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024 試行錯誤
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「さて、どうしたものか」
宿屋のベッドで頭を抱える俺。
戦闘が長引いたせいで、時刻は既に午前4時を過ぎている。
約18時間も塔に籠もっていたらしい。
肉体が悲鳴を上げていた。
それでも頭は冴えている。
初めての撤退を経験して興奮状態にあった。
負けた悔しさよりも歯ごたえのある敵が現れたことの嬉しさが強い。
ようやく心の底から思えたのだ。
負けるかもしれない、死ぬかもしれない。
「これから試行錯誤の日々が始まるな」
ネトゲでは何度も通ってきた道だ。
一見するとクリア不可能のような高難度のダンジョン。
そのギミックを解き明かし、攻略法を確立していく。
そうして俺は数多のMMORPGで頂点に立ってきた。
「時間はたっぷりある。じっくり腰を据えて挑ませてもらうとしよう」
この日から挑戦の日々が始まった。
◇
塔に挑んだ翌日は完全な休みにした。
狩りすら行わず、街の中でぼんやり過ごす。
心身をリフレッシュさせる為だ。
作戦を練るにもちょうどいい。
その次の日は普通のダンジョンでレベルを上げる。
塔へ挑む前の軽いウォーミングアップにちょうどいい。
さらに翌日、塔に挑戦する。
昨日・一昨日に考えた作戦を試し、敵の動きを検証する。
駄目そうなら撤退し、翌日は休んで……と繰り返す。
「なるほど、仕様は把握した」
三度目の撤退で敵の動きを理解した。
まず、ミカエル以外の三天使は不死身だ。
どれだけ倒そうと、ミカエルが生きている限り復活する。
復活の条件は二つある。
一つは倒してから一定時間が経過すること。おそらく1分だ。
もう一つは三天使が全滅した時。この場合は一瞬で復活する。
次に敵の戦い方。
これは一度目の戦闘で経験した通りだ。
ミカエルとウリエルが剣による近接攻撃。
ガブリエルはキューピット隊による遠距離攻撃。
で、こちらの攻撃はラファエルが防ぐ。
問題は攻撃の鋭さよりも鉄壁の防御だ。
他の天使に攻撃が及びそうになると、ラファエルが瞬間移動で防いでくる。
これはラファエル自身が戦闘中の場合を除き自動で発動する特殊能力だ。
だからといって、ラファエルを先に倒してもこの防御は防げない。
ラファエルが死んでいる状態でミカエルを狙うと、半透明のラファエルが出てくるからだ。
全身が光っていることから「光るラファエル」と俺は呼んでおり、こいつはミカエルの体からスッと出てきて攻撃を防ぐ。
また、ラファエル以外の二体も光る天使化することが分かった。
ウリエルやガブリエルも、先に倒した場合は半透明の天使になって出てくる。
ただ、大して脅威にはなっていない。
以上のことから、俺の導き出した戦法はこれだ。
「倒さない程度にラファエルと戦いつつ、ミカエルを仕留める」
決着の時は近い。
――と、この時は思っていた。
◇
「クソッ! 崩せねぇ……!」
何度となく塔に挑戦するが、攻略できずにいた。
その理由は単純明快。
敵に知能が備わっているのだ。
例えばゲームの場合、敵の動きはプログラムされている。
どれだけ複雑そうに見えても、必ず癖が存在するものだ。
しかし、天使達は違う。
俺の考えを読み、それに合わせて動いてくる。
こちらが対策を練れば、対策の対策を実行してくるのだ。
故に失敗する。
仕様は分かっているのに上手くいかない。
気がつくと撤退の回数は10回を超えていた。
「文人じゃん、今日も挑むのか?」
最近はこんな感じで話しかけられることが増えた。
足繁く塔に通うせいで知れ渡っているのだ。
俺が本気でクリアしようとしている、と。
しかし、皆は俺のレベルを知らない。
だから、無知な若造が馬鹿をしていると思われていた。
「今回は攻略できそうな気がするんだよ」
「ははは、どうやらお前はレベル差補正のことを知らないようだな」
話しかけてきた男の冒険者が笑う。
「レベル差補正なら知ってるよ」
ヘルプで読んだし、実際に体験したこともある。
そして、最近では多くの冒険者からその話を聞かされた。
「いや、お前は分かっちゃいねぇよ」
「そうなのか?」
もしやレベル差補正には俺の知らない仕様があるというのか?
