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021 誤った選択とは
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収録の際、可能な限り雨を避けるようにしていた。
俺からすれば「危険」であり、テレビ局からすると「撮れ高ガー」である。
その為、基本的には天気予報で快晴の日を選んで収録していた。
収録の前後に大きな仕事を入れないのも、雨天に備えてのことだ。
最近の天気予報は賢くて、裏切られたことは数度しかない。
その時だって可愛らしい小雨程度で大した影響はなかった。
ところがどっこい、今日は大雨である。
それも豪雨と呼んで差し支えないレベルの酷さだ。
風も強い。
「吉川君、どうしよう……」
「とりあえず入口付近の荷物を少しだけ奥へ移しましょう」
「分かった」
不幸中の幸いは洞窟を拠点に選んだこと。
この洞窟は構造的に雨水の浸入が考えられない。
風も凌げるし、食糧だって多少はある。
問題は俺達よりも雪穂と果歩だ。
俺は非常用の携帯でスタッフに電話をかけた。
こちらと違い、雪穂達にはスタッフが同行している。
「もしもし、吉川ですが……」
『大吉! そっちは大丈夫か!?』
電話に出たのは社長だ。
いつの間にやら俺のことを「大吉」と呼ぶようになっていた。
「こちらは洞窟にいるので問題ありません。雪穂はどうですか?」
『二人は無事だ。俺達も含めて船に避難している』
ホッと一安心。
『大吉、この雨は酷くなる。台風が近くに発生したらしいんだ』
「台風!?」
『幸いにも直撃コースではないが、島に近づいてきているのはたしかだ。一刻も早くこの島を脱出せねばならん。数日、いや、下手すりゃ1週間は荒れた天気が続くかもしれない!』
「じゃあ俺達も船に向かいます!」
『そのことなんだが……』
社長の声が曇った。
俺の眉間に皺が寄り、それを見た結衣が不安そうにする。
『この状況、画的にはこの上なく美味い』
すぐにピンときた。
「え、それって、もしかして収録続行ですか? 俺達だけ」
結衣の顔に「嘘でしょ」と書いてある。
というか、小さな声でそう呟いていた。
俺も同感だった。
『いつもならそう言っているだろう。だが、今回はあまりにも危険過ぎる。視聴率を気にしている状況ではない』
「……だったら、どうすれば?」
『スタッフ総動員で複数の専門家に意見を求めたところ、半々だ』
「半々?」
『お前達を待つか、それとも、島に残して戻るか。専門家の意見も見事に割れている』
「なるほど」
『洞窟からここまでの距離はかなりある。雨でぬかるんだ土の上を歩くのは危険だ。特に結衣は島に慣れていないから尚更だろう。それにお前達を待っていると、こちらの危険度も高まる。だから二人を洞窟に残して俺達だけ戻るべき、というのが最初の意見だ。幸いにも洞窟の中には結構な量の食糧があるから、数日は凌げるだろう」
「たしかに」
『一方、サバイバルのプロでもないお前らを島に残したままということを危険視する声も強い。大吉のサバイバル能力は誰もが知るところだが、とはいえ、この天候でどれだけのパフォーマンスを発揮できるかは分からない。それに数日で天候が改善されるかも不明だ。倫理的な観点からも残すという選択はよろしくない』
「ふむ。では、どうすればいいのでしょうか? どっちを選んでも結構なリスクがありますよね」
『だから俺は、お前と結衣に判断を委ねようと思う』
「俺達に?」
社長は、そうだ、と即答した。
『どちらを選んでも死のリスクがつきまとう。だからこそ、お前達が最善と思う選択をしてくれ。視聴率のことは考えなくていい。もちろん今もカメラは回しているがな』
がはは、と笑う社長。
俺達の不安を和らげる狙いだろう。
「少し待って下さい。結衣さんに確認します」
俺は携帯電話を耳から離して結衣を見る。
「話は聞こえていたよ。社長、声が大きいから」
結衣が力なく笑う。
「どうしましょうか?」
「吉川君はどっちがいいと思う?」
「俺は……」
外の様子を眺めながら考える。
この雨の中、俺達が無事に船までたどり着く確率は?
