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019 模擬戦
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千年騎士団のギルドホームは、事前申告通り僻地にあった。
もしもここが地球なら自動車がなければ来られないだろう。
最寄りのコンビニまで1時間以上を要するはずだ。
そんな何もない更地ばかりのところに、体育館のような建物が佇んでいた。
馬車に乗り放題なこの世界ならではの立地と言える。
「今日は休みなんだろ? その割に賑やかそうだな」
閉ざされたホームの扉の向こうから声が聞こえる。
何かがぶつかるような音もしていて、盛り上がりが感じられた。
「休みの日でも鍛錬を惜しまないからね、ウチのメンバーは」
リゼルによると、千年騎士団の活動は週4日だ。
それ以外の日は休みなので、どう過ごそうが各自の自由である。
だから休日の今日、リゼルはソロでダンジョンに挑んでいた。
「おっ!」
「リゼルじゃん!」
「休みの日に来るのは珍しいねー!」
扉の向こうには10人の冒険者がいた。
全員が手に木製の武器を持っている。
10人どころか30人で使うにしても広すぎる室内で模擬戦中のようだ。
「そっちの人はー? 新入り?」
長い黒髪の女が俺を見る。
「新入りっていうか見学だよ」
「そーなんだ!」
「すると少し緩めたほうがいいかな? 初見さんの前で普段の模擬戦をしちゃったらガチ過ぎて引いちゃうんじゃねぇ?」
こんがり日焼けした肌のアフロ男が笑いながら言う。
アフロで嵩増ししていることもあり、かなりの長身だ。
アフロ補正込みで190近い。
「気にしないでいいよ、ジャスパー。遠慮なく続けてちょうだい」
「本当に大丈夫かよー? この前もそう言って新入りを逃したじゃん!」
「それは私じゃなくてあんたが連れてきた人でしょ! あんたがガチで模擬戦しろって言うからしたらビビって逃げたんじゃないの!」
「同じようにならないといいけどなぁ!」
リゼルが「ふっ」と笑う。
「この冒険者……文人は別格だから安心して。というより、全力のところを見せてもぬるすぎて引いちゃうかもね」
「マジかよ! そんなにつえーの?」
「私より断然ね」
ジャスパーがピューっと口笛を吹き、近づいてくる。
「なぁ俺と模擬戦しようぜ、文人!」
「模擬戦か」
「やったことあるか?」
「いや、ないな」
「ルールは簡単だ。木の武器で戦い、客観的に見て勝敗が決した状態になれば終了。動ける範囲に制限は設けていないけど、常識の範囲内にとどめてくれよな」
「なるほど」
ルールが大雑把なのはメンバーが大人だからだろう。
屁理屈をこねてガキくさいことをする奴がいないわけだ。
「どうだ? 俺と戦ってその実力を見せてくれよ」
「やめといたほうがいいよ、ジャスパー。あんた、秒でこてんぱんにされるから」
リゼルが忠告する。
ジャスパーは「だからいいんじゃないか」と笑う。
「期待に応えられるか分からないが、模擬戦をさせてもらうよ」
俺は引き受けることにした。
模擬戦をする経験なんて二度とないかもしれない。
だから味わっておかないと。
「そうこなくちゃ! 武器はどうする?」
「木剣を二つ頼む。二刀流なんだ」
「剣の二刀流か、ゲームのキャラみたいだな」
ジャスパーが木剣を渡してきた。
「ま、そんなところだ。攻撃が最大の防御って考えでね」
「それには同感だが、俺は剣との相性がいいぜ」
ジャスパーの武器は2メートルを超える大きな薙刀だ。
俺とのリーチ差は倍近い。
「準備は整ったな、真ん中に移動しよう」
ジャスパーの指示に従ってホームの真ん中に移る。
俺とジャスパーの周囲を他の連中が囲んだ。
「リゼル、そんなに強いの? 彼」
黒髪の女がリゼルに尋ねる。
「とんでもなくね。リザードマンの大空洞の雑魚を瞬殺していたし、直接見たわけじゃないけどボスもあっさり倒していたから」
「えっ、ソロで!?」
「そうよ」
「信じられない……そんな人間が存在するなんて……」
「だから私も声をかけずにはいられなかったの」
リゼル達が話している間、俺は武器の感触を確かめていた。
その場で軽く振ったり握り直したりを何度も繰り返す。
そうすることで手に馴染ませ、想像しやすくしていた。
「どうした文人、突っ込んできていいぜ」
ジャスパーは既に臨戦態勢だ。