興味が湧いてきた。
「そうさ。レベル差補正というのはだな、10以上の差があるとダメージを受けなくなることをいうんだ。だから仮にお前が最強だったとしても、塔をクリアするには最低でも40レベルは必要なわけだ。40レベルなんて常人に到達できる境地じゃねぇ。ましてやお前みたいなもやしっ子なら論外だ。レベルはどうせ20かそこらだろ?」
「ま、まぁな、そんなところだ」
本当は59レベルだ。
「だったら挑むだけ無駄だから諦めたほうがいいぜ」
「ふむ」
「それか挑むにしてもレベルを上げることだな。絶対にクリアできるレベルまで」
「絶対にクリアできるレベル? どういうことだ?」
食い気味の俺。
そんなレベルがあることなど知らなかった。
「レベル差補正だよ。たった今しがた話しただろ」
「へ?」
俺の頭上に疑問符が浮かぶ。
「要するに60まで上げろってことだ。塔の敵は最大でも50レベルだから、60まで上げたらどんな攻撃も通用しない。俺や文人みたいな一般人でも絶対に勝つことが可能だぜ」
「…………」
「ま、そこまで上げられたら苦労しないんだけどなぁ!」
男は「ガハハ」と笑いながら去って行く。
(期待した俺が馬鹿だったな)
どうやら先ほどの男は仕様を誤解しているようだ。
レベル差補正の仕様が通用するのは雑魚が相手の時だけである。
ボスに対しては話が違うのだ。
初めて塔に挑んだ時の阿修羅戦みたいに、俺が格下の場合はレベル差補正が発動して、こちらの攻撃は一切通用しなくなる。
しかし逆に俺が格上の場合は、レベル差がいくらあろうと関係ないのだ。
それ故に、今の俺ですらレベル5のボスゴブリンと戦えば普通に怪我をする可能性がある。
ボスが相手の場合、絶対に勝てるレベルというのは存在しない。
だが……。
「レベル差補正か、その手があったな」
俺のレベルが60になれば、ミカエル以外にはレベル差補正が発動するはずだ。
そうすれば、実質的にミカエルとタイマンのような状態になる。
他の天使がどれだけ攻撃しようと、着ている制服の繊維すら傷つけられないから。
「レベル60にしてから挑むか」
ということで、今日はレベルを上げることにした。
――――……。
「ふぅ」
適当なダンジョンで狩りして60レベルに到達。
これで準備は整った。
「明日はクリアさせてもらうぜ」
意気込みながらその日を終える。
しかし次の日、塔の50階で俺はこう言うことになった。
「クソッ、撤退だ!」
そう、またしても失敗したのだ。
しかも今までで一番酷い敗北を喫した。
敵に剣で腹部を貫かれ、危うく死ぬところだったのだ。
宿屋のベッドで頭を抱える俺。
戦闘が長引いたせいで、時刻は既に午前4時を過ぎている。
約18時間も塔に籠もっていたらしい。
肉体が悲鳴を上げていた。
それでも頭は冴えている。
初めての撤退を経験して興奮状態にあった。
負けた悔しさよりも歯ごたえのある敵が現れたことの嬉しさが強い。
ようやく心の底から思えたのだ。
負けるかもしれない、死ぬかもしれない。
「これから試行錯誤の日々が始まるな」
ネトゲでは何度も通ってきた道だ。
一見するとクリア不可能のような高難度のダンジョン。
そのギミックを解き明かし、攻略法を確立していく。
そうして俺は数多のMMORPGで頂点に立ってきた。
「時間はたっぷりある。じっくり腰を据えて挑ませてもらうとしよう」
この日から挑戦の日々が始まった。
◇
塔に挑んだ翌日は完全な休みにした。
狩りすら行わず、街の中でぼんやり過ごす。
心身をリフレッシュさせる為だ。
作戦を練るにもちょうどいい。
その次の日は普通のダンジョンでレベルを上げる。
塔へ挑む前の軽いウォーミングアップにちょうどいい。
さらに翌日、塔に挑戦する。
昨日・一昨日に考えた作戦を試し、敵の動きを検証する。
駄目そうなら撤退し、翌日は休んで……と繰り返す。
「なるほど、仕様は把握した」
三度目の撤退で敵の動きを理解した。
まず、ミカエル以外の三天使は不死身だ。
どれだけ倒そうと、ミカエルが生きている限り復活する。
復活の条件は二つある。
一つは倒してから一定時間が経過すること。おそらく1分だ。
もう一つは三天使が全滅した時。この場合は一瞬で復活する。
次に敵の戦い方。
これは一度目の戦闘で経験した通りだ。
ミカエルとウリエルが剣による近接攻撃。
ガブリエルはキューピット隊による遠距離攻撃。
で、こちらの攻撃はラファエルが防ぐ。
問題は攻撃の鋭さよりも鉄壁の防御だ。
他の天使に攻撃が及びそうになると、ラファエルが瞬間移動で防いでくる。
これはラファエル自身が戦闘中の場合を除き自動で発動する特殊能力だ。
