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第32話 初めての夜*
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第32話 初めての夜*
自分の心臓の音がうるさいほど聞こえる。クロードが隣に腰掛けベッドがギシっと鳴る音さえ静かな部屋に大きく響いた。
私の右手に彼の左手が重なる。彼の手も少しだけ震えていた。
「…本当に嫌じゃないか?あのことがあって、君が怖い思いをしたのに配慮が足りなかった。」
首を振るとリボンがサラサラと揺れた。カミーユに襲われたときはただただ恐ろしかった。でも今は…。
「嫌じゃない…です。クロードになら…。」
触れてほしい。そう言いかけて、もう唇を塞がれていた。腰を抱き寄せられ、何度も何度もキスをした。
「…、ん……アンっ。」
ゆっくりと舌が絡まる。唇の隙間から声が漏れた。
「愛してる…渚。」
ふわりとベッドに寝かされると彼の熱っぽい瞳と目が合う。
「眼鏡…外して…?見られたくないの。」
「…外したら本当に何も見えなくなる。君の顔を見ていたいんだ。」
ごめんという言葉とともに唇が胸元に触れた。大きな手が胸をなぞる。
寝着の上からあまり大きくない胸を揉まれると恥ずかしいくらい大きな声が出た。
「あぁ、胸、ちっちゃくて…嫌じゃない…?ん……アん。」
「渚に嫌なところなんてあるわけないだろ。こんなに可愛いのに…。」
固くなった胸の先をくりくりと摘まれ、服の上から彼の舌が吸い付く。
「感じやすいな…身体がピクピク震えて…。」
「ひゃ、んん。ダメ……言わないで。」
胸元のリボンを解くと、ハラリと寝着がはだけた。隠すもののない胸に彼の手が舌が唇が触れ続けた。ジンジンと痛いほど先が固くなってしまう。
そのまま彼の舌がお腹の窪みからヘソにおりていく。ちゅっと音がするたび身体が跳ねた。
「分かるか、こんなに濡らして……。」
ショーツの上をゆっくりと指がなぞる。自分でも分かるほどソコはしっとりと濡れ、ショーツが貼り付いていた。
「ん……ンん。見ないで…おねがい。」
「そのお願いは聞けない。」
ぴちゃぴちゃと水音が響く。舌が動くたび中からはトロトロと蜜が溢れた。
「いやぁ…、ん……アン。」
「たくさん感じてくれ、痛くないようにしたい…。」
小さなショーツを脱がされると彼はまたソコに顔を埋めた。花芯を甘噛みされるとビリビリと快感がはしる。
「ァァんっ、そこダメ…やぁ、ん。」
「渚の声、たまらない。ずっと聞いていたい。」
何度も何度も刺激され、お腹の奥が疼いてたまらない。
「クロード、おく…おなかの奥がキュンってするの。」
「……あまり煽らないでくれ。優しくできなくなる。」
服を脱いだ彼の身体は細見だけど引き締まっていて男の人だけど綺麗だと思った。
「ん……アン、ん……んっ。」
ぐちゅぐちゅと彼の指が中をかき混ぜていく。ゆっくりと出し入れされるたび声が漏れた。
「ヒャ、あんっ……ンん…!」
「ココか…?」
そこを引っ掻かれると勝手に体が動く。同じところばかり彼は責め立てた。
「いや、ダメ…。指じゃやだ…。クロードに、してほしいの…。」
「……君は私をどうしたいんだ…。」
ズルリと指が抜かれるとトロリと蜜が溢れた。ソコに熱いモノが当てられた。
「あぁ…ん!痛いっ……!」
彼が私の中を押し広げる感覚。ミリミリと音がした気がした。
「渚…力を抜いてくれ。」
濃厚なキスをしながら、ゆっくりと彼が入ってくる。
「あんっ……ん……!ん…、やぁ!」
痛みと一緒にわたしの中がいっぱいになっていく。苦しくてでも嬉しくてたまらない。
「好き…クロードが好きだよ。もっと…抱きしめて。」
「渚…!」
彼の腕に抱かれながら、少しずつ痛みが気持ち良さに変わっていく。
「動いてもいいか…?そろそろ限界だ…。」
「…うん、して?クロードでいっぱいにしてください…。あぁ…!」
何度も何度も彼が私の中を打ち付ける。恥ずかしさよりも彼が感じてくれていることが嬉しい。
「渚…離してくれ…。このままじゃ…。」
「中…なかにきて…お願い…。そのまま。ん……。」
キスしたまま、彼の首にグッと腕を回した。腰を押さえつけられ最奥をつかれる。
「アァっ!ンっ、やぁん…あんっ……!」
「渚…イクっ……!」
お腹のなかに彼の熱さを感じた。彼の視線が吐息が熱く熱く私をいっぱいにする。
「愛してる…ずっと側にいてくれ。」
私のずっと欲しかったもの。大切な人。ずっとずっとこの腕の中にいたい。
