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「…なるほど、咆哮は敵対している相手をスタンさせる…範囲指定もありそうだな」

「きゃぁぁぁぁ!」

«ブモ!»

「お、ナイスだ。さてと…こっちに矢を撃ってきた様だが…一応聞くが敵ってことで良いんだよな?」

«ブモ!»
「ち、違うわ!」

「…うん?ならなんで撃ってきたんだ?」

「えっと…そ、その…あなたがケンタウロスに殺されそうになってるのかと思って…」

「…あー、なるほど。ま、取り敢えず…」

«ブルルル…»

「ありがとな。さてと…それで、どうするか…んー、そうだな…俺の相棒に攻撃したしなぁ…よし、街へ案内してくれたら許そう」

「街?」

「ああ、実際俺らってここから出たことないからな」

「えっと…一応確認するけど…このケンタウロスってあなたに服従しているのよね?」

「相棒だ」

「えっと…」

「相棒だ」

「そ、そうね。なら、多分大丈夫ね…ここから出たことないってことはお金も持ってないわよね。なら、そこも払わないといけないわね」

「ああ、そうだな」

「…ねぇ、少年。冒険者になってみないかしら」

「冒険者?」

「そうよ」

「ってか、お前何歳だ?」

「え?そりゃあ…21歳よ?」

「…ん?年下じゃん」

「…え?」

「いやだって…俺、23歳だぞ?」

「え、えええ!?」

「まあいいや、それじゃあ案内してくれ」

「え、ええ…」

「ケンタウロス」

«ブモ!»

「おう、ありがとな」

「…随分と息がピッタリなのね」

「そりゃあ、相棒という程なんだぞ?」

「どれくらい一緒に居るの?」

「え…5、5分くらい?(焦」

「…え、相棒なのよね?」

「ついさっき相棒になったばっかだな」

«ブモ»

「…規格外すぎるわね…」

「あー…あれってなんだ?」

「えっと…どれ?」

「ほら、あそこ」

「え?…う、嘘…なんでここにドラゴンが!?ケンタウロス、主を担いでそのまま急いでここを離れなさい!」

「んー…あ、目が合ったな」

「…え?」

«…汝、我を見ても恐れないのだな»

「…ちょっと話あるから離れておいてくれる?」

「…死なないでね」

「うん」

«話とな?何用だ?»

「あのさ…ドラゴンってどこにチンポあるの?」

«む?生殖器か?»

「うん」

«…変な事を聞くのだな»

「いやぁ、俺ゲイだからさ」

«…これで良いか?»

「へぇ…チンポを隠しておく穴があるんだ…これって爬虫類と同じ?」

«う、うむ…もう良いか?»

「あ、ちょっと待って…服従魔法」

«…む!?»

<黒龍>を服従

「これで良しと」

«…貴様、初めからこれを…!»

「いや…さっき言ったでしょ?」

«…何がだ»

「俺がゲイだってこと。ここじゃあれが居るからできないけど…また男だけになった時にでも美味しく頂きたくてさ」

«なっ!»

「ねぇ、良いでしょ?」

«…お、おっさんを揶揄うでない!»

「え~本気だよぉ?」

«む、むぅ…少しだけだぞ»

「うん、後でお願いね♡」

「も、もう良いかしら…?」

「うん、ただ散歩してただけなんだってさ」

「そ、そう…なら…早く逃げるわよ!」

「?…そうだね、早く街に行こっか」

«ブモ!»
«うむ!»

「ダダダッ…ピタッ…待って待って待って!」
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