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君を守りたい
「あったかいよ」
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体調を崩すと、さみしくなる。
訳も無く切なくなる。
まるで自分一人が
取り残されたような気がして。
目の前にいる誰かにすがりたくなる。
「僕は、一人じゃないよね?」
そう、確認したくなる。
そこからはよく分からなくなって、
もしかしたら、
周りの人に
迷惑をかけているかもしれない。
「ごめんね。」
ちょっと、やってみたかっただけなんだ。
君は、なにも悪くないよ。
僕の我儘に付き合ってくれて、
ありがとう。
変なことを口走っていたら、
受け流しておいて。
いろいろつぶやいているかもしれない。
その時も、受け流しておいて。
でも、やっぱり一人は嫌だから。
傍にいてほしい。
そっと、あたためてほしい。
そうすればきっと、僕も元に戻れるよ。
誰だってそう。
一人ぼっちは嫌なんだ。
だから君も、誰かの傍にいてあげて。
「大丈夫?」
「…うん、大丈夫。」
「…嘘つき。ほら、おいで?」
「…うん。」
「…やっぱりね。指冷たいよ。」
「…心があったかいんだよ。」
「またそんなこと言う。」
「…手、あたたかいね。」
「私は、全身あったかいんだよ。」
「…ありがとう。」
僕の傍にいてくれるのが、君でよかった。
「あったかいよ。」
訳も無く切なくなる。
まるで自分一人が
取り残されたような気がして。
目の前にいる誰かにすがりたくなる。
「僕は、一人じゃないよね?」
そう、確認したくなる。
そこからはよく分からなくなって、
もしかしたら、
周りの人に
迷惑をかけているかもしれない。
「ごめんね。」
ちょっと、やってみたかっただけなんだ。
君は、なにも悪くないよ。
僕の我儘に付き合ってくれて、
ありがとう。
変なことを口走っていたら、
受け流しておいて。
いろいろつぶやいているかもしれない。
その時も、受け流しておいて。
でも、やっぱり一人は嫌だから。
傍にいてほしい。
そっと、あたためてほしい。
そうすればきっと、僕も元に戻れるよ。
誰だってそう。
一人ぼっちは嫌なんだ。
だから君も、誰かの傍にいてあげて。
「大丈夫?」
「…うん、大丈夫。」
「…嘘つき。ほら、おいで?」
「…うん。」
「…やっぱりね。指冷たいよ。」
「…心があったかいんだよ。」
「またそんなこと言う。」
「…手、あたたかいね。」
「私は、全身あったかいんだよ。」
「…ありがとう。」
僕の傍にいてくれるのが、君でよかった。
「あったかいよ。」
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