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009 宣戦布告
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「再びインタビューをお受け下さりありがとうございます」
「フミナと違って色気ムンムンのお姉さんですからね。そりゃ求められたら喜んで応じるのが男ってものさ」
「私だって色気ムンムンですから……って、ここ張り合うとこだった!?」
〈常に美味しい牛乳〉の販売が落ち着いた頃、再びアークビジネスの取材を受けることにした。
前回と同じ企画なので、記者とカメラマンも前回と同じだ。
ついでに言うと場所も同じで応接間を使っている。
通常、この企画で同じ人物を二度以上取り上げることはないらしい。
俺の場合は特殊な事情があった。
「私の不用意な発言がきっかけでジークさんが牛乳の商売を始められたわけですからね。第一回の記事で煽るような内容を掲載した以上、成功したからにはしっかりと取り上げさせていただきます!」
というのが理由である。
一回目のインタビュー記事は俺も読んだ。
日本のゴシップ誌に慣れている身としては刺激が足りなかった。
ただ率直に俺とのやり取りを掲載していただけだ。
煽っているとは感じなかった。
「何なりと質問をどうぞ……いや、先に俺が尋ねてもいいかな?」
「もちろんです! どうされましたか?」
俺はフミナの入れた紅茶を飲み、それから脚を組んだ。
「有象無象による俺の資質を疑問視する声はどうなった?」
牛乳ビジネスを始めた理由がアンチのノイズだ。
「もはや全くと言っていいほど聞こえませんよ! さすがに牛乳での成功は認めざるを得ませんので!」
「その通りですよジークさん! 〈常に美味しい牛乳〉と〈ヨーグルトの元〉はどちらも飛ぶように売れています!」
フミナが声を弾ませる。
その声を聞いて思いだした。
「そういえば先日、フリーおっぱいでお馴染みウチのフミナがランクアップしてね、ウチの牧場はDランクになったんだ」
「おお! おめでとうございます! フミナさん!」
お姉さんがメモ用紙に書き込む。
「ありがとうございます!」
フミナは「えへへん!」と胸を張った。
それを見たカメラマンの男がバレないようチンポジを修正する。
股間に目を向けると、何故か勃起をしていやがる。
なるほど、童貞だ。
「それでは質問ですが、今後の展望についてお教えいただけますでしょうか?」
「今後の展望とな」
「はい。牛乳の次は何に手を出すのでしょうか。新たな乳製品を開拓するのか、それとも鶏など別の家畜を取り入れるのか。今、ジークさんの動向には多くの酪農家や飲食店経営者が注目していますので、何か情報をいただけるとありがたいです!」
「うーん……そうだなぁ」
高級牛乳についてはまだ伏せている。
庶民向けと違って「ほな始めよか」では開始できないからだ。
環境の整備から着手する必要があり、その為の情報を調べている。
ということはフミナも知っているのだが――。
「次も牛乳です! 今度は高価格帯の牛乳にブームを巻き起こします!」
――可愛いだけが取り柄のようなポンコツが情報を漏らした。
まるでとんでもない功績を挙げたかの如きしたり顔で。
「はぁ……」
大きなため息をつく。
それでも足りなかったのでダメ押しで鼻からブシューと息を吐いた。
「高価格帯の牛乳ですか!」
「そうなんです! ですよね!? ジークさん!」
「ま、まぁ、そうだな……」
「すると……ライバルはベイリーン伯爵ですか!」
「誰だそれ」
ヴェイロンも貴族制度は存在していた。
プレイヤーではなくNPCの中に爵位持ちがいたのだ。
しかし、彼らに名前が付いていたような記憶は無い。
「えー! 知らないんですかぁ!」
ここぞとばかりに割り込んでくるフミナ。
「ならお前は知っているのか? ベルリン伯爵のこと」
「ベイリーン伯爵ですよ! 牛乳と言えばベイリーン伯爵ですよ! この国では定番じゃないですか!」
「そうなのか。この街で牛乳と言えばウチだけどな」
記者のお姉さんが「そのセリフいただき!」とメモする。
「で、そのベイリーン伯爵はどんな奴なんだ?」
フミナを見る。
「ベイリーン伯爵は全ての街で牛乳を展開しています! 価格の異なる複数の牛乳を販売していて、貴族の方々が利用するような高級店で扱う牛乳は全て伯爵印の一級品なんです!」
