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第六章「同類」 ー中央都市編ー
第百十四話「霧:後編」
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(・・・・・やられましたね・・・・)
廃墟が爆破された数秒後、
ハンナは目を開けた。
寝ている彼女に
大量の瓦礫がのしかかっている。
撥ね退けるのは容易だが、
(爆発は大したことありませんでしたが、
背中がヒリヒリします・・・・私じゃなければ重傷必至ですか)
その前に
彼女は一先ず
(超感覚)
感覚を強化し、
周辺の状況を探り始めた。
(・・・痛いですねえ・・・槍の子はまだいるのかしら。
他は・・・・・私の範囲外でしょうか
もうちょっとで体の傷も完治しますし
そしたら)
まだ爆破による
混乱で感覚も安定しない中、
周囲を探ってみると
どうも気配が少ない。
(こっちの方は
年々弱くなる一方ね)
集中力も散漫になってきたのか
そもそもやる気がそこまでないのか
そんな彼女の真上から
瓦礫を砕きながら
何かが降ってきた。
「火炎槍!」
ハンナを串刺しにしようと
槍がジブと共に落ちてくる。
(あら)
ハンナはそれを両手で受け止め、
同時に瓦礫を風邪で吹き飛ばした。
まるで武器同士を
ぶつけ合ったような音が鳴り響き、
二人の周りから瓦礫が衝撃波で吹き飛んで無くなる。
仕留めることしか考えていない目、
見開かれた目で見降ろしてくるジブに対して
ハンナの顔は歪んでいた。
(これは、流石に!)
歯を食いしばり、
両の手の平に抵抗力を全て集中させる。
ただそれでも彼女の手の平は
焼けて、治ってを繰り返しており、
槍がそれ以上
落ちてこないよう止めておくのが
精一杯のようだ。
「心配すんな
ここにいるのは俺とアンタの二人だけ
他は仲間を探しに行ったよ」
「くっ!」
「どうした?さっきのお喋りはどこ行った?」
「そ、その技名はいつ付けたんですか?」
「今だよ!」
地面に足をつけ、
槍へ更に力を込め、押し付けていく。
「か、変えた方がいいと思いますが」
「うっせえ!」
が、押しきれないと判断し、
ジブは一度大きく槍を振り上げ、
再び彼女の心臓に向かって
振り下ろした。
(今!)
その瞬間、ハンナは地面へ潜った。
沼に沈むようにただの地面へ
ハンナが沈んでいき、
彼の槍を躱す。
「チッ」
地面へ槍を突き刺しても
人を刺した感触はせず、
弾力のある地面に刺さるだけで
何も居なかった。
それを確認すると、
ジブは大きく退いた。
その瞬間、ジブが居た地面が大きく抉れてはじけ飛び、
その中から
「ふぅ・・・若者の相手は堪えますね」
服に付いた汚れを払いながら
ハンナが現れる。
「だったら降参して寝てたらどうだ?
年寄りは安静にしてないとな」
「いえ、その必要もないでしょう」
周辺に霧が満ちる。
それに伴って
ハンナの輪郭がぼんやりとし始めた。
「時間稼ぎは終わりましたから」
「はぁ!?」
「四人の前へ
勝算もなしに
ノコノコ出てくるほど
自惚れてません。
お喋りだったのも訳があるのです。」
そう言ってハンナは
してやったりと
言った具合に少しだけ
誇らしげな顔を見せた。
「待て! クソババア!」
「では、またいつか会いましょう」
彼の叫びも突きも届かず、
彼に向かって小さく手を振る
ハンナは消えていく。
虚空に虚しく槍を突き立てることしかできなかった
ジブは
「・・・クソが」
そう呟いて
その場を後にした。
少し戻って、
ルーカスとエマ、
二人の元へ老人が走る。
「・・・・・・・・」
走り、距離を縮め、
ある程度の場所で止まった。
エマを後ろに置いて
庇うように立つルーカス
それを見て、
老人は近づくのをやめたようだ。
十数メートルは距離を取って
お互いに見合う状態が始まる。
ルーカスの翼もどんどんと変形し、
元の触手へ戻っていく。
(・・・守る・・・・守る・・・どうやればいいんだ?)
