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034 魔法を使った戦闘に感動した
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「大きいな。見たことのない敵だ」
前方数十メートルの所に魔物が立っている。数は5体。
赤い肌をした全長2.5メートル級の人型モンスターだ。
肌の色こそ違うものの、角の生え方はゴブリンと似ている。
ただし、角の長さはゴブリンよりも遥かに長い。
「オーガね」
イザベラが教えてくれる。
「素手の単体だとF級扱いだけど、あいつらは武器を持っているから単体だとE級。群れているからD級。正式名称はオーガパーティーよ」
たしかに前方のオーガは武器を持っている。
棍棒持ちが3体に、斧持ちが2体。
「あいつらD級なのか。此処にはB級しか棲息していないのかと思ったよ」
「そんなわけないでしょ」
イザベラが嘲るように笑う。
「〈リバーサイド〉はB級。ってことは、棲息している魔物の中で一番強いのがB級ってこと。レイドダンジョンには必ずボスが居るから、B級はそのボスを表しているのよ」
「そうだったんだ」
「何も知らないのね、本当に冒険者?」
「新米だけどな」
「でしょうね。ちなみに周囲の森が〈魔王の庭〉でA級よ。川の向こうにそびえている山が〈魔王の住み処〉でS級。魔王の住み処と呼ばれているけど、実際に魔王が住んでいるかは誰も知らないわ」
「なるほど」
また一つ冒険者としての知識が身についた。
「周辺にオーガパーティー以外の敵影なし。これなら我々のPTだけで大丈夫だ。お前達は休んでいてくれ――行くぞ!」
「「「「おう!」」」」
フリッツの合図で、彼のPTが突撃していく。
このPTは武器や防具のみならず、動きまで統一している。
完全に同じタイミングで抜刀した。
思わず「おお」と感嘆する。
「戦闘態勢!」
フリッツが言うと、PTは走ったまま陣形を変えていく。
PTメンバーの一人が後衛に回り、残りが横並びの前衛だ。
なんだか凄いクランに在籍しているだけあって、流石の連携力。
「おいおいおい! 最優秀賞狙いのポイント稼ぎはずりぃぞ!」
少し遅れてザウスが突っ込む。
「ついてこい! お前達!」
「「「はい、ザウス様」」」
ザウスの従えている3人の女も続く。
自己紹介の時に聞いた話だと、彼女らは奴隷らしい。
奴隷にも違法と合法があるらしいが、彼女らは合法奴隷だ。
この世界には奴隷制度が残っている。
「フリッツとザウスは突っ込んだが……イザベラは加勢しないのか?」
隣で傍観しているイザベラに話しかけた。
彼女は「もちろん」とさも当然のように答える。
「わざわざ戦ってくれるっていうのだから任せるわよ。私は参加報酬と攻略報酬さえ貰えたらそれでいいからね。最優秀賞になんか興味ないし」
「なるほど、俺と同意見ってことか」
ぼんやりと戦闘を眺める。
よくよく思えば、他人の戦闘を見るのは今回が初めてだ。
「ほぇー、魔法ってすげぇな」
それが俺の感想だった。
どちらのパーティーも魔法を駆使して戦っている。
フリッツのPTはメンバーが移り変わりで魔法を使うスタイルだ。
魔法を使う者が後ろに下がって詠唱し、残りが前衛で盾になる。
ザウスのPTはザウス以外の女3人が魔法を使う。
ザウスはモンクらしく拳を振り回して戦っていた。
「おもしれぇ、魔法っておもしれぇ」
魔法の効果は実に幅広い。
仲間を強化・回復したり、敵を弱体化・攻撃したり。
誰かが魔法を詠唱する度、次はどんな魔法が出るのかと胸が躍った。
「なにその感想」
イザベラが笑う。
「ノブナガって魔法も知らないの?」
「生で見るのは今回が初めてでな。当然ながら使えないぞ」
「ゴブリンとワシをペットにしていて、シロコダイルとパープルラビットのクエストをソロで攻略し、挙げ句の果てには魔法をまるで知らないときた。貴方いったい何者なの? というか、今までどうやって生きてきたの?」
