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第1幕:ホーンド街のゴブリン襲撃事件と生け贄伝承
第5話:掘り起こされた”本”を編集
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3日後の朝。小さな街の宿の一室小さな食卓でハコミはクライブとこの宿の主人であるビンベ、そしてビンベの娘ソフィーの4人で食事を摂っていた。皿に乗せられたハコミは皿に盛られた肉と野菜を挟んだパンを頬張り、暖かなミルクスープでパンの破片を喉へと流し込む。塩味が効いていて暖かな食事、僅かな時間でそれらはあっという間に食卓から各々の胃の中へと消えていく。
「ビンベさん、ソフィーさん。ごちそうさまでした」
ハコミは手を合わせて礼を告げる。
ビンベはニッコリと笑うと食卓の皿を片付け始める。
「ああ、うちの食事を気に入って貰えて良かったよ。今日もまたそこに行くのかい?」
「はい!」
「まだ小さいのに1人で旅をしながら勉強だって? 本当に偉いねぇ、ハコミちゃんは。おい、クライブ、お前もこの子を少しは見習ってうちの宿のことを勉強したらどうだ? ほら、ソフィーも黙ってないでクライブに言ってやれよ」
「えっ、いやお父さん。急に話を振ってこないでよ」
「あっ、そろそろ行かないと! 叔父さん、ごちそうさまでした!」
「あっ、おい! クライブ、まだ話は終わってないぞ!」
説教から逃れるべく、クライブは大急ぎで部屋から走り去る。
その様子を見てビンベは大きくため息を吐きながら肩を落とす。
「ああ、まったくアイツときたら…。”あんなこと”言わなきゃ良かったよ」
「あんなこと、ですか?」
「ああ。冒険家になってお宝探ししたい、なんて戯言をいうモンだから”だったら今すぐ俺の納得できる宝物を持ってこい”ってな。17にもなってなにを考えてるんだか。ソフィーからもあいつに言ってやってくれよ。クライブに惚れてんだろ? だったら”私とこの街に居て”って言ってやれよ、な?」
「ちょ、お父さん!? もう、最低っ!」
ソフィーは顔を赤らめながら部屋から出て行く。
残されたハコミとクライブはしばし無言で見つめ合うが、その空気に耐えられずにハコミはそっと椅子から立ち上がると、自身の使っていた皿を丁寧に重ねてぺこりと頭を下げる。
「えぇっと…。じゃあ、出掛けますね」
そしてハコミもまた部屋の外へと出て行き、残されたビンベは大きくため息を吐きながら皿を洗い始めるのだった。
*********
「ごめん、待たせた」
ハコミは淡い黄色の上着にスカートの下にズボンを履いた格好で駆けていく。
そんなハコミの格好を通りすがりの町民は少しだけ気に掛けるような視線を向けるが、すぐさま視線を反らす。
「…まあ、俺が飛び出してきただけですし」
ハコミは先に往来へと出ていたクライブを見つけると手を振って合図を送る。
クライブは不服そうに反応すると連れ立って”資料室”へと向かう。
「…あんなカビ臭いところ、よく何時間も居れますね」
「”元”居た自分の部屋も似たようなものだったからね。それにああいう空間が好きだからね」
そして2人は”資料室”のある建物の中へと入る。連日、ハコミは埃が積もって薄暗いあの資料室へと通い詰めていた。そのハコミに”脅される形”でクライブは文字の読み書きを教えるために一緒に一日中その部屋で過ごしていたのであった。また”時間がもったいない”とのハコミの提案により、勉強を兼ねてハコミが広げた書物の単語の読み方や、書き方、意味などをつきっきりで教えてもらっていた。
そして朝からこの資料室に籠もり、日が暮れ始めた頃にクライブはじっとハコミの顔を見つめる。
何か言いたげなその顔に横目でハコミは気がつくと、広げていた本から顔を上げる。
「…ところで、ハコミ、さん」
