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第1章
第二話 神とのやりとり
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「はじめまして、あなたは神様ですか?」
私は愛想よく話しかけてみた。
「そうなんですけど、お取り込み中でしたか?すごい独り言が聞こえましたが・・・」
神はマネキンに翼の生えたシンプルな姿であった。しかし、感情の起伏はわかりやすい。戸惑うと青い縦線が顔に浮かぶ。シンプルだ。翼の生えたペプ○マンだ。
「いえいえ 早速これからの話をしましょうよ!」
私はきっとワクワクした子供のような表情に違いない。
「わかりました。あなたは他者に一方的に人生を終わらされたため、つぎの人生に行くにあたって好きな能力、境遇を与えられる特典が付きます。」
「そういうのを待ってたのよ!」
うれしさが止まらない。私は早速ズボンの中から準備していたメモ書きを取り出し、神にわたした。いつ準備してたかったって?死ぬ前?
「これは?」
神が戸惑う。眉毛が浮き出て眉間にシワを寄せてメモを眺める
「どうどう?」
ワクワク
「可能ですね。しかしメモを描いてきた人間は初めてですよ」
神から青い縦線とため息の記号が出る。
「やったー!!」
誤解のないように言っておくが普段はこんなに感情はださない。人生において自分のほしい能力が与えられるというビックイベントだ。これくらい喜んでもいいでしょう。
「では、望み通りに。アフターサービスも承っているので教会にいって祈りを捧げれば、いつでもわたしに会えます。そのときに教えてくだいさい。」
「はい。わかりました!」
アフターサービス!なんと心地のいい言葉だろうか。そう思いながらわたしの意識はふっと消えた。
私は愛想よく話しかけてみた。
「そうなんですけど、お取り込み中でしたか?すごい独り言が聞こえましたが・・・」
神はマネキンに翼の生えたシンプルな姿であった。しかし、感情の起伏はわかりやすい。戸惑うと青い縦線が顔に浮かぶ。シンプルだ。翼の生えたペプ○マンだ。
「いえいえ 早速これからの話をしましょうよ!」
私はきっとワクワクした子供のような表情に違いない。
「わかりました。あなたは他者に一方的に人生を終わらされたため、つぎの人生に行くにあたって好きな能力、境遇を与えられる特典が付きます。」
「そういうのを待ってたのよ!」
うれしさが止まらない。私は早速ズボンの中から準備していたメモ書きを取り出し、神にわたした。いつ準備してたかったって?死ぬ前?
「これは?」
神が戸惑う。眉毛が浮き出て眉間にシワを寄せてメモを眺める
「どうどう?」
ワクワク
「可能ですね。しかしメモを描いてきた人間は初めてですよ」
神から青い縦線とため息の記号が出る。
「やったー!!」
誤解のないように言っておくが普段はこんなに感情はださない。人生において自分のほしい能力が与えられるというビックイベントだ。これくらい喜んでもいいでしょう。
「では、望み通りに。アフターサービスも承っているので教会にいって祈りを捧げれば、いつでもわたしに会えます。そのときに教えてくだいさい。」
「はい。わかりました!」
アフターサービス!なんと心地のいい言葉だろうか。そう思いながらわたしの意識はふっと消えた。
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