「サバイバル能力があれば自然の中でも生きていけるからな」
「サバイバル能力ってなに!?」
「サバイバル能力っていうのは……いや、口で説明しなくても一緒に行動していれば分かるさ。それより今は魔法を使った戦闘だよ。興奮するじゃねぇか」
自分で言うのも変な話だが、俺は決して弱くない。
数多の武器を使いこなせる上に、素手の戦いだって極めている。
独自の戦闘スタイル〈吉永流戦闘術〉を確立しているくらいだ。
そんな俺だが、所詮は地球で得られる知識しかない。
かつて見たことない魔法を使った戦闘には学べるものが多かった。
「魔法って強力だけど隙が多い感じなんだな」
「そうね。魔法の詠唱中は全神経を注ぐ必要がある。例えばそこのゴブリンが後ろから石を投げつけるだけで詠唱が止まるわけ。でも、ひとたび発動すれば、その威力は戦況をひっくり返すこともある」
まさにイザベラの説明通りだ。
たった今、劣勢に思われたザウスPTが逆転勝利した。
魔法で強化されたザウスが、魔法で固まった敵を殴り殺したのだ。
「流石はハードパンチャー、その実力に偽りはないな」
「お前達もやるじゃねぇか!」
フリッツとザウスが戦闘を終了し、互いを讃え合っている。
そこへ近づく中、俺は今の戦闘を振り返り、こう思っていた。
(魔法を駆使しても俺以下だったな……)
たしかに魔法は凄まじい。
先ほど彼らの強さを評価する際は、魔法に対する認識が欠けていた。
魔法を知ったことで評価を上方修正したが、それでも「そこそこ」止まりだ。
元々のお粗末な動きを魔法で補っているだけだから、どうしても物足りない。
魔法はかけ算みたいなものだ。
かける対象の数字が低ければ、かけた所で大して伸びない。
魔法を最大限に活かすには、元の強さも大事ということだ。
「この調子でどんどん行こうか!」
フリッツが剣を振りかざす。
彼のPTメンバーとザウスが「おお!」と応じた。
(オーガパーティーがD級で、ここのボスはB級なんだっけか)
本当にボスを倒せるのだろうか、と不安な気持ちに陥るのだった。
前方数十メートルの所に魔物が立っている。数は5体。
赤い肌をした全長2.5メートル級の人型モンスターだ。
肌の色こそ違うものの、角の生え方はゴブリンと似ている。
ただし、角の長さはゴブリンよりも遥かに長い。
「オーガね」
イザベラが教えてくれる。
「素手の単体だとF級扱いだけど、あいつらは武器を持っているから単体だとE級。群れているからD級。正式名称はオーガパーティーよ」
たしかに前方のオーガは武器を持っている。
棍棒持ちが3体に、斧持ちが2体。
「あいつらD級なのか。此処にはB級しか棲息していないのかと思ったよ」
「そんなわけないでしょ」
イザベラが嘲るように笑う。
「〈リバーサイド〉はB級。ってことは、棲息している魔物の中で一番強いのがB級ってこと。レイドダンジョンには必ずボスが居るから、B級はそのボスを表しているのよ」
「そうだったんだ」
「何も知らないのね、本当に冒険者?」
「新米だけどな」
「でしょうね。ちなみに周囲の森が〈魔王の庭〉でA級よ。川の向こうにそびえている山が〈魔王の住み処〉でS級。魔王の住み処と呼ばれているけど、実際に魔王が住んでいるかは誰も知らないわ」
「なるほど」
また一つ冒険者としての知識が身についた。
「周辺にオーガパーティー以外の敵影なし。これなら我々のPTだけで大丈夫だ。お前達は休んでいてくれ――行くぞ!」
「「「「おう!」」」」
フリッツの合図で、彼のPTが突撃していく。
このPTは武器や防具のみならず、動きまで統一している。
完全に同じタイミングで抜刀した。
思わず「おお」と感嘆する。
「戦闘態勢!」
フリッツが言うと、PTは走ったまま陣形を変えていく。
PTメンバーの一人が後衛に回り、残りが横並びの前衛だ。