顔は笑っているが、相当の気迫が伝わってくる。
隙らしい隙は見当たらず、対峙しているだけで手練れと分かった。
「その見た目で受け身なのか、あんた」
「安全第一が俺のモットーなんでな、まずは様子見さ。それとも俺から攻めたほうがいいか?」
「いや、問題ない。行くぞ」
歩いて距離を詰めていく。
ジャスパーはその場で構えたままだ。
(アイテムの使用について聞き忘れたな)
強者との戦闘になるとアイテムを使うことが多い。
なので全力を出すには何かしらのアイテムが必要になるのだが……。
(ま、いっか。どうせ禁止だろうし)
ジャスパーとの距離が5メートルまで縮まったところで駆け出す。
「見えたッ!」
ジャスパーは薙刀を水平に寝かせて振るう。
武器の大きさに反して、モーションが小さくて隙が少ない。
それでも問題なかった。
俺はジャスパーの攻撃に合わせて右の剣を投げる。
そして、空いた右手でジャスパーの薙刀を止めた。
刃の部分に触るのはマナー違反だと思ったので、柄の部分を握る。
「なっ、剣を……!」
ジャスパーは体を左に傾けて木剣を回避。
だが、彼の体が流れた先には――。
「俺の勝ちってことでいいかな?」
――左の剣が待っていた。
寝かせた刃がジャスパーの首に触れている。
実戦だったら彼の頭は宙を舞っていただろう。
「マジかよ……」
愕然とするジャスパー。
「余裕とは思ったけどこれほどとは……」
リゼルも驚愕している。
「ジャスパーですら手も足も出ないなんて……」
他の連中もざわついていた。
「俺の負けだ、文人。お前すげーな! 俺の動きを読んでいたのか?」
「いや、状況に合わせて動いただけだよ」
木剣を床に置いてジャスパーと話す。
「俺さぁ、これでもギルドだと2番目か3番目に強いんだぜ」
「そうだったのか」
そりゃ周囲がざわつくわけだ。
「ま、お前からすると雑魚過ぎたよな、すまねぇ」
「そんなことないさ。いい攻撃だったと思う」
レベル15のボスくらいならソロで圧倒できそうな強さだった。
リゼルが苦戦していたリザードマンの群れにも勝てるだろう。
「ジャスパーが2番手だとして、1番手は誰なんだ?」
「そりゃこのギルドを作ったフリックさ。俺より断然強いぜ」
ジャスパーが「おっ」と扉に目を向ける。
「噂をすればそのフリックが来たぜ」
もしもここが地球なら自動車がなければ来られないだろう。
最寄りのコンビニまで1時間以上を要するはずだ。
そんな何もない更地ばかりのところに、体育館のような建物が佇んでいた。
馬車に乗り放題なこの世界ならではの立地と言える。
「今日は休みなんだろ? その割に賑やかそうだな」
閉ざされたホームの扉の向こうから声が聞こえる。
何かがぶつかるような音もしていて、盛り上がりが感じられた。
「休みの日でも鍛錬を惜しまないからね、ウチのメンバーは」
リゼルによると、千年騎士団の活動は週4日だ。
それ以外の日は休みなので、どう過ごそうが各自の自由である。
だから休日の今日、リゼルはソロでダンジョンに挑んでいた。
「おっ!」
「リゼルじゃん!」
「休みの日に来るのは珍しいねー!」
扉の向こうには10人の冒険者がいた。
全員が手に木製の武器を持っている。
10人どころか30人で使うにしても広すぎる室内で模擬戦中のようだ。
「そっちの人はー? 新入り?」
長い黒髪の女が俺を見る。
「新入りっていうか見学だよ」
「そーなんだ!」
「すると少し緩めたほうがいいかな? 初見さんの前で普段の模擬戦をしちゃったらガチ過ぎて引いちゃうんじゃねぇ?」
こんがり日焼けした肌のアフロ男が笑いながら言う。
アフロで嵩増ししていることもあり、かなりの長身だ。
アフロ補正込みで190近い。
「気にしないでいいよ、ジャスパー。遠慮なく続けてちょうだい」
「本当に大丈夫かよー? この前もそう言って新入りを逃したじゃん!」
「それは私じゃなくてあんたが連れてきた人でしょ! あんたがガチで模擬戦しろって言うからしたらビビって逃げたんじゃないの!」
「同じようにならないといいけどなぁ!」
リゼルが「ふっ」と笑う。
「この冒険者……文人は別格だから安心して。というより、全力のところを見せてもぬるすぎて引いちゃうかもね」
「マジかよ! そんなにつえーの?」
「私より断然ね」
ジャスパーがピューっと口笛を吹き、近づいてくる。
「なぁ俺と模擬戦しようぜ、文人!」
