。ファウストに気を取られすぎて、背後から近づく人物に気付かなかったのだ。
振り返る間もなく羽交い絞めにされてそのまま冷たい床に押し付けられる。睨み上げたランバートを見下しながら、サイラスは勝ち誇ったように笑った。
「殺しますか?」
「いや、それには惜しい。何かの役に立つかもしれないからな」
途端、後頭部に強い衝撃を受けてランバートは呻いた。意識が徐々に霞んでいく。揺れながら消える視界の中で、ファウストは男達に担がれてどこかへと運ばれていた。
0
お気に入りに追加
492
あなたにおすすめの小説
【完結】そんなに怖いなら近付かないで下さいませ! と口にした後、隣国の王子様に執着されまして
Rohdea
恋愛
────この自慢の髪が凶器のようで怖いですって!? それなら、近付かないで下さいませ!!
幼い頃から自分は王太子妃になるとばかり信じて生きてきた
凶器のような縦ロールが特徴の侯爵令嬢のミュゼット。
(別名ドリル令嬢)
しかし、婚約者に選ばれたのは昔からライバル視していた別の令嬢!
悔しさにその令嬢に絡んでみるも空振りばかり……
何故か自分と同じ様に王太子妃の座を狙うピンク頭の男爵令嬢といがみ合う毎日を経て分かった事は、
王太子殿下は婚約者を溺愛していて、自分の入る余地はどこにも無いという事だけだった。
そして、ピンク頭が何やら処分を受けて目の前から去った後、
自分に残ったのは、凶器と称されるこの縦ロール頭だけ。
そんな傷心のドリル令嬢、ミュゼットの前に現れたのはなんと……
留学生の隣国の王子様!?
でも、何故か構ってくるこの王子、どうも自国に“ゆるふわ頭”の婚約者がいる様子……?
今度はドリル令嬢 VS ゆるふわ令嬢の戦いが勃発──!?
※そんなに~シリーズ(勝手に命名)の3作目になります。
リクエストがありました、
『そんなに好きならもっと早く言って下さい! 今更、遅いです! と口にした後、婚約者から逃げてみまして』
に出てきて縦ロールを振り回していたドリル令嬢、ミュゼットの話です。
2022.3.3 タグ追加
ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい!
三園 七詩
ファンタジー
美月は気がついたら森の中にいた。
どうも交通事故にあい、転生してしまったらしい。
現世に愛犬の銀を残してきたことが心残りの美月の前に傷ついたフェンリルが現れる。
傷を癒してやり従魔となるフェンリルに銀の面影をみる美月。
フェンリルや町の人達に溺愛されながら色々やらかしていく。
みんなに愛されるミヅキだが本人にその自覚は無し、まわりの人達もそれに振り回されるがミヅキの愛らしさに落ちていく。
途中いくつか閑話を挟んだり、相手視点の話が入ります。そんな作者の好きが詰まったご都合物語。
2020.8.5
書籍化、イラストはあめや様に描いて頂いてております。
書籍化に伴い第一章を取り下げ中です。
詳しくは近況報告をご覧下さい。
第一章レンタルになってます。
2020.11.13
二巻の書籍化のお話を頂いております。
それにともない第二章を引き上げ予定です
詳しくは近況報告をご覧下さい。
第二章レンタルになってます。
番外編投稿しました!