『今の彼』にとって
記憶にない経験
後ろに守るべき誰かがいる
『生まれてずっと一人で戦ってきた彼』には
後ろが気になって仕方がない。
だが、だからと言って老人も
迂闊には攻められない。
(あの速度で飛ばれては
逃げられてしまうと近寄ったはいいものの・・・)
彼にもやれることが少ないのだ。
今まで見せた多様な魔法や戦術、
その全てが通じず、
だからといって
こうやって正面から向かい合って
勝てる相手では当然ない。
しかし、あの飛行形態をとらせて
逃げられるとまずい事情が彼らにはあった。
(・・・久々にみたな、ああいう形の翼は
まるで・・・・・・彼もそうなのか、何なのか。
・・・・ともかく後数秒、持たせられれば)
金色の棒を構え、
見合う。
彼にとっては幸運にも
混乱したルーカスは動きを見せず
何時間にも感じられそうな数舜も確実に過ぎていき、
(とりあえず、あいつは殺そう)
そうルーカスが思い、
踏み出そうとした時には
遅かった。
目の前にいる老人や
その遥か後ろにいる
レアやアダム、
そして、狐の面の男
その全てを霧が覆う。
そして、
ルーカス自身も
霧に覆われていった。
「ッ!?」
どうにか
視界を霧が覆い、
周辺の事が何もわからなくなる。
「こ、これだ!」
後ろから聞こえたエマの声に思わず
振り返ると、
変わらず彼女はそこに居た。
だが、その後ろは
濃い霧がすべてを覆い、
何も見えない。
「何が?」
「これに連れ去られたんだ!」
「いつ?」
「夜、なんか寝苦しくなって
目が覚めたらこれに」
「なるほど」
霧は半球状に
二人を取り囲んでおり、
どこを見てもその景色に変わらない。
足元も霧に包まれていて、
地面の感触も固い床ということしかわからない。
「ど、どうしよう!
でも、これってルーカスも一緒ってことだよね?」
「・・らしいな」
試しにルーカスは霧に手を突っ込んでみるが、
「・・・・・・・・・」
自分の手らしきものが
すぐ横から出てきて
彼の体に触れて来た。
(感触がある・・・)
手を開いたり、閉じたりしてみると
その手がその通り動く。
手を引っ込めてみると
その手は消え、
彼の手として返ってくる。
(俺の手か・・・脱出法はわからんな
それに・・・周辺の状況が安定しない・・・
俺たちは今どこにいるんだ?)
まだ不慣れな感覚強化で
音や風向きを感じ取ろうとするが
どうにも外にあるものが
木かと思えば、建物であったりと安定せず、
何もわからない時間が続く。
「ね、ねえ」
「なんだ?」
ぶっきらぼうに
返事をしながら
振り返ると
「こっち来て」
目に涙を浮かべ
身を震わせている
エマが手を彼の方へ伸ばしていた。
「・・・・・・・いっ!?」
ルーカスの頭に痛みが走る。
何やら知らない記憶が一瞬だけ
彼に流れるが
そんなもの彼は知らない。
だが、勝手に足は動いていいく。
勝手に歩いて、
エマの側へ近寄り、
その足を彼女は掴んだ。
(またか?)
また体の自由が
効かなくなるのかと思われたが
そんなことはなく、
彼女の近くに寄っただけで
後は自由だった。
「僕たちこれからどうなるの?」
「・・・・さあな」
「何とかなる・・よね?」
「・・・・・・・・」
そんなエマの願いも
次の瞬間、打ち払われてしまった。
(・・・安定した)
灰色の霧が晴れていく。
灰色の天井は段々と剥がれ、
青い空が見え、遠くには森の木々があり、
「・・・・・・・・・・」
「ど、どこぉ!?」
正面には白い大理石で出来た
学校にも使えそうなほど
大きな三階建ての屋敷があった。
開けた庭は芝が青々と茂り、外と内を隔てる門は
少なくとも数十m向こうだ。
等間隔で植えられた木々や
二人の後ろにある噴水が
広すぎる庭の寂しさを紛らわすように設置されている。
そんな広い屋敷に
誰もいないはずはない。
「いらっしゃい」
二人の正面、
屋敷のドアを開けて
あの老人が姿を現した。
廃墟が爆破された数秒後、
ハンナは目を開けた。
寝ている彼女に
大量の瓦礫がのしかかっている。
撥ね退けるのは容易だが、
(爆発は大したことありませんでしたが、
背中がヒリヒリします・・・・私じゃなければ重傷必至ですか)
その前に
彼女は一先ず
(超感覚)
感覚を強化し、
周辺の状況を探り始めた。
(・・・痛いですねえ・・・槍の子はまだいるのかしら。
他は・・・・・私の範囲外でしょうか
もうちょっとで体の傷も完治しますし
そしたら)
まだ爆破による
混乱で感覚も安定しない中、
周囲を探ってみると
どうも気配が少ない。
(こっちの方は
年々弱くなる一方ね)
集中力も散漫になってきたのか
そもそもやる気がそこまでないのか
そんな彼女の真上から
瓦礫を砕きながら
何かが降ってきた。
「火炎槍!」
ハンナを串刺しにしようと
槍がジブと共に落ちてくる。
(あら)
ハンナはそれを両手で受け止め、
同時に瓦礫を風邪で吹き飛ばした。
まるで武器同士を
ぶつけ合ったような音が鳴り響き、
二人の周りから瓦礫が衝撃波で吹き飛んで無くなる。
仕留めることしか考えていない目、
見開かれた目で見降ろしてくるジブに対して
ハンナの顔は歪んでいた。
(これは、流石に!)
歯を食いしばり、
両の手の平に抵抗力を全て集中させる。
ただそれでも彼女の手の平は
焼けて、治ってを繰り返しており、
槍がそれ以上
落ちてこないよう止めておくのが
精一杯のようだ。
「心配すんな
ここにいるのは俺とアンタの二人だけ
他は仲間を探しに行ったよ」
「くっ!」
「どうした?さっきのお喋りはどこ行った?」
「そ、その技名はいつ付けたんですか?」
「今だよ!」
地面に足をつけ、
槍へ更に力を込め、押し付けていく。
「か、変えた方がいいと思いますが」
「うっせえ!」
が、押しきれないと判断し、
ジブは一度大きく槍を振り上げ、
再び彼女の心臓に向かって
振り下ろした。
(今!)
その瞬間、ハンナは地面へ潜った。
沼に沈むようにただの地面へ
ハンナが沈んでいき、
彼の槍を躱す。
「チッ」
地面へ槍を突き刺しても
人を刺した感触はせず、
弾力のある地面に刺さるだけで
何も居なかった。
それを確認すると、
ジブは大きく退いた。
その瞬間、ジブが居た地面が大きく抉れてはじけ飛び、
その中から
「ふぅ・・・若者の相手は堪えますね」
服に付いた汚れを払いながら
ハンナが現れる。
「だったら降参して寝てたらどうだ?
年寄りは安静にしてないとな」
「いえ、その必要もないでしょう」
周辺に霧が満ちる。
それに伴って
ハンナの輪郭がぼんやりとし始めた。
「時間稼ぎは終わりましたから」
「はぁ!?」
「四人の前へ
勝算もなしに
ノコノコ出てくるほど
自惚れてません。
お喋りだったのも訳があるのです。」
そう言ってハンナは
してやったりと
言った具合に少しだけ
誇らしげな顔を見せた。
「待て! クソババア!」
「では、またいつか会いましょう」
彼の叫びも突きも届かず、
彼に向かって小さく手を振る
ハンナは消えていく。
虚空に虚しく槍を突き立てることしかできなかった
ジブは
「・・・クソが」
そう呟いて
その場を後にした。
少し戻って、
ルーカスとエマ、
二人の元へ老人が走る。
「・・・・・・・・」
走り、距離を縮め、
ある程度の場所で止まった。
エマを後ろに置いて
庇うように立つルーカス
それを見て、
老人は近づくのをやめたようだ。
十数メートルは距離を取って
お互いに見合う状態が始まる。
ルーカスの翼もどんどんと変形し、
元の触手へ戻っていく。
(・・・守る・・・・守る・・・どうやればいいんだ?)
