転生をきっかけに今世を謳歌したい！

転生したようです

休日

驚いたことに私が目を覚ましたのは
複合魔法の授業から1日たったお昼頃です

「わたし…そんなに寝てたのね」

と漏らすと使用人がはい。本当にようございましたと返して部屋から去っていった

コンコンコン

「ユリア、起きたようだね入ってもいいかい？」

「お父様？はい、どうぞ」

ガチャと音ともに中に現れたのはユリアの父ケヨンだった。

「目が覚めたようでよかったよ…本当に心配したんだよ。ドモンがお前を抱いて歩いてる姿を見て何かあったのかと肝を冷やしたよ。」

そういってケヨンはユリアの頭をポンポンと撫でる

「すいません…初めての複合魔法に夢中になってしまい、先生にもご迷惑をかけてしまいました」

「あやつなら大丈夫むしろユリアに対して褒めていたぐらいだ。だがユリア忘れるな…魔法とは己の言わば精神にも影響する自身の魔力が枯渇した状態でやり続けたらそれは生命力を消費する。いってる意味がわかるかい？」

ケヨンは優しい表情から一見酷しくでも心配する眼差しでユリアを諭す

「はい、これからは無理を致しません
本当にごめんなさいお父様」

「反省してるならいいんだよ。私の大事な宝物に何かあったらと思うとつい強く言ってしまったね…」

その言葉に心が温かくなるのを感じた
私は父に愛されてるんだなと改めて実感して今度からは父に心配を掛けないようにしようと心に誓った。

暫くたわいもない話をしていると
再び三回のノック共に母リリアナが現れた

「あら、ケヨンもここにいたのねー」

そう言ってケヨンににこりと微笑みベットに近づいてきたリリアナはユリアの姿を確認するとよかったと溢した。

「お母様ご心配をお掛けしました。」

「ふふっいいのよ、それにその様子だとケヨンにも注意されたのでしょ？ならわたくしからはもう言いませんことよ。でも、貴女は我が家の宝物だからどうか自分を大事にね」

「…はい」

「ふふっ」
母からも父と同じ言葉を貰った事に
むず痒い気持ちになり

「そ、そういえばお父様、今日はお仕事は？」
誤魔化すかのように話を変えてにこりと笑った。

「あぁ今日はね、休みにしたんだよ」

「へ？」

あらあらとリリアナは困った顔をするもののそれを責めるのではなくそうだと言って

「ピクニックに行きましょう」
閃いたかのように言ったリリアナ

「へ？」
突然の問いに対してこれしか出ないのかと自分を責めたくなった…

ケヨンはいい考えだと頷き用意をしてくると部屋を後にした


どうやらもう決定事項らしいです。


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誤字修正しました！

ピックニック→ピクニック
あるてる→歩いてる

ありがとうございました！