一章の下、二章の上の間に番外編の枠がありますのでそこからどうぞ(*^^*)
2021.2.23
3月2日よりコミカライズが連載開始します。
鳴希りお先生によりミヅキやシルバ達を可愛らしく描いて頂きました。
2021.3.2
コミカライズのコメントで「銀」のその後がどうなったのかとの意見が多かったので…前に投稿してカットになった部分を公開します。人物紹介の下に投稿されていると思うので気になる方は見てください。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件~恋人ルート~
白井のわ
BL
★がついているお話には、性的な描写(R18)が含まれています。苦手な方はご注意下さい。
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
上記本編後各キャラと恋人同士になった場合のお話になります。
本編未読でも楽しめる内容になっていますが総受けではなくCP固定なのでご注意ください。
乙女ゲーム攻略対象者の母になりました。
緋田鞠
恋愛
【完結】「お前を抱く気はない」。夫となった王子ルーカスに、そう初夜に宣言されたリリエンヌ。だが、子供は必要だと言われ、医療の力で妊娠する。出産の痛みの中、自分に前世がある事を思い出したリリエンヌは、生まれた息子クローディアスの顔を見て、彼が乙女ゲームの攻略対象者である事に気づく。クローディアスは、ヤンデレの気配が漂う攻略対象者。可愛い息子がヤンデレ化するなんて、耐えられない!リリエンヌは、クローディアスのヤンデレ化フラグを折る為に、奮闘を開始する。
無限のスキルゲッター! 毎月レアスキルと大量経験値を貰っている僕は、異次元の強さで無双する
まるずし
ファンタジー
小説『無限のスキルゲッター!』第5巻が発売されました! 書籍版はこれで完結となります。
書籍版ではいろいろと変更した部分がありますので、気になる方は『書籍未収録①~⑥』をご確認いただければ幸いです。
そしてこのweb版ですが、更新が滞ってしまって大変申し訳ありません。
まだまだラストまで長いので、せめて今後どうなっていくのかという流れだけ、ダイジェストで書きました。
興味のある方は、目次下部にある『8章以降のストーリーダイジェスト』をご覧くださいませ。
書籍では、中西達哉先生に素晴らしいイラストをたくさん描いていただきました。
特に、5巻最後の挿絵は本当に素晴らしいので、是非多くの方に見ていただきたいイラストです。
自分では大満足の完結巻となりましたので、どうかよろしくお願いいたしますm(_ _)m
ほか、コミカライズ版『無限のスキルゲッター!』も発売中ですので、こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
【あらすじ】
最強世代と言われる同級生たちが、『勇者』の称号や経験値10倍などの超強力なスキルを授かる中、ハズレスキルどころか最悪の人生終了スキルを授かった主人公ユーリ。
しかし、そのスキルで女神を助けたことにより、人生は大逆転。
神様を上手く騙して、黙っていても毎月大量の経験値が貰えるようになった上、さらにランダムで超レアスキルのオマケ付き。
驚異の早さで成長するユーリは、あっという間に最強クラスに成り上がります。
ちょっと変な幼馴染みや、超絶美少女王女様、押しの強い女勇者たちにも好意を寄せられ、順風満帆な人生楽勝モードに。
ところがそんな矢先、いきなり罠に嵌められてしまい、ユーリは国外へ逃亡。
そのまま全世界のお尋ね者になっちゃったけど、圧倒的最強になったユーリは、もはや大人しくなんかしてられない。
こうなったら世界を救うため、あえて悪者になってやる?
伝説の魔竜も古代文明の守護神も不死生命体も敵じゃない。
あまりにも強すぎて魔王と呼ばれちゃった主人公が、その力で世界を救います。
縦ロールをやめたら愛されました。
えんどう
恋愛
縦ロールは令嬢の命!!と頑なにその髪型を守ってきた公爵令嬢のシャルロット。
「お前を愛することはない。これは政略結婚だ、余計なものを求めてくれるな」
──そう言っていた婚約者が結婚して縦ロールをやめた途端に急に甘ったるい視線を向けて愛を囁くようになったのは何故?
これは私の友人がゴスロリやめて清楚系に走った途端にモテ始めた話に基づくような基づかないような。
追記:3.21
忙しさに落ち着きが見えそうなのでゆっくり更新再開します。需要があるかわかりませんが1人でも続きを待ってくれる人がいらっしゃるかもしれないので…。
【1章完結】経験値貸与はじめました!〜但し利息はトイチです。追放された元PTメンバーにも貸しており取り立てはもちろん容赦しません〜
コレゼン
ファンタジー
冒険者のレオンはダンジョンで突然、所属パーティーからの追放を宣告される。
レオンは経験値貸与というユニークスキルを保持しており、パーティーのメンバーたちにレオンはそれぞれ1000万もの経験値を貸与している。
そういった状況での突然の踏み倒し追放宣言だった。
それにレオンはパーティーメンバーに経験値を多く貸与している為、自身は20レベルしかない。
適正レベル60台のダンジョンで追放されては生きては帰れないという状況だ。
パーティーメンバーたち全員がそれを承知の追放であった。
追放後にパーティーメンバーたちが去った後――
「…………まさか、ここまでクズだとはな」
レオンは保留して溜めておいた経験値500万を自分に割り当てると、一気に71までレベルが上がる。
この経験値貸与というスキルを使えば、利息で経験値を自動で得られる。
それにこの経験値、貸与だけでなく譲渡することも可能だった。
利息で稼いだ経験値を譲渡することによって金銭を得ることも可能だろう。
また経験値を譲渡することによってゆくゆくは自分だけの選抜した最強の冒険者パーティーを結成することも可能だ。
そしてこの経験値貸与というスキル。
貸したものは経験値や利息も含めて、強制執行というサブスキルで強制的に返済させられる。
これは経験値貸与というスキルを授かった男が、借りた経験値やお金を踏み倒そうとするものたちに強制執行ざまぁをし、冒険者メンバーを選抜して育成しながら最強最富へと成り上がっていく英雄冒険譚。
※こちら小説家になろうとカクヨムにも投稿しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる