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3章 それぞれの特訓
12話 抑止力
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「あ……っ…しッ……や、やめ………こッ………カ、ハッ………」
「本当に素晴らしい能力だ。俺の打撃を受けて十分も生きていたのはお前で二人目だ。さぁ、少しペースを上げようか。さらに楽しめそうだなッ……!」
理性のある野獣。今の京雅を表す言葉としてこれ程適切なものは無いだろう。
無情に冷徹に鈍感に、レオの言葉を聞き流す。蹴りの速度も拳の速度も更に上がる。レオの脳の処理能力も追い付かず、痛みを認識するのは、自分がどんな攻撃で殺されたのか、それを後に知ったあと。
京雅の求める強者となったレオ。だが、京雅が真に求めいたのは……体の強靭さ。どれほど強い力を持っていても、京雅の全力に耐えなければ京雅の内にある欲は満たされないのだから。
「良い……実に良い。あとは反撃さえしてくれれば良いんだがな……難しいな」
「は、話を聞いてくれぇぇえええ!!!」
「……………なんだ?」
隙を見て距離をとったレオは、そう叫んだ。京雅は不服そうな顔を浮かべながらも、攻撃の手を止める。
「上の連中が目をつけるぐらいだからね、君はかなり厄介な人間なんだろうと思うんだよ。だからこそ、提案があるんだよ」
警戒を色を示しながらも、声色は明るかった。顔にも薄ら笑みが浮かんでおり、何かを企んでいるようにすら見える。京雅は普段のような顔つきに戻り、興味なさげだ。
「オレと手を組もう。俺ならば適度に君の欲を満たせる。人が何を求めているかも分かる。これは生きていく上で有利になると思わないかな?」
ボロボロになりながらも、レオは懸命に言葉をつむぎ、命乞いをした。その言葉に京雅は一切耳を傾けてはいない。
「普通……君にその答えを、生活を与えることも出来る」
「っ………」
その言葉で京雅の目つきが変わる。レオは京雅の反応を見て更に勢いをつけた。
「さっきいた女の子。君が願えば、恋人にすることだって出来るよ。彼女の内に渦巻く対極の願望……オレが力を貸せば彼女の欲は完全に満たせるだろう………。君には恋人がいて、友人もいる。勉強に運動、行事を楽しく過ごせる友がいる、正しく"普通"の高校生だ!」
「…………なるほどな。俺の欲、俺の願い全てを叶える力がある。そういうことだな?」
京雅の目に微かに宿る光。その変化をレオは決して見逃さない。確実にこの行為を成功させるため、レオは更に言葉を並べる。
「君が願うならば、異超会との仲立ちも、対立だってしてみせるさ!オレは既に君の味方だからねェ!」
「…………でも、裏切るんだろ?」
「へっ……?」
瞬間。周囲が凍てつく。ジメジメとした空気が緊張で張り詰める。重圧がレオの体に重く伸し掛る。
「そんな事……望んじゃいない。望んじゃいけねぇんだよ、俺は」
京雅が瞳が綺麗に輝いた。潤い澄んだ瞳が、何かに抗うように一粒の涙を流し、何かを必死に振り払おうと京雅の口元は歪に笑みを浮かべた。そこから一瞬にして、距離を詰めて先程同様……それ以上の猛攻がレオの全身を襲った。
死んでは生き返る、死んでは生き返る。再び始まる地獄。抗うことすら出来ずに京雅の八つ当たりにその身を捧げる。気絶する事もできず、死の感覚、蘇る感覚、肉が…骨が引きちぎられる感覚を鮮明に記憶しながら、レオはその猛攻を受け続けた。
「あ、あ、あぁぁぁぁ……あぁ、ぁぁぁぁあああッ……は、ハハハハハハァァァァアアアッ……!!」
「………」
京雅の攻撃の手が止まる。目の前には既に原型をとどめていない肉の塊がある。原型を失ってなおレオは死ねないのだ。
生気の感じれない瞳を剥き出しにし、その場で発狂をするだけ。日の光に照らされて美しく輝く髪とは裏腹に、鮮やかに赤く煌めいていた瞳はどす黒く光を失う。
希望の先にある絶望。その現実を受け止めまいとレオの口角は歪み、訳もなく吊り上がる。
苦しそうにもがき、一心不乱に髪を掻きむしる。その場に座り込んで、レオはただひたすらに咆哮を上げ続けた。
それを正面から見下ろす京雅の顔はこれまでのどんな表情よりも冷たく、鋭かった。
先程までの表情はそこにはなかった。そこに残っているのは、普段通りのつまらなそうに達観した無の表情と無機質に輝きを失った瞳のみ。
「………すまない。だが、俺はもう戻れない。お前はもう死んでくれ」
その感情の籠っていない言葉を紡ぎ、京雅は目の前で狂ったように笑うレオの首をいとも簡単に刎ね飛ばした。
周囲に飛び散った血は地面に着くと同時に一瞬で蒸発した。京雅が昼休みに準備していた魔法の一つが発動したのだ。
京雅は気持ちを切り替えようと大きい溜息をついた。
「このことは忘れよう。コイツらの情報は鶴壁から聞けば良い。とりあえず、今日は帰るか」
レオの頭と体を魔法空間へと投げ捨て、京雅はその場を後にした。
~~~~
「……………」
京雅は自室のベッドの上で目をつぶって座っていた。
長い呼吸をゆっくりと行いながら心を落ち着かせる。
「…………『爆ぜろ』」
そう言うと共に目を開いた瞬間。京雅の目先にあった消しゴムは黒い煙と小さな爆発音と共に消し飛んだ。
「これでいつでも全力の言霊が使える。あとは戦闘衝動を抑えられれば言うことは無いな。『戻れ』」
消し飛ばした消しゴムを元通りにする。ベッドから立ち上がり、机へと向かった。
京雅はそこに置いてあるノートとペンを取って、ある文字を書く。
「………抑止力。これがあれば………俺も少しは変われるかもしれない」
一ページ丸々使うほど大きく書かれた"抑止力"という文字。京雅はこの文字を見下ろしながら独り言を漏らす。
「どんなものがあれば抑止力となるんだ。どんなものがあれば……この罪を紛らわせられるんだ」
ノートがくクシャクシャになるほど力を込めて握る。焦り、衝動、不安、怒り、悔しさ、本能、理性……色んな感情が渦巻く。
「………やはり、俺一人では無理なのか……。今更どんな顔して会えば良いんだろうか」
京雅はそんな不安を胸に、その場から急に走り出して、その勢いのまま家を飛び出した。
~~~~~~~~~~~~~~
あと一話で三章完かなぁと思います。何とか、四章でも学校編ができそうで何よりです。四章後半からは戦闘メインにするつもりですので、前半は恋愛要素を出そうかなと思ってます。
やっと終わりが見えてきました。途中色々と脱線しましたが、何とか落ち着きそうです。
拙い部分も多いと思いますが、是非最後まで読んでいただけると幸いです。
これからもこの作品共々、よろしくお願いします!
「本当に素晴らしい能力だ。俺の打撃を受けて十分も生きていたのはお前で二人目だ。さぁ、少しペースを上げようか。さらに楽しめそうだなッ……!」
理性のある野獣。今の京雅を表す言葉としてこれ程適切なものは無いだろう。
無情に冷徹に鈍感に、レオの言葉を聞き流す。蹴りの速度も拳の速度も更に上がる。レオの脳の処理能力も追い付かず、痛みを認識するのは、自分がどんな攻撃で殺されたのか、それを後に知ったあと。
京雅の求める強者となったレオ。だが、京雅が真に求めいたのは……体の強靭さ。どれほど強い力を持っていても、京雅の全力に耐えなければ京雅の内にある欲は満たされないのだから。
「良い……実に良い。あとは反撃さえしてくれれば良いんだがな……難しいな」
「は、話を聞いてくれぇぇえええ!!!」
「……………なんだ?」
隙を見て距離をとったレオは、そう叫んだ。京雅は不服そうな顔を浮かべながらも、攻撃の手を止める。
「上の連中が目をつけるぐらいだからね、君はかなり厄介な人間なんだろうと思うんだよ。だからこそ、提案があるんだよ」
警戒を色を示しながらも、声色は明るかった。顔にも薄ら笑みが浮かんでおり、何かを企んでいるようにすら見える。京雅は普段のような顔つきに戻り、興味なさげだ。
「オレと手を組もう。俺ならば適度に君の欲を満たせる。人が何を求めているかも分かる。これは生きていく上で有利になると思わないかな?」
ボロボロになりながらも、レオは懸命に言葉をつむぎ、命乞いをした。その言葉に京雅は一切耳を傾けてはいない。
「普通……君にその答えを、生活を与えることも出来る」
「っ………」
その言葉で京雅の目つきが変わる。レオは京雅の反応を見て更に勢いをつけた。
「さっきいた女の子。君が願えば、恋人にすることだって出来るよ。彼女の内に渦巻く対極の願望……オレが力を貸せば彼女の欲は完全に満たせるだろう………。君には恋人がいて、友人もいる。勉強に運動、行事を楽しく過ごせる友がいる、正しく"普通"の高校生だ!」
「…………なるほどな。俺の欲、俺の願い全てを叶える力がある。そういうことだな?」