『今の彼』にとって
記憶にない経験
後ろに守るべき誰かがいる
『生まれてずっと一人で戦ってきた彼』には
後ろが気になって仕方がない。
だが、だからと言って老人も
迂闊には攻められない。
(あの速度で飛ばれては
逃げられてしまうと近寄ったはいいものの・・・)
彼にもやれることが少ないのだ。
今まで見せた多様な魔法や戦術、
その全てが通じず、
だからといって
こうやって正面から向かい合って
勝てる相手では当然ない。
しかし、あの飛行形態をとらせて
逃げられるとまずい事情が彼らにはあった。
(・・・久々にみたな、ああいう形の翼は
まるで・・・・・・彼もそうなのか、何なのか。
・・・・ともかく後数秒、持たせられれば)
金色の棒を構え、
見合う。
彼にとっては幸運にも
混乱したルーカスは動きを見せず
何時間にも感じられそうな数舜も確実に過ぎていき、
(とりあえず、あいつは殺そう)
そうルーカスが思い、
踏み出そうとした時には
遅かった。
目の前にいる老人や
その遥か後ろにいる
レアやアダム、
そして、狐の面の男
その全てを霧が覆う。
そして、
ルーカス自身も
霧に覆われていった。
「ッ!?」
どうにか
視界を霧が覆い、
周辺の事が何もわからなくなる。
「こ、これだ!」
後ろから聞こえたエマの声に思わず
振り返ると、
変わらず彼女はそこに居た。
だが、その後ろは
濃い霧がすべてを覆い、
何も見えない。
「何が?」
「これに連れ去られたんだ!」
「いつ?」
「夜、なんか寝苦しくなって
目が覚めたらこれに」
「なるほど」
霧は半球状に
二人を取り囲んでおり、
どこを見てもその景色に変わらない。
足元も霧に包まれていて、
地面の感触も固い床ということしかわからない。
「ど、どうしよう!
でも、これってルーカスも一緒ってことだよね?」
「・・らしいな」
試しにルーカスは霧に手を突っ込んでみるが、
「・・・・・・・・・」
自分の手らしきものが
すぐ横から出てきて
彼の体に触れて来た。
(感触がある・・・)
手を開いたり、閉じたりしてみると
その手がその通り動く。
手を引っ込めてみると
その手は消え、
彼の手として返ってくる。
(俺の手か・・・脱出法はわからんな
それに・・・周辺の状況が安定しない・・・
俺たちは今どこにいるんだ?)
まだ不慣れな感覚強化で
音や風向きを感じ取ろうとするが
どうにも外にあるものが
木かと思えば、建物であったりと安定せず、
何もわからない時間が続く。
「ね、ねえ」
「なんだ?」
ぶっきらぼうに
返事をしながら
振り返ると
「こっち来て」
目に涙を浮かべ
身を震わせている
エマが手を彼の方へ伸ばしていた。
「・・・・・・・いっ!?」
ルーカスの頭に痛みが走る。
何やら知らない記憶が一瞬だけ
彼に流れるが
そんなもの彼は知らない。
だが、勝手に足は動いていいく。
勝手に歩いて、
エマの側へ近寄り、
その足を彼女は掴んだ。
(またか?)
また体の自由が
効かなくなるのかと思われたが
そんなことはなく、
彼女の近くに寄っただけで
後は自由だった。
「僕たちこれからどうなるの?」
「・・・・さあな」
「何とかなる・・よね?」
「・・・・・・・・」
そんなエマの願いも
次の瞬間、打ち払われてしまった。
(・・・安定した)
灰色の霧が晴れていく。
灰色の天井は段々と剥がれ、
青い空が見え、遠くには森の木々があり、
「・・・・・・・・・・」
「ど、どこぉ!?」
正面には白い大理石で出来た
学校にも使えそうなほど
大きな三階建ての屋敷があった。
開けた庭は芝が青々と茂り、外と内を隔てる門は
少なくとも数十m向こうだ。
等間隔で植えられた木々や
二人の後ろにある噴水が
広すぎる庭の寂しさを紛らわすように設置されている。
そんな広い屋敷に
誰もいないはずはない。
「いらっしゃい」
二人の正面、
屋敷のドアを開けて
あの老人が姿を現した。
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