なんだか凄いクランに在籍しているだけあって、流石の連携力。
「おいおいおい! 最優秀賞狙いのポイント稼ぎはずりぃぞ!」
少し遅れてザウスが突っ込む。
「ついてこい! お前達!」
「「「はい、ザウス様」」」
ザウスの従えている3人の女も続く。
自己紹介の時に聞いた話だと、彼女らは奴隷らしい。
奴隷にも違法と合法があるらしいが、彼女らは合法奴隷だ。
この世界には奴隷制度が残っている。
「フリッツとザウスは突っ込んだが……イザベラは加勢しないのか?」
隣で傍観しているイザベラに話しかけた。
彼女は「もちろん」とさも当然のように答える。
「わざわざ戦ってくれるっていうのだから任せるわよ。私は参加報酬と攻略報酬さえ貰えたらそれでいいからね。最優秀賞になんか興味ないし」
「なるほど、俺と同意見ってことか」
ぼんやりと戦闘を眺める。
よくよく思えば、他人の戦闘を見るのは今回が初めてだ。
「ほぇー、魔法ってすげぇな」
それが俺の感想だった。
どちらのパーティーも魔法を駆使して戦っている。
フリッツのPTはメンバーが移り変わりで魔法を使うスタイルだ。
魔法を使う者が後ろに下がって詠唱し、残りが前衛で盾になる。
ザウスのPTはザウス以外の女3人が魔法を使う。
ザウスはモンクらしく拳を振り回して戦っていた。
「おもしれぇ、魔法っておもしれぇ」
魔法の効果は実に幅広い。
仲間を強化・回復したり、敵を弱体化・攻撃したり。
誰かが魔法を詠唱する度、次はどんな魔法が出るのかと胸が躍った。
「なにその感想」
イザベラが笑う。
「ノブナガって魔法も知らないの?」
「生で見るのは今回が初めてでな。当然ながら使えないぞ」
「ゴブリンとワシをペットにしていて、シロコダイルとパープルラビットのクエストをソロで攻略し、挙げ句の果てには魔法をまるで知らないときた。貴方いったい何者なの? というか、今までどうやって生きてきたの?」
「サバイバル能力があれば自然の中でも生きていけるからな」
「サバイバル能力ってなに!?」
「サバイバル能力っていうのは……いや、口で説明しなくても一緒に行動していれば分かるさ。それより今は魔法を使った戦闘だよ。興奮するじゃねぇか」
自分で言うのも変な話だが、俺は決して弱くない。
数多の武器を使いこなせる上に、素手の戦いだって極めている。
独自の戦闘スタイル〈吉永流戦闘術〉を確立しているくらいだ。
そんな俺だが、所詮は地球で得られる知識しかない。
かつて見たことない魔法を使った戦闘には学べるものが多かった。
「魔法って強力だけど隙が多い感じなんだな」
「そうね。魔法の詠唱中は全神経を注ぐ必要がある。例えばそこのゴブリンが後ろから石を投げつけるだけで詠唱が止まるわけ。でも、ひとたび発動すれば、その威力は戦況をひっくり返すこともある」
まさにイザベラの説明通りだ。
たった今、劣勢に思われたザウスPTが逆転勝利した。
魔法で強化されたザウスが、魔法で固まった敵を殴り殺したのだ。
「流石はハードパンチャー、その実力に偽りはないな」
「お前達もやるじゃねぇか!」
フリッツとザウスが戦闘を終了し、互いを讃え合っている。
そこへ近づく中、俺は今の戦闘を振り返り、こう思っていた。
(魔法を駆使しても俺以下だったな……)
たしかに魔法は凄まじい。
先ほど彼らの強さを評価する際は、魔法に対する認識が欠けていた。
魔法を知ったことで評価を上方修正したが、それでも「そこそこ」止まりだ。
元々のお粗末な動きを魔法で補っているだけだから、どうしても物足りない。
魔法はかけ算みたいなものだ。
かける対象の数字が低ければ、かけた所で大して伸びない。
魔法を最大限に活かすには、元の強さも大事ということだ。
「この調子でどんどん行こうか!」
フリッツが剣を振りかざす。
彼のPTメンバーとザウスが「おお!」と応じた。
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