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第1章
第58話 女体化巨乳ジジイ
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「別によいのではないか? アレン殿。我がおなごになろうとも、中身は変わらんじゃろうて……」
大きな胸を揺らしながら、二足で歩いているクリム。やっぱり、違和感がありすぎる。口調と見た目が合っていない。
「アイライも驚いたりょん。クリムが女の子になるなんて…………」
語尾忘れてんじゃん!! まあ、俺が言うことじゃないし、ボス部屋ボス部屋。沼だとしても、進まなければ上層に行けない。
隣には1人うつむく雷夜。何を考えているのかは知らないが、様子をうかがう。なにかあったのだろうか?
「あ、あの雷夜さん?」
気にしすぎたせいで、言葉が途切れる。それに気づいた雷夜は、少し不安げな表情だった。
「どうしたんすか?」
「あ、ごめん♡ でも、大丈夫だよ」
「ごめんって、急に謝られても…………」
暗い表情だった理由を聞くと、〈レイベル酒〉の麦の束数。あれから、5000瓶分を頼まれたようで、束の数が足りないとのこと。
誰が注文しているのだろうか? アルコール度数がヤバいお酒を? 変な思考を巡らせ、途方に暮れる。
「早くしないと、1日が終わらない。一刻も早くルグアを助けたい。それが、アレンの目的であり、目標。"考える前に動け"、"変な思考はやめろ"。ルグアは、高い確率で言うはず…………」
冷静すぎる風魔の発言。ぐちゃぐちゃな考えは整理する。そして、もう一度ボスのことを考える。
「突然なんだけど、せっかく可愛い子が3人いるんだから、ユニット組んでみるりょん!! 人気になれるりょん!!」
可愛い子? えーと、まずチェリスだろ? んで、アルス……。もう1人は誰なん? 可愛い子、可愛い子……。
「クリムだりょん♡」
「おい待て!?」
クリム、男じゃんかよ?! いくら可愛いくても、女体化巨乳ジジイがアイドルになったらヤバいって。
ジジイだよ? 本来の姿は、いい歳したおっさんドラゴンだよ? ファンを裏切る可能性大だから。
「それは、面白そうじゃな。ぜひ我も参加しよう」
は、はい……。頑張ってください……。クリムさん。俺は、半分ガッカリしてしまった。でも、本人がやりたいと言うのなら、やらせた方がいい。
どうなるのかは目に見えているが……。バレなければ、大丈夫だと思う。胸が目立ちすぎだが……。
歩き始めて3時間。なんとかボス部屋に到着した。クリムが1人で戦いたいと前に出たので、〈クリムゾン・ブレード〉を渡す。
元々持っていたのがクリムのようで、久しぶりに使うからなのか、慣れた動きで振り回す。
毎回感じることで、ソロプレイする人が羨ましい。どういう戦いなのか、楽しみになってくる。
「では、参ろうぞ」
「「頑張ってください!!」」
声援を浴びたクリムは、ボス部屋の中に入っていった。
大きな胸を揺らしながら、二足で歩いているクリム。やっぱり、違和感がありすぎる。口調と見た目が合っていない。
「アイライも驚いたりょん。クリムが女の子になるなんて…………」
語尾忘れてんじゃん!! まあ、俺が言うことじゃないし、ボス部屋ボス部屋。沼だとしても、進まなければ上層に行けない。
隣には1人うつむく雷夜。何を考えているのかは知らないが、様子をうかがう。なにかあったのだろうか?
「あ、あの雷夜さん?」
気にしすぎたせいで、言葉が途切れる。それに気づいた雷夜は、少し不安げな表情だった。
「どうしたんすか?」
「あ、ごめん♡ でも、大丈夫だよ」
「ごめんって、急に謝られても…………」
暗い表情だった理由を聞くと、〈レイベル酒〉の麦の束数。あれから、5000瓶分を頼まれたようで、束の数が足りないとのこと。
誰が注文しているのだろうか? アルコール度数がヤバいお酒を? 変な思考を巡らせ、途方に暮れる。
「早くしないと、1日が終わらない。一刻も早くルグアを助けたい。それが、アレンの目的であり、目標。"考える前に動け"、"変な思考はやめろ"。ルグアは、高い確率で言うはず…………」
冷静すぎる風魔の発言。ぐちゃぐちゃな考えは整理する。そして、もう一度ボスのことを考える。
「突然なんだけど、せっかく可愛い子が3人いるんだから、ユニット組んでみるりょん!! 人気になれるりょん!!」
可愛い子? えーと、まずチェリスだろ? んで、アルス……。もう1人は誰なん? 可愛い子、可愛い子……。
「クリムだりょん♡」
「おい待て!?」
クリム、男じゃんかよ?! いくら可愛いくても、女体化巨乳ジジイがアイドルになったらヤバいって。
ジジイだよ? 本来の姿は、いい歳したおっさんドラゴンだよ? ファンを裏切る可能性大だから。
「それは、面白そうじゃな。ぜひ我も参加しよう」
は、はい……。頑張ってください……。クリムさん。俺は、半分ガッカリしてしまった。でも、本人がやりたいと言うのなら、やらせた方がいい。
どうなるのかは目に見えているが……。バレなければ、大丈夫だと思う。胸が目立ちすぎだが……。
歩き始めて3時間。なんとかボス部屋に到着した。クリムが1人で戦いたいと前に出たので、〈クリムゾン・ブレード〉を渡す。
元々持っていたのがクリムのようで、久しぶりに使うからなのか、慣れた動きで振り回す。
毎回感じることで、ソロプレイする人が羨ましい。どういう戦いなのか、楽しみになってくる。
「では、参ろうぞ」
「「頑張ってください!!」」
声援を浴びたクリムは、ボス部屋の中に入っていった。
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