「つまり牛乳ビジネスのトップということか」
「そうなりますね」とお姉さんが言い、フミナは激しく頷いた。
「もちろんランクも高いんだよな?」
「高いなんてものじゃありませんよ! Aランクです! Sの次に高いA! 牛乳ビジネスだけでA! 凄すぎます! 伝説ですよこれはもう! 伝説!」
大興奮で解説するフミナ。
「なるほどな。ま、そういうことなら伯爵様の牛乳を薙ぎ倒すことになるな」
「「おー!」」
フミナとお姉さんの反応が被る。
カメラマンの視線はフミナの脚に釘付けだ。
短いスカートから垣間見える太ももがお気に召した模様。
「いやぁこれは盛り上がりますよ! 酪農界が騒然とします! ちょっと強めに煽るような記事にしたいのですが大丈夫ですか?」
「かまわないけど、具体的にはどんな感じに書く予定だ?」
お姉さんは「そうですね……」と考えてから言った。
「新進気鋭の酪農家が伝統の伯爵牛乳に挑む……とかでしょうか?」
思った通り全く強くなかった。
「パンチが弱いな」
「そうですか? ではどのように書けば……」
俺はニィと笑った。
「例えば『稀代の酪農家ジークが伯爵に宣戦布告! 高級牛乳の開発を断言!』なんてどうだ?」
「ひぃぃぃぃ!」
震え上がるフミナ。
「そんなに攻めちゃっていいんですか!?」
お姉さんもたじろいでいる。
「どうせ時が経てば競うことになるんだ。なら最初の挨拶は派手にぶちかまさないとな」
「「「かっこいい……!」」」
フミナとお姉さんだけでなくカメラマンまで感嘆している。
「じゃ、そんな感じでよろしく!」
「分かりました!」
この翌週、俺のインタビュー記事がアークビジネスに掲載された。
その反響は想像以上に凄まじく、商業ギルドや農業ギルドが騒然とした。
◇
大々的に吹っ掛けた以上、後には引けない。
ある日の昼、食事が終わると俺は食堂で宣言した。
「ということで高級牛乳を作ろう!」
「ついに来ましたね! この時が!」
テーブルを挟んで向かいに座るフミナが両手に拳を作る。
「まずは確認だ。今回の高級牛乳開発では、競合相手がベイリーン伯爵と確定している。伯爵が手がける牛乳はいくつかあるけれど、その中でも最高価格帯の牛乳が競合商品になる」
「ですね! 価格は1リットル500ゴールドです!」
「その通りだ。よく覚えているな」
「そこまで高い牛乳は他にないので! でも私たちの牛乳はもっと高くなる予定なんですよね!?」
「おう。倍の1000ゴールドで売る予定だ」
「ヒェェェェェ! そんな牛乳をどうやって作るのですか!?」
「それを話す前に質問だ」
「待っていました! クイズタイム!」
大喜びのフミナ。
「ジークさんと一緒に仕事をしてきて、私も経営ってものが分かるようになってきました! 今回は正解してみますよ!」
俺は「イイ心意気だ」と頷き、彼女に問いかけた。
「競合商品が分かっていて、それに打ち勝とうとする場合、俺たちが最初にするべきことはなんだと思う?」
基礎的な問題だ。
「そんなの決まっているじゃないですか!」
彼女はドヤ顔で即答した。
「とにかく牛乳を作って作って作りまくるんです! 試行錯誤あるのみ!」
ズコーッ!
俺はイスから滑り落ちた。
(この女……全く成長しねぇ)
彼女のポンコツぶりに涙が出てしまう。
一方、フミナは俺の反応を見ても分かっていないようで――。
「正解でしたか? 私、今回こそ正解しちゃいましたか!?」
などと興奮している。
「どう考えてもハズレだ馬鹿たれ!」
「そんなぁぁぁぁ! じゃあ正解は何なんですかぁ!」
「簡単さ――競合相手の商品である伯爵印の牛乳を飲むんだよ」
「え? どういうことですか?」
「そこらの牛乳の5倍近い価格にもかかわらず需要があるんだ。その秘密を知ることから始めねばならない。そうすることで買い手である客が何を求めているかも分かるからな」
「なるほど! 言われてみればそうですね! ではさっそく伯爵印の高級牛乳を調達しにいきましょう!」
「もう買ってある」
「早ッ! さすがはジークさん!」
「それがコレだ」
俺はテーブルの上に牛乳を召喚した。
安物の牛乳と違い紙パックではなく瓶に入っている。
ラベルも上品で高級志向であることが感じられた。
「ではコイツを味見して実力を測るとしよう」
「はいーッ!」
フミナがビールジョッキを二つ召喚。
それに伯爵印の牛乳をたっぷり注いだ。
「ではでは! かんぱーい!」
「競合相手の商品で乾杯するのは気が引けるが……」