「模擬戦か」
「やったことあるか?」
「いや、ないな」
「ルールは簡単だ。木の武器で戦い、客観的に見て勝敗が決した状態になれば終了。動ける範囲に制限は設けていないけど、常識の範囲内にとどめてくれよな」
「なるほど」
ルールが大雑把なのはメンバーが大人だからだろう。
屁理屈をこねてガキくさいことをする奴がいないわけだ。
「どうだ? 俺と戦ってその実力を見せてくれよ」
「やめといたほうがいいよ、ジャスパー。あんた、秒でこてんぱんにされるから」
リゼルが忠告する。
ジャスパーは「だからいいんじゃないか」と笑う。
「期待に応えられるか分からないが、模擬戦をさせてもらうよ」
俺は引き受けることにした。
模擬戦をする経験なんて二度とないかもしれない。
だから味わっておかないと。
「そうこなくちゃ! 武器はどうする?」
「木剣を二つ頼む。二刀流なんだ」
「剣の二刀流か、ゲームのキャラみたいだな」
ジャスパーが木剣を渡してきた。
「ま、そんなところだ。攻撃が最大の防御って考えでね」
「それには同感だが、俺は剣との相性がいいぜ」
ジャスパーの武器は2メートルを超える大きな薙刀だ。
俺とのリーチ差は倍近い。
「準備は整ったな、真ん中に移動しよう」
ジャスパーの指示に従ってホームの真ん中に移る。
俺とジャスパーの周囲を他の連中が囲んだ。
「リゼル、そんなに強いの? 彼」
黒髪の女がリゼルに尋ねる。
「とんでもなくね。リザードマンの大空洞の雑魚を瞬殺していたし、直接見たわけじゃないけどボスもあっさり倒していたから」
「えっ、ソロで!?」
「そうよ」
「信じられない……そんな人間が存在するなんて……」
「だから私も声をかけずにはいられなかったの」
リゼル達が話している間、俺は武器の感触を確かめていた。
その場で軽く振ったり握り直したりを何度も繰り返す。
そうすることで手に馴染ませ、想像しやすくしていた。
「どうした文人、突っ込んできていいぜ」
ジャスパーは既に臨戦態勢だ。
顔は笑っているが、相当の気迫が伝わってくる。
隙らしい隙は見当たらず、対峙しているだけで手練れと分かった。
「その見た目で受け身なのか、あんた」
「安全第一が俺のモットーなんでな、まずは様子見さ。それとも俺から攻めたほうがいいか?」
「いや、問題ない。行くぞ」
歩いて距離を詰めていく。
ジャスパーはその場で構えたままだ。
(アイテムの使用について聞き忘れたな)
強者との戦闘になるとアイテムを使うことが多い。
なので全力を出すには何かしらのアイテムが必要になるのだが……。
(ま、いっか。どうせ禁止だろうし)
ジャスパーとの距離が5メートルまで縮まったところで駆け出す。
「見えたッ!」
ジャスパーは薙刀を水平に寝かせて振るう。
武器の大きさに反して、モーションが小さくて隙が少ない。
それでも問題なかった。
俺はジャスパーの攻撃に合わせて右の剣を投げる。
そして、空いた右手でジャスパーの薙刀を止めた。
刃の部分に触るのはマナー違反だと思ったので、柄の部分を握る。
「なっ、剣を……!」
ジャスパーは体を左に傾けて木剣を回避。
だが、彼の体が流れた先には――。
「俺の勝ちってことでいいかな?」
――左の剣が待っていた。
寝かせた刃がジャスパーの首に触れている。
実戦だったら彼の頭は宙を舞っていただろう。
「マジかよ……」
愕然とするジャスパー。
「余裕とは思ったけどこれほどとは……」
リゼルも驚愕している。
「ジャスパーですら手も足も出ないなんて……」
他の連中もざわついていた。
「俺の負けだ、文人。お前すげーな! 俺の動きを読んでいたのか?」
「いや、状況に合わせて動いただけだよ」
木剣を床に置いてジャスパーと話す。
「俺さぁ、これでもギルドだと2番目か3番目に強いんだぜ」
「そうだったのか」
そりゃ周囲がざわつくわけだ。
「ま、お前からすると雑魚過ぎたよな、すまねぇ」
「そんなことないさ。いい攻撃だったと思う」
レベル15のボスくらいならソロで圧倒できそうな強さだった。
リゼルが苦戦していたリザードマンの群れにも勝てるだろう。
「ジャスパーが2番手だとして、1番手は誰なんだ?」
「そりゃこのギルドを作ったフリックさ。俺より断然強いぜ」
ジャスパーが「おっ」と扉に目を向ける。
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