「んー? ああ、もう呼び捨てでも良いよ。それに見るからに年下の俺に敬語なんて使っていたらおかしいから敬語もなしで」
「えーっと、ハコミ。質問があるんだけど」
「うん?」
「君、この前に”異世界”からやってきたって言ったよね? 元の世界に戻りたいとか思わない、の?」
「いや、まったく? 俺は伝承に出てくるような世界で伝承研究が出来るなんて夢のように思ってるよ」
「いや、そういうことじゃなくて」
「両親もいない、兄弟だっていない。未練になるようなものはどっちにしろないさ。それよりか俺はこの世界で”研究収集”できる喜びのがすごいよ。 っ!?」
ハコミの言葉は途中で途切れる。咄嗟にハコミはクライブの服を掴むと、小さな机の下へと押し込む。そして自身も机の下に潜ろうとするが、その瞬間。
「うわっ!?」
響くクライブの叫び声。その叫び声などかき消すほどの家鳴りと轟音、そして揺れが2人へと襲いかかってくる。建物は悲鳴を上げ、本棚は轟音を立てて倒れて本棚に納められていた本は宙をトンボのように飛び回る。下から突き上げられるような、横から揺さぶられるような揺れにクライブはじっとただただ机の下で耐えるのみであった。
「…?」
いつの間にやら、クライブは気がつくと揺れが収まっていた。
恐る恐る机の下から這い出るとそこは先ほどまでと一変しており、本棚はドミノ倒しのように倒れて本は層になって吹き飛んでいた。
「…タスケテ」
小さな声が本に埋もれた一角からクライブの耳へと入る。クライブは大急ぎでその本をどかすと、そこには”木箱”があった。見覚えのある木箱、そしてその木箱はすぐさまハコミへと変化する。
「あっっぶな! 2回目の死因も本棚に潰されてとか洒落にならないよ…」
「…」
クライブはその様子をじっと見つめていたが、ふとハコミの近くに落ちている黄ばんだ古い本が目に入る。それに釣られてハコミもまたクライブの視線の先の、開かれた本へと目を落とす。シミが至る所について手書きの文字も擦れ掛かった、いつからあるのか分からないような1冊の本。そこには何かの説明文と”箱”のようなものが描かれていた。
「”人食い箱”ミミック…?」
ハコミはゆっくりと、たどたどしくだが本に書かれた内容をぽつりと口に出す。
そしてその本を拾い上げると、内容を読み上げるのであった。
「ビンベさん、ソフィーさん。ごちそうさまでした」
ハコミは手を合わせて礼を告げる。
ビンベはニッコリと笑うと食卓の皿を片付け始める。
「ああ、うちの食事を気に入って貰えて良かったよ。今日もまたそこに行くのかい?」
「はい!」
「まだ小さいのに1人で旅をしながら勉強だって? 本当に偉いねぇ、ハコミちゃんは。おい、クライブ、お前もこの子を少しは見習ってうちの宿のことを勉強したらどうだ? ほら、ソフィーも黙ってないでクライブに言ってやれよ」
「えっ、いやお父さん。急に話を振ってこないでよ」
「あっ、そろそろ行かないと! 叔父さん、ごちそうさまでした!」
「あっ、おい! クライブ、まだ話は終わってないぞ!」
説教から逃れるべく、クライブは大急ぎで部屋から走り去る。
その様子を見てビンベは大きくため息を吐きながら肩を落とす。
「ああ、まったくアイツときたら…。”あんなこと”言わなきゃ良かったよ」
「あんなこと、ですか?」
「ああ。冒険家になってお宝探ししたい、なんて戯言をいうモンだから”だったら今すぐ俺の納得できる宝物を持ってこい”ってな。17にもなってなにを考えてるんだか。ソフィーからもあいつに言ってやってくれよ。クライブに惚れてんだろ? だったら”私とこの街に居て”って言ってやれよ、な?」
「ちょ、お父さん!? もう、最低っ!」
ソフィーは顔を赤らめながら部屋から出て行く。
残されたハコミとクライブはしばし無言で見つめ合うが、その空気に耐えられずにハコミはそっと椅子から立ち上がると、自身の使っていた皿を丁寧に重ねてぺこりと頭を下げる。
「えぇっと…。じゃあ、出掛けますね」
