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転生したようです
ピクニック
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長らくお待たせしました!
きますよ!!え、だれが…
それはもちろん!!
……………………
あれよあれよと準備が進み気付けば馬車の中で流れる景色を見ていた。
比較的に穏やかな領外のルズーフの丘に行く事になった。
この季節ルズーフの丘では色とりどりの鮮やかな花が咲いておりまた地形上穏やかな風が気持ちがいいらしい。
はやくつかないかなぁ~
「ユリアも楽しみなのね~」
そう言って笑いかけたリリアナは
ユリアの顔をみて嬉しそうに笑みを浮かべる
「えへへ、久しぶりにみんなでお出かけですもの!楽しみです。」
と会話しながら景色を見ていると
花の甘い香りが漂ってきた。
気づけばそこは一面美しい花たちが
サラサラと風に揺らされいた
「綺麗」
ポツリと漏らした言葉に花たちは応えるかのようにまたサラサラと揺れる
馬車が停止したのを確認すると
ユリアは我先にと降りてわぁと感嘆の息を漏らした。
「たまにはいいものだな」とユリアに続き降りてリリアナの手を取りエスコートしたケヨンは娘とその娘をみて穏やかな表情を浮かべる妻に顔を綻びさせる。
どこにしようかと触れるような場所を探していると他にもピクニックに来た人がいるのか馬車が停まっていた。
その馬車には鷲の羽を背景に2頭の馬が剣を掲げたエンブレムが描かれており
「…お父様これって」
と私が父を見ると明らかに面倒くさそうな顔をした父が顔を手で覆った
「あら、これは王家の…」
ご挨拶しなくてはねーとマイペースな母に父はそうだなと返して馬車より少し離れた人がいる所へと行った
「あの…お父様」
「あぁ、ユリアお前も来なさい。
挨拶しないとあいつはあいつでうるさいだろうしな」
不敬にならないのかと疑ってしまうほどの毒を漏らすとユリアの手をとり改めて歩き出した
人の集まりがいる所へと向かうと
私たちの姿に気づいた男が止まれ!と声を掛けた
あまりの迫力にひっ、となった私をみた父がお前、私の娘を驚かすなどどうやら首が惜しくないらしいなと言っていたが
驚いていたユリアは気付きはしなかった。
「どうかしたのかい?」
そう声を掛けてこちらに近寄って来たのは
金髪に蒼い瞳で優しげなでも眼の奥は警戒していた男だった
「久しぶりでございます殿下家族水入らずの場に王家の馬車を見つけご挨拶に参った次第です。」
と臣下の礼をした父に習い母は淑女の礼
そして私もドレスの端をちゃんと摘み礼をした
「おや、ランドール伯爵これはこのような所で会うとは」
と警戒を解き挨拶を返した彼
お父様、いま殿下って言ったってことは…やっぱり王子様なんだよね…
しかも、多分王太子のユーリアス様なのかな…
「夫人もあいも変わらずお美しい」
歯が浮くようなセリフをさらりと言う彼に母はまぁ、殿下はいつからその様な事を言える様になったのかしらと柔らかい笑みを浮かべる
こちらに気づいたユーリアスは
私に微笑みかけ
「こんにちわ、花達も君の美しさには負けるほどの貴女。よければ僕に名前を教えてくれるかい?」
明らかにそれは子供扱いする様な言い方だったがユリアは気にする事なく挨拶を返した
「はい、王太子殿下様。私はユリアナと申します。父ケヨンの娘でございます
本日は誉れ高い殿下にお会いできた事嬉しく思います。」
まだ幼いでありながら大人顔負けの挨拶をしたユリアにユーリアスは、ほうと目を光らせた。
「ご丁寧な挨拶ありがとう。
察した通りこの国の王太子であるユーリアスだよ。」
そう言ってユーリアスはユリアの手を優しく掴みその甲に口づけを落とす。
慣れていないせいかはたまたその容姿のせいかユリアは顔を真っ赤にさせでも不敬ならない様に顔を下に逸らした
だからこそ気付かなかったのであろう。
その様子をみたユーリアス、
それはまるで捕食者の目というものなのかユリアにはわからない様だがユーリアスの様子を見たケヨンははぁと隠す事なく大きなため息を漏らしたのであった。
ーーーーーーーー
誤字を修正しました!
ピックニック→ピクニック
再び修正致しました!