だからといって、ラファエルを先に倒してもこの防御は防げない。
ラファエルが死んでいる状態でミカエルを狙うと、半透明のラファエルが出てくるからだ。
全身が光っていることから「光るラファエル」と俺は呼んでおり、こいつはミカエルの体からスッと出てきて攻撃を防ぐ。
また、ラファエル以外の二体も光る天使化することが分かった。
ウリエルやガブリエルも、先に倒した場合は半透明の天使になって出てくる。
ただ、大して脅威にはなっていない。
以上のことから、俺の導き出した戦法はこれだ。
「倒さない程度にラファエルと戦いつつ、ミカエルを仕留める」
決着の時は近い。
――と、この時は思っていた。
◇
「クソッ! 崩せねぇ……!」
何度となく塔に挑戦するが、攻略できずにいた。
その理由は単純明快。
敵に知能が備わっているのだ。
例えばゲームの場合、敵の動きはプログラムされている。
どれだけ複雑そうに見えても、必ず癖が存在するものだ。
しかし、天使達は違う。
俺の考えを読み、それに合わせて動いてくる。
こちらが対策を練れば、対策の対策を実行してくるのだ。
故に失敗する。
仕様は分かっているのに上手くいかない。
気がつくと撤退の回数は10回を超えていた。
「文人じゃん、今日も挑むのか?」
最近はこんな感じで話しかけられることが増えた。
足繁く塔に通うせいで知れ渡っているのだ。
俺が本気でクリアしようとしている、と。
しかし、皆は俺のレベルを知らない。
だから、無知な若造が馬鹿をしていると思われていた。
「今回は攻略できそうな気がするんだよ」
「ははは、どうやらお前はレベル差補正のことを知らないようだな」
話しかけてきた男の冒険者が笑う。
「レベル差補正なら知ってるよ」
ヘルプで読んだし、実際に体験したこともある。
そして、最近では多くの冒険者からその話を聞かされた。
「いや、お前は分かっちゃいねぇよ」
「そうなのか?」
もしやレベル差補正には俺の知らない仕様があるというのか?
興味が湧いてきた。
「そうさ。レベル差補正というのはだな、10以上の差があるとダメージを受けなくなることをいうんだ。だから仮にお前が最強だったとしても、塔をクリアするには最低でも40レベルは必要なわけだ。40レベルなんて常人に到達できる境地じゃねぇ。ましてやお前みたいなもやしっ子なら論外だ。レベルはどうせ20かそこらだろ?」
「ま、まぁな、そんなところだ」
本当は59レベルだ。
「だったら挑むだけ無駄だから諦めたほうがいいぜ」
「ふむ」
「それか挑むにしてもレベルを上げることだな。絶対にクリアできるレベルまで」
「絶対にクリアできるレベル? どういうことだ?」
食い気味の俺。
そんなレベルがあることなど知らなかった。
「レベル差補正だよ。たった今しがた話しただろ」
「へ?」
俺の頭上に疑問符が浮かぶ。
「要するに60まで上げろってことだ。塔の敵は最大でも50レベルだから、60まで上げたらどんな攻撃も通用しない。俺や文人みたいな一般人でも絶対に勝つことが可能だぜ」
「…………」
「ま、そこまで上げられたら苦労しないんだけどなぁ!」
男は「ガハハ」と笑いながら去って行く。
(期待した俺が馬鹿だったな)
どうやら先ほどの男は仕様を誤解しているようだ。
レベル差補正の仕様が通用するのは雑魚が相手の時だけである。
ボスに対しては話が違うのだ。
初めて塔に挑んだ時の阿修羅戦みたいに、俺が格下の場合はレベル差補正が発動して、こちらの攻撃は一切通用しなくなる。
しかし逆に俺が格上の場合は、レベル差がいくらあろうと関係ないのだ。
それ故に、今の俺ですらレベル5のボスゴブリンと戦えば普通に怪我をする可能性がある。
ボスが相手の場合、絶対に勝てるレベルというのは存在しない。
だが……。
「レベル差補正か、その手があったな」
俺のレベルが60になれば、ミカエル以外にはレベル差補正が発動するはずだ。
そうすれば、実質的にミカエルとタイマンのような状態になる。
他の天使がどれだけ攻撃しようと、着ている制服の繊維すら傷つけられないから。
「レベル60にしてから挑むか」
ということで、今日はレベルを上げることにした。
――――……。
「ふぅ」
適当なダンジョンで狩りして60レベルに到達。
これで準備は整った。
「明日はクリアさせてもらうぜ」
意気込みながらその日を終える。
しかし次の日、塔の50階で俺はこう言うことになった。
「クソッ、撤退だ!」
そう、またしても失敗したのだ。
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