その日はそのまま彼に抱きしめられて眠った。あのときの彼の言葉がプロポーズだったと知ったのは、それから少し経ってからだった。
自分の心臓の音がうるさいほど聞こえる。クロードが隣に腰掛けベッドがギシっと鳴る音さえ静かな部屋に大きく響いた。
私の右手に彼の左手が重なる。彼の手も少しだけ震えていた。
「…本当に嫌じゃないか?あのことがあって、君が怖い思いをしたのに配慮が足りなかった。」
首を振るとリボンがサラサラと揺れた。カミーユに襲われたときはただただ恐ろしかった。でも今は…。
「嫌じゃない…です。クロードになら…。」
触れてほしい。そう言いかけて、もう唇を塞がれていた。腰を抱き寄せられ、何度も何度もキスをした。
「…、ん……アンっ。」
ゆっくりと舌が絡まる。唇の隙間から声が漏れた。
「愛してる…渚。」
ふわりとベッドに寝かされると彼の熱っぽい瞳と目が合う。
「眼鏡…外して…?見られたくないの。」
「…外したら本当に何も見えなくなる。君の顔を見ていたいんだ。」
ごめんという言葉とともに唇が胸元に触れた。大きな手が胸をなぞる。
寝着の上からあまり大きくない胸を揉まれると恥ずかしいくらい大きな声が出た。
「あぁ、胸、ちっちゃくて…嫌じゃない…?ん……アん。」
「渚に嫌なところなんてあるわけないだろ。こんなに可愛いのに…。」
固くなった胸の先をくりくりと摘まれ、服の上から彼の舌が吸い付く。
「感じやすいな…身体がピクピク震えて…。」
「ひゃ、んん。ダメ……言わないで。」
胸元のリボンを解くと、ハラリと寝着がはだけた。隠すもののない胸に彼の手が舌が唇が触れ続けた。ジンジンと痛いほど先が固くなってしまう。
そのまま彼の舌がお腹の窪みからヘソにおりていく。ちゅっと音がするたび身体が跳ねた。
「分かるか、こんなに濡らして……。」
ショーツの上をゆっくりと指がなぞる。自分でも分かるほどソコはしっとりと濡れ、ショーツが貼り付いていた。
「ん……ンん。見ないで…おねがい。」
「そのお願いは聞けない。」
ぴちゃぴちゃと水音が響く。舌が動くたび中からはトロトロと蜜が溢れた。
「いやぁ…、ん……アン。」
「たくさん感じてくれ、痛くないようにしたい…。」
小さなショーツを脱がされると彼はまたソコに顔を埋めた。花芯を甘噛みされるとビリビリと快感がはしる。
「ァァんっ、そこダメ…やぁ、ん。」
「渚の声、たまらない。ずっと聞いていたい。」
何度も何度も刺激され、お腹の奥が疼いてたまらない。
「クロード、おく…おなかの奥がキュンってするの。」
「……あまり煽らないでくれ。優しくできなくなる。」
服を脱いだ彼の身体は細見だけど引き締まっていて男の人だけど綺麗だと思った。
「ん……アン、ん……んっ。」
ぐちゅぐちゅと彼の指が中をかき混ぜていく。ゆっくりと出し入れされるたび声が漏れた。
「ヒャ、あんっ……ンん…!」
「ココか…?」
そこを引っ掻かれると勝手に体が動く。同じところばかり彼は責め立てた。
「いや、ダメ…。指じゃやだ…。クロードに、してほしいの…。」
「……君は私をどうしたいんだ…。」
ズルリと指が抜かれるとトロリと蜜が溢れた。ソコに熱いモノが当てられた。
「あぁ…ん!痛いっ……!」
彼が私の中を押し広げる感覚。ミリミリと音がした気がした。
「渚…力を抜いてくれ。」
濃厚なキスをしながら、ゆっくりと彼が入ってくる。
「あんっ……ん……!ん…、やぁ!」
痛みと一緒にわたしの中がいっぱいになっていく。苦しくてでも嬉しくてたまらない。
「好き…クロードが好きだよ。もっと…抱きしめて。」
「渚…!」
彼の腕に抱かれながら、少しずつ痛みが気持ち良さに変わっていく。
「動いてもいいか…?そろそろ限界だ…。」
「…うん、して?クロードでいっぱいにしてください…。あぁ…!」
何度も何度も彼が私の中を打ち付ける。恥ずかしさよりも彼が感じてくれていることが嬉しい。
「渚…離してくれ…。このままじゃ…。」
「中…なかにきて…お願い…。そのまま。ん……。」
キスしたまま、彼の首にグッと腕を回した。腰を押さえつけられ最奥をつかれる。
「アァっ!ンっ、やぁん…あんっ……!」
「渚…イクっ……!」
お腹のなかに彼の熱さを感じた。彼の視線が吐息が熱く熱く私をいっぱいにする。
「愛してる…ずっと側にいてくれ。」
私のずっと欲しかったもの。大切な人。ずっとずっとこの腕の中にいたい。
その日はそのまま彼に抱きしめられて眠った。あのときの彼の言葉がプロポーズだったと知ったのは、それから少し経ってからだった。
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