――70%。
天候の悪化を加味すると60%あるかどうか。
洞窟に残った際に生き残れる確率は?
――3日までは99%。
4日目は80%、5日目は50%、6日目は5%。
難しいところだ。
「答えが出せないようね」
「ですね。どちらも同じくらい厳しいです」
「なら質問を変えるわ。視聴率がとれそうなのはどっち?」
「いや、今は視聴率のことは度外視で……」
「そうだけど、どちらの選択にも同程度のリスクがつきまとうなら話は別よ。私達はプロの芸能人なんだから、テレビに出る以上は視聴者を楽しませなくてはいけない。自分の為だけでなく、視聴者の為にも視聴率は大事なのよ」
この人も雪穂と同じで、根っからの芸能人だ。
未だに一般人の感覚が残っている俺とはプロ意識の度合いが違う。
結衣に感化されて、俺も業界の人間として考えた。
その結果、導き出した答えは――。
「残るほうが美味しいと思います。無人島に取り残されて絶体絶命の状況って、目に見えない恐怖があるだけでなく番組のタイトルにも合っています。雨の中を駆け抜けるのもスリリングでいいのですが、まともな画が撮れないかと」
「なら残りましょ」
「分かりました。社長にそう伝えますね」
「うん」
俺は携帯電話を耳に当て、残ることを伝えた。
『分かった。くれぐれも無理はするなよ。それと、お前の奥さんが何やら伝えたいことがあるそうだ』
「いや、雪穂は恋人であって奥さんでは――」
『大吉君! 絶対に生き残ってよ! 絶対だからね!』
俺の言葉を遮って、雪穂が電話越しに喚く。
泣いているのだろう、震えた声をしている。
「大丈夫さ。俺は爺ちゃんの島で2週間生活していた男だぜ。豪雨だって余裕で乗り越えた。知ってるだろ?」
『そうだけど、そうだけど……台風だもん! 危険だよ!』
「直撃しないし平気さ。それに今回は洞窟だ。爺ちゃんの小屋なら吹き飛ばされていたかもしれないが、洞窟ならその心配もない。水さえあれば生きていけるよ」
『絶対に生き残ってね。大吉君が死んだら、私、私……』
雪穂が溜めを作ってから続きを言う。
『アイドルを辞めただけの馬鹿な女になっちゃうんだから!』
「そうはさせないよ」
小さく笑う。
『電話は本土にも繋がるから、また後で話そうね! 絶対だよ!』
「はいよ。次はスマホで話そう。バンカー社の最高級モバイルバッテリーがあるから、充電も気にしなくて平気だ!」
スポンサーの宣伝も欠かさない。
結衣は手に口を当ててクスクス笑う。
電話越しに雪穂の笑い声が聞こえてきた。
『じゃあまたね! 一応言っておくけど、浮気したら駄目だからね?』
「もちろん。浮気なんてクズのやることだからな。そうだろ?」
『うん!』
雪穂が、それじゃ、と電話を切った。
俺は「ふぅ」と息を吐く。
「とりあえず食事でも――って、何をしているのですか?」
結衣は入口の近くにカメラを置いていた。
雨風に当たらないギリギリの場所に並べている。
「せっかくだし外の様子を撮影しておこうかと思って。こうして地面に置くといい感じの画が撮れるのよ」
「そうなんですか」
「大吉君のカメラも置いてもらっていい?」
「分かりました」
結衣にアクションカメラを渡す。
彼女はそれをハンディカメラの隣に置いた。
「じゃあ、食べ物を取りに行こっか」
「ですね」
結衣と二人で洞窟の奥へ向かう。
洞窟はS字になっており、焚き火の明かりが届かない。
日暮れということもあって中は真っ暗だった。
「これじゃ何も見えませんね。非常用のランタンを持ってきます」
「そうね。でも、その前に――」
次の瞬間、俺は壁に押しつけられた。
結衣は体を密着させてきて、俺の太ももを指先で撫でる。
「ちょ、結衣さん、何を……」
「大吉君、『浮気なんてクズのやること』ってさっき言ったよね?」
結衣は俺の首をチロリと舐め、耳元で囁いた。
「私、クズじゃない男なんていないと思っているの」