ジョッキをカチンッと当てる。
そして、二人で敵の牛乳をグビグビと飲んだ。
「フミナと違って色気ムンムンのお姉さんですからね。そりゃ求められたら喜んで応じるのが男ってものさ」
「私だって色気ムンムンですから……って、ここ張り合うとこだった!?」
〈常に美味しい牛乳〉の販売が落ち着いた頃、再びアークビジネスの取材を受けることにした。
前回と同じ企画なので、記者とカメラマンも前回と同じだ。
ついでに言うと場所も同じで応接間を使っている。
通常、この企画で同じ人物を二度以上取り上げることはないらしい。
俺の場合は特殊な事情があった。
「私の不用意な発言がきっかけでジークさんが牛乳の商売を始められたわけですからね。第一回の記事で煽るような内容を掲載した以上、成功したからにはしっかりと取り上げさせていただきます!」
というのが理由である。
一回目のインタビュー記事は俺も読んだ。
日本のゴシップ誌に慣れている身としては刺激が足りなかった。
ただ率直に俺とのやり取りを掲載していただけだ。
煽っているとは感じなかった。
「何なりと質問をどうぞ……いや、先に俺が尋ねてもいいかな?」
「もちろんです! どうされましたか?」
俺はフミナの入れた紅茶を飲み、それから脚を組んだ。
「有象無象による俺の資質を疑問視する声はどうなった?」
牛乳ビジネスを始めた理由がアンチのノイズだ。
「もはや全くと言っていいほど聞こえませんよ! さすがに牛乳での成功は認めざるを得ませんので!」
「その通りですよジークさん! 〈常に美味しい牛乳〉と〈ヨーグルトの元〉はどちらも飛ぶように売れています!」
フミナが声を弾ませる。
その声を聞いて思いだした。
「そういえば先日、フリーおっぱいでお馴染みウチのフミナがランクアップしてね、ウチの牧場はDランクになったんだ」
「おお! おめでとうございます! フミナさん!」
お姉さんがメモ用紙に書き込む。
「ありがとうございます!」
フミナは「えへへん!」と胸を張った。
それを見たカメラマンの男がバレないようチンポジを修正する。
股間に目を向けると、何故か勃起をしていやがる。
なるほど、童貞だ。
「それでは質問ですが、今後の展望についてお教えいただけますでしょうか?」
「今後の展望とな」
「はい。牛乳の次は何に手を出すのでしょうか。新たな乳製品を開拓するのか、それとも鶏など別の家畜を取り入れるのか。今、ジークさんの動向には多くの酪農家や飲食店経営者が注目していますので、何か情報をいただけるとありがたいです!」
「うーん……そうだなぁ」
高級牛乳についてはまだ伏せている。
庶民向けと違って「ほな始めよか」では開始できないからだ。
環境の整備から着手する必要があり、その為の情報を調べている。
ということはフミナも知っているのだが――。
「次も牛乳です! 今度は高価格帯の牛乳にブームを巻き起こします!」
――可愛いだけが取り柄のようなポンコツが情報を漏らした。
まるでとんでもない功績を挙げたかの如きしたり顔で。
「はぁ……」
大きなため息をつく。
それでも足りなかったのでダメ押しで鼻からブシューと息を吐いた。
「高価格帯の牛乳ですか!」
「そうなんです! ですよね!? ジークさん!」
「ま、まぁ、そうだな……」
「すると……ライバルはベイリーン伯爵ですか!」
「誰だそれ」
ヴェイロンも貴族制度は存在していた。
プレイヤーではなくNPCの中に爵位持ちがいたのだ。
しかし、彼らに名前が付いていたような記憶は無い。
「えー! 知らないんですかぁ!」
ここぞとばかりに割り込んでくるフミナ。
「ならお前は知っているのか? ベルリン伯爵のこと」
「ベイリーン伯爵ですよ! 牛乳と言えばベイリーン伯爵ですよ! この国では定番じゃないですか!」
「そうなのか。この街で牛乳と言えばウチだけどな」
記者のお姉さんが「そのセリフいただき!」とメモする。
「で、そのベイリーン伯爵はどんな奴なんだ?」
フミナを見る。
「ベイリーン伯爵は全ての街で牛乳を展開しています! 価格の異なる複数の牛乳を販売していて、貴族の方々が利用するような高級店で扱う牛乳は全て伯爵印の一級品なんです!」
「つまり牛乳ビジネスのトップということか」
「そうなりますね」とお姉さんが言い、フミナは激しく頷いた。
「もちろんランクも高いんだよな?」