馬の数の呼び方を2匹→2頭
ありがとうございました!
きますよ!!え、だれが…
それはもちろん!!
……………………
あれよあれよと準備が進み気付けば馬車の中で流れる景色を見ていた。
比較的に穏やかな領外のルズーフの丘に行く事になった。
この季節ルズーフの丘では色とりどりの鮮やかな花が咲いておりまた地形上穏やかな風が気持ちがいいらしい。
はやくつかないかなぁ~
「ユリアも楽しみなのね~」
そう言って笑いかけたリリアナは
ユリアの顔をみて嬉しそうに笑みを浮かべる
「えへへ、久しぶりにみんなでお出かけですもの!楽しみです。」
と会話しながら景色を見ていると
花の甘い香りが漂ってきた。
気づけばそこは一面美しい花たちが
サラサラと風に揺らされいた
「綺麗」
ポツリと漏らした言葉に花たちは応えるかのようにまたサラサラと揺れる
馬車が停止したのを確認すると
ユリアは我先にと降りてわぁと感嘆の息を漏らした。
「たまにはいいものだな」とユリアに続き降りてリリアナの手を取りエスコートしたケヨンは娘とその娘をみて穏やかな表情を浮かべる妻に顔を綻びさせる。
どこにしようかと触れるような場所を探していると他にもピクニックに来た人がいるのか馬車が停まっていた。
その馬車には鷲の羽を背景に2頭の馬が剣を掲げたエンブレムが描かれており
「…お父様これって」
と私が父を見ると明らかに面倒くさそうな顔をした父が顔を手で覆った
「あら、これは王家の…」
ご挨拶しなくてはねーとマイペースな母に父はそうだなと返して馬車より少し離れた人がいる所へと行った
「あの…お父様」
「あぁ、ユリアお前も来なさい。
挨拶しないとあいつはあいつでうるさいだろうしな」
不敬にならないのかと疑ってしまうほどの毒を漏らすとユリアの手をとり改めて歩き出した
人の集まりがいる所へと向かうと
私たちの姿に気づいた男が止まれ!と声を掛けた
あまりの迫力にひっ、となった私をみた父がお前、私の娘を驚かすなどどうやら首が惜しくないらしいなと言っていたが
驚いていたユリアは気付きはしなかった。
「どうかしたのかい?」
そう声を掛けてこちらに近寄って来たのは
金髪に蒼い瞳で優しげなでも眼の奥は警戒していた男だった
「久しぶりでございます殿下家族水入らずの場に王家の馬車を見つけご挨拶に参った次第です。」
と臣下の礼をした父に習い母は淑女の礼
そして私もドレスの端をちゃんと摘み礼をした
「おや、ランドール伯爵これはこのような所で会うとは」
と警戒を解き挨拶を返した彼
お父様、いま殿下って言ったってことは…やっぱり王子様なんだよね…
しかも、多分王太子のユーリアス様なのかな…
「夫人もあいも変わらずお美しい」
歯が浮くようなセリフをさらりと言う彼に母はまぁ、殿下はいつからその様な事を言える様になったのかしらと柔らかい笑みを浮かべる
こちらに気づいたユーリアスは
私に微笑みかけ
「こんにちわ、花達も君の美しさには負けるほどの貴女。よければ僕に名前を教えてくれるかい?」
明らかにそれは子供扱いする様な言い方だったがユリアは気にする事なく挨拶を返した
「はい、王太子殿下様。私はユリアナと申します。父ケヨンの娘でございます
本日は誉れ高い殿下にお会いできた事嬉しく思います。」
まだ幼いでありながら大人顔負けの挨拶をしたユリアにユーリアスは、ほうと目を光らせた。
「ご丁寧な挨拶ありがとう。
察した通りこの国の王太子であるユーリアスだよ。」
そう言ってユーリアスはユリアの手を優しく掴みその甲に口づけを落とす。
慣れていないせいかはたまたその容姿のせいかユリアは顔を真っ赤にさせでも不敬ならない様に顔を下に逸らした
だからこそ気付かなかったのであろう。
その様子をみたユーリアス、
それはまるで捕食者の目というものなのかユリアにはわからない様だがユーリアスの様子を見たケヨンははぁと隠す事なく大きなため息を漏らしたのであった。
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誤字を修正しました!
ピックニック→ピクニック
再び修正致しました!
馬の数の呼び方を2匹→2頭
ありがとうございました!
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