そしてハコミもまた部屋の外へと出て行き、残されたビンベは大きくため息を吐きながら皿を洗い始めるのだった。
*********
「ごめん、待たせた」
ハコミは淡い黄色の上着にスカートの下にズボンを履いた格好で駆けていく。
そんなハコミの格好を通りすがりの町民は少しだけ気に掛けるような視線を向けるが、すぐさま視線を反らす。
「…まあ、俺が飛び出してきただけですし」
ハコミは先に往来へと出ていたクライブを見つけると手を振って合図を送る。
クライブは不服そうに反応すると連れ立って”資料室”へと向かう。
「…あんなカビ臭いところ、よく何時間も居れますね」
「”元”居た自分の部屋も似たようなものだったからね。それにああいう空間が好きだからね」
そして2人は”資料室”のある建物の中へと入る。連日、ハコミは埃が積もって薄暗いあの資料室へと通い詰めていた。そのハコミに”脅される形”でクライブは文字の読み書きを教えるために一緒に一日中その部屋で過ごしていたのであった。また”時間がもったいない”とのハコミの提案により、勉強を兼ねてハコミが広げた書物の単語の読み方や、書き方、意味などをつきっきりで教えてもらっていた。
そして朝からこの資料室に籠もり、日が暮れ始めた頃にクライブはじっとハコミの顔を見つめる。
何か言いたげなその顔に横目でハコミは気がつくと、広げていた本から顔を上げる。
「…ところで、ハコミ、さん」
「んー? ああ、もう呼び捨てでも良いよ。それに見るからに年下の俺に敬語なんて使っていたらおかしいから敬語もなしで」
「えーっと、ハコミ。質問があるんだけど」
「うん?」
「君、この前に”異世界”からやってきたって言ったよね? 元の世界に戻りたいとか思わない、の?」
「いや、まったく? 俺は伝承に出てくるような世界で伝承研究が出来るなんて夢のように思ってるよ」
「いや、そういうことじゃなくて」
「両親もいない、兄弟だっていない。未練になるようなものはどっちにしろないさ。それよりか俺はこの世界で”研究収集”できる喜びのがすごいよ。 っ!?」
ハコミの言葉は途中で途切れる。咄嗟にハコミはクライブの服を掴むと、小さな机の下へと押し込む。そして自身も机の下に潜ろうとするが、その瞬間。
「うわっ!?」
響くクライブの叫び声。その叫び声などかき消すほどの家鳴りと轟音、そして揺れが2人へと襲いかかってくる。建物は悲鳴を上げ、本棚は轟音を立てて倒れて本棚に納められていた本は宙をトンボのように飛び回る。下から突き上げられるような、横から揺さぶられるような揺れにクライブはじっとただただ机の下で耐えるのみであった。
「…?」
いつの間にやら、クライブは気がつくと揺れが収まっていた。
恐る恐る机の下から這い出るとそこは先ほどまでと一変しており、本棚はドミノ倒しのように倒れて本は層になって吹き飛んでいた。
「…タスケテ」
小さな声が本に埋もれた一角からクライブの耳へと入る。クライブは大急ぎでその本をどかすと、そこには”木箱”があった。見覚えのある木箱、そしてその木箱はすぐさまハコミへと変化する。
「あっっぶな! 2回目の死因も本棚に潰されてとか洒落にならないよ…」
「…」
クライブはその様子をじっと見つめていたが、ふとハコミの近くに落ちている黄ばんだ古い本が目に入る。それに釣られてハコミもまたクライブの視線の先の、開かれた本へと目を落とす。シミが至る所について手書きの文字も擦れ掛かった、いつからあるのか分からないような1冊の本。そこには何かの説明文と”箱”のようなものが描かれていた。
「”人食い箱”ミミック…?」
ハコミはゆっくりと、たどたどしくだが本に書かれた内容をぽつりと口に出す。
そしてその本を拾い上げると、内容を読み上げるのであった。
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