俺からすれば「危険」であり、テレビ局からすると「撮れ高ガー」である。
その為、基本的には天気予報で快晴の日を選んで収録していた。
収録の前後に大きな仕事を入れないのも、雨天に備えてのことだ。
最近の天気予報は賢くて、裏切られたことは数度しかない。
その時だって可愛らしい小雨程度で大した影響はなかった。
ところがどっこい、今日は大雨である。
それも豪雨と呼んで差し支えないレベルの酷さだ。
風も強い。
「吉川君、どうしよう……」
「とりあえず入口付近の荷物を少しだけ奥へ移しましょう」
「分かった」
不幸中の幸いは洞窟を拠点に選んだこと。
この洞窟は構造的に雨水の浸入が考えられない。
風も凌げるし、食糧だって多少はある。
問題は俺達よりも雪穂と果歩だ。
俺は非常用の携帯でスタッフに電話をかけた。
こちらと違い、雪穂達にはスタッフが同行している。
「もしもし、吉川ですが……」
『大吉! そっちは大丈夫か!?』
電話に出たのは社長だ。
いつの間にやら俺のことを「大吉」と呼ぶようになっていた。
「こちらは洞窟にいるので問題ありません。雪穂はどうですか?」
『二人は無事だ。俺達も含めて船に避難している』
ホッと一安心。
『大吉、この雨は酷くなる。台風が近くに発生したらしいんだ』
「台風!?」
『幸いにも直撃コースではないが、島に近づいてきているのはたしかだ。一刻も早くこの島を脱出せねばならん。数日、いや、下手すりゃ1週間は荒れた天気が続くかもしれない!』
「じゃあ俺達も船に向かいます!」
『そのことなんだが……』
社長の声が曇った。
俺の眉間に皺が寄り、それを見た結衣が不安そうにする。
『この状況、画的にはこの上なく美味い』
すぐにピンときた。
「え、それって、もしかして収録続行ですか? 俺達だけ」
結衣の顔に「嘘でしょ」と書いてある。
というか、小さな声でそう呟いていた。
俺も同感だった。
『いつもならそう言っているだろう。だが、今回はあまりにも危険過ぎる。視聴率を気にしている状況ではない』
「……だったら、どうすれば?」
『スタッフ総動員で複数の専門家に意見を求めたところ、半々だ』
「半々?」
『お前達を待つか、それとも、島に残して戻るか。専門家の意見も見事に割れている』
「なるほど」
『洞窟からここまでの距離はかなりある。雨でぬかるんだ土の上を歩くのは危険だ。特に結衣は島に慣れていないから尚更だろう。それにお前達を待っていると、こちらの危険度も高まる。だから二人を洞窟に残して俺達だけ戻るべき、というのが最初の意見だ。幸いにも洞窟の中には結構な量の食糧があるから、数日は凌げるだろう」
「たしかに」
『一方、サバイバルのプロでもないお前らを島に残したままということを危険視する声も強い。大吉のサバイバル能力は誰もが知るところだが、とはいえ、この天候でどれだけのパフォーマンスを発揮できるかは分からない。それに数日で天候が改善されるかも不明だ。倫理的な観点からも残すという選択はよろしくない』
「ふむ。では、どうすればいいのでしょうか? どっちを選んでも結構なリスクがありますよね」
『だから俺は、お前と結衣に判断を委ねようと思う』
「俺達に?」
社長は、そうだ、と即答した。
『どちらを選んでも死のリスクがつきまとう。だからこそ、お前達が最善と思う選択をしてくれ。視聴率のことは考えなくていい。もちろん今もカメラは回しているがな』
がはは、と笑う社長。
俺達の不安を和らげる狙いだろう。
「少し待って下さい。結衣さんに確認します」
俺は携帯電話を耳から離して結衣を見る。
「話は聞こえていたよ。社長、声が大きいから」
結衣が力なく笑う。
「どうしましょうか?」
「吉川君はどっちがいいと思う?」
「俺は……」
外の様子を眺めながら考える。
この雨の中、俺達が無事に船までたどり着く確率は?
