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第1章
第7話 第三層へ
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◇◇◇アレン目線◇◇◇
「ただいま……」
第二層ボス攻略後、俺とルグアは街の拠点に帰っていた。でも、ルグアの様子が変だ。相当疲れているように見える……。
まあ、ルグアが言うには脳に直接刺激を与えたのは3年振り。しかも300段階まで一気に上げたわけだから、疲労も半端ないはず……。
ってそれより良く生きていられるな‼ 普通なら焼け死ぬじゃん‼ 脳細胞が細胞分裂して組織が破壊されて、頭蓋骨の中すっからかんだろ‼
「んあ? なんか言ったか? ふわぁ~う……。そういや3週間寝てないんだった……。ちょっと寝てくる……。10分経ったら教えてくれ……」
さ、3週間寝てないだと!? どうすりゃ、あんな速く動けるんだよ!! 睡眠不足じゃんかよ‼ ってか、寝ていない時間が504時間で10分は短すぎる!!
数学は得意だからこれくらいの計算は楽勝!
「私は普通だけどな。最長で2ヶ月間寝ていない時があるくらいだ。その時は4時間で足りる」
ブラック企業かよ‼ 良く疲れないなぁ~。俺だったら絶対無理死んじゃう。それできる人は人間じゃないから怖い、怖すぎる。
「ま、全部ゲームの審査依頼でぶっ続けでプレイしている。クリアするのに最短で一タイトル1時間。最長で一日。多い時は二つのゲームを同時にやってる」
すごっ! ガチな二刀流じゃん!! ゲーム二刀流じゃん!! 思考回路疲れないの?! ヤバすぎる。この人ほんとに二十二歳?
「けど、なんだかな~。ここで寝る気分じゃない……。そういや風の噂で、第三層が火山地帯と聞いたな……」
えっ⁉ 火山地帯なの? 火山エリアもあるのか……。火山と言えばポンペイだよね。ポンペイと言えばヴェスヴィオ火山。
って、もしかして?!
「んじゃ、第三層で寝るか……」
火山地帯で寝るって感覚狂いすぎじゃないか‼ HPの永続ダメージあるだろうし……。というよりHP100だろ? 高確率で死ぬじゃん‼
しっかり考えて大胆に行動する俺に対して、ルグアは決めたらすぐ行動派のようで、いつの間にか消えていた。
俺は第三層に繋がる階段を上り、ルグアを探す。だんだん熱気が強くなり、HPが減少を始めた。
『おっ、お前も来たのか……。んじゃ、この装備くれてやるよ。耐火付いてた方が良いだろ? 私は必要ねぇからさ』
「は、はぁ……」
どうすりゃこんな感覚になるんだよ‼ 俺より数値が低いんだから、そっちが付けた方が良いじゃんか‼
というのはもう遅く。ルグアは耐火装備を全て外して明るい表情で渡された。
そして再び寝る場所を探し始める。きっとテントの中。そう思っていたが、予想を裏切られるとは……。
「よし‼ サブマッピングも終わったし、早速向かうか……」
サブマッピング⁉ ってなんぞや? 知らない言葉だらけなんですけど‼ 教えて‼ 団長‼
「ふぁ~う……。少ししてからな……」
「ただいま……」
第二層ボス攻略後、俺とルグアは街の拠点に帰っていた。でも、ルグアの様子が変だ。相当疲れているように見える……。
まあ、ルグアが言うには脳に直接刺激を与えたのは3年振り。しかも300段階まで一気に上げたわけだから、疲労も半端ないはず……。
ってそれより良く生きていられるな‼ 普通なら焼け死ぬじゃん‼ 脳細胞が細胞分裂して組織が破壊されて、頭蓋骨の中すっからかんだろ‼
「んあ? なんか言ったか? ふわぁ~う……。そういや3週間寝てないんだった……。ちょっと寝てくる……。10分経ったら教えてくれ……」
さ、3週間寝てないだと!? どうすりゃ、あんな速く動けるんだよ!! 睡眠不足じゃんかよ‼ ってか、寝ていない時間が504時間で10分は短すぎる!!
数学は得意だからこれくらいの計算は楽勝!
「私は普通だけどな。最長で2ヶ月間寝ていない時があるくらいだ。その時は4時間で足りる」
ブラック企業かよ‼ 良く疲れないなぁ~。俺だったら絶対無理死んじゃう。それできる人は人間じゃないから怖い、怖すぎる。
「ま、全部ゲームの審査依頼でぶっ続けでプレイしている。クリアするのに最短で一タイトル1時間。最長で一日。多い時は二つのゲームを同時にやってる」
すごっ! ガチな二刀流じゃん!! ゲーム二刀流じゃん!! 思考回路疲れないの?! ヤバすぎる。この人ほんとに二十二歳?
「けど、なんだかな~。ここで寝る気分じゃない……。そういや風の噂で、第三層が火山地帯と聞いたな……」
えっ⁉ 火山地帯なの? 火山エリアもあるのか……。火山と言えばポンペイだよね。ポンペイと言えばヴェスヴィオ火山。
って、もしかして?!
「んじゃ、第三層で寝るか……」
火山地帯で寝るって感覚狂いすぎじゃないか‼ HPの永続ダメージあるだろうし……。というよりHP100だろ? 高確率で死ぬじゃん‼
しっかり考えて大胆に行動する俺に対して、ルグアは決めたらすぐ行動派のようで、いつの間にか消えていた。
俺は第三層に繋がる階段を上り、ルグアを探す。だんだん熱気が強くなり、HPが減少を始めた。
『おっ、お前も来たのか……。んじゃ、この装備くれてやるよ。耐火付いてた方が良いだろ? 私は必要ねぇからさ』
「は、はぁ……」
どうすりゃこんな感覚になるんだよ‼ 俺より数値が低いんだから、そっちが付けた方が良いじゃんか‼
というのはもう遅く。ルグアは耐火装備を全て外して明るい表情で渡された。
そして再び寝る場所を探し始める。きっとテントの中。そう思っていたが、予想を裏切られるとは……。
「よし‼ サブマッピングも終わったし、早速向かうか……」
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「ふぁ~う……。少ししてからな……」
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