京雅の目に微かに宿る光。その変化をレオは決して見逃さない。確実にこの行為を成功させるため、レオは更に言葉を並べる。
「君が願うならば、異超会との仲立ちも、対立だってしてみせるさ!オレは既に君の味方だからねェ!」
「…………でも、裏切るんだろ?」
「へっ……?」
瞬間。周囲が凍てつく。ジメジメとした空気が緊張で張り詰める。重圧がレオの体に重く伸し掛る。
「そんな事……望んじゃいない。望んじゃいけねぇんだよ、俺は」
京雅が瞳が綺麗に輝いた。潤い澄んだ瞳が、何かに抗うように一粒の涙を流し、何かを必死に振り払おうと京雅の口元は歪に笑みを浮かべた。そこから一瞬にして、距離を詰めて先程同様……それ以上の猛攻がレオの全身を襲った。
死んでは生き返る、死んでは生き返る。再び始まる地獄。抗うことすら出来ずに京雅の八つ当たりにその身を捧げる。気絶する事もできず、死の感覚、蘇る感覚、肉が…骨が引きちぎられる感覚を鮮明に記憶しながら、レオはその猛攻を受け続けた。
「あ、あ、あぁぁぁぁ……あぁ、ぁぁぁぁあああッ……は、ハハハハハハァァァァアアアッ……!!」
「………」
京雅の攻撃の手が止まる。目の前には既に原型をとどめていない肉の塊がある。原型を失ってなおレオは死ねないのだ。
生気の感じれない瞳を剥き出しにし、その場で発狂をするだけ。日の光に照らされて美しく輝く髪とは裏腹に、鮮やかに赤く煌めいていた瞳はどす黒く光を失う。
希望の先にある絶望。その現実を受け止めまいとレオの口角は歪み、訳もなく吊り上がる。
苦しそうにもがき、一心不乱に髪を掻きむしる。その場に座り込んで、レオはただひたすらに咆哮を上げ続けた。
それを正面から見下ろす京雅の顔はこれまでのどんな表情よりも冷たく、鋭かった。
先程までの表情はそこにはなかった。そこに残っているのは、普段通りのつまらなそうに達観した無の表情と無機質に輝きを失った瞳のみ。
「………すまない。だが、俺はもう戻れない。お前はもう死んでくれ」
その感情の籠っていない言葉を紡ぎ、京雅は目の前で狂ったように笑うレオの首をいとも簡単に刎ね飛ばした。
周囲に飛び散った血は地面に着くと同時に一瞬で蒸発した。京雅が昼休みに準備していた魔法の一つが発動したのだ。
京雅は気持ちを切り替えようと大きい溜息をついた。
「このことは忘れよう。コイツらの情報は鶴壁から聞けば良い。とりあえず、今日は帰るか」
レオの頭と体を魔法空間へと投げ捨て、京雅はその場を後にした。
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「……………」
京雅は自室のベッドの上で目をつぶって座っていた。
長い呼吸をゆっくりと行いながら心を落ち着かせる。
「…………『爆ぜろ』」
そう言うと共に目を開いた瞬間。京雅の目先にあった消しゴムは黒い煙と小さな爆発音と共に消し飛んだ。
「これでいつでも全力の言霊が使える。あとは戦闘衝動を抑えられれば言うことは無いな。『戻れ』」
消し飛ばした消しゴムを元通りにする。ベッドから立ち上がり、机へと向かった。
京雅はそこに置いてあるノートとペンを取って、ある文字を書く。
「………抑止力。これがあれば………俺も少しは変われるかもしれない」
一ページ丸々使うほど大きく書かれた"抑止力"という文字。京雅はこの文字を見下ろしながら独り言を漏らす。
「どんなものがあれば抑止力となるんだ。どんなものがあれば……この罪を紛らわせられるんだ」
ノートがくクシャクシャになるほど力を込めて握る。焦り、衝動、不安、怒り、悔しさ、本能、理性……色んな感情が渦巻く。
「………やはり、俺一人では無理なのか……。今更どんな顔して会えば良いんだろうか」
京雅はそんな不安を胸に、その場から急に走り出して、その勢いのまま家を飛び出した。
~~~~~~~~~~~~~~
あと一話で三章完かなぁと思います。何とか、四章でも学校編ができそうで何よりです。四章後半からは戦闘メインにするつもりですので、前半は恋愛要素を出そうかなと思ってます。
やっと終わりが見えてきました。途中色々と脱線しましたが、何とか落ち着きそうです。
拙い部分も多いと思いますが、是非最後まで読んでいただけると幸いです。
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