――70%。
天候の悪化を加味すると60%あるかどうか。
洞窟に残った際に生き残れる確率は?
――3日までは99%。
4日目は80%、5日目は50%、6日目は5%。
難しいところだ。
「答えが出せないようね」
「ですね。どちらも同じくらい厳しいです」
「なら質問を変えるわ。視聴率がとれそうなのはどっち?」
「いや、今は視聴率のことは度外視で……」
「そうだけど、どちらの選択にも同程度のリスクがつきまとうなら話は別よ。私達はプロの芸能人なんだから、テレビに出る以上は視聴者を楽しませなくてはいけない。自分の為だけでなく、視聴者の為にも視聴率は大事なのよ」
この人も雪穂と同じで、根っからの芸能人だ。
未だに一般人の感覚が残っている俺とはプロ意識の度合いが違う。
結衣に感化されて、俺も業界の人間として考えた。
その結果、導き出した答えは――。
「残るほうが美味しいと思います。無人島に取り残されて絶体絶命の状況って、目に見えない恐怖があるだけでなく番組のタイトルにも合っています。雨の中を駆け抜けるのもスリリングでいいのですが、まともな画が撮れないかと」
「なら残りましょ」
「分かりました。社長にそう伝えますね」
「うん」
俺は携帯電話を耳に当て、残ることを伝えた。
『分かった。くれぐれも無理はするなよ。それと、お前の奥さんが何やら伝えたいことがあるそうだ』
「いや、雪穂は恋人であって奥さんでは――」
『大吉君! 絶対に生き残ってよ! 絶対だからね!』
俺の言葉を遮って、雪穂が電話越しに喚く。
泣いているのだろう、震えた声をしている。
「大丈夫さ。俺は爺ちゃんの島で2週間生活していた男だぜ。豪雨だって余裕で乗り越えた。知ってるだろ?」
『そうだけど、そうだけど……台風だもん! 危険だよ!』
「直撃しないし平気さ。それに今回は洞窟だ。爺ちゃんの小屋なら吹き飛ばされていたかもしれないが、洞窟ならその心配もない。水さえあれば生きていけるよ」
『絶対に生き残ってね。大吉君が死んだら、私、私……』
雪穂が溜めを作ってから続きを言う。
『アイドルを辞めただけの馬鹿な女になっちゃうんだから!』
「そうはさせないよ」
小さく笑う。
『電話は本土にも繋がるから、また後で話そうね! 絶対だよ!』
「はいよ。次はスマホで話そう。バンカー社の最高級モバイルバッテリーがあるから、充電も気にしなくて平気だ!」
スポンサーの宣伝も欠かさない。
結衣は手に口を当ててクスクス笑う。
電話越しに雪穂の笑い声が聞こえてきた。
『じゃあまたね! 一応言っておくけど、浮気したら駄目だからね?』
「もちろん。浮気なんてクズのやることだからな。そうだろ?」
『うん!』
雪穂が、それじゃ、と電話を切った。
俺は「ふぅ」と息を吐く。
「とりあえず食事でも――って、何をしているのですか?」
結衣は入口の近くにカメラを置いていた。
雨風に当たらないギリギリの場所に並べている。
「せっかくだし外の様子を撮影しておこうかと思って。こうして地面に置くといい感じの画が撮れるのよ」
「そうなんですか」
「大吉君のカメラも置いてもらっていい?」
「分かりました」
結衣にアクションカメラを渡す。
彼女はそれをハンディカメラの隣に置いた。
「じゃあ、食べ物を取りに行こっか」
「ですね」
結衣と二人で洞窟の奥へ向かう。
洞窟はS字になっており、焚き火の明かりが届かない。
日暮れということもあって中は真っ暗だった。
「これじゃ何も見えませんね。非常用のランタンを持ってきます」
「そうね。でも、その前に――」
次の瞬間、俺は壁に押しつけられた。
結衣は体を密着させてきて、俺の太ももを指先で撫でる。
「ちょ、結衣さん、何を……」
「大吉君、『浮気なんてクズのやること』ってさっき言ったよね?」
結衣は俺の首をチロリと舐め、耳元で囁いた。
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