「高いなんてものじゃありませんよ! Aランクです! Sの次に高いA! 牛乳ビジネスだけでA! 凄すぎます! 伝説ですよこれはもう! 伝説!」
大興奮で解説するフミナ。
「なるほどな。ま、そういうことなら伯爵様の牛乳を薙ぎ倒すことになるな」
「「おー!」」
フミナとお姉さんの反応が被る。
カメラマンの視線はフミナの脚に釘付けだ。
短いスカートから垣間見える太ももがお気に召した模様。
「いやぁこれは盛り上がりますよ! 酪農界が騒然とします! ちょっと強めに煽るような記事にしたいのですが大丈夫ですか?」
「かまわないけど、具体的にはどんな感じに書く予定だ?」
お姉さんは「そうですね……」と考えてから言った。
「新進気鋭の酪農家が伝統の伯爵牛乳に挑む……とかでしょうか?」
思った通り全く強くなかった。
「パンチが弱いな」
「そうですか? ではどのように書けば……」
俺はニィと笑った。
「例えば『稀代の酪農家ジークが伯爵に宣戦布告! 高級牛乳の開発を断言!』なんてどうだ?」
「ひぃぃぃぃ!」
震え上がるフミナ。
「そんなに攻めちゃっていいんですか!?」
お姉さんもたじろいでいる。
「どうせ時が経てば競うことになるんだ。なら最初の挨拶は派手にぶちかまさないとな」
「「「かっこいい……!」」」
フミナとお姉さんだけでなくカメラマンまで感嘆している。
「じゃ、そんな感じでよろしく!」
「分かりました!」
この翌週、俺のインタビュー記事がアークビジネスに掲載された。
その反響は想像以上に凄まじく、商業ギルドや農業ギルドが騒然とした。
◇
大々的に吹っ掛けた以上、後には引けない。
ある日の昼、食事が終わると俺は食堂で宣言した。
「ということで高級牛乳を作ろう!」
「ついに来ましたね! この時が!」
テーブルを挟んで向かいに座るフミナが両手に拳を作る。
「まずは確認だ。今回の高級牛乳開発では、競合相手がベイリーン伯爵と確定している。伯爵が手がける牛乳はいくつかあるけれど、その中でも最高価格帯の牛乳が競合商品になる」
「ですね! 価格は1リットル500ゴールドです!」
「その通りだ。よく覚えているな」
「そこまで高い牛乳は他にないので! でも私たちの牛乳はもっと高くなる予定なんですよね!?」
「おう。倍の1000ゴールドで売る予定だ」
「ヒェェェェェ! そんな牛乳をどうやって作るのですか!?」
「それを話す前に質問だ」
「待っていました! クイズタイム!」
大喜びのフミナ。
「ジークさんと一緒に仕事をしてきて、私も経営ってものが分かるようになってきました! 今回は正解してみますよ!」
俺は「イイ心意気だ」と頷き、彼女に問いかけた。
「競合商品が分かっていて、それに打ち勝とうとする場合、俺たちが最初にするべきことはなんだと思う?」
基礎的な問題だ。
「そんなの決まっているじゃないですか!」
彼女はドヤ顔で即答した。
「とにかく牛乳を作って作って作りまくるんです! 試行錯誤あるのみ!」
ズコーッ!
俺はイスから滑り落ちた。
(この女……全く成長しねぇ)
彼女のポンコツぶりに涙が出てしまう。
一方、フミナは俺の反応を見ても分かっていないようで――。
「正解でしたか? 私、今回こそ正解しちゃいましたか!?」
などと興奮している。
「どう考えてもハズレだ馬鹿たれ!」
「そんなぁぁぁぁ! じゃあ正解は何なんですかぁ!」
「簡単さ――競合相手の商品である伯爵印の牛乳を飲むんだよ」
「え? どういうことですか?」
「そこらの牛乳の5倍近い価格にもかかわらず需要があるんだ。その秘密を知ることから始めねばならない。そうすることで買い手である客が何を求めているかも分かるからな」
「なるほど! 言われてみればそうですね! ではさっそく伯爵印の高級牛乳を調達しにいきましょう!」
「もう買ってある」
「早ッ! さすがはジークさん!」
「それがコレだ」
俺はテーブルの上に牛乳を召喚した。
安物の牛乳と違い紙パックではなく瓶に入っている。
ラベルも上品で高級志向であることが感じられた。
「ではコイツを味見して実力を測るとしよう」
「はいーッ!」
フミナがビールジョッキを二つ召喚。
それに伯爵印の牛乳をたっぷり注いだ。
「ではでは! かんぱーい!」
「競合相手の商品で乾杯するのは気が引けるが……」
ジョッキをカチンッと当てる。
そして、二人で敵の牛乳をグビグビと飲んだ。
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